lovefool

たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

山奥の変な木彫り


寒くなってきたのでスーパーでホットカーペットを買った。無地を探して買ったのに、家で広げてみたら折り畳んで見えないところにグルーッと全周すじ模様が入っていた。ちょっとショック。


あまりに給料が少ないので、野菜とか米とかくれと言っていたら、ゆうりパパが野菜と果物をホントにくれた。紙袋にたくさん。たくさんのジャガイモはカレーに使って、今日はサツマイモのスープを作ったよ。おいしかった。持つべきものは野菜をくれる先輩、かもしんない。つか、給料まじたんねいよ。


近所のファミコン屋にスマッシュブラザーズの体験版が届いていました。さっそく遊んだよ。前作は聞いたところによるとロクヨンで一番売れたソフトなんだって。マリオカート64マリオ64ゼルダ64も抑えて一位って思うとなんだか微妙な感じがするけど、プレイステーション2だって「FF X」が一位なのと同じような感じなのかもしれない。


CMでも見た通り、画面がすごく綺麗でキャラクターがイキイキしてる。ロクヨンのムービーよか綺麗なのを動かせる。動きも多彩だ。呆れるぐらい細かく作ってある。でも広いステージの中でなんだかチマチマ殴り合っている感じは変わっていなくて、あの狭い画面の中で4人対戦である必然性は「コントローラが4つ繋がるから」「みんなで遊んだ方が楽しいから」って理由以上のものを感じなかった。CMで見せてるような必殺技の瞬間を回り込んで見せる、みたいな「どうだ!」って感じの部分がフツーにあってもいい気がする。でも売り切れたら悔しいので予約しましたけど。このゲームを極めるほどやりこむことはなさそうだなと思った。


spinnと話しをしていて、もう山の奥深くで変な木彫りを作ってるみたいなゲーム作りはカッコ悪いし、やめなきゃねという話しになった。そんな人気のないところで、しかも木彫りで、人を山の奥まで連れてこないと見せられないエンターテイメントなんて、すでにエンターテイメントになってないよねっつう話しだ。ゲームってどんどん、狭く細い隙間にストライクを投げ込む伝統芸能みたいなものになりつつあって、自分達やマニアが勝手に作った(妄想かもしれない)規律を守ることがどんどん、フツーの人を遠ざけてるって気がしてる。そんな中では「シーマン」だとか「逆転裁判」、売り方としての「鬼武者」の金城武起用なんかは、いい意味でゲームらしくないし、フットワークが軽いし、フツーの人にちゃんとメッセージが届いている気がする。ゲーマーを満足させられないくせに、ライトユーザーがなんだって言う風なひねくれた風潮で、どんどん空っ風が吹いてるこの業界だけれども、なんか変にひねったりしなくても、一言で説明できるだけのシンプルで強いアイディアを、丁寧に、しかも短く、磨き上げたいもんだな、と感じた。

宮本茂インタビュー


ゲームクリエイターになるためには、ゲームを知っていることや、うまいシナリオを書くことではありません。ユニークなことを考えたり、難しい問題を奇麗に解決することが大切なのです。日ごろからの努力も必要です。 私は「面白いゲームを作ること」は、「世の中を驚かすこと」と同義だと思っています。しかし「このゲームより面白いゲームを作ろう」と考えて作ると、他のゲームの似たところばかりになっていまう。その人しか持っていない感受性を生かすことが必要です。

まったくその通りだと思います。精進します。