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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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不良少女


ナタリーが泊りに来ました。僕が家に帰るとふたりのカナから「おかえり」と言われました。ふたりとも本名はカナコなんだよね。ふたりで並んで家事とかしちゃってます。なんだか村上春樹とかそういうラブコメみたいです。お好み焼きを焼いてもらって、3人で「スーパーモンキーボール」をやりました。カナはナタリーのお母さんが編んでくれた赤い毛糸の靴下をもらってご機嫌でした。ふたりのカナが同じ靴下で足をバタバタさせていました。


最近、ふと思ったのは「不良っぽい女の子」を見なくなったなということ。漫画「きまぐれオレンジロード」の鮎川まどかに代表されるような、髪が腰ぐらいまで長くて、スカートも長め、無口で、背が高くて、唇が色っぽくて、実はスポーツ万能で、案外成績も良かったりするそういう生き物はもう物語の中で絶滅してしまったのかな。アイドルでも、山口百恵中森明菜の後に続く大きな流れと言うのは見当たらない。無口でミステリアス、というのはコミュニケーション手段が「実際に会って話してみる」「ラヴレターをしたためる」ぐらいしか選択肢がなかった時代の、想像と妄想の狭間に大きく広がったロマンの地平に住んでいた架空の(都合の良い色に染められる)生き物なのかもしんない。あるいは恋愛に一歩踏み出すのがものすごく恐ろしかった時代に、明らかに非処女的な匂いを醸し出す「不良っぽさ」が、なんだか淫靡だったんだろうな。でもその性的な魅力だけをストレートに認めるのが悔しくて、スポーツ万能とか才女とかってステータスを言い訳代わりにすげ替えていたのかも。ヌードを描きたいだけの画家が、言い訳として題材に神話の威信を借りてくるのにちょっと似てます。「不良少女」がいなくなるのと「ぶりっ子」がいなくなるのがパラレルだったことを考えると、女の子が男の子に「選ばれるため」の存在じゃなくなったこと→女の子の性欲の肯定→ミステリアスな部分の減少という構図が見えてくる。街に外灯や、部屋の中に電灯が現れてから、明らかに妖怪の数が減ったように、不良少女も昔とは違う日常的で明るいセックスの中で消えていってしまったのかな、と思った。ドキドキすることが少ない、と言う話しを身の回りで良く聞く。身の回りのミステリアスを少しずつ自分の力で解明したり、切り開いていくことがドキドキだと置き換えるなら、向こうから勝手にやってきてしまう情報や知らなかった方がいい情報って言うのは、ちょっと多すぎる時代かもしんない。習い事が流行ったりする気持ちもまぁ分かるかなぁと思った。


アクセス解析に引っかかるシリーズとして最近気になるのはSiteDesignという会社からのアクセスです。誰だか良く知りませんが連絡をくれると僕が喜びます。一緒に仕事とかできそうな会社だしさ。前に書いたクリーチャーズの方、元気の方とは連絡が取れてヒト段落と言ったところです。