lovefool

たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

「共感を色と形に代えること」

takanabe2000-09-18



全国のパティさん、見てますかー。あなただけにお送りする一方通行でよこしまな愛、すなわちラヴフールです。こんばんわ。今日は会社にマッキfromスタコラ潜水艦がやってきて、あー、退屈な日常を自分色にちょっとシフトするだけで、景色ってずいぶん変わって見えるんだなぁとか感慨深げに思った次第です。


ギャル服について最近考えるとこがありまして、行ったねLOVE BOATとかね。ユーロビート系の曲がスピーカーを割らんばかりに鳴っていて、こんなんじゃまともに服も選べないよって気持ちになったり、やけに馴れ馴れしく話しかけてくる奴がいると思えばタメグチの店員だし、えらい安い服とそれなりの値段の服の間にある差が全然わかんないし、どう考えても同伴をやらされてるだろって言う、さえない中年(でぶ、薄汚いポロシャツ、脂ぎった髪、変なテニスシューズ)が店の外でシャネルの紙袋とか持たされて待っているし(ヘンテコなペットのようでもある)で、なかなか普段見れないものを見たなぁとちょっと興奮気味。ついでにギャル系の服を一つでも買ってしまうと、靴や髪の色やメイク(肌の色)やアクセサリーもそれなりにしないとバランスが保てないってこともわかった。つまりはまったが最後、抜け出せないって商売ですよ、これ。さすがだわ。遊戯王のカードゲームとか、ソニーメモリースティックを軸にした商品群とか、プリングルスとかかっぱえびせんとかといっしょ。


パナソニックの商品からはコンセプトが見えない、というレビューを読んで、そういやパナソニック製品って家にひとつもねぇやと思った。最近気になるのはデジタルビデオカメラの宣伝。スナイパー(狙撃者)ってむちゃくちゃ攻撃的な名前を付けておきながら、CMではママが赤ちゃんを熱心に撮っていたりして「その瞬間ママはスナイパーになる」なんてナレーションが入ったりすると、商品イメージとして、家族団らん温かめでいきたいのか、高性能を見せつけて冷たくカチッと決めたいのかどっちなんだよって、たった数秒間の中にも筋の通らなさが歴然。しかも恥の上塗りみたいに「音楽も聴ける!」なんて、富士のポケットサイズのデジカメならなるほど!って思うにせよ、あんなでかいビデオカメラで音楽聴けてもじゃまなだけだっつうううの。インターネット冷蔵庫並みのばかばかしさだと思ったよ。時代の寵児。2100年に開封のタイムカプセル行きを予約しとくべき。未来の爆笑間違いなし。


あたらすぃーiBookの各種レビューを読んでいて、どんどん買い換えたい熱上昇中。「画面解像度(800×600)の不満をのぞいてはもはや完成のレベル」とか言われると、聞き耳立ててなくたってむむむって思うですわ。買ってたった数ヶ月だけど、もう充分すぎるぐらいiBookの良さを満喫したよ。これいい! 最高! これなしじゃ生きられない! 箱とか備品も美しいままだし、えー!まじ!どうする!? いっちゃう? それともあと一年我慢して液晶が1024×768のが出るまで待つ?(保証はないけど)。物欲とか所有欲のあんまりない僕がこんなに悩むのもめずらしいですわ。だってかわいいいんだもん、iBook。かわいすぎるもん、iBook。助手席に乗せたいタレント・ナンバーワンですわ、オレ的に。ちなみに2位は、オレ(←運転苦手)でした。


スーパーカーの曲を聴くといつも光を感じるし、ライブで聴いた限り来月発売の新曲は最高傑作にして、まさしく音にした光そのものだぜ!って思っていたら、ラキノンジャペンに載っていたジャケットのデザインがまんま光で泣けました。そうさ! デザインって共感を色と形に代えることなのさ!と思った。抽象表現が一番ストレートという例もめずらしい。そこにくっついていたレコード評も「今まで発表した曲は数年前に膨大に書き溜めたものの一部だったから、ナカコウの曲が初めてタイムラグなしで聴ける今作は、光年と言えるくらいの距離をぶっとばすぐらい愛おしいことだよ!」みたいな(うろ覚えなので相当意訳)完全なラヴフール文体(愛に盲目なゆえ周りが見えてない)になっていて「伝わんねーよ!」って笑って突っ込みながらも、他人事じゃないような共感と恥ずかしさで胸がいっぱいだった。あとすぐそばには松崎ナオの新曲に関するレビューもあった。「彼女が不在だった間に、音楽シーンはずいぶん変わってしまった。痛みを歌う女性シンガーも今はそんなの珍しくないし」みたいなことが書いてあった。こちらもネガティブながらも強い共感。やっぱりあれだけのオリジナリティを持ってしてもタイミングというのは重要なわけで、その間の悪さが僕にだって感じられる今は、とてもブレイクなんて難しいのかな。まだまだ僕だけのナオちゃんで居続けるのかな。うーん、それもいいか。(いくないです)