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2000-07-29

CD「ハヤブサ」 スピッツ

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ハヤブサ

ハヤブサ

はーい、お待たせ。スピッツの新作レビューですよ。だいたい今20周ぐらい聴いたところ。でも一回目と印象変わらず。これはあれだ! 前代未聞の大傑作だ!


何度でも繰り返し言うけど、僕は「インディゴ地平線」「フェイクファー」「99ep」「ホタル」の間のスピッツって言うのは迷走状態だったと思うんですよ。長年の付き合いであるプロデューサー笹路正徳を離れて、ほぼセルフプロデュースに戻ったこともあり、バンドとしての今まで以上の強い結束と自立が必要になったり、「チェリー」や「ロビンソン」の爆発的なヒットにより、そのイメージに固定されないように早く新しい打ち出しを焦ったり、必要以上にロックっぽい骨太な音づくりにいそしんだり。それらは完成度の意味において非常に前向きに働き、商品パッケージとしてスキのないかっちりとしたモノを作り上げるに至りました。でもそれってどうなんだー?って僕は思っていた。どれもすごい力作だし、誰にも簡単には追い抜けないモノがそこにはあったけど、わざわざ「スピッツ」がやらなくてもいいんじゃないか? 自立心と責任感を強く感じるあまりに「スピッツ」本来の良さから離れつつあるんじゃないか、とそう思ったわけです。


まぁね、人はどんどん変わっていくし、そんなの古くからのファンの「そうあって欲しい妄想」に過ぎない部分もあるわけだから、あまり大きな声では言わないように注意してたんだけど、正宗の最近のインタビューを見ていたら「99epは自分でもよくできたと思えないし、最近のスピッツスピッツが薄くなっていたような気がする」という主旨のことを答えていて、その「スピッツが薄くなっていた」って感覚にものすごいシンクロ。そーなんだよ、正宗自身がそう感じてくれてたなら僕はもう曲を聴かなくたって、遠くの恋人が愛を信じてくれるように感動の涙だよーって思ったよ。


「メモリーズ」を聴くと、パーッと心の霧が晴れていくように、今までの迷走状態が終わって、かっちりとその先の道を示唆してくれた。新しくて懐かしい(僕の知っている)スピッツがそこにいたんだ。ニューアルバム「ハヤブサ」を聴いても同じように、懐かしさだけじゃない「濃い」スピッツが、13曲なんて言う膨大な曲数の中で自由に楽しく飛び跳ねているのが見える。まるで霧の過去を振り切るように一曲目はイントロも短く「今」なんていう象徴的なタイトルから始まる。

ありがとう なぜか 夏の花
渚の気まぐれな風を受け
噛み痕 どこに残したい?


「この花を渡せたら それが人生だ」とまるで何か生き急ぐようにうそぶいたインディゴ地平線、「慣れない道を歩くもう一度、闇も白い夜」と、音の強さに対し心細さと諦めの詞が目立ったフェイクファー、でもそんなのはずっと過去のことで「ありがとう」っていう現在をもっとも肯定する言葉で始まる。もうその認識と確認だけでこのアルバムは完成しちゃってていいんだ。


くすぐったくて、弱っちくて、うれし恥ずかしいスピッツの世界が、まるで夕暮れの坂道を転げていくように弾けてる。プロデューサー石田小吉が見せる正宗の泣きメロを強調したアレンジが、テクニックのあざとさよりも一般的に素直な「スピッツのよさ」を上手に届かせる。豊かな中音域、説得力を増したヴォーカル、へなちょこ風アレンジに強調される楽曲のシンプルな骨太さ。まるで誰かになりたくてしょうがなかった中高生のジレンマが、自分は自分でいいじゃんって、ある日鏡を見て気づいたような、そんな肩の力の抜け具合が、13曲というボリュームの割に、風通しをよくしていて、何度繰り返し聞いても、もっともっと聴いていたくなっちゃうんだ。


それはまるでファーストアルバムの鮮烈さ。「トンビ飛べなかった」とか「ビー玉」「夏の魔物」なんかを初めて聴いたときのあの感じ。「誰にでもわかる言葉で、嫌でもトリップさせてやる」って言っていた時の目の光り。僕の知る限りスピッツは縮小再生産でない本来の意味での「原点回帰」を成し遂げた唯一のバンドだと思う。最近スピッツを知った人にはもちろんオススメだし、昔からのファンは2枚買い必須。僕はもちろんとっくですわ。両手を広げて「おかえり! スピッツ!!」。

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2000-07-27

takanabe2000-07-27

夏風邪フィーバー

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しんどいよー、会社やすんじった。夏風邪フィーバー。せっかくなので先輩から借りた「シックスセンス」のDVDとか見ちゃう。この映画の出来のすばらしさは、監督のやる気が、脚本、キャスティング、演出、音楽、カメラ、特殊効果の各パートにちゃんと浸透していて、すごくまとまった作品に仕上がっているところ。気持ちの動き、色合い、緊張と緩和のリズムが音楽的に調和している感じ。なんかさー、今やっているあのCMとか、かなり面白いし、笑っちゃうし、インパクトあんだけど、映画の本編と全く正反対な姿勢はどうかと思ったよ。CMが面白くて、商品を手に取った人の気持ちはどこいくのよ。本編のシリアスなテーマが好きで、大事にしたかった人の気持ちはどこへ行くのよ。そんなことを考えた。DVDらしく特典映像てんこ盛りで、メイキングっぽいのや、監督が涙を飲んでカットしたいくつかのシーンなどで、作品の全体を立体的に把握できる。いーなーDVD。ステキだ。


マリオテニスも無事トーナメントクリア。もう卓球のようなテンションで、右に左に揺さぶって、そこへスマッシュ! 対戦相手を欲しがって腕がうずいてます。うずうず。


デジタルカメラが普通の人に買える値段でお店に並び始めた頃(95年頃)、なんでフィルムのカメラの代替品や、動画も撮れるっていう中途半端なビデオカメラのような展開しかしないんだろうと不思議だった。デザインもせっかくフィルムからの距離に捕らわれないで済むようになったはずなのに、カメラですって説明しているような形が多かったな。僕としてはデジタルカメラには、フィルムのカメラに出来ないことをどんどん追求していって欲しい。用途によってどんどん特化して、とんがった品揃えがあっていいと思うんですわ。またしてもソニーなんでうんざりだけど、ライターサイズのデジカメがやっとのこと登場。画素数競争なんて中身のないものからはどんどん脱却して、こういった違う視点から新しいモノがどんどん生まれるといい。犯罪に応用される危険も確かにあるけれども、暗い面なんか脅かすくらいの明るい夢の光で、未来を手に入れたいもんですな。

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2000-07-25

takanabe2000-07-25

ブックマーク的な

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トップスピンとスライススピンの打ち分けもこなれてきたタカナベです。マリオテニス面白すぎ。もう相手のサーブを待って、右にも左にも飛べる準備をしている時なんて、もうアレよ、コントローラーが完全にラケットになっている感じ。危うく、会社を休みそうになりました。いや、もちろん風邪の方でね、げほげほ。


おはスタ」に明和電気が出ていた。子供相手に通じるんだろうか? SAVAOのかぶり物をして、パチモクを操作したり、パラパラを踊ったりサービス満点。SAVAOって怖い顔だなぁと思ったら「13週目の胎児なんだっ!」って裏声で自己紹介。それって進化の上で魚の状態なんでしょうか。今日発売のCDのキャンペーンを全国のHMVでやるってさ。誰がターゲットなんだろう。子供?


会社に行ったら、同期のイケハヤ君が「スピッツのポスター欲しい人いる? 特にタカナベとか」と部署も違うのにオンライン上で何故か名指しで呼びかけるので、ありがたくちょうだいしに行く。っつううか、もう出てんだ「ハヤブサ」。午後出社だったんだから、レコード屋寄ってくればよかった。広げて見たポスターの正宗は、35とは思えない少年っぷりで、顔に確信に満ちた強さがあってたのもしかった。


ソニーがあまりにアグレッシブに未来への提案をガンガンやってくるので、出来るだけソニーを迂回しながら豊かな生活でいきたいもんだ、とここ数年は思っているわけですが、仕事柄、どうしても視野に飛び込んできてしまうのはもうしょうがないね。最近知ったのはコレ。eMaker。テレビやラジオで気になる曲が流れたときに「あ!コレコレ!」ってボタンを押すと、その情報が専用のブックマークになるんだって。で、パソコンにつなげてインターネットに入ると、さっきの曲の情報や、そのCDの通販にまで繋がるっていうサービス用の端末。ものすごいニーズがあるとは思えないけど「あ!コレコレ!」って言うときの気持ちに対しての、この手の平サイズがけっこういい感じかなぁとも思った。あとテレビ上で、別ウィンドウを開いて今あの女優の着ている服のカタログページにアクセス、みたいな方向もあるけど、この端末のようにしおりだけ挟んでおいて、あとで、っていう方がフツーの生活のリズムには合っている気がするね。つうかシーンが見える。前、福田君と話した未来の情報端末がどうあるべきかっていうちょっとしたブレインストーミングでも、何でもかんでも画像や音声を取り込むんじゃなくて、やっぱりブックマークのような「きっかけ」を条件付けで収集→あとで展開っていうのがアイディアとして出てたのを思い出したよ。シーンあってこその、ニーズとプロダクツ。マーケティングや時代の波からじゃなくて。


帰りに地元のレコード屋でスピッツの新作を買った。家に帰ってさっそく一通り聴いた。うれしい予感はばっちり当たっていて、ひとことで言えば「おかえり、スピッツ」だった。前作、前々作はかなり「さよなら」だったからねぇ。感慨深いや。仕事部屋にポスター貼っちゃおうかなぁ。もう少し気持ちがまとまったら、またレビューを書きます。しばし待たれよ。

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2000-07-24

ミートゥー

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月曜日でした。暑いし、風邪引いて世界は回っているしで、会社をさぼろうかと思ったけど、今日の占いカウントダウンでベスト3に、いや2位に入っていたら行ってやるよ、と賭けに出たもののよりによって2位だったりなんかして「“爽やかさ”が今日のテーマ。清潔第一で好感度UP 」とか書いてあったりすんのな。そっかー、じゃあ行くしかないなと思ったけど鼻垂れと爽やかさを両立すんのは無理なのでは?と会社に着いてから気が付いたのだった。わー、目が回るー。


でも、会社で面白いものを見つけた。

こないだのサミットで森首相クリントンに対して
「ハワユー」と言いたいところを誤って
「フーアーユー」と言ってしまったんだそうな。
びっくりしたクリントン、そこはさすがに
アイムヒラリーズ ハズバンド」とジョークで返す。
首相は「ハワユー」と言ったら
アイムファイン、アンドユー」と返すので
こう言えと習った通りに「ミートゥー」と答えた。


これ最高だよー。100点満点。ちょっと元気出ちゃった。


熱に任せていくつかの買い物。


アニメDVDアイアンジャイアント」(映像特典22分+人形+壁紙、スクリーンセーバー、メイキング+ゲームまで入って3400円!!)
ゲームソフトマリオテニス64」(CMを見ていて久々によだれが出るほど楽しそうに思えたゲーム、なんとテニスゲームなのにタイミングをなくし、ボールを打ち分ける戦略性を重視したという意欲作! ほぼ日の連載も要チェック)。
●文庫「バカドリル腹痛」(バカドリルXLの再編集、つまんなかった)。
●資料集「ターンAガンダム全記録集1」(シド・ミード(*1)は日本のデザインが(個性的で)いいと言っていたのが印象的。レイモンド・ローウィー(*2)の頃の蒸気機関車デザインのマシーンエイジ礼賛なSFチックデザインを引き合いにして、新幹線ラピート号のデザインが魅力的、と言う下りがぐっと来た、確かにSFだ。子供が思い出して描けるフォルムと言う意味でも優秀かも知れない)。
●CD「SAPPUKEI / ナンバーガール」(メジャーになってからのセカンドアルバム、たまたま点けたTVKにメンバーが出演していて「向井君の浮かんだ曲のイメージは、どんな風に他のメンバーに説明して伝えるんですか?」の問いに「あー、しないですね、説明ぜんぜん」とか答えていて爆笑。ステッカーとバッジ付きだった。音は言うまでもなくかっちょいい)。


*1:映画「ブレードランナー」等で知られるイラストレーター、工業デザイナー
*2:工業デザイナーの始祖と呼ばれる人。著書に「口紅から機関車まで」など。

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2000-07-20

ジェットセットラジオ

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.mp3初体験。それも音楽じゃなく「ペリー来航」で。このファイル結構有名なんだろうか、何回聞いてもすごすぎるわ。インターネットに繋がっていてこんなによかったと思ったこともめずらしいな。realplayerの最新版で読み込めるので、是非みなさんも歴史の重みを噛み締めてみてください。超無断リンク


ドリームキャスト用ソフト「ジェットセットラジオ」を買った。中古屋さんで4500円だったのを知っていたので、少ないボーナスを握りしめて行ったら、中学生の男の子がちょうど手に取って、今まさにレジに運ぼうとしているところだった。ちくしょー、思い直してまた棚に置かないかなぁ、あんまり面白くないかもよ? 置けー!と恨めしい顔で柱の影から様子をうかがっていると、友達同士で顔を寄せ合い、財布の隅々からありったけの小銭をかき集めて4500円を捻出していた。あー、こういう子達がゲーム業界を支えてくれてるんだなぁと思うとちょっとグッと来て、社会人である僕(つうかその前にゲーム会社の人)は定価で買わなくちゃいけないような気になりました。新品には緑色の特製ハンカチが付いてきた。これでトイレに行ってもズボンで拭かないで済むよ。ありがとうセガ


肝心の内容は町中に自分のチームのマークをペイントして、追いかけてくる機動隊からローラーブレードで逃げ回るというアクションゲーム。そのペイントする画像を、モデム内蔵のドリームキャストはネット上の.jpeg画像なら何でもオッケーにしてしまうのだった。エロもグロも痛烈な社会批判でも何でもオッケー。僕もラヴフールのロゴや自己紹介の写真をさっそくペイント。CGによる仮想の街がどんどん自分の匂いで塗られていくような、そういう不思議な新鮮さにどきどきでした。


でもすぐに大事なことに気が付いた。ある閉じたゲーム性にネット上のコンテンツを含むプラグイン的な可能性(追加ディスクやまったくジャンルの違うソフトのクロスオーバー的な楽しみ方)を加味するっていう提案って、年会費を3万も払ったロクヨンDDこそやるべき内容なんじゃないのか? ディスクにあらかじめもうけられた32メガ分の余白なんて、ネット上の画像や、それこそマリオペイントなんて言うツールで描いたモノを有機的に他のゲームに持ち込むのにうってつけだし、そう言う風に使うための設計のはずなのに、今なおそう言った使い方を提案する気配もないのはどういうことだろう。このままフェイドアウトなんかしたらぶっ飛ばしもん。10万人を巻き込む壮大な実験場、と言い張った最初の心意気をはやく見せて欲しいもんだ。



あと今日アップルのサイト行きました? アメリカマックのラインナップがまたまた一新。iMacはさらに高性能になって色が今までのキャンディっぽい色から、はっきりくっきりした色に変更。G4のラインナップには兼ねてから噂のcubeがついに登場。なんと今までのミニタワー型の4分の1の体積で、その名の通り立方体。これかわいいなぁ、買っちゃうかも。でもそんなことよりなによりすごかったのはあの悪名高いマウスキーボードを早くも刷新したこと。マウスは小さい丸形から、また手になじんだ形に戻った上に光学式に変更、キーボードは押しにくかった様々な便利ボタンをちゃんとフルサイズに戻したみたい。ユーザーの声が届いているっていう気がしたよ。iMacにオレンジがないのはちょっとだけ寂しかったけどなぁ。安っちくて部屋に置きたくないーって思ってた人には朗報だよね。要注目。

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2000-07-19

オレンジだらけ

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リターンド・メイル:ユーザー・アンノウウンと言って返ってきたメールを眺めた。おいおいオレのパソコンのくせに知らないってどういうことだよ。あーでも一年か、忘れられても無理もないのかもしれない。ひとこと言いたかっただけなのにな。相手のそばにさえ届かない気持ちって、せつねーな。でももう結婚して4年目かぁと指折り数えて、時間ってすげえなぁって思わず溜め息。山積みの仕事を終えて、とぼとぼ夜道を歩いていてふと思い出した。あ、電話番号知ってたや! たどたどしくボタンを押していく。‥繋がった。「はい」。彼女はすっかり奥さんの声になっていた。それは僕をとても緊張させた。「えーと、27才おめでとう」。彼女は笑ってありがとうと言った。聞き覚えのある笑い声だった。今はフリーのデザイナーになったことを教えてくれた。ほんの数十秒のやりとり。いや、実際はもっと短かったんだろう。電話を切っていつもの電車に乗った。何でか、電話を鞄の中にしまえなかった。


甘酸っぱい気持ちはさておき、いつものラヴフールへ戻ります。子供の科学って本、今もあるんですかねぇ。あれって昔の子供の方が買っている人多いんじゃないかってずっと思っていたんですけど、そう言うニーズに応えた「大人の科学」がついに発売ですよ。もうヒトゲノム解析も、ナノマシーンの制作もこれ一冊でばっちりです。っつうか3000円の雑誌ってちょっと高くないか? いくら工作主体でオトナ向けとは言え。


会社の先輩が通勤用に折り畳み自転車が欲しいと言うので、それなら駅のポスターでおなじみのwillプロジェクトの自転車はどうだろうって紹介したら、見ている内に本人より僕の方が欲しくなってしまった。車に積める中途半端ビークルとして、キックボードがもう恥ずかしくて乗りにくい今、折り畳み自転車の持つ半端な実用性がなんとなく贅沢でお洒落かも。贅沢って、ラヴチェアとか、間接照明とか、オープンカーみたいに価値のほとんどを実用性以外の魅力に見いだしているものだと思うので、無駄に12色あったりしてそれがしかも誕生石に対応しているこの自転車はなかなかいいところをついた無駄(贅沢)具合だと思うのだった。買うとしたらもちろんオレンジ色。でもベージュとかで無印良品っぽい無難さで責めるのも捨てがたい。フォルムが特徴的だから色は地味なぐらいの方がデザインが生きるのかも。


色が多いと言えば、ナイキの新しい靴もすごいよね。カラーバリエーションがとにかく多い分、サイズがTシャツみたいに4通りという新設計で、これで色が増えても在庫のだぶつきがおさえられるって販売の人を説得したんだろうなぁと、いやらしい企画屋的な発想などひとつ。デザインとして新しい!とか特別かっこいいと思えないんだけど(わかる人にはちゃんと説明して欲しいくらいホントにわからない)オレンジ色の靴ってあんまり見かけないので、気が付いたらやっぱり買ってしまいそうな気がします。なんだか身の回り中オレンジだらけです。

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2000-07-18

スーパーナード

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たかなべです。また空けてしまいました。もし楽しみにしている人がいたらごめんね。暑くてちょっと溶けてただけです。日曜日に新しい出会いがあったよ。僕はこのホームページを97年10月に始めたんですが、その初期の頃に知り合った「スーパーナード」のごうさんに苦節3年、初顔合わせ。


よく考えたら、ネット上の男の人と会うのって初めてな僕だった。オオタ君とも会ったけど、あん時はみんなでって感じだったしなって考え始めたら、無闇に緊張してきた。だって素性知らないんだもん。記事の内容とか表紙のデザインしか知らないんだもん。半ズボンで剛毛なマッチョとか来たらどうするよ。半ケツズボンのでピタピタシャツのゲイだったらどうするよ。えりなちゃんと変なテンションでモアーズの前のマドロス野郎の前で気を付け。電話が鳴ったので辺りを見回すとそれらしい人が近づいてくる!! 逃げろ!


っつうか、普通のお兄さんでした。完璧なまでに想像通り過ぎ。ベージュのTシャツにジーンズ、スニーカー。爽やかさん。げ、手に持ってるのはバング&オルフセンの袋じゃん。何? お洒落さん? お金持ち? それよりまずtake2東八郎の息子の方に似てるかも。で、一緒にお酒を飲んだ。はい乾杯!


あのデザインセンス、絶対カタギじゃねーと踏んでいたとおり、ごうさんはデザイン事務所に勤める広告屋だった。年はいっこ上。「えー、たかなべさんの方が老けてなーい?(語尾上げ)」とえりなちゃん。「そうかぁ? 普通にいっこ上って感じじゃん」と僕とごうさん。「っていうか、たかなべさんがおじいさんみたい」。聞いてねいよ、そんな感想。


でもうれしかったのは「たかなべくん写真で見るよりかっこいいね」と言われたこと。うわー、生まれて初めてかも、男の人に言われたの。写真と違うじゃんっていっつも変な顔されてるので、うれしかったさ。つうか写真ってもう1年ぐらい前のだ。男は年をとるごとに深みを増していくんだなぁ‥(遠い目)


1年近く更新していないので「ページはもうやんないんですか」と聞いてみた。「うーん、飽きるよね、やっぱ」。僕とえりなちゃん深くうなずく。「なんでみんな日記とか書けんのかね」。なんでだろう。「ああいうのって通過儀礼なのかも」。そうかも。


村の話しをした。「たかなべくんのページって何村繋がり?」村? 何村って?「あるじゃない趣味とかさ、どの線で繋がってるの?」うーん。よく考えると僕のページはどこにも繋がっていなかった。親分がいない。僕が中心、地軸だったのかと改めて気づかされる。確かに何年か前ってホームページもそんなに数がなかったから、気になった人のリンクページを見れば、ははーん、あそこら辺繋がりなのねって、本来距離感がないはずのweb上に、地域性(すなわち村)のようなものが垣間見れたりしたんだけど、今はどうなんだろう。やっぱり辿っていくといくつかの親分に行き着くんだろうか。


あと、ごうさんはweb上で知り合った長距離恋愛な恋人がいるらしいのだった。「やーい、ネット恋愛ー」とはやし立てたけど「いや、きっかけがそうだっただけだから」って普通に照れるごうさん。こっちが照れるって。確かに2000年も後半に差し掛かった7月としては出会いの手段としては全然特別じゃなくテレクラやナンパ並みに普通なのかもしんない。そういう出会い方の方が返ってココロの距離が近かったりもすんだよね(体は大抵遠いけど)。実際僕のページからリンクを貼っている人もこないだその出会い方で結婚したよと言われる。「彼女、めっちゃかわいかったぜー」多分、僕らが最初にそういうことを当たり前にしていく世代なんだろうなぁ。すげえなぁ。モデムから延びてんのは赤い糸なのかもなぁ。


全然別ルートで僕の知り合いのページにもちょくちょくのぞきに行っているというので、今度はそのメンバーとでも遊びましょうと言って別れた。えりなちゃんは不満そうだったけど、しがないサラリーマンは月曜日のことでとっくに頭がいっぱいなのだった。かなり悲しい。でもまた遊びましょう、必ず。

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2000-07-15

takanabe2000-07-15

シャーベット・ストリート

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上司が外出→直帰だったので、月曜日に出ると信じたいボーナスの明細表が金曜日にもらえなかった。たまらず前の部署の後輩まじやみ君に電話すると、不景気だったけどそれなりだったっすのような返事。あぶねー!一律10万とかだったら、本気でサラ金とか視野に入ってたよ。セガの噂では少ないボーナスの他に現物支給の意味合いなのかドリームキャスト本体と、イサオネットの年間登録までいただけたそうで、ハードメーカーじゃなくてよかったと本気で胸を撫で下ろした次第です。


今日はそんな気が抜けた部分もありつつ、午前中に床屋。近所をうろついて、最初に目に付いた所に入った。ダウンタウンの番組に出てくるようなきっついパンチパーマ(しかも襟長め)のおばちゃんが担当になったので、あ!いけね、用事を思い出した!とか言って帰ろうかと思ったけど、できあがってみればそれなりにすっきりと夏らしくなって、鼻歌など。スタンプカードとかまでもらっちゃったりして。


渋谷に出て、予約していた浅井健一ブランキージェットシティ)の作品集を取りに行く。CDサイズだと思っていたらLPサイズで、すごいかわいい本だった。ティファニーみたいなこのアイスグリーンみたいな色、ベンジー好きなんだなぁ。どの絵を見てもとても日本人の色彩感覚じゃなくて、スキャナーで読み込んだジャギー(ギザギザ)やピントの甘さが気になるものの、ココロを充分に揺り動かす作品集。表紙のネコの絵はポッティングの処理がしてあって、ちょっと盛り上がってる。ステッカーに「ステキナポスタートCDガツイテイマス」とか書いてあんの。かわいい。画集+小説+サントラ+ポスターで6090円。ブランキーよりもベンジーって人にはたまらない一品でしょう。にんまりしながら、パルコの喫茶店でBLTとグラタンの昼ご飯。王子ご満悦。安いしおいしかった。隣に座ったモデル風の女の子の開きすぎた胸元に何度も目が行ってしまう。そんで満腹になった途端、落下するような眠気。まるで夏の子供ですわ。


らきのんじゃぺん(rocking on japan)を立ち読みしたら、スピッツの新作「ハヤブサ」がものすごい絶賛されていた。やっぱり、こないだのシングルで感じたいい予感は結構ホンモノだったんだなぁと思った。「インディゴ地平線」も「フェイクファー」もその辺のミュージシャンに比べたら相当に力作だとは思うけど、正宗じゃなくてもよかったかも知れない部分っていうのも不満としてあって、そう言うのが今回ので振り切れて、もう一歩先の濃いスピッツとして実を結んでいるといいなぁ。あとナンバーガールの新作「サップウケイ」も早く聴きたい!

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2000-07-14

ゲーム興味ちんちん

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時間とお金、両方足りないけどやりたいゲーム盛りだくさん。でもファイナルファンタジーはお金もらったってやりません。ラーメン屋の兄ちゃんさえ「1枚目終わった?」とか話題にしていたけれどもな。


僕が興味ちんちんなのは「鈴木爆発」と「ジェットセットラジオ」と「マリオテニス64」。うおー!書いただけで興奮してくる。

鈴木爆発

鈴木爆発

「鈴木爆発」というのは、弱小商社の係長佐藤さん(38)であるところのあなたが、意地悪課長の鈴木次郎(43)を爆発させないように、飲み会を上手に進行していく究極のサラリーマンゲー。新入社員の前で顔におしぼりを投げつけられても、おい、いつものアレ(芸)やってみてよと言われても、マイホームのローンの為には、自分も部長も爆発させることはできません。ストレスを解消するための娯楽であるはずのゲームでわざわざ我慢を強いるというコンセプトが新しい? っていうのは嘘で、鈴木さんという普通の女の子が何故か次々に現れる時限爆弾を、爆発させないように解体していくという、新種のアクションパズル。一見地味なゲーム本編に、鈴木さん実写ムービーが彩りとしてついていて、その何とも説明しがたい微妙な魅力がぶうこ的。何となく予想では65点っぽいゲームですが、パッケージングとして、とても興味ちんちんなんだよな。

ジェットセットラジオ

ジェットセットラジオ

「ジェットセットラジオ」というのは深夜の住宅街にはびこる盗聴電波ストーカーを短波のラジオと巨大アンテナ付きワンボックスカーを使って、ばしばし摘発していくゲーム。ダイヤル式のラジオチューナーを以下に素早く(ジェット)チューニングさせる(セット)かが勝負の決め手! っていうのはやっぱり嘘で、実在の街に似たトーキョートで、壁にスプレーで自分のマークをペイントし、追っかけてくる警官達からはローラーブレードのアクションで逃げ回るっていうゲームのようだ。3次元空間を生かしたゲーム内容もすばらしいけど、表現手段に単にリアル指向なだけじゃないアニメのように見える特別な処理を使っていて、それがかっこいい。ペイントする画像もモデム内蔵のドリームキャストならではのネット上のjPEG画像だったら何でもオッケーという特典付き。町中をお気に入りのエロ画像で埋め尽くすのは誰でも思いつくけど、プレイステーションロクヨンのロゴで埋め尽くすって言うちょっと屈折した楽しみ方も割とオススメです。

マリオテニス64

マリオテニス64

そんで最後が「マリオテニス64」。「みんなのゴルフ」で有名なキャメロット作なので間違いなく90点以上の仕上がりのはず。システム的には「マリオテニス21」ぐらいの時にかなり完成していたんだけど、「33」〜「45」までの複雑化による暗黒の時代のことはみんなの記憶にもまだ新しいはずだし、奇跡の復活を遂げた「51」と、賛否両論だった和風テニスの「55」、キックテニス、水中テニスなどの導入により、単なるテニスだけにとどまらなくなった「63」の反省もふまえた今回ですから、きっと基本に忠実で、なおかつ誰でも楽しく、やればやるほど深い味わいのあるゲームに仕上がっていることでしょう。僕的には「11」の頃のミニゲーム「ピンボールテニス」のリメイクをお願い! ところで今作には紫色でやせた感じのワリオが出てくるんだけど、名前はマリオの弟、ルイージにそっくりな「ワルイージ」っていうんだって。これはホント。

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2000-07-13

ネットアイドル

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ネットアイドルっているじゃんよ。自称とか他称とか、コスプレとか目立ちたがりとかプチアイドルとか地域限定とかそういうの。仕事で思うところあって、いくつかそう言うページを周ってみた。もう実際にモデルの仕事で食べている人がより知名度を上げるために設置しているものや、独特の世界で見る人を圧倒しちゃいそうな不思議ちゃん、あとは自分が好きでたまらない人かな、やっぱし。たいていの人にはトップページにネットアイドル繋がりの投票装置やランダムリンクバナーがたくさん付いていて、ファンの人が作ってくれたっぽいお花畑や海やなんかとCGで合成されたお気に入り写真がバーン!って出てくる。中には笑っちゃうと言うか、ネットアイドルというジャンルを借りた高度な批評芸術なんじゃないかって思えるくらいおっかしいのもあったりして僕なんか違った意味で大喜び。で、決め決めのポーズやお気に入りの表情や、こう泡だらけの入浴写真(誰が撮るんだろう?恋人?)とか、顔アップばかりが延々続くページとかをめくって、プロフィールをいくつか読んでふと気が付いたんだ。自分をあらゆる面で知って欲しい彼女たちはプロフィールの中でも「好きなもの」「嫌いなもの」に大きなスペースを割いているんですわ。その特に「嫌いなもの」の欄をゆっくり眺めるとその人の性格がどこに根ざしているか、ものすごくはっきりする。それは「嫌いだから近づけないで欲しいもの」の宣言であると同時に「無意識下に自分の性格の醜い部分」を宣言しちゃっているから。



例えばあるネットアイドルCさんは嫌いなことの欄に

成金みたいな人、オトコのくせにブランドで身を固めている人、香水の匂い、お風呂にあまり入らない人 不潔な人、あんまりかっこよくないのに自分ではかっこいいと思っている男、トリニク、グリンピース、ヒカリモノ、イクラ、ジェットコースター、2人っきりのエスカレーター 夜道、満員電車、オヤジの体臭、オバサン、かわいくないコドモ、ケチ、公園デビューのママ達

と実にたくさんのサンプルをあげています。(ホントは全部にその理由まで付いていたけど割愛)。写真を見ずにこの文字列だけ抜き出して読んでみても、なんつうか縄張り意識や、自意識や、対外的な意思表示の仕方に敏感な人なんだろうなと感じます。で、これらを一つ一つ否定していくことで、彼女の人となりや価値観は守られているんだろうなぁって思うと自然に深ーいため息が出ちゃうのだった。ジャンルは違えど、そうやって切り捨てることで自分を守っている人って言うのはネットアイドルの半分以上の人に当てはまっているように見えた。普通の娘のページはそんなことないのにね。不思議だよね。参考までにCさんの好きなモノはお金と特定のブランド、荷物を持ってくれるやさしい人、だそうです。そんなの言うまでもないか。


あまりにわかりやすい例過ぎたので、なんか断罪したみたいになってしまいました。言い方が悪かった。ごめん。何が言いたかったかって言うと、例えば「知識」って自分の知っていることしか披露できないじゃないですか。思いつくことっていうのは一度何らかの形で体を通過したものの中からしか出てこないし、感覚になんとなく引っかかる「好き」と「嫌い」っていうのも、やっぱり無意識下で意識していることしか映し出さないんだと思うんですよ。そうしたときにもし「ネットアイドル」という形を通じてでも「表現」をするんであれば、やっぱり自分の積み上げた欠片がどこへ向かっているのか、何を形作っているのかとか、客観性とまでは言わないにせよ、振り返る気持ちを持っていて欲しいなぁと思った。そもそもアイドルってそう言うことにこそ一番気を遣うはずの存在じゃない? 今日はそんな老婆心な話し。はい、おやすみー。

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2000-07-12

毛占い

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喫煙室で何故かエロビデオの話しになった。先輩プログラマ、ナッシーが言うには日本海側では日本一の在庫を誇る裏ビデオレンタル屋に勤めていたんだそうな。その数2万本。棚に並んでないのは10万本あるらしい。仕事上、もうありとあらゆるそれ系ビデオを見たと淡々とした口調で言う。「あまりにリアルなロリコンとか、モザイクが薄すぎるのは弾かなくちゃいけないから、早送りで回して、確認するわけ。年間3000本は見てたんじゃないかなぁ」。まるで産婦人科医のようにそう言う。見た目は爽やかかっこいい目なのに、飲み会でエッチ系の話題に行っても全然動じないどころか、妙に底知れないマニアっぷりを披露するのはそのせいかとか変に納得。「お客さんにね、すごい人がいて、モザイクの部分だけを見て作品名を当てる人がいたよ」。モザイクだけで?? 「うん、ビデオ会社によっていろいろモザイクの掛け方が違うじゃない? そこでまず会社を当てて、モザイクの微妙な色合いで、女優名とかタイトル当てちゃうんだよ」。色合いって言ったって、基本的に肌色じゃん。わかるか? 「その人はお得意さんだったんだけど、店長にスカウトされて結局店員になったんだ」。へー。


下っぽいムードで続けてみると「毛占い」っていうのを紹介するのを忘れてました。生年月日だけしか入力しないのに以下の僕の診断結果の的確さはなんだ。毛ごときに、悔しいぞ。

あなたは へそ毛です。


【へそ毛タイプの特徴】
いまいちその定義がわからない。あなたはそんなへそ毛です。
どっちつかずで優柔不断なあなたは、何をしても中途半端で終わるため、詰めが甘く失敗することが多いようです。
そして、どこからどこまでがへそ毛なのかわからないように、あなたの行動は周りの人に理解されることはあまりありません。
一度設定した目標は達成できるまで努力し続けましょう。
少しは評価してもらえるようになるはずです。


【適した職業】
先生
警察官
フリーター
海人(ウミンチュ)


【相性の良い相手】
まゆ毛タイプの人と相性が良いようです。
常に最先端をゆくまゆ毛に対してあなたは頭が上がりません。
ちなみに、羽賀研二(1962/07/21・へそ毛)&梅宮アンナ(1972/08/20・まゆ毛)はへそ毛・まゆ毛カップルです。
相性はいいのに、努力が足りなかったんでしょうね。


【相性の悪い相手】
すね毛タイプの人と相性が悪いようです。
お互いがお互いの長所を消し合ってしまう、すね毛はそんな相手です。
ちなみに、市井沙耶香(1983/12/31・へそ毛)&つんく(1968/10/29・すね毛)はへそ毛・すね毛カップルです。
これ以上は伸びないと思って脱退したんでしょうかね。



あとは昨日の顔文字の話しにも通じますが、ネチケット(嫌な響きだ)以前の、メールの常識を書いたページがあったので参考までに。勉強っぽいことも入れておいた方がいいかなっていう、そういういやらしい気持ちでね。いやーねー。

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2000-07-11

情報消化

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ラヴフールの話題とか仕事の参考にプールしてある情報が、どんどんたまってそのまま賞味期限を過ぎてしまうので、今日はその消化を兼ねたラッシュです。

顔文字米国ビジネスマンに不評――37%が「大嫌い」。「:-)」に代表されるようないわゆる顔文字(英語ではemoticonという)が米国ビジネスマンの間できわめて不評で、37%が「顔文字が大嫌いである」と答えた。


コメント:顔文字についてはもう言い尽くされただろうという気持ちと、半ばあきらめにも似た感情があるんだけど、あくまでドメスティックな話しで世界的な問題だとは思っていなかったのでびっくり。これだけ嫌な気持ちな人がいてもなくならないって言うのは、やっぱりそれによってかけがえのない何かを得ている(と信じている)人も少なからずいるはずで、それが声として大きく聞こえてこないのはやっぱり不思議だなぁ。

二千円札の絵柄は、源氏物語専門家には評判がよくない。使われているのは冷泉院と光源氏が会っている場面。冷泉院は父の皇妃藤壺光源氏の密会で生まれた子だから、つまりは「不倫」のもっとも象徴的な場面なのだ。あえてその場を選ばなくても、というわけだが、光源氏の描かれている場面はそう多くなく、なかで美術作品として優れているものとなると限られる。お札の絵柄ともなると事実を曲げて描くわけにもいかず、それなりに苦労が多いもの。千円札の夏目漱石は、明治天皇の喪に服しているときの写真。ネクタイが黒いのはそのせいだ。一方、五千円札新渡戸稲造子どもの結婚式に出たあとの写真なので、ネクタイは白い。


コメント:2千円札が市場に出ると、細かい桁のお金が多く出入りするスーパーのレジが両替の手間を微妙に省けるとか、自動販売機製造業者に新しい発注がわんさと来るのかな?とかそれぐらいしかわかりやすいメリットが思いつかない。デザインも他のお札に比べて線対称じゃなくセンターからちょっとずれていたり、人物じゃなくて建物とか、なんで源氏物語なのかとか、他の紙幣と比べても、よく分からない点が多い。それよか500円玉の偽金対策をすませて早くまた使えるようにする方が先決だと思うのね、生活を占めるウエイト的に。切符もお札で買わなくちゃいけないので小銭入れが重くなって仕方ないですわ。

ロシアガソリンを燃料に時速40キロで飛ぶように走る「高速靴」が開発された。底部に燃料入れがあり、足に力を入れると小型エンジンに燃料が入り、瞬間的に爆発、はいている人間は宙に飛び上がる。この研究は27年前のソ連時代に始まり、当初は歩兵部隊が戦車を追いかける目的で作られた。難点はスピードを出しすぎるとなかなか止まらないことで、まだブレーキ装置は開発されていないという。


コメント:関連してかどうかはわかりませんが、朝、ドクター中松が自分のジャンプシューズがいかにロシア向きの商品かを力説していた。「いいですか? 今のロシアは重いですが、このジャンプシューズは軽いです!」。寝ぼけていたせいか、意味が全く分かりませんでした。上の記事の戦車を追っかけるために、エンジン付きの靴を作るっていう発想も、なんかカートゥーンのような微笑ましさと微妙な狂気がありますね。戦車を走って追っかける以外の方法の可能性より、優先されたその判断がすごすぎ。

ポニーキャニオンは、子供向け教育番組『ポンキッキ』から生まれた『およげ!たいやきくん』や『ホネホネロック』などの名曲、13曲のアレンジを収録したCDを発売した。その名も『P-kies 20th Century New Trax』。アレンジバージョンでは、原曲と違うアーティストがボーカルを担当。西田ひかるキャイ〜ン西村雅彦など。原曲を聴いて育った世代から現在の子供たちまで幅広い年代で楽しめる。


コメント:利権に関わる事情なのかな。あれだけの名曲揃いなのだから、リマスタリングした完全なオリジナルの収録であるべきだったんじゃないのかなぁ。それを徹底しておまけに現代版リアレンジ版が付くならなおよし、絶対買っちゃう。リミックス今の子供にも、昔の子供にもどっちにも失礼な気がすんのね。営業的な視点での発想と短絡を感じます。それはそうと、まーるさんかくしかーくーってポンキッキでいいんだっけ? 聴きてえなぁ。




<おまけ>


日本にまだ数百しかサイトがなかったご時世に、一番面白いかも、と呼ばれたサイトがあって(あったらしくて)その名を「ピクルススピン」というんだそうですが、その作者、スピン寺本君のページが一年ぶりぐらいにリニューアルされていた。別にデザイナーでもないのに、さらっとこんなの作っちゃうのねー。すごいなぁ。一緒に新人研修でゲームセンターの灰皿とか拭いちゃってた頃が懐かしくなったよ。

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2000-07-10

ノイズが結ぶ像

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買ったばっかのMDレコーダーで録音したスーパーカーのライブを聴き直しながら、相変わらず涙が止まらない毎日です。1500円ぐらいの安っちいピンマイクで隠し録りしたんだけど、その音の割れ具合がいかにもライブって感じで、愛おしい。綺麗な音よりずっと澄んで生き生きと聴こえる。録音されていない部分の音や、そこにある熱く湿った空気や、勢い余った気持ちや汗の滴なんかが、文章で言うところの「行間」から溢れてくる。考えてみれば、僕はぶれた写真に映った笑顔や、構図が切れ気味の歩いている写真、ざらざらなホームビデオ画像にうつった太陽、電話のそばにある誰かの走り書きなんかも大好きなのだった。


その昔、ローリングストーンズがなんとかって曲を作るときに、ギターの音を暴力的に録音したくて、いろんなミキシングを試した結果、一回ラジカセで再生した音を、もう一回録り直すっていう手法で、想像通りの音を実現したんだそうな。


ハードディスクレコーディングやデスクトップパブリッシングが特に珍しくもない現在、音楽にしろ、印刷にしろ、映像にしろ素材にしたオリジナルと同じく品質で、それっぽいコラージュ作品は学生だって作れちゃうわけだけれども、テイトーワがディーライトで有名になった頃(91年頃?)に、ハイファイであることより、どうローファイであるか、その設定に苦労するみたいなことを言ってた、たしか。豪華、精緻、複雑だったりすることは、もう全然簡単だから、ちゃんとテーマを持って演出することや、時にはその演出のために全体をトーンダウンすることも必要で、昔だったらハイファイにすることが技術であり、専門家的な売りだったんだけど、今ではかっこよくローダウンする事が大事なノウハウになっているって話だったかなぁ、あんま覚えてないや。


プレイステーション以降のゲームをしているときにも似たようなことを考える。写実的な画面づくりを売りにしているようなゲームを見ると、最初は「すっげー! コンピューターってかっちょええー」と思うんだけど、数分後には目が飽きてしまう。画面の中で、主役のキャラクターも、遠くの建物の瓦も、足下で風に揺れる草も、全部が同じ密度でぎっしり描かれているせいだからだと思う。


ノイズ」という言葉がある。目の前にかわいい女の子が(男の子でもいいですけど)歩いていたとして、そこに目がいったら、女の子以外の人物や、建物や、目の前を横切る車の往来やなんかは全部ノイズ。見えてるのにその時々のココロの優先順位が低いために「ないこと」にされるもの。つまんない思い出なんかもこれに入るし、昨日の日記に書くときに削られる部分はまずノイズ


でも僕が最初に魅力的だと言った「安いマイクの割れた音」「ぶれた写真」「ビデオ画像」なんかには、その本来優先されるべきモノがちゃんと像を結ばないし、むしろノイズを生み出したり増長する為にあるようなもんだ。


それらが魅力的なのは自分なりの完成形を想像や創造力で自由に補てんできる点だ。あるいはそのものだけで自己完結せずにそれを取り巻く様々な関係性(シチュエーションでもいい)を喚起せずにはいられないからだとも思う。考えてみれば、優れたクリエイトって大抵そんなふうにできてるよな、とも思ったのでした。

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2000-07-07

takanabe2000-07-07

人類最大の敵

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スーパーカーのライブに同じ「モノ作り」としてかなり揺さぶられた昨日の今日で、ぽしゃった企画を練り直す。粘土細工のようだ。ココロの熱が冷めない内にダーッて。机上であ!面白いことまた発見!とかって1人相撲な数時間(独り言ばっか)を経て、なんとか基礎の部分ができあがる。今朝、無印良品で買った青いスケッチブックが10ページ埋まった。


あと、会社の人がこのページをよくのぞくようになってきた。迂闊なこと書けないなー、いや、書いたことも書こうと思ったこともないけどさ。問題はラヴフールのロゴを何人かに「ラヴコール」って読まれたこと。作ったときに多少なりともそう見えるなぁって思ったんだけど、10人に1人ぐらいだろう読み間違えるのは、ってタカをくくってた。下手すると50%近かったよ。気に入っているロゴだけに悲しい。元デザイナー失格ですわ。


今日は給料日。一昨日うんともすんとも言わなくなった緑色MDプレーヤーと、昨日のスーパーカーを最初の7秒しか録音してなかった初期型MDレコーダーにくじけて、新しい録再MDウォークマンを買ってしまう。3万3千円。もう一年前の製品だし、あんまり愛着がわきそうにないデザインだったので、店先で中学生みたいに30分近くにらめっこして悩んでしまったけど、毎日使うもの(ウォークマン、メガネ、食事、マッキントッシュなど)には、金に糸目を付けないことにしているので、鉛筆を買うような気持ちでレジへ。でも3万3000円はきついな、やっぱな。

グリーンヒル(3) (ヤンマガKCスペシャル)

グリーンヒル(3) (ヤンマガKCスペシャル)

あと、古谷実の「グリーンヒル」3巻を読んだ。ぶっつりと完結編。文句なしの大傑作だった。そうだなー、例えば物語にはリアリティっていうベクトルがあると思うんだけど、同じヤングマガジンで連載されていた望月峯太郎の傑作「ドラゴンヘッド」より、ずっとリアルで深刻なギャグマンガだった。ここに出てくるような特殊な嗜好のキャラクター達が抱える刹那刹那の悩みは、僕の日常にも溢れる小市民的なおかしさだし、最終回に主人公が言ううち勝たなくちゃいけない「人類最大の敵」は、富士山の噴火なんかより恐ろしいよ。是非自分の目で読んで欲しい。感動をとっておくためにここでは言わないけど、2000年におけるもっとも共感できる未来感を表現していると思った。どこにも行き着いてない僕らは、多分「本気になれば」どこにでも行けるんだろう。でもその可能性を選ぶかどうか、あるいは「本気になれる何か(オンリーワン)」をいつかちゃんと見つけられるのかっていうのは、選択肢が無限にある、もう人類全部の問題かもしんない。悲しくて痛すぎて笑っちゃう。

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2000-07-05

takanabe2000-07-05

生きるのに必要だから

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お久しぶり。部屋を空けてました。昨日、雷が横浜のビルにガンガン落ちていたので、窓がある会議室に駆けていって、真っ暗にしてみんなで鑑賞。雷を眺めながらだったらソフトクリームがおいしいよっていうけいこさんのアドバイスを思い出してちょっと舌なめずりしながら、夕立って花火大会よりか、夏らしいかもって思った。


徹夜して仕上げた企画が突然ダメ出しをもらって、朝、呆然。苦労の量と商品価値は必ずしも比例しないのは当然の話し。でも愛着となると別もんだから困りもの。また、簡単そうな仕組みに見える誰かの傑作ほど、あらゆる変化球を投げきった後の素直な一球だったりするんだよなぁ。もう一度「したい」と思ったときの原動力まで分解して、全部空に放り投げてみて、一番の直線距離とエロチックな曲線で繋ぎなおしてみよう。


大事な会議さえ途中で投げ出して、スーパーカーの演奏を1年ぶりに聴いた。毎度のことだけど自然に涙がこぼれた。単純に演奏がうまくなっていたのもある。リズムを刻む3人がすごくしっかりしたお陰で、ナカコウのはなもげら英語詞や、掻き鳴らすギターがものすごく伸びやかに聴こえるし、あるテーマに沿って並べられるだけの曲のレパートリーが揃ったって言うのもある。でも大事なのはそんなことじゃなくて、僕がその年頃に欲しかったものを全部オンタイムで手に入れている人が、自分の前で「表現」していること自体に涙がこぼれる。「届いてるよ!」って全身が叫びそうになる。「もっと受け止めたい」って体がざわざわして、その欲求に答えられない矛盾が涙腺から溢れ出る。デビューアルバムからは一曲も演奏しなかったし、一番よかった曲は仮歌のままの新曲だった。前のシングル「Fairway」のあのオリジナリティ溢れるポップ感を、さらに突き進めたような、まだ誰も聴かせてくれたことのない音、音、音。水琴窟のようなギター、疾走感のあるリズム、メリハリのある展開。またしても新境地。いったいいくつあるんだナカコウの引き出し。あーもう一生ついてく、嫌って言われてもついてく。約束する。1万円もするアナログボックスセットだって迷わず購入。しかもこれ特典とかボーナス曲とか一切なし。媚びなくたって、僕は買うのさ。生きるのに必要だから。

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2000-07-03

takanabe2000-07-03

夏は嫌い

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7月だよ。梅雨はどうなった!って聞きたくなるくらい真夏日っすね。窓全開で腹を出して眠ると、5時過ぎにはフライング気味の太陽に起こされる毎日です。今日はテーマなく、だらだらと先週書き漏らしたニュースをなんかを書こう。


池袋ナンジャタウンに行ってきた。いまいち知名度低いけどナムコの屋内型テーマパーク。なんかタダで入れてくれるって言うから、ちょっとだけのぞいてみた。オープン記念に行ったきりだったので、実に4年ぶり。行ったことない人のために説明すると、ここは遊園地だと思って出掛けると、そうじゃないので面食らう。古い町並みが再現してあって、その空間を生かすようにアトラクションが点在している。町の中に手がかりを探して駆け回る探偵のアトラクションとか、風呂屋を改造して作ったって言うスタジオでクイズ番組の収録っていう設定の入り組んだアトラクションがあったりする。神社に向かう道には縁日風のカーニバルゲーム、木の塀に空いた穴をのぞくと行水していた女性に水を掛けられたりね。空間そのものを楽しむって言う意味でラーメン博物館とかに近いスタンスかもしれない。関係ないけどマスコットキャラクターのナジャヴはちょっとねこぢるに似てるのは他人の空似のようです。


昨日も言ったけど、ミスタードリラーというゲームが面白すぎ。家ではドリームキャスト版、外ではゲームボーイ版ともうひっきりなし。ゲームのやりすぎで親指が痛くなるなんてテトリス以来じゃないか? 通り掛かりのゲームやさんをのぞいたら3機種向けに発売されているのに、軒並み売り切れだったりして、ゲームもまだまだ捨てたもんじゃないな、と感慨ひとしお。ちなみにあのキャッチーかつポップかつラヴリーなグラフィカル面のデザイン及び監修は、僕の焼き肉友達でもあるマッキーによるものなので、気になる方は是非ホームページをのぞくべきだし、遠慮せず次の焼き肉に参加希望のお手紙を。


友達活躍自慢を続けると、ソニーのかっこつけたパソコンVAIOバンドルされていたりしているソフトで「ムービーシェイカー」というものがある。これはデジタルビデオから撮り込んだ映像をシャッフルして、なんとなくビデオクリップみたいに出力してくれるっていうお手軽映像作家ソフトなんだけど、今度これが単独パッケージで発売されるんだって。これを作ったのは時々このページでも話題にのぼるフクダくん。もうインターフェイスのデザインを見ると、ベースにした草色や、コミカルなアイコン、誰にでもわかる日本語で書かれたボタンに、ソニーって言うよりフクダくんの商品じゃんと思わざるを得ない強烈な匂いの強さ。インテリアデザイナー→美大生→工業デザイナーVAIOの監修って、ならべてみるとなんかすごい履歴だけど、本人は鍼師になるとか言い張ったり、なんとなくうやむやにしていたりと、なかなかオモロイ人です。家に行くと、奥さん共々おいしいお茶を無限に注ぎつづけてくれるので、話し疲れて気がつくころには大抵次の日の朝だったりします。


で、友達自慢もいいけれど、そういうあなたはどうなのよ。最近ぱっとしたことやってんの? と聞かれれば、そうねー、とことんドリラーモードでもうすぐ1000メートル行きそうなんだー、とか、飲茶楼うまいよねーモーニング娘のあの微妙なキーホルダー集めてる?とかそんな話題しかないのだった。あ、いや、縄跳び始めた!  駄菓子屋で200円だったんだ。緑色。日が暮れてちょっと涼しくなってから家の前で飛び跳ねてます。そりゃ、こっそりドナルド人生相談したりもするわな。ちぇ、だから夏は嫌いだよ。

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2000-07-01

軽薄短小

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これからは「軽薄短小」だと、任天堂の山内社長は言ったのです。2年ぐらい前かな。一般的なマスコミには、プレイステーションにシェアを大きく奪われたニンテンドウ64だけど、携帯市場はゲームボーイが譲らないよっていう文脈で理解された。でも、それはそういうことだけじゃなくて、再三いろんな人や僕が言うように、もうテレビゲームと一対一で向かい合う時間や手間やそのための資金が、5年前とは比べものにならないくらい減っていることを見越しての発言だった。携帯電話の爆発的な普及によって、学生のお小遣いはほとんどNTTのものになっちゃった。CDもゲームも映画も、国民的な娯楽超大作以外目も向けられなくなってしまったし、最近ではコンビニさえ売り上げを落としていると聞く。家にいても会社にいても電車の中でもメールの返事は書かなきゃいけないし、書いてるそばから新しいメールが届いたりする。毎日チェックしなきゃいけないサイトや、掲示板の書き込み、下手すれば自分のサイトの更新もあるわけで、つまり暇時間の絶対量がどんどん減っているのだった。


i-modeが滑り込んできたのは、その「通話」や「メール」の生活必然が細切れにした時間の断片を、脆弱ながらも車内広告よりは面白いかも知れない「エンターテイメント」で、24時間という限られた時間の中の、もっとも浮いた暇時間の断片まで全部さらっていってしまったっていうこと。それこそが山内社長のいうところの「軽薄短小」を実現化したもののひとつだった。


それはそうと、さくっと楽しいゲームが少なすぎ。僕は月に3本程度ゲームを買いますけど、とてもじゃないけどロールプレイングゲームやシミューレーションは降参。昔の20時間程度のものならがんばって毎日寝る前にやって、ひと月でクリアー!って出来るけど、最近のは普通に解いても700時間前後が目安だったりするから、3、4ヶ月もやっている内に最初の方のストーリーとかどんどん忘れてしまって、今持っている剣が武器屋で売っているものとどっちが強いのかわかんなくなるし、ストーリーが中だるみになると「なんでいちいち戦わなくちゃなんないんだよ!」とか怒り出したりする。つうかつき合ってらんないよ、単純に。だって、仕事もデートも忙しいんだもん!


僕の好みはさておき、ゲーム機が子供のお小遣いじゃ買えない値段の今、やっぱりゲーム業界のお客さんと言えば、すなわち僕らヤングサラリメン。だけど携帯電話やノートブックパソコンにうつつを抜かしているので、年に一回「ファイナルファンタジー」をやって、「どこでもいっしょ」みたいな女の子受けするのを彩りとして揃えたりっていうのが一般的のような気がする。最後までやっている人が半分以下なのは絶対目に見えてる、多分人気ドラマを見て友達と話題を合わせるぐらいの認識なんじゃないか。でもファミコンの頃ってもっとサクサクと楽しいゲームが多かったし、その短くて濃厚な快感が忘れられなくて、繰り返し繰り返しゲームに没頭していったように思う。つまりゲームは今の携帯電話がまとめてさらっていったような快感をもともとは持っていたってことを、業界の人は技術の急激な進歩に伴って忘れちゃったんじゃないかって思うのね。


でもそういうことに気づき始めたのが、最近のドリームキャスト。「シーマン」「スペースチャンネル5」「チューチューロケット」「クレイジータクシー」はどれもワンゲーム15分前後で終われる昔ながらのゲームの快感がばっちり詰まった作りになっているし、3機腫同時発売の「ミスタードリラー」は、ファミコン全盛期を思い出させるような「ただ地底を目指して掘り進むだけ」っていう明快なゲームシステムが、たまらない達成感と征服欲をかき立てる。


ゲームの封を切って、そのゲームの全体的な操作とルールを覚えるのに15分もかからないし、核心的な快感に触れるまでの時間も1時間以内(シーマンはちょっと無理)って具合。僕なんかはお風呂にお湯を貼るまでの時間に2〜3ゲームやって、わーい!ってなれる。セーブポイントを探していらいらとさまよう必要もなければ、ボス戦に入ったばっかりに、電源を切れずにいつまでも最強の魔法を繰り返し唱えるなんて事もない。純粋な快感と征服欲と達成感、それも出来る限りミニマムな仕組みで、やり込みたい人にはちゃんと奥行きがあるっていう作り。ゲームってステキだな、うれしいなって思えるのってそういうジャンルが充実しているときだと思うのね。ゲーム機の豪華な性能はそういう骨組みの上に乗っかって、初めて生きてくるものだと思うよ。じゃないと携帯電話のサクサク感が、マニアックにしか進化していかないゲーム機の市場を飲み込んじゃう日の方が早く来るよね、間違いなく。

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