ラヴフール (www.lovefool.jp) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2000-09-30

本末転倒の巻

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ガレッジセールは何であんなに人が良さそうなんだろう。


目が覚めたら夕方だった。仕事しに行こうと思ってたのに。ちぇー。目をつむったらそのまま夜にワープしました。そういう呪文あったよね、ドラクエ。ヤナルーナとかそんな感じで。


i-modeの加入者は今や1200万人だそうで、もう電話っつうよりメディアとしての可能性に目を向けられつつありますね。投票機的な扱いで、アンケートと懸賞なんかを絡めるだけで、それなりなものが出来ちゃいそうな気がします。


グリコ・アーモンドチョコレートのパッケージが、狙ってないまっすぐな感じでとても好感触。飛び道具ばっかりなすれた世界の中ではむしろオーソドックスこそ目立ったりなんかして。こういう本末転倒はいいなー。もっとやれ。


今日はスーパーファミコンで遊びました。180円で買った「クオンパ」というパズルゲームと1480円だった「ヨッシーアイランド」。クオンパは最初ロクヨンで出るはずだったのに、発売日の一週間ぐらい前にうやむやになって、その半年後ぐらいにひっそりスーパーファミコンで出たという悲運なソフトだ。3色ずつで塗り分けられたキューブを転がして操作し、床の色と合わせていく。プレイステーションで人気だった「xai」よりずっと先に出た。シンプルで面白いのになんか地味な感じはやっぱり否めないな。「xai」がパッケージとして女の子にも手を伸ばしやすいかわいい目のキャラクターを立てた理由がよくわかるって感じ。「ヨッシーアイランド」はプレイステーションセガサターン次世代機!とかって世間をにぎわせていた時に「その程度のゲームならスーパーファミコンで全然事足りる」って任天堂が豪語していた時代の、ある意味、過剰なソフトだ。絵本の中に飛び込んだような絵画タッチの緻密なグラフィックや、これでもかというくらいに詰め込んだ、2次元アクションゲームのアイディアに、感動よりも先だって胸焼けしてしまいそうな、熱気がこもっている。ゲーム自体は女の子や子供をメインターゲットに据えた、難易度自体は低めのものなんだけど、リアルタイムで体験したその子達の意見を是非聞いてみたいもんだ。


リンクを更新しました。理想としては自分やみんなの利用頻度によってランキングのように順番が並び変わるページになったらいいなーって思った。知識のある方、どうにかして下さい。


さっきテレビで9LOVE Jが映っていた。12chの放送だったせいもあるけど怪人ゾナーの「ゾナパラ」を流してた。案外ギャルは「おーはー」が慎吾ママのものじゃないって知ってるのかもって思った。

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2000-09-29

快適な未来の為に、の巻

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ひょえー、9月ももう終わりだよ。暑かった太陽もすっかり過去のもののようです。今日は掛け布団で寝ていたのに朝方くしゃみで目が覚めた。窓を開けて寝る温度じゃないですね、さすがに。


ソニーがステキな新製品を発表した。「エアボード」という、バックトゥザフューチャー2でもおなじみ、車輪なしのスケボーが21世紀を目前にまさかの実用化!って言うのは大嘘で、ウェブブラウジングやメール送受信、テレビ放送受信が出来る、室内持ち歩きモニターのようなものです。僕がiBookを買ってからというもの頬杖ついて寝そべってインターネットや、お腹の上にラッコのように乗せてメール打ち、お気に入りの写真を詰め込んだフォルダをスライドショーで回して、ちょっとした額縁(CRTだとなんとなく気軽さがない)代わりにしてみたり、日常の中にパソコンという重みとは違った存在を味方にしている毎日ですが、あーこの先があるとしたら、ぺらぺらの液晶ボードだけで、インターネットとかテレビとかが雑誌を扱うぐらいの雑な感じで持ち歩ける時代だよなーってずっと思ってたよ。でも2003年ぐらいだろうとタカをくくってました。すごいな、ソニー。こないだのVAIOの格好悪いコンセプトモデルを見たときには、かなり首をひねったけど、がんばる人はちゃんとがんばってるのだな。値段もちゃんとiBookより低く(13万程度)抑えてきたし、家族が使い回してもプライバシーが守られる仕組みがあったり、受信だけじゃなくて、次に打つテキストを今までの経験から予測して並べて見せる予測入力機能なんかに久々にめちゃくちゃドキドキしました。またインターフェイスのデザインに感じる福田臭には、ややというよりかなりのAppleリスペクトを無視できないのだな、と思いました。「マックだったらもっとよかったのに‥」って買う人より作った人が言っている感じ。インターフェイスは使いやすければそれに越したことはないんだけどね。あと形のデザインはもうちょっとかわいげや色気が欲しかったかなという気がします。家族が使う家電並みの気軽さを目指している割にはツンと澄ましすぎだと思った。有能なんだけど笑わない美人秘書、みたいな。(それはそれでそそったりしてな)。


衝撃的だったのはauの通話料学割サービス開始のニュース。そうか、学生を中心にした夏のCMはそこに帰結するものだったのかーとやっと納得が行った次第でございますよ。電話と言えば、有線も携帯も、元国営のNTTの独壇場だし(税金で引いた回線で民営化ってどういうことだよ)、それ以外の電話会社がいくらがんばったってNTTの回線使用料を抜きに商売は出来ない時点で、上限は自ずと見えてくるわけですが、中高生の少ない小遣いと無節操さを、半額の通話料で魅了できたなら、例え針のように小さな穴からでも牙城は崩していけるのかもしんないよね、ね!と、鼻息を荒げてみた。僕は市場にはいくつか競争があった方がいいと思うので、快適な未来をいち早く迎えるためにも、auにはまじでがんばって欲しいです。電話もエッジ使ってるしさ(通話料延滞してるけど)。


マンガやゲームが教育白書により芸術文化に位置づけられたんだって。僕の世代はファミコンの最初の波からざぶんとかぶった世代というのもあり、少年ジャンプが500万部超えた時の世代でもあったりして、生活の中にあるドキドキ(=芸術)の種類としては当たり前にずっとそばにいたものだから、なんか今更、えらい人に上から「はい、今日から芸術ですよ」なんて言われても「はぁ?」(女子高生風に)って感じにしか思えない。「今頃何言ってんの?」「じゃあ、今までなんだと思っていたの?」「そう決めたことで今日から何がどう変わるの?」って言うのをはっきりさせて欲しい。学校にマンガを持ってきてもよくなるとか、ゲームの攻略や分析の授業が義務教育に組み込まれるわけでもないだろうし、やっぱりママは「マンガを読むな」「ゲームをするな」って言い続けるだろうし、またそれでいいと思う部分もある(僕らより上の世代に関しては)。実際、今小学生ぐらいの子供はゲームもマンガも好きに越したことはないんだけど、僕ら以上に当たり前の選択肢として生まれたときからそれがあるので、むしろ外でフツーにサッカーしたりしているのね。ドラクエで徹夜しているのはサラリーマンだけだと思うよ、まじで。あとCGを特別なものとして位置づけるのもものすごく馬鹿馬鹿しい。世界的なアーティスト兼焼き肉友達の由水さんのインタビューを思い出せば「トイストーリーが生まれたときから存在するようなもっと若い世代は、CGはこうあるべきみたいな偏見もなくなるでしょうから、もっと自由な創作が出来ると思いますよ」。全くその通りだと思う。短くて完璧な言葉ですね。立ち読みしててうれしくなったよ、にやけた。


ところで忙しさにかまけている時に限って、会社さぼってデートしませんかとかのお誘いが来るのはどうしてでしょう。さぼりたい電波をどっかから発信してんですかねー。デートもいいけど、睡眠もしたいです。それもあと半年は寝なくていいやってうんざりするほどの。


今日は岡村靖幸を聴きながら仕事をした。アルバム「家庭教師」は何度聴いてもすっげえかっこいいなぁと思った。もう10年近く前のなのにな。こういう隙間恐怖症?って感じの密室系の音づくりミュージシャンの代表って今誰なの? コーネリアス? 誰か教えれ。


ひとりぼっちじゃボバンボン二人じゃなくちゃボバンボン、ウッ!

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2000-09-28

選び抜いたわらの家の巻

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いくつか「おめでとう」の言葉を頂きました。ありがたいことです。なんか勇気が出てきました。小熊なら(親指大まで)倒せそうな勢い。


マリマリ(MariMari rhythmkiller machinegun)の新譜を聴いたよ。これがねー、異色作っつうかね、意外な展開だった。81年のディスコ風味、マドンナの最初のシングル「Lucky Star」とか思い出した。肩と腰をゆらゆら横に振りながら聴くといい感じ。でもアフロヘアーとか全く似合わないの。そういや誰かが言ってたな。宇多田ヒカルMisiaUABirdやなんかの黒っぽいシンガーより段違いに抜きんでているのはアフロにちっとも憧れてなさそうなところだって。気を利かせてアフロのカツラとか持っていくと「? アフロ? なんであたしが?」って顔しそうなところが大物、みたいな話し。おもしろいね。まぁ、マリマリはそんな舞台に上がる意味のないフィールドのミュージシャンなのでちょっと話しが脱線しちゃったね。レコード屋で全然見つけられないこのジャケットデザインといい、前作「TTAGGG」と1%もかぶらない内容といい、アルバムにはどうまとめていくつもりなのか全く未知数でそこもまた面白い。


ペプシマンラフォーレとしまえんなどで知られる広告界の巨匠、大貫卓也の口癖が「あとはまかせた(でもまかせない)」って言うのを昔聞いて、その気持ちが分かるような気になってきた。まかせられる相手と仕事しているし、その人のセンスを信頼してるし、万が一最低ラインに合わせても充分合格のものができると確信していても全然まかせない。だって強欲なんだもん。でもそれは、わらの家を建てると木の家、木の家を建てると石の家が欲しくなるって意味ではなくて、更に選び抜いたわらで家を建てたくなるって感じ。関心の薄い人には届きにくい努力かも知んないけども。


ネットワーク(ゲーム)上でユーザーに使われると好ましくない単語の辞書(サーバーで弾くため)を仕事で作り始めた。この作業がめちゃくちゃブルー。エロ、性器表現、部落差別、国際問題、障害者差別性差別、罵倒なんかを思いつく限り挙げていく。もうなんつうか自分の暗部がさらけ出される感じ。なんでこの言葉よりこんな言葉が先に思いつくんだろうとか、あまりにエロ・倒錯系にばっか偏ってないか?とか、それは好ましくない単語と言うより、自分が昔誰かに傷つけられた言葉なだけでは?とか、単語が増える度に泣き出したくなりました。ここまで来ると一つ一つの単語が重い意味を持たないようになるまで無数に書き出すしかないだろうということで、2時間の間に200個ぐらいムキになって並べてみたよ。ウェブ上にも「差別用語」などで検索するといくつかデータベースに引っかかります。意外な言葉が思わぬ差別を連想させたりするそうなので、モノ作りの方々は目を通しておいて損はないかと思います。興味本位じゃまずいけどな。


会社のそばのラーメン屋さんはラーメンよりカレーがうまい。そして安い。500円。しかも食べ方のバランスが悪くてルーが余ったりすると「足そうか?」とか言って返事を待たずにライスを増やす。そうじゃなくても腹が破裂しそうなボリュームなのに。その代わり、食べる前のカレーに虫が飛び込んでも「だいじょうぶ、虫ぐらい食っても死なないから」って言います。注文を決めあぐねていると勝手に作り始めます。いいのか悪いのかイマイチ微妙。でも嫌いじゃないかも。

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2000-09-27

僕らの旅は続くの巻

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Tシャツに長袖を一枚っていう季節がやっぱり気持ちいい。朝の光と深呼吸。でも眠すぎて手のひらはカッカしてんの。


IT受講券の構想を政府が断念したと聞いた。政治に文句言うひとはたくさんいるけれども、さすがに今回は小学生とか、商店街のおばちゃんみたいな発想じゃんと思ってました。「国民運動としてのIT革命」なんて、「マルチメディア」とか「バーチャルリアリティ」並みに中身のない言葉だ。だいたいメールにも最近まで触れたことないって人がこのアイディアにゴーを出すって言うのも根本的に間違ってるよな。これが国家間の文化に関する問題だったりするともう大変なことになるよ。無知は罪だと言った昔の偉い人を思い出した。


マイクロソフトゲーム機Xbox」が商標を取れないんだそうだ。ロゴかっこいいのにどうするんだろう。つうか商標調査を終える前に発表する神経の方がわかんない。ロゴはそのまんまで「ペケボックス」っていうのはどうだ。


ガンダム美味しんぼという、もう著作権のことは聞かないでっていうサイト「美味しんば」がひっそり営業を再開していたのもつかのま、バージョン2.0になってたりなんかして。新作の続きが早くも気になって夜も爆睡、安眠→遅刻な毎日でございますよ。


ガンダムつながりで行くと会社の人に漫画「プラモ狂四郎」を借りてまとめて読んだ。全6刊の分厚い方の奴。おもちゃ屋の2階にあるシミュレーションマシーンにプラモデルを入れると、自分がそのプラモデルパイロットになって戦うと言うお話。やっつけるとプラモデルも本当に壊れちゃう。僕らなんかの当時の子供は、シミュレーションマシーンなんかなくたって充分にパイロットだったけど、この漫画はそう言う意味で当時の気分や夢を具現化したものだった。面白いのは、ガンダムの世界だけにとどまらず、戦車や戦闘機などのスケールモデルとの対決とか、やっつける時はそのキットの弱点を突くってとこ。例えば「1/144のキットは足首は動かないんだ!」とか「腰を90°ひねると上下のパーツに別れるの忘れたか!」とかそういうのがキメ台詞になっちゃう。それがアニメのかっこよさとは似ても似つかない出来の悪い当時のプラモデルに対する、僕らの満たされることのない底知れない欲求とうまく交差していて、読んでて本当に楽しかったな。継ぎ目をパテで埋めてやすりで削るとか、本当の戦争で汚れたような塗装をするとか、女の子が化粧やオシャレにつぎ込むような努力を日々重ねていたね。女の子が「かわいい」って言う代わりに「リアル」という言葉をやたら使いたがっていたな。ホントは見たことも聞いたこともないリアルって不思議な感じだけどさ。明日は「新プラモ狂四郎」を読みます。


OS Xにメモリ128MBってどういうことだよ、アップル!って思っていたら、やっぱりそうじゃない方向をちゃんと探ってくれている人はいるようでフロッピーに収まるOSですよ。やっぱり僕の理想としてはゲームボーイぐらいの値段と手軽さで、通信系はばっちりだけど、拡張性をすっぱり切り捨てた、ソーラー電卓ぐらいの気軽なこんぴゅうたあがあ欲しいですね。絶対、Palmとかじゃなくて。むしろポケットボード的なシンプルな未来を希望。


そんで、お待ちかねプレゼン続報。マッキの最高にステキなイラストをふんだんに盛り込んだ企画書で伺ったところ、無事通過しましたよ。超オッケーです。年末デビューに向けて着実にコマを進めたのだった。パチパチパチ。寝付きの良い夜を迎えたところで、僕らの旅は続く。

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2000-09-26

takanabe2000-09-26

来年の目標(前期)の巻

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タモリのいない昼休みなんて!


マイクロソフトゲーム機Xbox」の正式ロゴは2001年という感じで好きー! 裂け目から何かすごいモノが生まれそうな感じとか、それが赤やオレンジや黄色じゃなくて、黄緑色ってとことかね。今までかなりうさんくさい感じだったのに、想像してたよりいい期待をさせちゃうね。


もう残暑も終わったって言うのに、ゲーム「ぼくのなつやすみ」を遅ればせながらプレイ。絵画的表現と写実表現の中間というCG向きな画風、演出がすごーく凝っているなぁと思った。操作系がバイオハザード風の右回転、左回転、前進ってやつだったのはちょっとくじけた。2日分やって、いまいち目的がわからない気がしてイライラしかけたけど、このゲーム自体、ゲームに疲れた人や、いわゆるゲームの閉じた世界が気持ち悪い人、ゲームの免疫がない人がターゲットなのかも知れない。そうじゃなけりゃあエンドムービーを丸々流すCMなんてしないはずだもん。ただ、自由に遊んでという割に触れるモノが少なすぎる。もっと岩の裏を返して虫を探すとか、川の石で水切りするとか、川にざぶざぶ入っていく、上れない崖に登る、缶蹴りしながら家に帰るとか、世界に積極的に関わっていく部分が足りない気がする。もったいないな。良くも悪くもソニーって感じ。


ワンダフルを見ていたら都内を走る広告バスのことを説明していて、1200佗の出力機で出した全面シール(塩ビ?)貼りだと知ってすげーと思った。専門の業者が車体の凸凹をカッターで上手に切れ込みを入れて合わせていく。しかも石原都知事の提案だったのね、広告バス自体。必要以上に色っぽいのとか、信号機並みに赤いのとか、読みたくなってしまうようなテキスト主体のものは交通事故を招くからダメっていう規定もなかなかいい。街を考えるってそう言うことだよなぁって思うのね。秩序ってデザインだ。なんかシムシティみたい。


電車で隣の席のサラリーマンゲームボーイで「ミスタードリラー」をやっていた。最初に見たときは275メートルだったのに1分後には57メートルだった(ゲームオーバーになってやり直している)。なんかゲームウォッチの頃の古き良き時代を思い出して微笑ましかった。こんな風に僕の作ったゲームをやってる人に偶然会うっていうのを、来年の前半の目標にしておこう。ちなみに明日はプレゼンです。こわいよー。


あとおまけで、先日記事にした「ギャラリーフェイク村上隆関連について、裏日本工業新聞の記事を引用しておくよ。

たしかに村上隆さんはオタク的な文化をリスペクトしているけれど、そのリスペクトは決して上っ面を取り繕って金儲けのためにオタクなマーケットから金鉱を探し出そうってな感じの高みに立ってのものじゃなく、中原浩大さんが作ったフィギュアの塗りも出来もまるでアート界の至宝をパクって来たよーにしか見えないと訝った村上さんが、より本質に近づことしてオタクな人材をかき集めて上澄みを掬うんじゃなく深層水を汲み取るくらいの根性を持って挑んでいることだと理解しているけれど、どうなの細野不二彦さん描くところの「ギャラリーフェイク」では。とはいえ村上さんがやっていることをオタクな立場から見れば、9月18日発売の「ビッグコミックスピリッツ」でのアートガレージキットをめぐるエピソードは、村上さんのはリスペクトなんかじゃなくってアートの簒奪なんだ、って風に思われるのが普通で、本人が意図している部分とは違った方向に話がネジ曲がって行きそーでそれはそれでちょっと面白い。果たして村上さんは落とした財布から札ビラをまき散らすのか、乞うご期待。

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2000-09-24

ナオナオの巻

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目が覚めたら高橋尚子がちょうどサングラスを投げたところだった。その時何位かどうかもわからなかったし、後からそれがラストスパートのきっかけとも言える大事な場面とわかるんだけど、もうテレビ画面から「勝負!」とかって気迫とは別の、人間としてのキラメキが溢れまくっていて、カーテンの向こうから切れ込んでくる朝日よりずっとずっと眩しかった。ものすごく明るい力を放っていて、僕は安心してテレビを消しシャワーを浴びたのだった。髪を拭きながらテレビを点けると彼女はもう金メダルをかじってた。


スポーツやオリンピックに全然興味のない僕でも、高橋尚子のキラメキぶりはずっと前から第六感のように僕の感覚器官に届いていて、単純にぶうこ顔(たかなべ好みの女の子の種類のこと)って言うのもあるんだけど、一位で走り終わった後にむちゃくちゃにっこりしながら「最高に楽しい42キロでした!」なんていうのを聞くと、あー! それを聴きたかった!って、共振が心を駆け抜けて、寝汗で乾いた体に涙がぶわーっとこみ上げてくるのだった。みなさんやりました!とか、これで苦労が報われたとか、ついに念願叶ったとかじゃなくてね、楽しくやれたって一番最初に言う人は信頼できるだろうってそう思うわけですわ。相対じゃなくて絶対つうかね。面倒くさい言い方をすれば、どう見られるかじゃなくてどうあるべきかって話しよね。見ていてあまりに禁欲的で苦しそうな人ばっかりな女子マラソンの世界で、あの光の強さは奇跡的な存在だと思うよ。惚れるねぇ、ますますね。


同じナオちゃん繋がりで行くと、メーリングリスト松崎ナオのインストアライブ情報を聞きつけたので池袋HMVへ。最新シングル「月と細胞」を買うと10月14日のチケットをもらえるのだ。3日遅れだったのでさすがにもうないかな、なくても仕方ないよな、と思うとまだ何枚か残っていて大喜び。通算何枚目になったって、仕事の定期が買えなくたって買うのさ。引き替えてもらった入場券の番号をすかさず見ると100番前後を覚悟していたのになんと29番と、うれしいんだか悲しいんだか分からない結果に。ちなみにこれサイン色紙の交換も兼ねたチケットだったりもするのだった。1223円のシングルを一枚買っただけでこの待遇ってすごくないか? 前回の同じようなライブも店内で宣伝になるようなやり方ならともかく、全く別の隔離された舞台で1時間以上演ってくれたし、ファンサービスを超えて、なんか申し訳なくなっちゃう僕だった。演奏も毎回アレンジをがらっと変えてくるし、連れてくるバックの演奏者達も心の通った息の合う人たちばかりで、お金を何千円も払って行く他の人のライブより、よほどすごかったりして、あーもういつ落ちぶれてしまっても、僕だけはついてくよって思う次第です。ってここで宣言しても仕方ないんだけど。


帰りにとぼとぼ中古ファミコン屋の、裸ファミコンソフトのワゴンをあさっていたら(元気なさそうに書いてますが、高橋尚子並みに輝いてる瞬間です)、汚いディスクが奥の方からでてきて、何気なくラベルを見て驚愕! わ!「帰ってきたマリオブラザーズ」じゃん! これ、永谷園とのタイアップ企画で、世界初のゲーム内広告とも言えるちょっとしたレア商品。通常書き換え500円のディスクシステムを、広告入りということで200円だか300円の格安で書き換えられたんだよね。ゲーム内容は基本的に「マリオブラザーズ」(スーパーマリオじゃないよ)なんだけど、タイトル画面に画面いっぱいお茶漬けの絵がどーん!と書いてあって、その両脇にマリオルイージ、しかも背景は日本の城と桜吹雪、しかも北島三郎がその屋根の上で唄ってんの。その唄かどうかはわかんないけど、ものすごく和風な音楽も流れてる。シュール。すっげえでしょ。あとはユーザー登録が出来てゲーム内で名前が表示できたり、文字広告の中で名指しされたり、とか、何万点かごとにパスワードが表示されるので、それを書き写して永谷園に送ると新作ゲームとかもらえちゃう抽選があったり、ハイスコアを出すとゲームオーバー後にスロットマシーンが出てきて、柄が揃うとコンティニュー出来る(当時は珍しかった)とか、そんな感じ。とにかくうれしかったね。980円の喜びでした。気が向いたら今度画面を見せるね。


あとごめん、昨日の訂正! USBケーブルでエッジの64k通信にはなんか別の契約がいるって言うのは嘘で、今日調べなおしたら、まずプロバイダがそれに対応しているかどうか調べることと(ブレーメンは大丈夫でした)、リモートアクセスの電話番号の末尾に「##4」を付けないと64k通信を認識してくれないのだった。で、やり直したら、うお! やっべ。これ電話線に戻って来れないのでは?という快適さ。みなさんはこのトップページを何秒で読み込むか今度カウントして欲しいんだけど(今日は画像をキャッシュしちゃってるだろうから、立ち上げ直した時に)、さっき計ったら20秒ぐらいだったね。どうですか? 僕的には体感速度1.5倍ぐらい。結構いいのではと思います。テレホーダイ効かないけどね。

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2000-09-23

「月と細胞」の巻

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秋の長雨です。こんだけ雨が降ってもショーは盛り上がっているんでしょうか? よくわかりません。僕の持ち歩き電話はエッジなんだけども、長年溜めたポイントで昨日USB端子用のケーブルをもらったよ。これでiBookを持ち歩いても出先から自由にラヴフールが更新できるようになった。昼休みや夕飯時に更新とかがあり得るわけよ。すごいねー。肝心の転送速度は普段の48000bpsに比べて115200bps程度と2倍以上の数字を表示するものの、いまいちそんなに早いか?と言ったところ。調べたら、なんか特別な契約をしないと64k通信にならないのだった。ま、いいや。選択肢が増えたって事でね。


電話繋がりで行くと11月にエッジの新しい世代「feel H"」(フィールエッジ)が始まるそうですよ。名前はともかくカラー液晶の折り畳み本体に、プラグインタイプのちっちゃなデジカメとかが付けられたり、mp3プレイヤー内蔵のバージョンもあったりして、スパイの秘密道具的なそんなガジェット感が結構いいかも。でもエッジの情報サービスって現在はサーバーを介して自動生成のメールをやりとりしているだけのようなので、i-modeみたいに自分で勝手に作ったサイトを外で確認とか出来たら言うことないな。通話に関しては今までも切れることもほとんどないし、音も綺麗だし、通信早いし、メールも何千文字も打てるし、圏外も少ないしホントにオススメ。要するにネットブラウズさえ出来れば、ほんとi-modeなんか目じゃないのに。ちゃんと説明できてないってだけでなんか鈍くさいっていうのが現状ですわ。

CD「月と細胞」松崎ナオ

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月と細胞

月と細胞

松崎ナオの1年ぶり?のニューシングルが大変よかった。なんかいろんなところで最近のナオちゃんは元気がないと聞いていたので心配していたんだけど、ディスクに詰まっていたのはそんな心配も吹っ切れるような新しく懐かしい紛れもないナオちゃんだった。

生まれて来てから何度月を見たのだろう


そんな歌い出しで始まる「月と細胞」は、前作「雨待ち人模様」の延長線上にあるギターをメインにした痛み系の曲だ。子供の頃からいつもそばにいるようで、でも触れたことのない(手の届かない)月という存在をモチーフに、叶わぬ恋と不安と距離感を噛み締めるという歌。忘れようとしても月は窓からやさしく光を注ぎ、忘れることなんかできっこない。痛みとの共存を目指すうちにやがて外側ではなく自分の内側にも、月が存在していることに気づく。やさしく甘い色の月を自分も持っているって事に気づく。届きたい、近づきたいばかりに泣き叫んでいただけの日々を今は懐かしく思う、というような内容でしょうか。単に痛みを一方的に発信してわめくだけで終わらないやさしさをあらかじめ持っているところが、松崎ナオの素晴らしいところだと思う。とんがった部分を持ちながら全体的には優しい印象でホッとする。もう一度聴きたくなる。アレンジ的にはサビに差し掛かるところのつんのめり感がすごくかっこいい。鳥肌が立つ。


カップリングの「くやしい海」も新境地。距離感のいまいち微妙な二人が海に行くって歌。照れ隠しに目隠しなんかしちゃって、好きになってよ、好きになるよとか言うの。いやーん、いいな。

海を愛するあなたと山を愛する私がいる それは些細な違いですね


って歌詞だけで僕なんかうなっちゃう。かなり伝わってないと思うけど。これも一度聴けば口笛吹けちゃうぐらい印象的なメロディ。今までのうちで3曲目ぐらい?っていう明るい光を感じるアレンジがステキだ。海面を踊る光や、夕暮れの色、二人の間の曖昧な潮風とか、まつげとか、悲しいような笑顔とかがばーっと蘇る。こんな気持ちになるお話だったら、僕もまた書きたいな。もう一曲は「欠けてる人」という1分ちょいの小曲。最後の歌詞、

君を乗せた船なら ボクも揺れるさ


っていう切なさとやさしさが溢れた言葉に絶句。すんません、もうしばらく僕だけのナオちゃんでいてください、と本気で思った。また会いに行くよ。

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2000-09-22

ゲームショーで醒めるの巻

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何となくリニューアル。昨日まで上の方にあった絵は、高校の制服を着た僕の下校途中つもりだったのに「あのタカナベさんのページのサラリーマンの絵、可愛いですよね」って言われて、伝達力の足りなさに改めて呆然。胸に刺繍とか描いておけば多少違ったのかも。で、たった2作ゲーム風デザインできたのに、3つ目にしてスーパーカーにしてみた。脈絡ねぇー! 休み時間に作っているにしては悪くないっしょ?


今日はマクハリのゲームショーに行った。ゲーム会社勤務5年目を迎えながら、4年目まではアーケードゲーム専門だったので、家庭用ゲームの祭典であるゲームショーは初めてなのだった。なんか笑顔がなくなった。何でだかわからない。楽しみにしていたゲームボーイアドバンスワンダースワンカラーに触れたり、年末までに盛り上がっていくはずの最新大作ソフトが紹介されていたり、ハードとハードを繋ぐ新しい提案がいくつも参考出展されていたり、肉感的なコスチュームのコンパニオンがにこやかな笑顔を浮かべていても、少しもうれしくなかった。ひとつだけ笑顔がこぼれたのがあった。エポック社で出している「エキサイトピンポン」。以前から7000円程度で売られているスタンドアローンな体感テレビゲームシリーズがあって、バットとセンサー付きで野球を一人称視点で体感できるというもの。これの続編が「卓球」なのだ。野球と根本的に違うのはテンポ。野球はピッチャーが投げてくるのをじりじりと待つ緊張感がたまらないけど、卓球ピンポン玉の跳ねるリズムにうまくノリながらラケットを左右に振らないと空振りになる。そのせわしなさが温泉地で卓球をするのにそっくりな「和気あいあい」感を醸し出す。ラケットを振る人もニコニコしているし、後ろでそれを見ている人はもっとニコニコ。操作の説明もいらないし、体感ゲームでありながら、ゲーム機とコントローラー込みで7000円程度って考えると、ゲーム機を持っていない人がビートマニアダンスダンスレボリューションをしたい時に三万〜五万円払わないと得られないカタルシスとどこがどう違うのかと言えば、全然違わない上に、「おもちゃ」や「暇つぶし」のあるべき姿としてとにかく適正な気がしてきて、来年からPS2を追撃するように任天堂ゲームキューブマイクロソフトXboxなどの情報家電とも言われるようなハイエンド機がどんどん投入されていくけど、ホントにそれ必要????とふと酔いが醒めてしまったような気持ちになった。何となく勢いに巻かれてここまで進化してきてしまったけど、ぜいたくな暇つぶしであることが大半の人の認識であるはずのゲームに、ファミコン以上のものって「必要」とされているんだろうかって思った。「グランツーリスモ」の新作は空気の揺らぎまで表現されている。「鬼武者」はバイオハザードの操作系を残しながら背景までポリゴン化したので、カメラアングルの演出が派手になった。今までのハードでは出来なかった複雑なシミュレーションゲームや100時間かかっても終わらない壮大なロールプレイングゲーム。すごいよ。確かに昨日より選べる喜びの種類は増えていると思う。でも「必要」? 今までの何十倍も手間暇掛けたモノっていうのは単純に今までの何十倍も売れないといけない。売れるって言うのはニーズがあるって事でしょう? 僕にはそれが全然信じられない。子供には買えない値段、難しい操作のそれを、お金を持っている僕らぐらいの世代が、何十倍も詰め込んだ開発者の思い入れの密度をちゃんと受け止めてると思えない。年に一度買うか買わないかのゲームさえみんな終えてない時代。5年ぶりのドラクエさえ買ってはみても放っておかれる時代。世の中のパソコンの処理能力を使っていないときに間貸しするというページをよく見かけるけど、一度も触れられずにいるゲームソフトのデータって年々乗算的に伸びているはず。一度も触れないデータにお金を払うのって単純にもったいなくない? じゃあ、ゲーム開発者は何のために何日も徹夜してるのよってとこに行き着く。僕らは人の来ないような森の奥に一生懸命でかい遊園地を作ってないか? 薄暗いところが好きな連中ばかりを相手にしてないか? そう言うことを物販の限定グッズに長い列をなして並ぶ目の死んだ人たちなんかを横目に思ったよ。もっと言っちゃえば、ファミコンブームの時のバブル的な儲け(出せば30万本〜100万本売れたって時代があった)を忘れられずに15年以上来ちゃったんだって思った。よりいいゲームを作ればあの頃の何倍も儲かるような気がしていた。昨日よりすごいゲームが作れれば、それが叶うと思っていた。そうか?


プレイステーション2が開発者の間で人気がないという噂を聞いた。以前、ニンテンドウ64がそうだったように、すごい性能を自在に操るための技術力や設備投資が高すぎて、誰もついていけないという話し。確かに今回のゲームショーでもプレイステーション2用のソフトに一番力を入れていたのはSCEI自身だ。ニンテンドウ64任天堂製のゲームだけで商売を成立させていたように(それが悪いこととは思わないけど)、年末までの発売予定表に大きなタイトルはほとんど見られない。300万台売れているというプレイステーション2は事実上どの家庭でもリモコンの使いにくいDVDプレイヤーでしかない。ソフト会社は困っているし、開発環境が相当楽だと言われているゲームキューブXboxへの参入も会社の存亡を掛けて真剣に取り組んでくるだろう。


でもソニーは正しいかも、と思った。情報家電という難しい言葉がなくても、ソニー製品としてプレイステーション2を捉え、そのコピーである「全てのエンターテインメントはここに集まる」を思い出してみる。僕らには大事な毎日の時間があって、その合間に電話やメールやゲームやインターネットDVDや音楽CDや睡眠時間がある。時間のパイは有限でそれらは複雑にお互いを取り合っている。ソニー製品はその大半に食い込んでいくことが出来るし、その中心にプレイステーション2をおいて、選択肢としてDVDとゲームの2種類を用意していることは、やんなきゃいけないことが多すぎる今の時代、全然普通のサービスじゃん、と思えてきた。バカなのは取り分があらかじめ減っていることに気づかないで昨日より豪華で大きなパイを作り込んでいるゲーム会社じゃん。昼休みが30分しかないのに2時間のフルコース料理を頼んで誰が食べるんだっていうそういうズレ加減。ホント夢から醒めちゃったんだよ。そしてゲームが売れようと売れまいとソニーは怖いくらいにその中心にいられるだけの選択肢を自分の中に持っているんだ。ゲームこそが生命線である僕らに対し、ソニーにとっては無数の選択肢の内の1つでしかない。そしてそれが普通の人のライフスタイルにそのまま合致してるんだよな。シビアな時代だ。いいものを作ろうぜ、とか呑気に言えません。

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2000-09-21

「自分の首を絞める」

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一日空けました。コンビニロッテのムースポッキーの発売にぶつけるように明治のフランが森イチゴ味を出していたので買った。好奇心っていうのは結果がどうとかより、達せられる瞬間までが一番の喜びなのだな、と思った。例えばパンチラと一緒。見えてしまった時より、今まさに見えそうになる瞬間までが気持ちい。


セガがディスクに焼いたアーケードゲームゲームセンターに有償で貸し出して、お客様の食いつきがよかったら基板をちゃんと買ってよ、というシステムを始めるんだそうだ。多分自分たちの作っているモノに自信があるからこそ出来ることなんだろうけど、ものすごくやめて欲しい。弱気で保身的な意見だと思ってくれて構わないけど、コナミビートマニアが、新しいインターフェイスごと機械をゲームセンターに買わせて、2ヶ月おきぐらいに曲を追加ないし新曲と入れ替えていくようなシステムを作ってから、ゲーム機の消費サイクルが2倍から3倍以上早くなったように思う。そのシステムはダンスダンスレボリューションやギタージャムやドラムマニアなど、コナミの展開するリズムゲームにはものすごくフィットしていたと思うし、システム自体は画期的かも知れなかったんだけど、間違いなく言えるのはゲームセンター全体の売り上げはこの頃からずーっと右下がりになっているってこと。コナミは一昨年、去年と売り上げを伸ばしたけれども、業界全体はもちろん、当のコナミ自身だって消費型ソフトのサイクルに否応なしに巻き込まれているわけで、結果的には自分で自分たちの市場を狭めてしまったとも言える。


今回のセガが出したこの提案は、売り上げが少ない→ゲームセンターは確実に売れる新機種だけを導入したい→冒険を避けたいので、人気作の続編や安上がりな改造キット(同じゲーム機の入れ物を使ってソフト変更で新しいゲームにすること)しか売れない→売れないものを作っても仕方ないので、開発側も保守的になっていく→売り上げが少ない、という悪循環を「まぁ、まず口にしてみてよ。おいしなかったら、代金はいいから」っていう試食の段階を設けることで打破しようと言う試み。あるいは予約生産にして、少数生産でも売り切って、在庫を一切残さないという販売側のもくろみもあるんでしょうね。


どうなんだろう。結果的に業界の首を絞めるのではないだろうか。今までだって春と秋に幕張ビッグサイトで行われるショーで次のシーズンまでに発売されるゲーム機はそこで試食できたし(地方の人は難しいけど)、反応や前評判はその場にいなくたって、その日のうちにネット上を無数に飛び交う。要するにこのシステムで得をする人がいるとすれば、ショーに行けない環境で、ネットさえろくに回れない、しがない田舎のゲームセンターの店長? よくわからない。そういうのがたくさんいて、ゲーム会社がその販売機会を損失していると考えてるんでしょうか? あともう一つ、予約生産で在庫のリスクが減ったとしよう。でもそれがお店に届くのは試供品がなくなってから2〜3ヶ月後のはず。汎用基板を使ってもひと月以上は掛かるでしょう。そんなタイムラグを挟んでお客さんに失礼じゃないか? 下手したら心ない会社が同じ内容のモノをもっと安く作ってぶつけてくるよ。ムースポッキーは販売中止にしてもおいしいから作ればまた売れたじゃんって文法でしょうか。僕は違うと思います。試供品で得るあぶく銭とそのための制作費(手間)は相殺できないだろうし、実際の所、2週間の試食期間で得られるデータなんて偏りがあるから、あからさまに人気がない時以外ほとんどあてにならないし、あぶく銭の値段でゲームアイディアまで持ち逃げされたらもうサイアクですよ。何にも回収できない。作り損。ディスクを作る手間が増えて、自ら損を売ってるような感じ。悲観的すぎるのかなぁ。何かを自力で打破しようって気持ちは最高に素晴らしいと思うけどね。


家の近所の小さいんだけど、好みの合うレコード屋をひいきしてる。だってスーパーカーの限定アナログボックスを置いてくれるような店だし、それが未だに残っていたりするので、穴場です。灯台モトクロス。昨日は新譜の発売ラッシュだったので、他のでかいレコード屋も無視して行ったのさ。でも肝心の松崎ナオがない! てめー、そりゃどういうことだ!って店員の襟首をつるし上げると「と、取り寄せになります」なんてびくびくしやがった。売り切れましたって言わないって事は、何それ、つまり松崎ナオは売れないって判断って事? でもマリマリのシングルだってあるのにそれ以下かい! こんなにこの店を愛しているのに! かなり釈然としないながらもaikoのシングルとブランキーの最後のライブのDVDを買う。よく考えると、もう食費はおろか、通勤定期代にまで食い込んでるんだけど、えーと、多分気のせい。うん。感想は明日にでもまた話すけど、ブランキーは映像も演奏も冴えなかったけど奏でる音が寂しげで泣けた。aikoのシングルは相変わらずマイペースと言ったところでしょうか。


宇多田ヒカルのページに載っていたセーラー服姿が微笑ましかった。楽屋オチみたいのって好きじゃないんだけど、見ていて知り合いを見るようにうれしくなった。何かを装っていない彼女の姿勢に秘密があると思う。


明日はゲームショーに行くでショー。マッキは風邪引いて辛そうでした。

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2000-09-20

「届けたい人にちゃんと届ける」

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夏の暑さも懐かしいくらいに、電車に揺られた瞬間、寝息を立てそうに気持ちがいい毎日です。久々に布団と洗濯物を干せたので、気が軽くなった。


夜中、ヨシカさんと電話していたら映っていたテレビのトゥナイト2に焼き肉友達兼CGの世界的えらい人、由水さんがインタビューなんかされてて大騒ぎ。画面にも何度も作品が映るし、すげえすげえ、かっちょいい!と電話も忘れてひとりで盛り上がっていたら、ヨシカさんによると、由水さんのお父さんは日本で屈指のガラスの先生だそうで、ヨシカさんも学費を納めたことがあるとか。人の輪っていうのはけっこう身近に繋がっているもんだなと世界の狭さ&濃さにびっくりした次第です。


営業担当の人が印刷所に任せにしていたら、ふざけんなっていうデザインで上がってきたので、結局全部僕がやっちゃったっていうチラシが完成して段ボールに詰まってやってきた。企画の合間を縫って(合間なんてないんだけど)半日とかでやっつけたデザインなのに、チラシ自体は全国で20万部配るとかそんな壮大な話しにいつの間にかなっていて、なんだよ、そんならこんな70点みたいなデザイン(デザインとして、用件はちゃんと伝わるし、誤解も少ないが、特別な魅力はないのレベル)にしないで、もっと時間をとってかっちりやっておくべきだったよと思った。来月ぐらいから電話機を売っているコーナーなんかで見かけるかも知れないので、それっぽいアレがあったらふうんとか思ってみて下さい。あとゲームショーでもうろちょろしているかも知れない。見かけたら声掛けてみてください。山ちゃんやレイモンドなど、おはスタの人たちに会えたらいいなーって思ってます。仕事熱心でしょ?


セガドリームキャストを使用するテレビ電話システム「ドリームアイ」が14800円で発売されて、セガのページに専用の掲示板「ビジュアルパーク」ができてた。要するに投稿写真みたいなもんなんですが、もちろんエロはないし、リンクも貼れない、メールアドレスも出せないのでナンパ系も難しい。今大半を占めてるのが、うちのネコ可愛いでしょ?とか、とりあえず俺の顔とか、綺麗な景色とか、町内会の会報のような微妙なテンションがどうなの?って感じ。プリクラゲームセンターの掲示板に貼って帰るのとは動いている額も手間も何百倍も大きいわけですから、もっとテレビ電話にしかできない方向で見せてかないと宣伝としては逆効果なのでは?


最近すばらしいなと思えるのは脈々と続く「家庭教師のトライ」のCM。思春期の突っぱね感とか、親の余計な心配とか、他人だからこその大きな信頼とか、家庭教師のニーズをあまりにリアルな生活の側面から切り込んでくるあの観察力に脱帽。部屋にある小物やタオルの柄、夜の駅を照らす蛍光灯の色にまで完璧に計算されている。あの手法をポップで行くと「マツモトキヨシ」になったりもすんだけど、届けたい層の人にちゃんと伝わるメッセージを届けるという命題が100%以上に達せられてる名作だと思います。見るとなんかうれしくなるし。


あと「がんばれ若造」のカロリーメイト。デートの食事にはムードが肝心という暗黙の了解を逆手に取って、カロリーメイトの持つ栄養補給、時間短縮の実(じつ)の部分を、彼女のしらけた顔で逆説的に強調するという大変高度なメッセージ。これも口がふさがらないぐらいの傑作だと思う。

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2000-09-19

「卒業生を見送る教師の気持ち」

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マッキに負けまいと朝早起きして会社に行ったのに、眠そうな顔全開で歩いている途中の道で肩をたたかれる始末! ぬむー!


マッキントッシュの話しの続きですが、来年早々に登場すると言われるマックOS X(10)は、今まで互換性を確保するために損なわれていた安定性や即時性を、古いマックの呪縛をズバッと切り捨てることで再構築を図った新しいOSとして、各方面から強い期待と関心が寄せられていますが、昨日読んだ記事によるとOS XOSでありながらなんと128MBのメモリを使うかもしんない(既に使っている)ことが判明。おいおい、絵描き用のパソコンでもない限り128MBなんてメモリは載ってないだろう! 普通。僕のiBookは200MB程度、会社のマックでさえ300MB程度積んでいるだけなので、もしその内の半分近くをOSが使ってしまうとなると、フォトショップイラストレーターはとても同時になんか開けない。だいたいOS 8になった時にメモリを32MB使用することを聞いた時だって、お金のない僕なんか悲鳴を上げてたのに、一気に4倍! たった5年前のOS 7.5の頃までシステムだけならフロッピーに収まっていたって事が、遠い遠い逸話のような響きをもってますわ。確かにメモリは安くなっているけどさ、高性能って足し算だけじゃないでしょう?って何度も聞き直したくなる。


ネット上でしか会ったことのないリスペクトな人たちがどんどんネットから離れてしまってやるせない。先月ごうさんの「スーパーナード」がなくなったばかりなのに、今度はタッカさんの「タックマック」もなくなっちゃった。やっぱりテキスト主体の更新が日本のサイトのほとんどだと前提すると、そこに残るのは自己愛にまみれたモラトリアムの軌跡なんだろうな。トンネルのように、入ったらいつか出る場所。その長さには大きな個人差があるけれども、新しく活きのいいページや、更新することの意味を問い直しているページを見るたびただそう思います。卒業生を毎年見送ってる教師ってこんな気分なのかも、とかね。


会社の人が書いていた日記を無断転載。詩のような響きがいいな。

あるはずのものがみつからずにないはずのものがみつかる。
でも結局それではうまくいかない。



おまけ:面白い文房具のページ・埼玉の行き止まりのページ

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2000-09-18

takanabe2000-09-18

「共感を色と形に代えること」

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全国のパティさん、見てますかー。あなただけにお送りする一方通行でよこしまな愛、すなわちラヴフールです。こんばんわ。今日は会社にマッキfromスタコラ潜水艦がやってきて、あー、退屈な日常を自分色にちょっとシフトするだけで、景色ってずいぶん変わって見えるんだなぁとか感慨深げに思った次第です。


ギャル服について最近考えるとこがありまして、行ったねLOVE BOATとかね。ユーロビート系の曲がスピーカーを割らんばかりに鳴っていて、こんなんじゃまともに服も選べないよって気持ちになったり、やけに馴れ馴れしく話しかけてくる奴がいると思えばタメグチの店員だし、えらい安い服とそれなりの値段の服の間にある差が全然わかんないし、どう考えても同伴をやらされてるだろって言う、さえない中年(でぶ、薄汚いポロシャツ、脂ぎった髪、変なテニスシューズ)が店の外でシャネルの紙袋とか持たされて待っているし(ヘンテコなペットのようでもある)で、なかなか普段見れないものを見たなぁとちょっと興奮気味。ついでにギャル系の服を一つでも買ってしまうと、靴や髪の色やメイク(肌の色)やアクセサリーもそれなりにしないとバランスが保てないってこともわかった。つまりはまったが最後、抜け出せないって商売ですよ、これ。さすがだわ。遊戯王のカードゲームとか、ソニーメモリースティックを軸にした商品群とか、プリングルスとかかっぱえびせんとかといっしょ。


パナソニックの商品からはコンセプトが見えない、というレビューを読んで、そういやパナソニック製品って家にひとつもねぇやと思った。最近気になるのはデジタルビデオカメラの宣伝。スナイパー(狙撃者)ってむちゃくちゃ攻撃的な名前を付けておきながら、CMではママが赤ちゃんを熱心に撮っていたりして「その瞬間ママはスナイパーになる」なんてナレーションが入ったりすると、商品イメージとして、家族団らん温かめでいきたいのか、高性能を見せつけて冷たくカチッと決めたいのかどっちなんだよって、たった数秒間の中にも筋の通らなさが歴然。しかも恥の上塗りみたいに「音楽も聴ける!」なんて、富士のポケットサイズのデジカメならなるほど!って思うにせよ、あんなでかいビデオカメラで音楽聴けてもじゃまなだけだっつうううの。インターネット冷蔵庫並みのばかばかしさだと思ったよ。時代の寵児。2100年に開封のタイムカプセル行きを予約しとくべき。未来の爆笑間違いなし。


あたらすぃーiBookの各種レビューを読んでいて、どんどん買い換えたい熱上昇中。「画面解像度(800×600)の不満をのぞいてはもはや完成のレベル」とか言われると、聞き耳立ててなくたってむむむって思うですわ。買ってたった数ヶ月だけど、もう充分すぎるぐらいiBookの良さを満喫したよ。これいい! 最高! これなしじゃ生きられない! 箱とか備品も美しいままだし、えー!まじ!どうする!? いっちゃう? それともあと一年我慢して液晶が1024×768のが出るまで待つ?(保証はないけど)。物欲とか所有欲のあんまりない僕がこんなに悩むのもめずらしいですわ。だってかわいいいんだもん、iBook。かわいすぎるもん、iBook。助手席に乗せたいタレント・ナンバーワンですわ、オレ的に。ちなみに2位は、オレ(←運転苦手)でした。


スーパーカーの曲を聴くといつも光を感じるし、ライブで聴いた限り来月発売の新曲は最高傑作にして、まさしく音にした光そのものだぜ!って思っていたら、ラキノンジャペンに載っていたジャケットのデザインがまんま光で泣けました。そうさ! デザインって共感を色と形に代えることなのさ!と思った。抽象表現が一番ストレートという例もめずらしい。そこにくっついていたレコード評も「今まで発表した曲は数年前に膨大に書き溜めたものの一部だったから、ナカコウの曲が初めてタイムラグなしで聴ける今作は、光年と言えるくらいの距離をぶっとばすぐらい愛おしいことだよ!」みたいな(うろ覚えなので相当意訳)完全なラヴフール文体(愛に盲目なゆえ周りが見えてない)になっていて「伝わんねーよ!」って笑って突っ込みながらも、他人事じゃないような共感と恥ずかしさで胸がいっぱいだった。あとすぐそばには松崎ナオの新曲に関するレビューもあった。「彼女が不在だった間に、音楽シーンはずいぶん変わってしまった。痛みを歌う女性シンガーも今はそんなの珍しくないし」みたいなことが書いてあった。こちらもネガティブながらも強い共感。やっぱりあれだけのオリジナリティを持ってしてもタイミングというのは重要なわけで、その間の悪さが僕にだって感じられる今は、とてもブレイクなんて難しいのかな。まだまだ僕だけのナオちゃんで居続けるのかな。うーん、それもいいか。(いくないです)

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2000-09-17

「愛はひとつだけ」

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2階の夫婦が真夜中に喧嘩しているものとばかり思ってました。雷。ホントに2階でタンスをひっくり返してるような音がしたんだよ。起きてから9000台もの電話機に影響が出たことを知って、そりゃオレだって眠れないはずだよ、と思った。


JR東日本にお世話になってる人はお気づきかも知れませんが、変な車内広告がある! 何かねー、アクリル絵の具で描かれたボクサーがスポットを浴びてコーナーに座ってんですわ。で、コピーが「必ず立ってやる!」。「んー?」と思って細かい字を追っていくと、優先席(旧シルバーシート)は老人や妊婦や体に不自由のある人たちのためにあるからうんたらとかって書いてある。その時点でそうとう変、と言うかセンスを疑うんだけれども、問題なのはそのボクサーの絵の顔! コレが見れば見るほど「草野正宗」顔なんですわ。これ爆笑もんだよ。正宗が、ボクサーのかっこで、スポットを浴びて、シルバーシートのことを世に知らしめるために「必ず立ってやる!」なんて言いながらにらみ利かせてしてんだよ! 正宗って最初につくだけでセンスのない広告が途端にステキなものに思えてくるから、すごいな。「正宗がボクサーのかっこ」ってだけでも笑えるし、「正宗が必ず」なんて力む相手がシルバーシートっていうのもそうとう笑える。それも気の利かない誰かを「立たせてみせる」じゃなくて、最初に自分で座っておいて「必ず立ってやる」ってどういうことだよっつう。そういうイカした広告ですわ。是非。ご賞味下さい。


休日出勤も板に付いてきて、ものすごくヌシっぷりを発揮。セキュリティシステムの作動も解除も一通り覚えたよ。もう誰もいないのをいいことに「おはスタ ベストVol.1」や「2」を大きな音でかけながら、歌って企画書書いてます。歌うコックさんっているけど歌う企画者。厳密には他の社員が来ても引き続き掛けっぱなし歌いっぱなしなんですが。休日の愛嬌ということでそこんとこ4649。足下もゴム草履だし。


マリオテニスが公式トーナメントを開始。「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」をおさえて2000年のベストゲームにリコメンドしたいかも知れないマリオテニスならばっちり極めたわたくしといたしましては、さっそくネットで応募したね。3分間リミットでリングショットのハイスコアを競うんだけど、ただ今471点! これわりといい記録だと思うのよ。平均350点前後しかいかないことを考えても、うん。さらなる高みへ登りつめるべく500点を目指して精進中でございます。(仕事しろよ)。


あと僕が椎名林檎を大嫌いなの知ってて、会社の先輩が「買っちゃったぁ、絶頂集ー」とかパーテーション越しに満面の笑みを浮かべるので、しいたけを食べるような気持ちで相手をする。一応、元デザイナーの端くれとしてはパッケージとか気になるわけで、わざわざ3枚に分けて、3000円で売るってことはそれぞれに個性的でベクトルの違うバブリーなジャケットを付けているんだろうよ、どれどれと思ったら、ぺら紙一枚に、透明ケース、しかも8センチシングル3枚って構成だと知って、人のモノなのに本気で叩き割ろうかと思った。そんなら最初っから一枚にしろっつううううの!


ところで昨日の裏日本工業新聞に「椎名林檎は90年代の森高千里かも」のようなことが書いてあって、糸井重里の前で俳句を詠んでいたCMの頃から森高ファンの僕としては、むむむと思った。しかし「実は森高千里のファンの方が世の中に対してパンクしてるんじゃないか」っていう指摘はほんとさすがの洞察力と思いますわ。


はてさて、ラヴフールにラヴレターのコーナーにはほとんど初見のパティさんの熱くメッセージしか届かなかったと言うことで、次回からはもうカウンターを空回りさせているあなた達を置き去りに、パティさんだけに愛を送り続けようと思った次第であります。つかもう来んな、二度と! 雷に打たれちまえ! そしてボヤッキーみたいに骨光らせてみろ! パティさんには約束のドリラー人形をお送りいたしますよ。楽しみに(そして気は長めに)お待ち下さいね(語尾ハート)。

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2000-09-16

「スタア学園、古屋兎丸、ダニーボイル」

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髪を切りました。まぁ僕ぐらいにもなると、これ以上、かっこよくなっても漸近線よろしく上限のあたりをひゅーんと水平飛行しちゃうだけなんだけど、僕の通う床屋のおやじはやっぱ違うねー。常時勝者であり続けることの退屈さを理解してくれていて、星の数ほど無数にある選択肢の内から真ん中分けの坊ちゃん刈りを僕にチョイスしてくれるのだった。27才で未だに有無を言わさず大学生料金なのは愛ですか?(と言っても2300円が2000円なので、どちらも結局破格)。サンキュ、おやじ。


かっこよすぎる髪型で本屋にぶらり、「スタア学園」の最新刊を見つけたので他にも3冊ほど買い込んで、夕方のブランチをしながら一瞬で読み倒す。だって遊んでくれる人いないんだもん。今日ぐらい休まないと土日は出勤なんだもん、って誰に説明しているのかわかりませんが古屋兎丸の短編集「ウサマル2001」が大変面白かった。勝手にコラボレーションってコーナーでは、有名漫画家のタッチを真似るだけでなく、自由に組み合わせて遊んでいたりして、ダーティ松本×松本大洋、とか、北斗の拳×カジヒデキとか、マリリンマンソンが好きなタラちゃんとイクラちゃんとか、もうこうやって文字にしているだけで相当危険。相変わらずコギャルの絵は上手だし、涙が止まらなくなるような感動できるストレートなお話も書けるしで、その優れた観察力に感服した次第です。これ今月のリコメンドでよろしく。スタア学園は、ちょっとパワー落ちたかも。先月ぐらいに王様のブランチかなんかで、何かの批評家がスタア学園の作者、すぎむらしんいちを延々「彼は天才なんですねー」とかって褒めちぎっていて、その気持ちには僕もまったく同感だったんだけど、いかんせん相手が、日曜午前中のバラエティ番組だったので、ついてく人はおろか、フォローさえしてもらえずに、愛情がただただ空回りするそのものすごい速度は、まるでラヴフールそのものじゃん、と思えて無性に悲しくなりましたわ。


売れすぎたから発売を中止してたってどういう理由だよっていうムースポッキーを無表情でコリコリ食べながら、仕事も放って、頼まれているホームページづくりをする。釣りのページなんすけどね。完成したら、こっそりリンクでも貼っときますわ。フライフィッシングやアンティークロッドに興味ある人には割といい感じのページなのでは?と思います。多分。きっと。


なんか寝付かれなくて、半年以上も前に買ったままになっていたビデオ「シャロウ・グレイブ」を2年ぶりぐらいに見る。「トレインスポッティング」で有名になったダニーボイル監督のデビュー作かな? 僕の大好きな俳優ユアンマクレガーも初主演っぽい。パッケージには「英国映画に新風を放った驚愕のスタイリッシュ・サスペンス」とか書いてあって、確かにその説明は一字一句間違ってないけど、スタイリッシュ・サスペンスってどういうジャンルだよ、と思った。ところでダニーボイル作品と言えば、「シャロウ・グレイブ」→「普通じゃない」→「トレインスポッティング」→ずーっと空けて→「ビーチ」の順に素晴らしいと思います。要するにほぼ最近のほどつまんないのかも。要するに「シャロウ・グレイブ」を見れっつうことかも。いや、かもじゃなくて、そう言いたいんだけど。あらすじはややこしいので説明しづらい。アパートで共同生活をしていた3人の元に転がり込んだ薬がらみの危ない金が招くハラハラサスペンスとでも言っておきましょうか。あー、こう情けない説明をしながら、いい映画(映像)って文字に圧縮出来ない部分を多く持っているんだなぁって今気づきましたわ。当たり前だけど。


オリンピック相変わらず興味ないですが、柔ちゃんが金メダル取ったっていうのを聞いて、ふつうにスゲーとか言ってみた。ところで、日本のユニフォームは一般的な意見の「日本らしくない」っていうのより、「日本らしく格好悪い」だけだった今までのよりは幾分いいんじゃないか? 目立ってるし、と思いました。でもオーストラリアレインボーカラーはゲイのシンボルって、いくらなんでもそれぐらいは下調べしておけデザイナー、と思った。

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2000-09-14

「外界との接続端子」

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仕事は楽しいよ。楽しくて楽しくて仕方がないよ。だって仕事以外する事ないんだもん。もはやラヴフールとお昼のタモリだけが外界との接続端子。ぼえー。寂しさひとしお。


iBookが何ヶ月か前の噂通り1.5倍のパワーアップ。FireWireがついて、DVDがついて、クロック数466MHzだって! すっげ。パワーブックのお金で2個買える値段なのに全然遜色ないじゃん。画面の解像度は800×600だけど、絵でも描かない限りまず関係ないしな。どうすんだよパワーブック。どうやってプライド保つんだよ。とりあえずおもちゃっぽいから嫌い、とか言っておくか? でも、黄緑綺麗だな。え? アップルストアだけの限定色!? そりゃブーイングも出るって。間違いなく黄緑買うもんね、オレだったら。


ソニーMP3プレイヤー内蔵のI-mode端末を、ゲームショーでやっと公開することを発表。折り畳み式で、メモリースティックを採用だそうだ。でもまだ無線のソフト配信の機能は付けてないらしい。なんでだろう? いきなり完成しちゃうと、他のメモリースティックウォークマンの立場がないから? 一般人に歩幅を合わせたいから? なんだろう。説明してください。


ラヴフール専属デザイナー2号(ちなみに1号えりなちゃん、3号はマッキ&ミノ)のヨシカさんから、新ページオープンのお知らせがありましたよ。まだまだ仮オープンの何にもない状態とは言いながらも、現在バリバリ進行中の、実家のガレージを改造してガラスの窯を制作している過程がばっちり載っているので、興味がある人は見たり聞いたり、見学させてもらおう。僕も仕事が終わり次第、休みでも取って行かせていただきます。つうかもう行きたい。行かせろ。


袴田吉彦とCGアイドル「テライユキ」の合成CMすごいね。グッと抱き寄せるところなんかかなり雰囲気でてるよね。そろそろ死んじゃった名優とかもCGで共演なんてことも視野に入ってきたんだろうな、と思った。舌の描写がなんだかぺらぺらなのは気になったけれども。


CGと言えば焼き肉友達、由水さんのワコールのパンツのも、かなりいい。これCMのテンポで見るとツルーッと流しちゃいがちなんだけど、会社の音のでないパソコンでムービーを流してみたら、ものすごい構成力と計算し尽くされたテンポに鳥肌が立った。多分背景以外はひとりで作っちゃったんだろうなーって恐ろしい気持ちになりながら、自分プロデュース力(←漢字)に感服した次第です。


あと景品としてススムくん人形をぶら下げた、ラヴフールにラヴレターをよこせの係りに、締め切りまでまだわずかの余裕があるようです。目安として入れ物が100だったら、現在680ぐらい空いてます。要するに一通も来てないんですけど、ネット上から一方的に訴え続ける、この春先のおかしな人のような状態はホームページとしてどうなんだ、という疑念も速度で振り切りながら、休日もお仕事がんばります。あ、床屋いこ。

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2000-09-13

「ゴーゴー叶姉妹」

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そう、昨日は目がぐるぐる回っていたので、カメラのことだけ書いて寝ちゃったんだよ。朝方悲しい夢を見たよ。目が覚めて寂しかったけど、それは書かないの。余計寂しくなるからね。


叶姉妹っているじゃん。唐突ですが僕は彼女らを好きかもと思った。いや、ホントのことを言えば、彼女らを好きなんじゃなくて、彼女らを嫌っている人たちを嫌いだと思って、そのマトリクスからはじかれた価値観が「彼女らを好き」か?ってそういう話。


朝の準備もせずに布団の中で呆然とした時間を過ごしていると、点きっぱなしのテレビジョンには大抵彼女らが映る。彼女らを映すと視聴率松田聖子並みに上がるんだって。何とかという権威のある式典に出てた!とか、有名な俳優と一夜を共にしたみたいだ! 美容の秘密を詰め込んだDVDを出した! CDデビュープロモーションをしに何軒かレコード屋を回った! とかそんな話。もうお気づきかと思うんですが、事実の部分だけを文字にすると全然普通なのだった。スキャンダラスなのは、彼女らが芸能人じゃなくヴァンサンカンのスーパー読者出身のいわゆるシロウトであるのに「不相応な(?)」派手な生活をしてそうってとこだけ。オートクチュールの何十万の服を着る。絵に描いたようなお嬢様言葉でしゃべる。豊満なスタイルを強調したようなドレスを着る。有名な式典に顔を出すだけでなんか優雅な生活をしちゃっているように見える。でも、なんでそれがいけないの? 僕にはわからない。コメンテーターが「彼女らはなんなんだ!」「生い立ちを調べてみても得体が知れない」「なんて羽振りがいいんだ(こっちは地味に働く毎日なのにって意味?)」って何とかして陥れる隙を狙ってんだよな。それが視聴者のメイン層である主婦の気持ちの代弁なんでしょう、多分、きっと。


全員がそう思わなくてもいいけど、うらやましいという気持ちの方がわりと素直なように僕には見える。嫉妬とは質が違う。一生懸命になれることを見つけていて、それを自己実現できている事実がうらやましい。そういうことが醜く見えるのはものすごく悲しいことのように思う。たぶんその人たちは電車の中でベロチュウするカップルも嫌いなんだろう。「不相応」で「醜い」からって理由で。僕はその瞬間に疲れた顔で電車に乗っている自分と比べて、大変うらやましいです。周りも見えなくなるほど真剣なモノをちゃんと見つけてるわけだもん。そんなときに我に返っている人の方が絶対ツマラナイ。オレも君らがもっとうらやましく思えることみつけてやるって思う。


実際叶姉妹に会った人の話しを読むと、彼女らはちっともカンチガイなんかしてない人たちだそうです。例えば、ゴルフ場に呼ばれた時なんかは、ゴルフの知識がまるでなくても、当日までに大抵の知識を仕込んできて、ゴルフ好きの人の会話についていけるようしてくるし、それにちなんだジョークだって言う。洋服にしてもゴルフ場らしいおしゃれを一度ちゃんと解釈した上で、自分流のゴージャス路線へ振っていくんだって。要するに、ものすごい努力で支えてんだよね。そういう努力を「不相応」だったり「醜い」だったり「やりすぎ」とは全然思えない。彼女らはそれを誰のためでもなく、自分を一定の高みへ置くためにその努力をしているわけで、言ってみればその為にする投資はスポーツマンのトレーニングの気持ちに限りなく近いのではないでしょうか。多分彼女たちは寝そべってお菓子を食べながらテレビは見ないだろうし、そのテレビにむかって、不平不満はつぶやかない。みんながぼんやりしている時にも、明日訪れる一瞬のきらめきの時間に向けて、最大限の努力を怠らないはずなんだ。今できることに1ミリだって気を抜かないその姿勢に、けちをつけられるような人がいるなら、是非会ってみたい。きっと彼女らよりずっと輝いて見えるはずだからね。

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2000-09-12

takanabe2000-09-12

「カメラライフ」

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月がまんまるで眩しいね。トロがリモコンに反応してじたばたするぬいぐるみが出るって。ちょっと欲しいかも。


ソニーから手のひらサイズの高性能デジカメが発表になった。ツレプテクーやi-modeを絡めた仕掛けも盛り込んであるそうです。うん、大変よろしいのではないでしょうか。値段が10万近いのと、相変わらず1時間半とかの駆動時間っていうのが2年後ぐらいにどっちも解消してくれることを願って、この質感はデジタルイクシを買いに行こうとしてた人の足を止めるだけの力があるなと思った。


デジカメは、その意味合いにおいてカメラに属するモノではないと言う前提をしておきますが、まだまだその発展途上の性能の中でどうしてもフィルムのカメラと比較されがち。で、僕も何度かいろんな会社にだまされながら、数々の使えないデジカメを買わされてきた悲しい人のひとりですわ。去年今年と需要を倍以上伸ばしているデジカメに関して、思い切って貯金を下ろそうとしている人に確認して欲しいことはたったの2つだよ。それは起動まで時間と電池の形ね。


デジカメって液晶を点灯させ続けるのにものすごく電池を喰うんですが、サイズが小さいことを売りにしているカメラは、大抵電池も小さいので1時間しか使えなかったりします。つまり小さいサイズとは名ばかりで、同じぐらいの体積の予備電池を持ち歩く羽目に会うわけですわ、必ず。旅行なんかした日にはそれに加えて充電器まで持ち歩かなくちゃいけない。でも買う前にカタログ上で比べてみても、現在まともに一日持ち歩けるだけの性能を持ったカメラは一つもない(!)ので、ここは割り切って、充電池の形が乾電池と兼用なのを選ぶことをオススメ。旅先でキオスクコンビニさえあれば、電池切れに困る必要もないからね。


あと画素数なんかよりはるかに気にして欲しいのが起動するまでの時間。液晶を点灯させて、撮影オッケーな状態になるまで、今時2秒以下じゃないと、ほとんどの場合シャッターチャンスを逃します。「その場で撮ってその場で確認」というのが2000年におけるデジカメにしかできない利点であり存在価値なので、機動性には細心の注意を払おう。なけなしの貯金をデジカメにはたくのなら、100%機動性に目を向けてまず間違いなし。その点に1%でも曇りがあったら、それはものすごいもったいない買い物になること間違いなしですわ。8000円ぐらいのフィルムのカメラ+1万5000円のスキャナーの方がよかったって2,3日で思い直すはず。写真の色や癖にうるさい人は、富士やニコンデジカメがやっぱり再現性の上では素直なようです。それでは、よいカメラライフを。

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2000-09-11

「ラヴレターよこせ」

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ういーす。例年によってオリンピックにも巨人軍優勝にもまったく関心を示さないたかなべです。マラソンの高橋選手は好きだけどね!


ものすごい雨だったね。風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みでーって一生のうちに何度カメハメハ大王の国の住民になりたかったことか数知れない。つうか月曜日はいつも嫌い。


朝、寝ぼけ眼の電車の中で「ミスタードリラー」のデザイナーマッキーに会った。イギリスに行きたーい、とかで地球の歩き方を読んでいた。「たかなべくんは海外行ったことある?」と聞かれて、あるわけないので寂しかった。マッキーは子供の頃、両親に中国に連れていってもらったり、大学の卒業旅行にヨーロッパを巡ったりしたんだって。「そ、卒業旅行! さすが女子大!」。関係ないところに反応して、話題の焦点がぼけました。大人気のキャラクター「ススムくん」は来月のコミックCUEの表紙を飾るとかで、マッキーによる全日本美少年化計画も着実に前に転がってんだなぁと思った次第です。また焼き肉喰いましょう。


電線で高速インターネットができることは、昔どっかで聞いてふーんって思ってましたが、今日聞いたニュースによると割と実用化に近いレベルまで来ているようだ。会社の人に聞きなおしたら、既存のインフラをそのまま使えるわけではないし、専用モデムも多分必要なので、けっこう先の話なんじゃない?と言っていました。どっちなんだ? ケーブルテレビのない沿線にすんでる僕としては、NTTにばっかり搾取される毎日から一日でも早く脱却したいの構え。そういう意味でコンセントからインターネットっていうのは一つのわかりやすい可能性ではあるなぁと思うのね。電気がないとパソコンも動かないわけだし。水道管やガス管なんかもこっそりがんばってみて下さい。


マクドナルドって今、ビスケットなんか売ってんのね。今日、会社で食べさせてもらったんだけど、一つ一つがちゃんとキャラクターになってんの。それが2頭身の微妙なデフォルメで、特に最高なのがドナルドオバQパンチパーマかぶせたみたいなデザイン。これ爆笑モノなので、マクドナルドに行く機会があったら是非確認しておいて。


あと「ミスタードリラー」非売品ぬいぐるみ(手のひらサイズ)を分けてもらったよ。とても可愛いのでラヴフールをご覧の皆様一名にプレゼントしたいと思います。メールでよろしく。つうかお前内輪じゃんって人から、普段「読みオンリー」で、僕の知らない方までどなたでもどうぞ。毎日更新したくなるようなステキな言葉を添えてくれると競争率がぐっと下がります。希望ならマッキーの直筆サイン(ただし新聞広告の裏に)もつけちゃったりします。ではそんな感じで。

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2000-09-10

takanabe2000-09-10

「最初で最後の恋」

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休みをつぶして仕事をがんばったのに、思ったほど成果が出なかった。コンビニスパゲッティを食べながら、頭休めに上の絵を描いた。逆光以外はイラストレーター9だよ。ぼかしや半透明もいけちゃうのだ。すごいねー。


今月のこのページデザインは数年前、僕やうでっちやあんぱんまん主任の間で瞬間的に大ヒットした恋愛シミュレーションゲームのイメージをフェイクしたものなのだけど、そのゲーム自体それほど有名じゃないし、美少女の絵を載せるなどの配慮がなかったので、ただ単に不気味なだけのデザインになっていまいました。ものすごく反省中。


そのゲームはとても画期的なゲームシステムを持っていて、そのメインとも言えるのがこの絵に表される「下校」のシチュエーションなのだった。ルーチンワークの授業を終えると、みんな各の生活に帰るわけですが、程々仲がいい女の子に下駄箱や校門のあたりで出会えると「一緒に帰ろう?」って誘うことができんのね。で、上の画面になる。もちろんここには僕ではなく、かわいい女の子が歩いている。左上のゲージのうち一番外側の輪っかは「学校→じゃあねまた明日ーの場所」までの距離を表していて、で、数々の話題ジャンル(例えば「学校のこと」「音楽のこと」など)の中から、好きなモノを選ぶと、その娘の関心があることだった場合には、話題が弾んで笑顔に。そして左上の心臓の鼓動が激しくなり、その外側のわっかで示される「学校→じゃあねまた明日ーの場所」までの距離の縮まり方が若干遅くなる。反対に、関心のないことや触れてはいけない話題だったりすると、心臓の鼓動は弱くなり、つまんなそうな顔になり、帰る足取りも速くなってしまう。サイアクの場合は「たかなべくんと帰ってもつまんない、あたし先帰るね!」ってコールドゲームよろしく愛想を尽かされてしまったりする。


面白いのは面白い話題をどんどん機械的に繋げばいいものではないと言うところ。あんまりリズムよく関心の高い話題を振りすぎると、今度はドキドキさせすぎて「あ、あたし用事を思い出しちゃった! ごめん、先帰るね!」って顔を赤らめて逃げてしまったりする。「じゃあねまた明日ーの場所」に着くまでにいかに程良くドキドキ度を高め、週末のデートの約束にこぎ着けるかっていうのを計算するわけ。そんなことに夢中になって朝までテレビの前に釘付けになった僕ってまさしく思春期のそれじゃん! ってところが大変評価されたのだった。いや、僕ら三人ですけど。


女の子の髪の毛がピンクだったりもせず、エロもなく、デザインがいわゆるオタク絵でないところや、オープニングムービーが80年代アニメさながらのキャッチーな歌謡曲付きだったり、背景の水彩画のようなやさしさ、ロゴデザインの計算され尽くした「ぬるさ」(上のを参照)など、モノヅクリの姿勢としてほれぼれする部分盛りだくさん。去年に続編の「2」がボリュームを大幅にアップした3枚組で登場して、例の3人は「あの季節が再び?」と思って洒落で予約までしたんだけど、みんな1回以上プレイしなかったようだ。理由はよくわからない。最初で最後の画面の向こうに恋した体験だった、あの数ヶ月は。

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2000-09-09

「事実としての尺度」

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今日は9月9日、救急の日である上に、アーノルドパーマーの誕生日だそうです。アーノルドパーマーが傘屋でも、洋服屋でもなく、プロゴルファーであることを何人が知ってんのかなぁ。僕も言われて思い出したよ。


ネットに繋がっている人は2000万人いるけど、ホームページを持っているのは20分の1(つまり100万人?)らしい。モノヅクリ屋と観客の距離が縮まったり、曖昧になったり、お互いに相容れたりする日を子供の頃から夢想していたけど、マーケットとしてはその辺が上限なのかもしれないと思った。ロクヨンDDのような(観客が参加して生み出したものが、今までパッケージされただけの完成品だったソフトを愛着の手垢塗れにする)ハードが未来のコンセプトに思えていたのに関わらず、10万人限定会員制を謳っていながら、1万人ちょいしか登録されてない実状からしても結構大事な「事実としての尺度」かも知れない。未来はそう甘くない。


入社時おんなじ部署の同期だったうでっちと昨日川崎で待ち合わせて飲みに行った。5年の付き合いの中でうでっちとさしで飲むのは気がつけば初めてのことだ。いや、男同士誰かとさしで飲むこと自体初めてかも。よく分からない。僕には友達と呼べる人が全然いない(自信を持って数えることさえできそうにない)ので、うでっちのように人の話をちゃんと聞いて受け止めてくれる人と言うのは掛け替えがないと思った。僕も誰かのほんの一部分でも担っていられてるのかしら、と思った。答えはない。


毎月貯金はおろか、食費さえ切りつめないと生きていけないくらい薄給な僕ですが、モノツクリにはなるべく敬意を払うべく、中古やレンタルにはまず手を出さないやせ我慢貴族です。今月は3枚のDVDビデオを定価で買って、どれも釈然としない内容という惨澹たる結果に。特に悲しかったのが昨日買ったスピッツの「ソラトビデオ3」。スピッツの出す作品と言うのは音源以外の部分に全然こだわりがなくて、よほどテーマから外れない限り、言ってしまえば「担当者おまかせ」なものが多い。プロモーションビデオはその最たるもんで、「ソラトビデオ」1も2も、それはその曲に付くビジュアルとしてむしろ逆効果だろう!って憤慨したくなるのも多かったんだけど、今回はちょうどフェイクファーの迷走時期〜メモリーズで奇跡の復活、という時間を逆に追っていっているせいもあって(最後の曲、運命の人のクリップなんて死体袋だぜ!?)一番ひどいかもと思った。DVDの見たくないところまで見えすぎる解像度で、やすっちい合成技術の粗が目立つっていうのも大きく理由としてあるけど、まずその映像を通して、この曲のどの部分のよさを引き出しているのか、または引き出そうと思っていたのか、何百歩引いてみてもわからない。まるでデビューしたたてのバンドが、安い制作費の中で映像作家の表現の実験台に使われているみたいにしらーっとしたムードが流れてくる。音量を絞ればもうどんな曲調(明るい暗い激しいおとなしい早い遅い嬉しい悲しい)がそこに鳴っているのかさえわからない映像。今月はこんな映像作家のために食費を切りつめるのかと思うと、ものすごく悲しい気持ちになったですよ。一言で言うとカネカエセ。あと余談だけど、会社のパーテーションに貼ったスピッツのポスターを指して先輩が言った。「この歌っている人、最近整形したでしょう!」。僕は爆笑して、正宗に限ってんなわけないじゃんと言った。顔が変わったとしたらメモリーズで確かなものをつかんだ「男の顔」になったってことだよ、って思った。でも疑いながら映像を見ると、メモリーズ以前以後を線で引いて分けたように違った顔に見えるのもまた確かなのだった。どうでもいいような、案外そうでもないような複雑な想いだ。


おととい会社の携帯に未来日記チェーンメールが届いた。あ、何? 今話題だったんだ。適当に番号打って送ってきたのかな。ネチケットとかうるさく言う人は相当うっとうしいんですけど、そろそろ一般的な知識として学校や新入社員の研修なんかにもその辺のことを盛り込んで欲しいですわ。ネットに匿名性なんてないこととかね。


ローソンの細麺パスタ チキンのペペロンチーノがステキ。オリーブオイルが別袋で付いていると言うスパゲッティセオリーを無視してないか?という疑問は残るにせよ、単純においしいのでお試ししてみて吉かと思います。イタリアに帰国するまであと2年と3ヶ月(推定)。


明日もお仕事がんばります。

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2000-09-08

「勘弁して下さい」

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パラッパラッパーがアニメ化するそうで、ぺらぺらのまんまなら最高だなぁと思った。


部屋が一階だからかな、夜、部屋に帰ると必ず何かがいる。でかいバッタとかヤモリとか、悪役っぽいデザインのクモが、尖った足でタイプする僕の手の上を越えていったり。おとといはカーテンの陰で鈴虫がリンリン鳴いていた。朝飯代わりにドーナツを食べかけたものがあったので手を伸ばしたら赤い蟻でびっしり(僕の方も鳥肌でびっしり)。iBookの半透明なプラスチックの中にも学研の科学さながらに歩いていたりする。最初はおろおろするけど結局どうしようもないのでもう慣れた。昨日は「わ!ゴキブリ??」と思ったらコメツキムシで、砂時計代わりに延々逆さにして遊んだ。玄関の前には必ず隣の家の猫がいて、白い洗濯機の蓋を足跡だらけにしてくれるし、スニーカーなんか陰干ししていると勝手にソファにしてる。寝るのはいいけど毛だらけにすんのは勘弁して下さい。


会社の先輩(女性)が昨日親知らずを抜いたとかで、ほっぺたが左右非対称になるくらい腫れていた。僕も大学受験の時、4週連続で4本を抜歯したのでその辛さはとてもわかるよ。まだ生えてない親知らずを無理矢理抜くとぽっかり穴が空くので、ずーっと血が止まらない。うがいしちゃうと傷口が固まらないからとかって医者に言われてただ我慢しかできないの。いくらトマトジュース好きの僕でも一日中血の味のする口の中は相当気が滅入ったよ。物も食えないし、痛いので寝ることもできないし、かといってゲームしたり本を読むほど集中力もないし、音楽聴いても歯に響いてくるような錯覚がして、放心状態で天井の木目を数えていたのを思い出します。勘弁して下さい。


バイオの新しいコンセプトモデルが公開になった。夢がないと思った。持ち歩きパソコンはいろんな意味で今、過渡期であるとは思うんだけど、合体ロボみたいに何かの集合体みたいのとかいい加減勘弁して下さい。十得ナイフって便利そうでも、ちゃんと使いこなす人ってまずいないじゃん。むしろ無駄じゃん。そろそろ一眼レフカメラに対しての写るんです、みたいな位置づけが現れなきゃいけない時期だと思う。それがコンセプトモデルならなおさら。


毎週何冊か、仕事のネタになりそうな、というよりそれ以前の予感的な部分で、目に付いた本を買う。レコードで言うところのジャケ買いみたいの。今週は「自分を知る力がつく 自分史のドリル」という、穴埋め形式の自分史帳?みたいのが割と良かった。質問はかなり微に入っていて、「初めて指差したものは何ですか?」とか「受胎告知の前兆はありましたか?」「学校の制服を覚えていたら絵を描きなさい」とかって、教科書みたいな明朝体が並んでる。かと思うと「犯罪暦」についても何ページにもわたって聞いてくるし、死んだ後のことを想像して書かせるページもある。注意書きには「1:お子さんがこのドリルの問いに着いて質問をしてきた場合には隠し事をせずに正直に答えてあげて下さい。3:「できちゃった結婚」など家庭騒動になりそうな事態が生じた場合でも、おうちのかたの的確なフォローがお子様を正しい道に導きます」って書いてある。なるほどねー。これをパソコンソフトとかじゃなく、A4のざらざらの紙に印刷して売ったというところがステキだ。インクの匂いや教科書口調も含めた、ドリルと言うパッケージ。去年新潮社の出した真っ白な文庫本「2000」だっけ?  あれも悪くないけど、書き込むこと、に関してのアプローチがぜんぜん配慮されてなくてむかつきました。アレだったら専用ソフトをただで配って製本でお金を取った方がいい。ちゃんと書き込んだ奴が何人いるのか統計出してみろって感じ。詐欺だろう、勘弁して下さい。


ピンク色の丸い奴をころころさせてる。めちゃ楽しい。電車の中で「ぴょこん!」とかゲームボーイの本体を跳ね上げるのはなかなか恥ずかしいけど、子供の視線を釘付けにしながらだともう半ばやけっぱち。


土日は出社します。仕事遅いの勘弁して下さい。 

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2000-09-07

「ミルクティー、ジョジョ、ピンポン、オザケン」

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雨の日ってさー、甘ったるいミルクティーを飲みたくならない? と言うと75%以上の確率でオンナノコの共感が得られます。オレ調べ1997。


家に本やCDを置くスペースがないので資料になりそうなものは(ならないものなんかないけどさ)少しずつ会社に持ち込んでる仕事熱心な僕です。先週までにジョジョの奇妙な冒険を63巻まで、CDを100枚ほど移動させたところ、アーラ不思議、見る見る部屋が片付いちゃって、それからと言うもの27年目にして初めて恋人ができるわ、万馬券に大当たりするわ、持病の扁頭痛と水虫もすっかり良くなって、なんだか背も2センチ伸びたりしてステキな毎日。


しかしアレね。ジョジョ好きな人に話をすると約7割の人が第2部が好きと答えるね、ジョセフと究極生物の奴。残りの人は第3部、承太郎とディオの、初めて「スタンド」という概念が出てきた奴。僕は連載一回目から猛烈なファンですが、4部が一番好きだなぁって朝の電車の中で読み直しながら思った。2部までの生き急いでいるような勢い(実際連載はいつ打ち切られるかわかんないし)はおもしろいし、3部の次から次に強い敵が現れるっていう少年ジャンプの王道ストーリーも楽しいけど、第4部はエピソードが一つ一つ並列になっていて、次に出てくる敵がより強いとは限らないところが掟破りでかっこいい。時には敵でさえなかったりして。それぞれのエピソードが響き合って奇妙な街を作り上げていく感じ。どっから読んでもいいし、エピソードが増えるほど街の密度が上がっていく。これってテレビゲームの「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」や「シェンムー」のゲームデザインに少なからず影響を与えているはずだと思うよ。「始まり→終わり」と言う数直線で表せない立体的なストーリーと言うのかな。ゲームが進化の過程で取り込めるようになったルールの可能性を、僕は先にジョジョの中に感じていたんだなぁとも思う。


また超能力を背後霊のように視覚化した存在「スタンド」を4部では人の心の弱さ→狂気と置き換えて表現しているのもいい。敵のボスが体力的に優れた人ではないというのも4部に始まったことだし、荒木飛呂彦の頭の中を広げてそのままパノラマにしたような、そういうのびのびとした創作活動が一番感じられるのがこの4部だからだと思う。そう思って読み直してみるとまた新しい発見があるかも知れないよ。


今日からは松本大洋の「ピンポン」を移動。少年達のスポーツ漫画というテーマで描かれたこの作品は、主人公が挫折を努力で塗り替えていくという少年漫画の黄金セオリーを守りながら、実は勝つ側ではなく、その負けっぷりにあまりに鋭い洞察力で迫った名作として知られる。時速140キロのボールが飛び交う地上最速の球技「卓球」との関わり方で、いろんなキャラクターのいろんな人生観がくっきりと浮き彫りにされる。挫折、挫折とにかく挫折。もうこの作品は1巻だけで僕、3ヶ所も泣いちゃう。何度読み直しても、電車がむちゃくちゃ混んでいてとなりのおっさんのスーツがいやな匂いを発していても、おんなじところで毎回涙が溢れてくる。はい、単行本を持っている人は今すぐ用意して。一つだけ教えるよ。いーかー、テキスト83ページの一番下のコマからー、84ページの最後まで。これ、中国から来た選手に主人公のペコが卓球の試合を挑んで、一点も取れずに負けてしまうという屈辱を味わった直後のシーン。江の電に乗りながらの帰り道、幼なじみのスマイルはペコを慰めるわけでもなく、「ンー、ンンー」って鼻歌を歌う。「何なの? そのヘンテコな曲は」「僕が作ったんだ。変?」「少しな‥」「うん」。ここで泣く。心の底から分かり合っている二人の心情を察しちゃうから。普段無口で笑わないスマイルがペコの気持ちに寄り添っているのがわかるから。僕の知っている「信頼感」というものを一番スマートに表現したカタチがこれだから。読んだことない人は人生の楽しみの3%分ぐらいは損してると思うんだよなぁ、掛け値なしで。


あと、今日は思い立って、小沢健二の「犬は吠えるが〜」と「LIFE」とか、スチャダラパーの「タワーリングナンセンス」とか仕事中に聴いていた。なんか90年代前半の終わりのない退屈の中から「自立」もぎ取るっていう熱い感じが懐かしくもグッと来て、いろんな思いが駆け巡った。とんりあんめぇがこんくりいとうぉそんめてぇいくんのさ、ぼっくらのぉこころのなかへもしっみこんむぅようさ。 

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2000-09-06

「床屋味」

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コンビニに置いてあるジュースは大体飲み飽きた僕ですが「ハチみっつ」という新製品を見つけたので早速チャレンジ。もう「グレープフルーツ&はちみつ」って書いてある時点で相当危うい、危ういものほど魅力は付き物。で、飲んでみた。予想外! 何と言うか床屋のシャンプーを薄めてはちみつを入れたような味? 「うそー!?」って後輩やら先輩やらが疑うので、半ば無理矢理飲ませてみると爆笑しながら納得。だってそういう味なんだもん。つうかグレープフルーツとはちみつの間に床屋が入る隙なんかないと思うんだけど。


こないだドラクエのためにPS2本体を買って5万近くつぎ込んだ上にセーブできない、フリーズしまくるというトラブルに巻き込まれている人が全国に数万人といるだろうって僕言いましたけど、ファミ通調べだとドラクエが発売した週って他の週とハードの売り上げは全くかわんなかったそうです。つうか微量に下がってるくらい。まぁ前から家にあるハードで動くわけだし、本気でドラクエ祭りな人はとっくにハードなんか持ってたのかもしんないね。まだまだ読みが甘い僕でした。反省。


コナミが、雑誌の名前やマンガのキャラクター名など他社の商標を勝手に登録している問題がやっとマスコミに取り上げられた。週刊宝島ペントハウスっていう何故かどちらもエロ系雑誌ですが、ネットに繋がってない人や普段商標なんかに気を向けてない人にもこれで少しは届くといいなぁと思います。


ビジネス上のちょっとした格言集を届けてくれるメールマガジンがあって、ちょっとハッとしたのを転載しておく。

仕事を成功させる一言 2000年9月5日
アイデアを上司に気に入ってもらうには、彼自身の発案だと思わせるようにすればいい。



確かに、何かしら自分の色を付け加えないとハンコを押さない人っているよなぁとかね。それをネガティブなぼやきじゃなく、ポジティブ視点で描いているところがなかなかいい感じ。


あと占いが並んで載っていたので暇つぶしにどうぞ。定番から新しめのモノまでいろいろ。


アザラシ占い・貴方の才能引き出します・元素占いおっさん度テスト家電占い日用品占い回転寿司占いちょんまげ占い動物占いあなたの運命の人捜します・自己発見 適正診断テスト・心理分析 相性診断・ストライクゾーン・県民性ワールド

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2000-09-05

「繰り返されること」

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ダイドードリンコの「コ」って何語なんすかねー、口に出して発音すると「ドリンク」の「ク」よりずっとずっとかわいいよね。


今日からモーレツがんばり月間(年末まで)を自分的に始めたので9時台に出社することを決意! 決意!たって、普通の会社員は9時台に余裕で働いてるわけだから威張ることでもないんだけど、昨日までに昼飯喰いに出社みたいな生活をしていた僕としては、なんつううか昼活動するドラキュラのような気持ち。早起き分まるまる眠気と戦っていたような気もするけど、多分気のせい。うん、気のせい。


スマップ慎吾ママがワンツーを決めてる音楽チャートだけど、今朝おはスタで「おはロックのビデオはいろんなスターが出てるんですねー、あれー山ちゃんはー?」とか聞かれて口ごもるというすごいやりとりをしてました。おはスタ最高! 一生応援するよ。


夕方、後輩の車に乗せてもらってジョナサンでハンバーグとか食べますかぁとちょっと遠出したら、明日からハンバーグ全品300円とかのれんが下がっていてへこむ。すごく食べたかったのにくやしくてタルタルソースのかかったサーモンなんて、朝飯のような食事で我慢。忙しいときぐらいやさしくしろジョナサン


あとたまたま読書談義になったけど、村上春樹の傑作は「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」で満場一致でした。世代を越えて。


ナオちゃんのシングルも楽しみだけど9月21日に、実力の割に知名度低すぎなたかなべラヴリーバンド「ブージークラクション」のニューシングルが発売予定なのだった。ブージーは女の子ボーカルの、ちょっとドラムンベースっぽいリズムを昇華した割と新しめのロックをやるバンドで、SWITCHなんかに時々広告を出したりするようなスタンス。インディーズ時代は噂によるとものすごい前評判で、こんなバンドがメジャーデビューしたら音楽シーンは変わっちゃうよね、ぐらいに一部では期待されていたらしいんだけど、デビュー後に他の誰でもないメンバーが一番拍子抜けしちゃうぐらいリアクションが薄かったんだそうな。確かに僕の周りでブージーのブの字さえ口にする人は居ません。いや、スーパーカーもナオちゃんも居ないけどさ。最近のインタビューを読むと明らかにすねちゃってるしね。今度出るのはファーストアルバム以降2枚目の新曲。もうなんつうか聴く前からあちゃーと思っちゃいそうな、長いタイトル長い尺(7分)の曲だそうな。小さくまとめる方向ではなく、明らかに尖った才能を持ちながら、チャンスをつかめずに焦って混乱した気持ちのものを「叫び」として発信せざるを得ない若い表現者を見ると、あのワープの社長飯野賢二が、若い頃にしか表現できないものっていうのは多すぎる、特に20代前半の気持ち、とか言っていたのが痛いほど、胸によみがえる。で、そういう辛い思いをしたまともなセンスを持った人が、自分の采配でプロジェクト(やりたいこと)を動かせる年齢(役職)になる頃にはそのアイディアは半分以上古くしなびてしまってんのね。そのしなびたセンスで若い頃の自分がしてきた辛い思いを新しい若者に押しつけちゃうのね。こういうのって永遠に解決できない問題なんだろうか。そういうのを含めて出会いは運命だし、センスだろうって割り切るしかないのかしら。なんかやだ。


と、相変わらずくらーい気持ちになっていただいたところで、爽やかな壁紙やスクリーンセーバーなんかどうですか。僕は最近お茶と言えば飲茶楼生茶っすね。で、間にTi-Haをハーフタイムに入れる感じ。ぷはー、もうひとがんばり。

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2000-09-04

不安でモノを作らない

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うふ、りにゅうある2日目、不気味さに拍車をかけるたかなべです。こんばんにゃー、ぶにゅう。もう絶望的に忙しくて弁当食べながらのウキウキウォッチンで、何故か頭がすっきりして元気が復帰するくらいの追い込まれよう。でもデッサンなんかと一緒で、大体のあたりが取れたぐらいから、一つ一つのパーツに詰め込みたい欲望が少ない時間の中で膨らみ始めるそんな季節です。そんなときこそ更新。追い込まれるほどに更新したくなるスタンド、それがラヴフール


そんな中、たかなべ企画デビュープロジェクト(←かぶってる)の一環としてスタコラ潜水艦のマッキをイラストレーターとして会社に招いてみた。バイトの面接を偉い人にしてもらう。なんとなく立ち会ったものの、なんか緊張という奴は伝播するのだなぁとか関係ないことを考えたりして。自信なさげだった絵も大変好評を頂きまして、そりゃオレの目を疑う方が間違いよとか、ちょっと鼻がピノキオみたくなったり、いやいや世間は甘くないですよと脅してみたり、奇妙な時間を過ごす。まー、なんつうか、アレだ。うまくいくといいね。


ゲーム関係としては、松下が約束していた任天堂ゲームキューブの規格を持つDVDプレイヤーが開発断念!とかってニュースが流れた(もう消されたのでリンクできません)。DVDとは若干異なる仕様のために、互換機を作ると高くついて割りに合わないという計算になった、という主旨の発表だった。でもそのニュースは数時間後に撤回される。ちゃんと互換機は作っているし、必ず製品化します!のような声明が松下から発信。なんだかなぁ。


でもなー、1年前に任天堂と松下の技術提携が発表され、それぞれのブランドで任天堂はゲーム専用機、松下は同規格をサポートしたDVDプレイヤーを発売することを約束したときに、松下側の考えていることがすでに意味不明だった。ツレプテクーというDVDプレイヤーの存在が、あるいはソニーの創造力と野望に対する漠然とした大きな不安が、おやじ的な発想な電気屋を焦らせたとしか思えなかったんだ。任天堂ゲームキューブDVDとは異なる規格で作られ、苦渋の体験の中から8センチディスクを選択したときに、それを「子供がおもちゃとして扱っても問題ない」特製ケースで覆えなかったのはまさしく松下との互換を「約束」として果たさなければいけなかったからだ。また、今までの様々な互換機がずっと互換を保てた試しがないっていうのも「市場の形」として不安。ファミコンスーパーファミコンが搭載されたテレビも、末期の方に出たソフトは動かすことが出来なかった。お客さんにものすごく失礼で、もったいない。効率よく製造するためにチップの設計が違っていて、ハードの性能を限界まで引き出すようなソフトだと、間違いが起きるんだろう。丸々同じチップを使うなら、別体の本体を買うのと値段が変わらなくなってしまう。もしDVDプレイヤーとゲームキューブを2台買うお金があれば、その頃はもっと安くなっているだろうツレプテクーとゲームキューブを買うんじゃないか? 僕だったらそうする。そしたらますます互換機である必要性は薄れていくわけだ。変なの。

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2000-09-03

新しいラヴフール

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ニーモニックスピンSRからいらしゃった方、初めまして。こんにちわ♪ 私がラヴフールたかなべです。ピュアっぽいテーマでデザインも今日から一新してみたんだけどどうかなぁ‥ てへ、ちょっとたかなべ緊張してます、ドキドキ‥。なんかぁ、私のぉ、ラヴな日記をたくさんの人が読んでくれると思うとぉ、手のひらが脂でじっとり湿ってくるって言うかぁ、メガネのレンズが内側から曇ってくるって言うかぁ、とにかくドッキドキ! がんばりますのでこれからも4649チェキしてね♪


スーパーカー松崎ナオのニューシングルの告知があったよ(もう飽きてる)。いや、結構前からあったんだけど、忘れるから書き残しておこう。スーパーカーは「WHITE SURF Style 5.」という曲を10月12日にリリース。これは先のLive JAPANで披露したたかなべ大感動、感涙の新曲のことを指しているはず。あの時は「YMCA」なんてサイアクな仮タイトルで鼻モゲラ英語の仮歌でしたが、「ホワイトサーフ」って響きからもわかってもらえるように涼しげで激しく爽やかな曲ですわ。「スタイル5」ってところで、何となく打ち込みっぽいニュアンスを感じていただければコレ幸い。デビュー2年目にしてアルバム4枚を出した彼らの軌跡と奇跡を凝縮した、まるで流星群の中で目が覚めたような名曲と予言しておくよ。リリース前から最高傑作を謳うファンがむちゃ多いので、スーパーカーってなんぞ?と思った人は一食抜いてでも買って聴いてみることをオススメ。


松崎ナオは「鳥が飛ぶ意識」より一年ぶりの「月と細胞」を9月20日にリリース。なんか同タイトルのシングルの告知を半年以上前に見たような気がするし、今年の春先にはアルバムと言っていた気がしたけど、きっと気のせい。まぁでもその間にライブなんかも何度かあったし、ツアーの間にいろんな手応えを感じていると発言していたので、迷った時期はあったにせよ、きっと明るい展望があると信じていよう。曲調はホームページのリアルプレイヤーで聴く分、「鳥が飛ぶ意識」から始まったギターメインの激しい感情っぷりに延長される感じ。普通にかっこいい。この曲よりもゾクゾクと期待させるのがカップリングのタイトルで「くやしい海」と「欠けてる人」。あんたすごいわ、その語感のセンス。彼女のカップリングは大抵アルバム未収録のくせにアルバム本編よりむしろ重要なのでは?という曲が収められているので、要チェックですわ。つか、そろそろブレイクしてくんないと。「オレだけのナオちゃん」じゃ、あまりにもったいないよ、その才能。


さっきランドネット(ロクヨンDDの会社)から会費の上では最後のソフト「ポリゴンスタジオ」が届いた。ツール系ソフト三部作(2次元ペイント系ソフト、3次元キャラクター用ソフトに続く)完結編で、3次元モデルを自由に作れるソフトらしいですよ。まだ封も切ってないパッケージの他にスポーツ新聞調のあおり広告が付いてきました。それを読んでお!って思ったのが「ペーパークラフトサービス」。このソフトで作った立体モデルをクラフト紙に展開図としてプリントしてくれるサービスがあるんだって! でも隅々まで読むと用紙サイズはA3とか言っていて案外微妙。どうせ有料なんだから手の平サイズじゃなくて、A1とかB0で子供が両手で抱えるようなモノをガンガン作りたいような気がする。別に難しいことでもないだろうに。

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2000-09-01

冒険

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ナツヤスミも終わりです、ざまみろ小学生。もう昼間はドラクエできないんだぞう、やーい。


雑念を振り切るために仕事にのめり込む振りをしていたら意外とちゃんとのめり込めてびっくり。僕は企画者としてまだスライムも倒したことのない「ぬののふく」「ひのきのぼう」って感じなんだけど、アレだな。企みごとの設計図を書いているときに、ふと手を休めて「あー、この紙のこのでかいでかい余白の部分に何を書くべきかって、今も未来も自分しか知らないし、わからないことなんだよなぁ」とかって思い始めると、なんか変な笑みがこみ上げてきて最高。ちっぽけながらも神様になったような気持ちであります。頼まれた畑に綺麗に苗を植えていたデザイナー時代とは違って、畑の形とか、刈り入れの時期とか、米を買ってくれそうな人に、想像の中で少しずつ少しずつピントを合わせていく。能動型のロールプレイングゲーム。しかもフリーシナリオ、マルチエンディング


昨日の夜NHKで、ポストペットを作ったチームと、ドットコムな感じの個人起業家(例えば主婦)のような人たちを特集した番組をやっていた。資本主義がある程度成熟した今の日本で、多数決的な幸せを永続させるためにサラリーマン的に仕事をこなしていくんじゃなく、自分が本当にやりたいことを、本当に共感できる人たちとだけで始めてみると、リスクはでかいんだけど、やりたいことをやっているっていう充実感が毎日を活き活きさせる、というようなことが語られていた。本当にそう思う。原動力はとにかく「頼まれなくたってやりたい」っていう無償でとめどない気持ち。マーケティングやビジネスから出てきたものじゃないそれは、必ずオリジナルなモノを生み出すし、時として企業さえも脅かすビジネスにだって発展する力を秘めているという話しだった。


社会が成熟すれば、個人主義になる。国のために頑張ろうって思っていたおじいちゃんなんかの世代は、そういう労働者的な幸せを共有できたし、個人の能力を底上げするパワーの源になっていたんだろうって思う。でも僕には自分の国をどうしたい、どうあるべきという欲はない。気を抜くと死んでしまうような危機はないし、生活にもそこそこ満足できちゃっている。フリーターでだってサラリーマンと変わらない稼ぎが得られる今のような時代は、むしろちっぽけでも自分の幸せ実現に近づこうとする気持ちの方がリアルに思える。平和が持っているなんとなく退屈な側面というのは、そういう自己実現のチャンスが転がっているのに気づけない人が言うことだ。


何でもいいから、歩き出す。だべっている暇があったら歩き出す。上司の悪口や世の中を呪っている暇があったら歩き出す。そんで夢を話して、一緒に喜んでくれる人を捜す。もし「○○がなかまにくわわった」と表示されて、やさしいジングルがなったら、冒険はかなりいい線にいってるはずだと思う。レベルもそこそこ上がってる。僕もはやくその曲を聴きたい。

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