ラヴフール (www.lovefool.jp) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2002-01-31

カンダタ

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会社で隣の席の人と向かいの席の人がそろってインフルエンザ。僕もなんだか眠気とだるさで仕事が手につかない状態が続いています。いやいや、それはいつもでしょ?とかゆわないの!


ニュース速報で「田中眞紀子外相、野上事務次官更迭」とかゆっていた。「こうてつ」の意味がわからなかったので辞書を引いた。


こうてつ [更迭]その職・地位に就く人が‐替わる(替えられる)こと。


違う人と入れ替えるってだけで、まんま「辞めさせる」という意味じゃないみたい。二人の役職を入れ替えただけだったらおもしろいのにと思った。「こうてつ」という音の響きだけだと、どっか窓のない小さな部屋に連れて行かれるようなイメージ。きっとカンダタみたいな格好の人が中で唸り声を上げて待ってるはず。


マリオアドバンス2をがんばって進めている。やっと「迷いの森」を抜けた。でもヘタクソ。15秒とか5秒に1人の割合でマリオが死んでいく。だって覚えゲーすぎるんだもん。死なないと学習できないゲームってやだな。漫画チックな表現だからまだ救われるけど、亀に触れて死に、地面にあいた穴に落ちて死に、飛び移ろうとした動く床に届かなくてし死に、ハリセンボンに追いかけられて死に、とにかく死にまくり。ひげの生えたいい年のおっさんが、何でも食べちゃうカラフルな恐竜にまたがったり、マントをつけてジャンプしては微妙に飛距離を伸ばしたり、宙に浮かんだお金を取りまくったり、から飛び出した巨大なキノコを広い食いしては「just I needed!」とか大喜びしている。どう考えても異常な世界だと思う。ピーチ姫もいい年して何回同じ奴にさらわれてるんだ。もしかして今回もまた助けにきてくれるかどうかで自分の価値を計ってるんじゃないか? さっさとクリアしたい。


ところでセガの歴代名作5本分のドリームキャスト用ソフトがついた書籍「鈴木裕GAME WORKS」(5800円)が新宿ヨドバシでついに980円になっているとか。ドリームキャストを持っている人なら買っておいて損はないと思います。僕は2980円のときに買ったけど十分面白かったです。ソフトも面白いけど本だけでも確実に笑えること保証付。買っとけ。


RezのLost Areaにまだ熱中。おとといまで22.8万だったのに、カナと追いつけ追い越せとやりあっている間に25万点を超え、今日家に帰ってくるとなんと27.8万点に到達していた。会社を休んでずっとRezかよ! 僕が今朝出したトップは8位まで落ちていて、7位までは全部カナのスコアで埋められていた。もう24.8万点ぐらい出さないとランクインさえできません。僕は25.5万点で止まってます。本当にパズルだ。たった5分のエレガントさを競うパズル。おもしろいなぁ。




幸せのカタチ:パティ編です。

・川の土手の上を自転車で走りながら音楽を聴いているとき。
・期待してたゲームを買った帰り道。
・前から欲しかったマンガをまとめ買いしたとき。
ジブリ映画の予告編を観たとき。
・隙のない笑いをみたとき。
・どこをとってもうなずくしかない話を聞いたとき。
・暖かい日に縁側でうたたね。
有給休暇の朝。
・誰もいない静かな場所に初めていったとき。
・黙々と一生懸命働いている人を見たとき。


最後の「黙々と一生懸命働いている人を見たとき」っていうのは僕に対する当てつけですか? というのは冗談で、「隙のない笑い」「どこをとってもうなずくしかない話し」を求めている感じは、けっこう自分を高めていこうとする姿勢の裏返しなのかなと思った。

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2002-01-29

肉体

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DVDの「ガンダム特別編(1)」を買ってしまった。音声を今更新録した悪名高い奴だ。ロボットの動きなどに使われるSEがすごく今風になっていたり、声優が諸事情で全く同じじゃなかったりする。声が違うかも知れないことを気にしすぎて、変わっていない人まで声を疑ってしまう。でも概ね楽しめた。いや概ねどころじゃないな、はしゃいでた。前にも書いたけど、小説版によれば、アムロは15才だし、ブライトは19才、シャアは21才の設定だ。子供の頃はすんごくオトナに見えた3人だけど、29才になって遙かに彼らを追い越していたはずの僕が見た方が、よりオトナっぽさを感じられた。ついさっきまで民間人だった少年達が、戦場という非常事態の中で自立を迫られる。駆け引きを学ぶ。生きることの重さを痛みとともに知ってゆく。それだけで感動。子供の頃から数えるともう20回近く見てますけど、懐かしさじゃなく感動しちゃってんだよね。よくガンダムというと万能ロボではなく実在する一兵器として扱われる魅力的なロボット達に焦点を当てられがちだけど、今回戦闘シーンを見て改めて思ったのは、18メートルの設定でありながら、限りなく肉体対肉体のチャンバラに近い「体温」を持たせているところ。ビームサーベルを使った至近距離の戦いはチャンバラそのものだし、遠くを撃つためのビームライフルを使っているシーンでさえ、すごく肉体(=感情)を感じる話しや動きになっていると思った。もう25年ぐらい前のお話なのでデッサンという意味ではすごく狂っていたりもして、金属があり得ない方向に曲がって見えたりもするんだけど、それが肉体の動きとして捉えると大きな魅力にもなっている。これを例えば今の技術でリメイクだなんて言って、正確な3DCGで作り直したとしても「肉体」という意味での魅力はなかなか再現出来ないだろう。音をなおしても、絵は直さなかった富野監督の気持ちがちょっとだけ分かった気がした。あとフラウボウは何度見てもかわいい。


カナがRezのLost Areaにはまりまくり。このステージはボスがいなくて、敵がリズミカルに出現するのを、パズルのような要領の良さで破壊していくと、まとめて破壊できた数分だけスコアが倍数加算されていくっていう、本来のシューティングゲームの側面からするとちょっと変わったステージだ。たくさんやっつけたかどうかじゃなくて、どうエレガントにやっつけたかってことがポイントの大きな差になる。一回5分とかで終わるのも集中力が凝縮されていい感じ。大体フツーのステージもあんまり遊んでないのに、カナはたった2日とかで10万点ぐらいだったスコアが17万点に伸びた。僕が会社から帰ってくると「21万点行っちゃった!えへ!」とかゆってる。さすがGUNPEYで600万点を超す人だ。ただもんじゃない。くやしいので今朝、トップを塗り替えておいた。22万8000点だ。まだ伸びしろはありそう。25万点ぐらいまではまぐれも込みで見えてる感じ。僕の知る限りでは世界一っぽいスコアは36.8万点と聞く。15万点に到達するのにだって結構苦労するし、こつをつかんでも23万点が関の山なのに、なんであと10万点以上伸びるの? 世の中には自分ひとりじゃ想像もつかない方法っていうのが無数にあるんだなぁとそんなことを考える。

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2002-01-28

マーガリンを買う

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かりんとうブームはまだまだ続く。


日曜日、目が覚めると大雨だった。昼過ぎにからりと晴れたので渋谷にまいっちの参加している展覧会を見に行った。「Dear girl's exhibition」。webで作品を発表している10代限定の女の子たちの中から投票で選ばれた数人のグループ展だそうだ。そう言われればいつかどこかで見かけたような絵だ。狭い会場だったのにまいっちの絵が見つからなかった。そんなはずはないと思ってゆっくり探していったら、入り口のすぐ脇に控えめな展示を発見。すぐそばにノートがおいてあって、見てみると一番新しいのがまいっち本人の書き込みだった。「うっそ!」と思って慌てて会場を見渡したけど、年頃の女の子はいなくて、係員に聞いたら「あぁ、一時間前ぐらいにいらっしゃったんですけど、帰っちゃいましたねー」と言われる。ニアミスだ。がっくり。展示は、どれも、あぁ10代だなぁって感じの、すごいでしょっていう誇示欲と別に分かってもらわなくてもいいもんっていう気分とが入り混じる大変感想の言いにくい感じのものが多かったけど、まいっちだけは、異常なくらいにマイペースで、周りに誰がいようと関係ないって感じの、どこかに向かうベクトルというよりはポイントのようなそういう展示だった。他の人に比べて「見て見て」感とか、「自分好き好き」度が少なくて、まいっちの絵をマイッチ星で見た時の、あのなんとも言えない澄んだ感じが、手に届くカタチと素材でそこにあること(実在すること)が、なんだか不思議な体験だったよ。一言で言うと「まいっちっているんだな」。そんな感じ。


格闘ゲームはそんなに好きじゃなくて「鉄拳」シリーズもじゃんけんみたいにしか遊べない僕なんですけど、「バーチャファイター4」を買おうかどうかちょっと迷っている。最近ゲームセンターをのぞいて熱気を感じるのは「バーチャ4」ぐらいのものだと思うし、4作目にもなってなんか、最初の「バーチャファイター」が町に出た頃の熱気に近いものが感じられる。それってすごいことだ。あの戦歴を記録したカードシステムもちゃんと機能しているようだし。閉じてはいるんだけど濃密なそのコミュニティゲームセンターの現状の売上を支えてるんだなぁとそんなことを考えます。でもその中にわーい!っつって入っていくほどやさしいゲームじゃないんだよね→じゃあ、家で練習?→え、買えってこと? そんなことを思いながらファミコン屋で予約するかどうかを迷う、冬の帰り道でございます。つか、スマブラDXの練習してないや。


仕事の関係で、あるジャンルのゲームを大量に遊んでる。誰が見てもただ遊んでるだけなんですけど、研究っぽく眉間にしわを寄せておくことだけは忘れない。そばにメモ帳を置いて、思いついたことを書いておく。でも僕が書くことは大抵遊んでるゲームのことにならない。


・たくさん落ちてくる
・カラフル
・建物からドロドロ
・どどどっと押し寄せてくる
マーガリンを買う


ほとんど形容詞の世界だ。こんな紙切れが道に落ちていたら僕はそれを書いた人の頭を疑うだろう。問題はそのメモを見直しても何を思ったのかさえ忘れているところです。「マーガリンを買う」だけは分かる。


募集した「幸せのカタチ」にいくつか投稿があったので、載せておきましょう。


ナタリーの「幸せのカタチ」です。

♪幸せ〜って何だっけ何だっけポン酢醤油のあるうちさ〜ポン酢醤油はキッコーマン


・ごはんをたべる
・ごはんがおいしい
・安眠そして2度寝。
・恋人が元気(寝込んで無いし調子も悪く無い)
・CD発売日に急いでレコード屋へ。
・バンドの練習でいい感じのグルーヴ感が出た
・バンドのメンバーとびっくりドンキー
・面接の合格通知。
・恋人とごはん
・たまたま見たテレビが面白かった。
・プレゼントを選ぶ
・プレゼントを喜んでもらった
・寂しそう悲しそうにしてる人が笑ってくれた
・友達の作った歌が素敵だった
・ベースを誉められた
・シタマツゲを誉めてもらった
・初めての人が書き込みしてくれた
・ネットで知り合った人に実際会ったらいい人だった
・肌の調子が良い
・身体の調子が良い
・かわいい服に出会った
・素敵なバンドを見つけた
ディズニーランドとかのメープルシロップの香り
・パンの焼ける香り
・おいしいチャイをいれた
チャイを作ってる時
・休日のフレンチトースト
・そばにいなくても繋がってるって感じた
・相手の言いたい事をうまく汲んであげた
・ネタ(実習の作品とか)が受けた
・家庭教師の生徒に「英語がちょっと好きになった」って言ってもらえた
・友達が「ええ顔」になった
・シンクさんが嬉しそう
・皆で対戦ゲーム
・みんなでたこ焼き
・トランプ合宿
・デートの帰り駅まで送ってくれた
・デートのかえり駅まで送ってあげた
・デート
・ケーキを食べる
・いい買い物をした
・ぴったりの靴をみつけた
・私のことをおもしろがってくれた
・私のことを必要とする人がいた
・遊びにさそってもらえた
・相談事をされた
・恋人とふたりでてづくりのお弁当をたべた
・ふとんが干したてであったかい
・ほっぺとほっぺをくっつける
・自分が怒らない
・食べるのって楽しいよねーって恋人も思っていた
・みんなニコニコ
・あたらしい靴をおろすとき
・友達と甲子園野球観戦
・起きたら一面の雪景色
・おてがみをもらう、おてがみを書く
・フエルトとか編み物とかを作ってる時



・デートの帰り駅まで送ってくれた
・デートのかえり駅まで送ってあげた
・デート


っていうリズム感がよかったです。かわいいね。まだまだ募集中です。メールくれ。

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2002-01-26

微高速通信

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ちくしょー、いつになったらYahoo!BB繋がるんだよ! もう3回催促してるのに本申し込みから5ヶ月経っても繋がらないってどういうことだよ。今日もとっちめてやるぞ!と意気込んだ朝、確認のためにもう一度モデムをつないだら、フツーに繋がりました。連絡ぐらいくれてもいいじゃんよ。


スピードを確かめるサイトで計ったところ、1.4Mbpsだそうだ。バイトに直すと180kbps。大体4倍ぐらいの体感速度です。もうちょっと早くならないか、工夫したりしてみたい感じ。メールはまさか読めないだろうと思っていたら、ブレーメンのメールもすんなり読めて逆の意味でショック。これでテレホーダイ時間のiBookの取り合いの生活から逃れられたと思うだけで僕なんかもう幸せ。カナのサイトもきっと更新頻度が上がることでしょう。


今日は会社から借りてきたアニメ映画AKIRA」のDVDを見て、そのセリフをほとんど覚えていた自分がちょっと恥ずかしかった。ボーナスディスクの制作ドキュメンタリーや、付録の分厚い絵コンテを見て、その圧倒的なヴィジョンの説得力にまじで具合が悪くなる。すごすぎるのでアレは見ない方がいい。僕は直球に弱い29才です。なんかモノヅクリというのは、神様に許された人しかしちゃいけないのかもしんない。いや、してもいいけど、お金をもらってはいけないのかもしんない、ってそういうことを本気で考えてしまう。


例えば「夢」というものを「そうでありたい自分の姿」としたときに、そのヴィジョンがどこまで細分化できるか、細かく思い描けるかで、それを実現するための手段が見えてくる。「夢を叶えたかったら強く願え」というのは、いつも思っていることは、目に見えるもの、集まってくる吸い寄せられることが有機的に結びついて、実現の方法を導き出してくれるからだと思う。思いが強いと、自分一人じゃ実現できないことも、力を合わせてそれを叶えてあげたいって人が現れたりする。ここで重要なのは「一緒に叶えたいだけの力のある夢か」に尽きます。ありふれた夢、インモラルな夢、うれしくない夢は淘汰される。僕の夢はどうだろうか。あなたの夢はどうですか?

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2002-01-25

親に裏切られるような

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電車の中でがんばって「マリオアドバンス2」を遊んでいたら、かなり大事な場面のスピンジャンプでマリオフリーズしてしまいショック。プレイステーションみたいなディスクメディアだと、音楽CDの音とびなんかになぞらえて、あ、またかよーみたいな気になるけど、ゲーム専用カートリッジでしかも任天堂純正ソフトでフリーズが起こるとへこむね。それだけ盲目的に高い品質を信じてるってことだね。例えて言うと両親に裏切られるようなそんな気分。信じすぎてる自分が怖いよ。昔マリオ64でも地下の階段でジャンプしていたら、ポリゴンの裂け目かなんかにすっぽり入ってしまったらしくて、真っ黒い無限空間から出られなくなった覚えがあります。怖かった。マリオってメルヘンっぽい世界だからそういう現実っぽい不具合を見せられると夢が覚めてしまう。あれもショックだったなぁ。


その時、横の席におしゃれに気合の入ったOLが二人で話していた。
「ねぇ、今日のトップランナー藤木直人だよ」
「えー、うっそー! トップランナーって何?」
NHKの、話の、うん」(トーク番組と言いたいらしい)
「それ何時から?」
「えっとねー、確か、7時か8時か9時のどれか」(どれだよ!)
「えー、絶対見なきゃあ」(←突っ込めよ!)
なんでこれで会話が出来てるのかすごく不思議だった。そして藤木直人にはちゃんと想像通りのファンがいることが分かった。大きな収穫だった。長い髪の先が丁寧にクルクルドライヤーで巻いてあった。香水の匂いが強かった。おかげでマリオフリーズしたのかもしんないな。


会社から帰るときにカナに電話をしたら、えらく機嫌がいい声だったので「どうしたの?」と聞いたら、「どうぶつ島でシーラカンスがたくさん釣れてん」とか言っていた。毎日何時間「どうぶつの森」を遊んでいるんだろうか。家に帰ったら駅前に借金を返し終わった証の金の銅像が立っていた。僕なんかまだ一段階しか増築できてないのになぁ。ずるい。返済用にシーラカンスを3匹もらったけど、それでも砂漠に水をまくようなもんだった。全部返済するにはまじで一年掛かりそう。それはそれでこのゲームのあり方として正しいことかもしれないけどね。


Rezの最後の面であるArea5でやっと撃墜率が96%になった。あの途中に出てくるすんごいでかい敵(木の幹みたいの)もちゃんと倒せるなんて今日初めて知った(遅い)。edenを助けて、手の平からたくさんの蝶が飛んで「thank you my savior」と言われた。確かすべてのAreaの撃墜率を100%以上にして赤ちゃん形態でクリアすると、最上級のエンディングとメッセージが見れるはず。さすがにもう僕の腕では無理っぽい。あとはカナに任せよう。


スピッツの「ガーベラ」という歌が好きだ。重くて、暗い。でもやさしい。スピッツの曲で花の名前の曲は暗い。「タンポポ」「ヘチマの花 」「コスモス」「あじさい通り」「楓」(←木だけど)「野生のチューリップ 」。あれ?そんなに暗くないかも。「コスモス」だけかもしんない。「ガーベラ」という曲は、一度何かにしくじって、その夢からは遠ざかったどこかの場所から、いつか見た夢の世界を忘れられずに(まだ甘えた気持ちもありながら)、でも今ある現実をしっかり受け止めて僕は生きていこうってな歌だ。なんだかとっても20代後半のメンタリティって気がする。けいちの日記を読んだ後の読後感に似ている。生きていると、大事にしながら失っていったいろんな想いがよぎるけど、この青い空の下をちゃんと前を向いて、一歩一歩を大事に歩いていこう。そういう気分が失恋を歌った歌や現実を変えて革命を起こそうぜみたいな歌なんかよりは今響いちゃうんだよね。オザケンのニューアルバムはどんなことをテーマに歌うんだろうか。気になるなぁ。32歳だっけ?

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2002-01-23

リハビリ

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会社で借りていたロクヨンを他の人が使いたいと言うので、僕は家からピカチュウ64(オレンジ色)を持って行った。「たかなべさんの机ってなんかかわいいものばっかりですねー」とアシスタントの女の子。いや、別にそういうのを集めたりしているわけじゃないんだけどね。結果としてね。ぼそぼそ。


資料を買いに新宿へ行った。閉店1分前に欲しかった攻略本が2冊見つかった。よかった。iPodからナタリーの入れた曲が次々に流れてきた。スガシカオとハックリベリーフィンというバンド。どちらも初めて聴いたのにいい感じだった。やさしいってのは誰にとってもいいことだと思う。


朝、しんどくて早起きできない。カナといっしょに出かけられなかった朝に、どうぶつの森をやってから出かけた形跡があると、カナが怒る。「私とゲームとどっちが大事なの?」ってところだろうか。でもフツーに仕事に行って帰ってくるとタヌキチの店はもう閉店時間になっていて、売りたいものを換金できなくなってしまう。だから起きそびれた朝、出かける前に少しだけ遊ぶほかないし、そうじゃなくてもカナよりかずっと借金の返済も遅いのに、どうしたらいいんだろう。モバイルな「どうぶつの森」が欲しくなってきました。そういうのを作って欲しい。帰ってきたら、据え置き版と同期できるの。iPodみたいね。任天堂、お願いね。


クラフトワークというテクノの神様がいるんだけど、そのサイトに初めて行った。フラッシュだかJAVAだかわかんないけど、こちらのアクションに対してよく動いて、かわいい音がする。Rezみたいなコンセプトを持ったサイトだと思った。


フリースタイルウェブにこんな日記が載っていた。

2002.1.22 Tue 13:15


最近ゲームセンターに行くと明らかに10年前とは違う風景が広がってる。


・ギターを弾いてる人
・太鼓を叩いてる人
タンバリンを持って踊ってる人


むしろこの人たちがアミューズメントだ。
ゲームをするよりそんな人たちを見てる方が面白かったりする。


ゲームセンターというのは日常の中で限りなく非日常感を約束された変な場所なので、冷静な視線があるといつのまにかそういう事態になっていた自分に気づかされる。遊ばせたり、遊んだりしているはずなのに、状況込みで遊ばれてるというか、変な感覚。ディズニーランドに行くとミッキーたちに懐かしい友達に会ったような顔をして抱きついたりする人もちょっと似ている。他人じゃん。そんなん日常じゃありえないことだ。その国の法律にいつのまにか従ってる感じ。体感ゲーム機は特に、操作が思う通りにいかないことを楽しんだりするものが多いので、外側から見ていると何かのリハビリをしているようにも見える。ドラムマニアを初めてプレイしたときは、僕の脳みそが手足を同時に制御できないことがわかってリハビリ以下の演奏になった。恥ずかしかったので2度とやるもんかと思った。リハビリよりかは、夢でもいいから自己実現の場(要するに誉めてくれってこと)であってほしいなぁ、ゲームはと思うのでした。

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2002-01-22

幸せのカタチ

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寒い雨の日は会社を休んで夕方まで寝てていいって言って欲しい。誰か!誰か!


雨の日といえば熱く甘いミルクティーと決めてる僕ですが、今日はホットケーキが食べたかったなぁ。厚すぎない厚さでメープルシロップをバターを溶かして、トローって。うわー。食べてー!

“Rez”-Gamer’s Guide to...

“Rez”-Gamer’s Guide to...

Rezサントラを聴きました。期待していた4面の曲(DJ TSUYOSHI)はプレイの時の印象より案外地味で、ラストの面である5面の曲がえらくかっこよく聞こえました。LostAreaの曲を聴くと勝手に「モロ星人」でプレイしたときの音が聴こえてくる(空耳)ので、吹き出してしまいます。ちなみにiPodの曲数は980曲を超えてしまったよ。ナタリーが来たときにかちゃかちゃマックをいじっていたのは勝手に曲を増やしていたからだったのだな。スガシカオとかミスチルとかハックルベリーフィンとか見慣れない名前が50曲ぐらい増えていた。あと20曲かぁ。すぐ埋まりそうだなぁ。かなりがんばって削ってるはずなんだけどなー。やばいなー。


スマブラDXで「ミュウツー」と「ガノンドロフ」が使えるようになりました。あんまり使い勝手はよくない気がします。トーナメントは多分「ファルコン」か、「サムス」で戦う予定です。小学生とか強ええんだろうなー。会社休んで練習しようかなぁ。


カナがクリスマスプレゼントと言って(すでに1月21日なんですけど)、いろんなものをくれました。スポーツカー型の缶に入ったm&m'sのチョコレートレゴ風のスケボー人形(人形についた透明の棒を持って宙を回転!)、針金を曲げ作った虫型のメモはさみ(微妙すぎ)、引出し型に収められたカラフルな画材セット、どうぶつの森にでてくる「見知らぬネコ」に似た顔のついたスティック糊、太鼓をたたいている木馬がついたボールペン(別に動きません)。それはプレゼントではなくカナが自分で欲しかったものでは?と思ってリアクションに困りましたが、「会社の机の上に置いたら、いいアイディアが浮かぶかもと思って」と満面の笑顔言われて、なるほど、と思いました。さっそく今日会社に持っていってみたら会社がとたんに自分の家の延長っぽくなりました。緊張感50%減。いいのか?


ジョージに「ラヴフールは土日とか休みの日は更新しないんですか?」と聞かれた。ラヴフールはくだらない日記でありながらなぜか仕事側に分類している作業なので会社が休みの日は休みです。できれば仕事も含め、毎日休みにしたいぐらいです。休みの日はホットカーペットの上で寝そべったり、寝たり、食ったり、寝たり、バルキリーを変形させたり、カナと喧嘩したりしてます。休日出勤だとかなりの長文を更新したりします。なんなんだか。


今思いつく限りの「幸せのカタチ」を集めてみたいと思います。箇条書きで、1文は50字以内、かつ10個以上100個以下でお願いします。メールでください。記名でラヴフールに載せることを前提としますが、名前を載せて欲しくない人はそう書いてください。よろすく。


イメージっつうか、たかなべの例。


・雨の日、会社を休んだ。
・楽しみにしていた漫画の単行本が売っていた!
・食べたいものが夕飯に用意してあった。
・雨上がりの澄んだ空気。
・買ったCDの封を切る時。
・風呂上りに近所まで散歩。
ファミ通の発売日カレンダーに印をつけてる時。
・目が合ったらキスをもらった。
・初対面の子供と仲良くなった時。
・面接で超盛り上がった。
・4人ぐらいの飲み会。
ファミコン屋のスタンプがいっぱいになった。
自転車を飛ばして迎えに行く時。
・温かい夜食を食べながらファミコン
・デートした後「バイバイ」ってしなくてよくなったこと。
かりんとう中国茶の組み合わせ。
・物を売ったお金で、ちょっと自分にプレゼント。
・たまたま入ったお店のラジオや有線で好きな曲が掛かった!
・風邪で頭がぼんやりしてるけど、頭を使う宛てがこれといってない時。
・好きな曲を掛けてドライブ。
・知らない人からラヴフールべた褒め。
・部屋が完璧に片付いた時。
・手紙をポストに入れる時。
キャッシュで10万円以上のものを買う時。
・夜中にはっと目が覚めて、まだ2度寝してもいい時間だった時。
・仲直りできた時。

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2002-01-21

ありふれてない力

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正月ボケがまだまだ抜けないたかなべです。このまま年末まで変わらずに行きそうだけれども。


週末、夜中に差し歯がポロっと抜けてしまった。前歯だ。感動的に情けなかった。慌てて歯医者の予約をしてもらったけど、会社を辞めたばかりで手元に保険証が(一時的に)ないことに気が付いた。なんとかうまくやってもらい、保険証の額でOKにしてもらった。差し歯が抜けたのをただ止めてくれるだけでいいって言ってるのに、あ、虫歯があるねとか言われて、麻酔をかけられ、がりがり削られて治療されてしまった。歯医者は5歳の子供に対しては敬語だったのに、29歳の僕には子供に話すようにしゃべった。神経をいじられて「痛い!」って顔をすると「あぁ、ごめんごめん、わるかったねー」とか言う。体を預けている医者には「ごめん」という台詞は言って欲しくない気がした。腕は確かな医者だったのでまだよかったけどね。


ナタリー就職活動をしに東京にやってきた。スーツだ。スーツ姿を見ると、社会人になってから数えるほどしかスーツを着たことのない僕なんかは緊張してしまう。喫茶店で飯を食いながら「で、どうしてうちなの? 志望動機は?」とか聞きたくなった。家に来る途中、ファミコン屋に立ち寄ると「本日15時よりスマッシュブラザーズDXトーナメントを開始!優勝者には商品!」とか張り紙がしてあったので、さっそく申し込もうとしたら、目の前の5歳ぐらいの子供で打ち止めだった。仕方なく次回にエントリーしておいた。2月9日だ。「商品って何ですか?」と聞いたら「任天堂がよこした非売品」と言っていた。参加費無料なので商品がゲームソフトってはありえないにしてもなんかちょっといい感じかもしんない。この大会で解除しないと出てこないキャラクターのデータとかさ。ついでに泥棒に盗まれたままの「スーパーモンキーボール」も買いなおしてしまった。


夕方にマッキとけいちも遊びに来てくれた。夕飯は最近鍋ばっかりだったので、今日はカレーを作ることにした。トマトを入れるとおいしいとマッキがいったので、2個も入れた。出来上がってみんなで食べた。なんと言うか、土曜日のカレーらしいカレーというか、小学生が両親に作ってあげたようなそんなアットホームな味わいだった。マッキとけいちに無理やりお代わりを食わせた。


どうぶつの森+」でお互いの村を行き来したり、ロクヨン版の方もお互いの村を行き来した。久々に見たロクヨン版の画面はしょぼくてカクカクだった。ゲームキューブ版は秒間60フレームで描かれた絵なのだそうだ。そういうのって格闘ゲームとかレースゲームのような反射神経に訴えるゲームにしか意味がないと勝手に思っていたんだけど、そんなことはなかった。大違いだ。ロクヨン版のときに頭の中でいかにフレームレートを補正していたかが分かった。五感に関する欲求は、一度満たされるとまず前の状態には戻ることが出来ない。贅沢は敵だとは思わないけど、お金で買える贅沢は日ごろから控えめにしておいた方が、落ち込んでるときなんかに復帰するための感動に必要な資金や時間が少なくて済むかもしれない。そんなことを思った。貧しい発想ですまんけど。


翌朝、ナタリーを送ったあと、渋谷で壊れてしまった弁当箱を買い換えた。弁当箱には食欲をそそるような彩りはまったくデザインされていないことが分かった。サラリーマン向けと思われる弁当箱は機能性はさておき、黒や紺とかばっかりで、僕の感覚からすればあんまり食欲が湧くようなデザインではないのだった。結局鮮やかな黄色と白のプラスチックで出来たミッフィーのを買ってもらった。期せずしてカナとおそろいになってしまった。風邪気味で体がひどく重かった。途中、仕事の資料を探しにパルコブックセンターに行った。そこでソニーが始めたデザイナーガチャポンを見つけて、ついやってしまう。一番人気はグルーヴィジョンズだったけど、今更過ぎる気もしたので、ジェームス・ジャービスにした。まぁ、こっちだって今更なんですけど。ひとつ手に入れるともうきりがなくなって、1500円ぐらい投入。一個ダブっちゃったし、2個まだ足りないけどきりがないのでやめておいた。一回300円って1000円札を両替しても3回しかできないのはやっぱしんどいなーって思った。そばで見ていると両手いっぱいに小銭を用意した僕ぐらいの年の人が次々にやってくるのが印象的でした。あぁ、きっと会社の机の上に並べるんだろうなーって思うと途端にブルーな気持ちが押し寄せてきた。マリオアドバンス2の攻略本と、山本直樹の新作を買った。山本直樹のはビニールを開けてみて初めてエッセイだと分かった。何だよ、エロい新作が読みたかったのになぁ。


ネコ」のジョージが来てくれる約束をしていたので、4時前に家に帰った。なかなか電話が掛かってこない。いつの間にか寝てしまった。目がさめたら6時近かった。何で電話が掛かってこないんだろうと考えていたら、僕のPHS公衆電話からの着信が一切受けられないことに気が付いて顔面蒼白。ジョージは携帯電話を持っていないので「駅に着いたら電話してねー」とか、適当な約束をしてしまったのでした。慌てて駅まで自転車を漕いだ。駅まで来てくれたら僕が見つけてやる!って思った。30分ぐらいの間に、10回近い着信の履歴があったけど、つなぐことは出来ないし、掛けなおしも出来ずにストレスがたまった。ジョージの家に留守電を入れたり、他に方法がないか考えている間に、ジョージ以外の何者でもないシルエットを駅の構内に発見。いろんな公衆電話を渡り歩いて「おかしいな。どうして掛からないんだろう」って困っている最中だった。会えて良かった。


家に着いてRezを初体験させた。ゲームはあんまりやらないみたいだったけど、フツーに面白そうだった。みんなで鍋を食べた。駅でやっと見つけたときもそうだったけど今日初めて会った気がしないような溶け込みようだった。食べ終わってギターを弾いてくれた。オリジナル曲だ。柔らかなすごくいい曲だった。ありふれているようでいて誰にも似ていないと思った。そういうと「ありふれてるって感じのものをやりたいんです」とジョージが言った。それを聞いて「あぁ、この人は分かっている」と思った。表現を生業にしている人は「オリジナリティ」という言葉に脅迫されるように、とがった表現、過激な表現をしたがる。まるでテクニックがあるかのような小技に走りたがる。でもそんなのってすごくイージーだ。過激なものって、瞬発力ばかりで後に残らない。簡単に言えば耳障りだし、目障りだと思う。僕は最近特に「当たり前のものが持つ当たり前じゃない強さ」のことをよく考えるようになってきたので、ジョージの「とがった振りをしていない、やさしい表現」がとても心に響いた。ジョージの歌には背伸びもなければ、同人誌的な甘えもなくて、なんだかとても伸びやかに聴こえた。あんまり上手な言い方とは思えないけど「等身大」という言葉がよく似合った。今度、ベストアルバムのCDを焼いてプレゼントしてもらう約束をした。僕も触発されてしまい、表現のあれこれについて久々に熱く語ってしまった。ジョージが帰ってから、ジョージの彼女ってどんな人だろうって思った。全然想像がつかなかった。案外、銀行員タイプだったりして。

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2002-01-17

逆襲

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ささくれが出来るのはママの言うことを聞かないからって本当ですか? 29歳でも?


仕事でゲームをすることが多くなった。カメラワークとか、少しも勉強したことがないから研究しないといけないのだけど。ゲームはただ見てるだけってプレイが出来ないので、背景や構成なんかを確認しつつ、それなりにプレイなんていうなかなか器用なことを迫られる。途中で、ビデオに撮って研究は後からすればいいのかと気づいた。日記をだらだら書いてから、読みものとして校正する時の気持ちをちょっと思い出した。


社会人になったばかりのことを思い出す。僕はうでっちやmafとおんなじゲーム会社にみんな業務用ゲーム機デザイナーとして入ったのだけど、最初の頃のデザイン研修で与えられた条件に、がーん!と思ったのだった。それは定規を使わずに、いかに少ない手数で、作りたいものの仕組みやねらいを伝えるスケッチを描けるかどうかということだった。僕は工業デザインを大学で学んで、スケッチをさまざまな専門的な定規を使って丁寧に丁寧に描いてシロウトをびびらせちゃえ、みたいなテクニックを身に付けたばっかりだった。でも会社ではデザインスケッチ用のいい紙ではなく、フツーのコピー用紙に描いた。鉛筆で下書きをして、コピーしたものを、コピックというマーカーで塗った。にじむし、あんまり細かくも描かない。数時間で1枚をあげる。なるべく早いほうがいい。しかもやりたいこととその構造や材質まである程度分かってないといけない。イメージスケッチでありながら、最初の設計図になってる。僕もうでっちもフリーハンドでまっすぐな線(あるいはまっすぐに見える線)を引くのが苦手だった。構造なんかさっぱり分からなかった。質感を出そうとして、何度も同系色の色を重ねていると、手が遅い、その間に、他のデザインを考えて描いた方がいいと言われた。短時間で、すべてに100%の力や気持ちが込められているわけじゃないけど、いろんな角度から提案するっていう方法が身についた。


同じ頃、mafは違う部署でなぜか「女の子のキャラクター」を描け、と言われていた。mafは緻密なメカや、まっすぐっぽい線がかなり得意だったけど、人物は写実的なもの(デッサンのような)意味以上に、何か人格を生み出すような作業はとにかく苦手そうだった。で、疲れた顔してお互い言い合ったのが、次のことだ。


「なんか今まで苦手で逃げ回っていたことから、逆襲される感じだよね」


そうなのだ。いつかは出来るようになっておかないといけないと頭の隅で思っていたことは、逃げた時間が長いほど、大きく具体的な形を持って立ちはだかるのだ。何度でも、何度でも。


なんか当たり前の話で恐縮しちゃうけど、自分の前に立ちはだかる壁や限界って、その環境も含めて、自分の得意分野を広げたり、ウィークポイントを無くしていくためのチャンスだ。その分野をあきらめても違う形で必ずまた同じ壁が現れるので、壁が小さいうちに乗り越えておいた方がハッピーです。ちなみにグラフィックデザイナーの父は多分同じことを指してこう言ってた。


「壁が現れるうちは、まだいい。それだけ可能性が詰まってるってことだから」


意味のある言葉だと感じます。特に最近。




webでいろんなところを見て周っている割引券のサービスがあったりします。マクドナルドの割引券とかね。そういうのって、プリントしてその紙を持っていかないといけないんだけど、例えば50円引きのチケットを印刷するのに、うちのプリンターだと普通紙で約30円とかのコストが掛かって、しかもまだADSLも引けてないから電話代も掛かっちゃうんですけど、何か間違ってる気がしませんか?

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2002-01-16

幹事

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ピクミンの歌をiPodに入れてから2週間が経つのに未だに曲順が回ってこないたかなべです。こんばんわ。会社に入ってまだ5日目なのに「企画ってどんなことをしたらいいんですか?」とか、年齢はともかく事実上先輩にあたる人に聞かれちゃう僕は、一体何者なんだろう。ぬー。僕もよく知りません。漫画で言うと枠線を引いたり、このコマがクライマックスって決める人? デザイナープログラマーの得意なところ、いいとこを引っ張り出して、みんなで楽しくひとつのものを作り上げるために間に入って調整する、飲み会の幹事みたいなものかしら。あ、俺、幹事すごく苦手じゃん。




2月に欲しいものを考えました。


2月14日PS2スペースチャンネル5パート2」5800円
2月21日GC「動物番長」6800円
J-Phoneの新しい写メール端末(シャープの)3万円
AirMac一式5万円
CD「ファミコンミュージック2」2200円
CD「アオハルユース」スーパーカー1000円
CD「Ekletic」小沢健二3000円
新しいメガネ5万円
なんとなくスーツ?3万円?


ま、すでに15万円近くに達しているのは見て見ぬ振りをするとして、最近オレンジのiBookが調子悪い! 「新iMacかわいいなぁ」とか「PowerBook欲しいなぁ」とかゆってたからきっとすねてるんだと思う。まず、充電ができなくなった。アダプターを抜くとぶっつり電源が落ちます。超ワイヤードノートブック。っていうかそれデスクトップなのでは? そして電源を入れると一回目は必ず文字が表示されない画面になる。もうお茶目なんだから! たかがメールチェックするのに毎回10分以上を費やしてしまうって寸法です。殺すぞ!


昨日は早めに家に帰ったらカナ様がロールキャベツならぬロール白菜と、僕の好きな豚汁を作っていてくれて、ゆっくりと味わいました。おなかがいっぱいになるととたんに眠くなって就寝。駄目だ、老人だ。ここ2日間、ちょっと暖かくて過ごしやすい。電車でも椅子に座ったとたん寝てしまうのは何かの病気でしょうか。会社まで電車は20分で着いてしまうので、ゲームボーイの出番が全然なくなってしまった。


気が付かなかったけど台所の格子がいつのまにか新しくなっていた。大家さんとは言え、勝手に部屋に上がられるのはあんまり気分がいいもんではないね。足跡がもし泥棒と一致してたらショック100倍だよね。しかも盗んだのはゲームキューブだけ。

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2002-01-15

驚きの白さです

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うぃーす、久しぶり。3連休はどう過ごしましたか? 僕はついに年賀状を書いたね! えらい?えらい? プリンターを買ったんですよ。そんで買ったまま一週間、箱も開けずに玄関で熟成させて置いたんですけど、本気でこのまま来年まで開けずにいきそうな気がしたので開封しました。なんかロール紙というのがついていたんだけど、なんなのこれ? 紙をセットしただけでべろーんと20センチぐらい先送りしやがるし、印刷し終わったあとも5センチぐらい送りやがります。1枚だけ印刷したい場合なんかはもうその5倍近い長さを無駄にしてる計算? ロール紙は一生使わなくてもいいやということで早速封印させていただきました。本来どういう使い道なの? デジカメの写真をベタ刷りするためなんて言われてもそんなバブリーな使い方、貧乏な僕にはありえないっすよ。


僕が以前、正月にデザインした年賀状大阪よりご帰宅のカナ様によりさっくり没をくらいまして、そっからカナ画伯の手書きデザインに変更。まぁ、どんなデザインかは僕に年賀状をくれた数少ない君たち自身でご確認を。あと数日後には届くかと思います。僕の感想で言うと、プリンターを買ったばかりの元デザイナーが出す最初の年賀状とは思えない、驚きの白さ! そんな感じです。インクが少なくて済むのは地球にやさしいかもしれない。ある意味、21世紀のデザイナーらしいですか?


それ以外に休日はセガサターンドリームキャストをしてました。横浜ヨドバシカメラで「鈴木裕GAMEWORKS」という5800円の本が、本なのに2980円に安売りされていて、つい買ってしまった。本自体はどうでもいいんだけど、中にドリームキャスト用のディスクが入っていて「ハングオン」「スペースハリヤー」「アフターバーナー2」「アウトラン」「パワードリフト」が完全移植。すごいでしょ?レジに並びながらそばのワゴンから「バーチャファイター3tb」980円も買っておいた。鈴木裕ハッピーセットといったところでしょうか。どうせなら鈴木裕携帯ストラップとかもつけてくれてよかったのに。使わないけど。


ところがその「バーチャ3」が動かない。動くこともあるんだけど、一人プレイ中に割り込んで対戦をしようとすると止まってディスクが入っていない状態になってしまう。悲しい。他のゲームは全然問題ないのにな。次の日さっそく別のディスクに交換してもらったけど、おんなじ症状でした。がっかり。僕のドリームキャストは好き嫌いが激しいってこと? 本体がもう駄目ってこと? やだーん。


他にもおもちゃ屋でビットチャーGのマリオカートバージョンを買ったり、子供の頃買いたくても買えなかったマクロスロボット「バトロイバルキリー」の復刻版を買った。6800円。大興奮。ただでさえ子供部屋度の高い僕の家はますます子供度アーップ!(←スペースチャンネル5のディレクター風味に唇をかんで読む)。15分おきにロボットの変形を楽しむ29歳ってのもいかがなものか。マリオはマッキが今度ビットチャーGを持って遊びにくるのを楽しみに待っていよう。こんな僕でも時々は青色申告の本も読んだりしてるよ?(誰に言い訳してるんだろう)


ホントはおもちゃじゃなくJ−Phoneの写メール携帯を買いに出かけたんだけど、1月末か2月頭にシャープの新製品が出るというのでやめておいた。デジカメも35万画素になるというしな。実売価格は3万円程度だとか。ぬー、高い。問題は以前の写メール携帯とちゃんとやり取りができるようになっているかどうかってとこだな。

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2002-01-11

甘ちゃん

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うでっちから電話が掛かって来て、体感ゲーム機のデザインをしていた頃の先輩たちと飲んだ。親しい仲で飲むのは気兼ねがなくて楽しかった。ゲームの未来や僕らの将来のことを語り合った。


ゲームがイキイキしていた頃の時代って、まだそれが大きなビジネスになるかどうかわからなかった。でもどうしてもそれを作りたいって人たちが、利益なんか関係なく、作りたいものを作りたいように(ちゃんと)作ったものが、フツーの人の「目新しさ」にちゃんとリンクしていた。だからどのゲームも新鮮だったし、画期的だったし、個性的だった。ハードの性能がしょぼくて、結果的にアイディアでしか差別化できなかったということもある。でもみんなゲームがどんなものか知りたかったし、ゲームに飢えていた。


今は違うもんね。ゲームはたくさんある娯楽のひとつのジャンルでしかない。ゲーム機の性能は段違いに上がって、どんどんゲームの規模が必要以上に大きくなって、それを支える会社や会社員の生活を支えるために、ある期日までにほとんど義務として満たさなくちゃいけない仕様や売上げが大前提としてあるもんね。作業も細かすぎるぐらいに分業化して、2年も3年もおんなじ作業を繰り返して、ゲーム全体のイメージをちゃんと把握して作業に熱を入れている人がどれくらいいるのかよくわかんない。そしてそんな義務感で作ったもの、作業として作らなくちゃいけなかったものって、なかなかみんなの心に届かない。運良くうまくいっても、今度は続編地獄。前作の倍のお客さんを呼んできなさいっていうところから話が始まったりするのね。システムを変えようとしたら怒られたりなんかして、いつまでたっても「やりたいこと」に辿り着けない。さみしい。時たま、自分の趣味と会社の利益を上手にリンクさせている人を見かけるけど、そういう人の周りはやっぱり温度が高い。結局、いい仕事って言うのは人と人がつむぐ熱量の話なんだ。


熱って言うのは共有する人数が増えるほど誤解が生まれたり届きにくくなるので、一人じゃ作れないものは目的を細分化して作業を手伝ってもらうしかなくなってしまう。その細分化の際に熱が逃げていってしまうことが多い。信じて前に進んでいる人と、義務感で前に進まされている人の違いだと思う。毎月50本とか100本近いゲームが発売されている。どう考えたって「必要」な量を超えてる。お腹いっぱい。すでにお腹いっぱいの人に「これは他と違って新しい口当たりのゲームです」って言っても届かない。他の楽しいことがしたくなって当然だと思う。なのに、今度のハンバーグにはライスにドリンクやサラダやデザートもついてますとかゆってる。そのライスやドリンクやサラダやデザートを作るために人をどんどん雇ったりしている。でもライスやドリンクやサラダやデザートがついてるからハンバーグが昨日より高くても売れるかっていうとそうじゃないのは誰にでもわかること。そんなの食べたら、半年はもう食べなくていいやって気持ちになることだってわかるはず。どんなおいしいものを作るかも大事だけど、食べたい人がいないものをどんどん豪華に作っても仕方ないし、みんなに楽しく食べてもらうためのゲームでありたいなと僕は思います。


人と人との出会いや繋がりは、会社に依存しない。でも制限はされる。一日24時間のうち、3分の1とか半分近く会社にいるわけだから、自分が出会いたい種類の人がいる場所に近いところに勤めたり、自分でその相手を捜し歩けるだけの環境を整えたほうが良さそう。そう考えると、作業の中で会社の慣例として付き合っていく業者なんかとはなかなか自分の将来につながっていくような有機的なお付き合いにはなりにくいね。付き合いを損得勘定で考えるのはもったいないことだけど、お互いがお互いために必要になってくる関係、与えたり与えられたりをお互いにすごく循環させる関係というのを、どんどん築いていければ、結果的にみんながみんな幸せな世の中になるはずと、僕なんかは本気で思います。甘いですかね。需要と供給の量が同じはずがないじゃんって言われたら、正論だけど、つまんないこと言う人だなぁと唇を尖らせてみたい感じ。甘くてもいいじゃん。信じてるほうが楽しいもの。


うでっちと帰りの電車に乗りながら、変な広告を発見。「バードウォッチング検定」。ちょっと待って? バードウォッチングって誰かに段位を許されたり、誰かと技術を競ったりするものなのか? 「家事手伝い検定」とか「音楽鑑賞検定」とか「テレビリモコン操作検定」って言われるくらい微妙。もう、文字列としておもしろくて最高すぎだと思った。失業率の高いこの時代に履歴書のためにぜひ押えておきたい資格のひとつ。

CD「ファミコンミュージック」を買った。僕が子供の頃リアルタイムで遊んだ任天堂のゲーム音楽がたくさん入っている。ものすごくハッピーだ。僕のiPodに入っている900曲以上の音楽のうち、100曲近くはゲーム関連の音楽を入れてるんだよね。ゲーム中一回しか聞けないかもしれないゲーム音楽っていうのは、すごくキャッチーなメロディやリズムをコンパクトに聞かせてくれるので好きです。映像で言えば映画やドラマに対してCMのような密度っつうかね。ミニマムに要点をてんこ盛りしてる。点心に似てる? 初めて聞く人の気持ちにまで最短、何秒で届くかってそういう知恵ややさしさがたくさん詰まっている気がしますね。


ファミ通キューブという雑誌を会社で読んだ。一口裏技メモのようなものがあって、どれどれと思って見ていたら、「Zボタンをバリバリ押す」「キノピオの頭をバリバリサーチ!」とかって書いてあって違和感。バリバリ押す姿やバリバリサーチする姿が思い描けなかった。きっとライダースを着てフランスパンみたいなリーゼントをしたバリバリロケンローな方が記事を書いているのでしょう。間違いないな。

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2002-01-10

バカヤロウ

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1月もはやくも10日。いかがお過ごしですか? たかなべです。黒澤優が入籍して、しかもおなかに赤ちゃんがいるとかってホント? しかも相手はSOPHIAのボーカルの人なの? うそーん! まじで? あの人、4歳の子供がいるって聞いたよ。10代で子連れと結婚ってどんな心境なんだろ。好きな人の連れてる子供ならあんまりどうでもいいことかな。想像がつかないな。


一昨日は今の会社の仕事で前の会社に出かけて、案の定、「おかえり」とか「今日から?(正月休みは終わり?)」とか「割と早かったね(あきらめて帰ってくるのが)」とか言われる騒ぎでしたが、それはそれで面白かったよ。見せてもらったゲームを遊ばせてもらってみんなで「おぉー!」とかゆったり、その企画書のファイルを見せてもらって、すごい参考になって「この企画書ファイルくれ」ってゆって「バカヤロウ」と怒鳴られたり(当たり前)、そんな感じでした。


見学が終わった後、前の部署をのぞきに行った。僕の席にはまだ気配が残っているらしく、着いていきなり、なんかフツーに作業を頼まれてしまう。パソコンには僕の設定が丸々残っていた。昼休みに一緒に笑っていいともを見る人がいなくなってさみしいと言われる。うでっちから電話があって、昔の上司と飲みに行こうと誘われた。喫煙室ででかいみかんを食って、部長や課長に挨拶して帰った。


マクドナルドポケモンのキャンペーンをやっている。電池で動いたり光ったりするのを販売している他に、ハッピーセットは空気ポンプでポケモンの体の一部が動くおもちゃがついてくる。さっそく「ピチュー」と「チコリータ」をもらったんですけど。これが何ともいまいち。だってねー、ポンプのチューブが人形の結構上のほうについてて、人形自体が軽いもんだから、テーブルの上で遊ぼうとすると、チューブの重さでフツーに立ってられない。で、持つ位置を調節して、それなりな位置でポンプを押すとですね、ピチューは耳を左右にパタパタ、チコリータは頭についた大きな葉っぱを回転させます。地味だ。一回動かしたらもうどうでもよくなる。足の裏には車輪がついていて、ポンプを取り外せるようになってる。なんで車輪を動かすと体のどこかが動くって言うつくりにしなかったんだろう。ポンプ代が無駄じゃん、ポンプ邪魔、そう思った。

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2002-01-07

初出社

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初出社です。12月26日から昨日までずっと休みだったから相当ボケました。リセットというよりは、空っぽという感じ。


朝、寒かった! 雪が降りそうな種類のキンとした空気。でもすごい綺麗な青空。けいちだったら、それだけで1ページ埋めるだろうってぐらいのすがすがしさだ。そんな記念すべき今日の一曲目はスピッツの「ナイフ」でした。女の子の誕生日にごっついハンティングナイフをプレゼントすることを夢想する男の子の歌ね。全然フレッシュじゃないじゃんよー。でも我慢して2曲目、またスピッツ。しかも「トンビ飛べなかった」。失敗して落ち込んで、部屋の隅っこにうずくまってるような歌だ。大丈夫か、俺。


会社は地下で窓がない。それは前に知ってたんだけど、あんなにどこでも電波が届く僕のエッジ(電話)が、自分の席でなんと圏外と判明。がーん! たった2メートル先に吹き抜けがあるんですけど、そこの手すりぴったりまで近づくといきなりアンテナ3本。でも50センチ戻ると圏外。むーん。設定を着信音に切り替えて手すりにそのまま置いておくことにしました。この時点でもはや携帯ではないね。周りの人に聞いてJ-Phoneにしようかと思ってみる。さっそく出費かよ。


辞めた人のパソコンを自分の机に上に移動して、なんとなく繋げて起動したら、辞めた人が使っていたままだった。詳しい人に直してもらったら、結局最初から全部を入れなおすことに。そのくらい来る前にやっておいて欲しかった。半日掛かってフォーマットしなおしてもらってる間、となりのテレビで作りかけだった時期のゲームを遊んだ。いろんな試行錯誤や煩悩を経て、あのパッケージソフトにたどり着いたことを感じ、ちょっとじーんとする。でも長時間やりすぎて目の奥はもっとじーんとした。しょぼしょぼだ。


朝の打ち合わせで、明日の仕事がいきなり前の会社に訪問するってことを聞き、とりあえず笑っておく。「円満退社できたんだよねぇ?」「‥ええ、まぁ」。でも行きますけど。


昼には近所で高そうな中華を食べた。若いデザイナーと、プロジェクトのディレクターと。二人ともえらい熱いゲーム談義。そういやぁゲーム性についてちゃんと話し合ったのって、雑談レベルでさえ初めてだったかもしんない。いい大人が目をきらきらさせて、ああでもないこうでもないって言い合ってる。しかもレベルが高い、生産性のある会話だった。うれしかった。中華もかなりおいしかった。ランチタイムで900円とお得だったけど、毎日外食はさすがに無理だ。うまく節約しなくては。

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2002-01-04

4日目

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ひきこもり歴4日目、姉さん暇です! 今日はパパの誕生日だ。もう顔は5年以上見ておりませんが、元気に生きてますでしょうか。

映画「トゥルーマンショー」

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昨日ビデオの話しを書いて、なんか忘れてる気がしてたんだけど思い出した。「トゥルーマンショー」も見たんだった。感動した。すごい。予告編を見る限りではトゥルーマンって人が壮大なセット中で人生を送っていて、それが全世界に番組として放映されているっていう、設定=物語って感じの星新一みたいな話しだと思っていたんだけど、そのキャストを演じている父親役や、気のありそげな女の子役や、妻役、はたまた、番組プロデューサーの人間的な葛藤にまで描写が及んでいて、それがよかった。みんな自分のやってることを正しいのかどうか疑いながら、身を引き裂かれながら、番組のキャストを演じてる。番組だと言うことを知らされずに人生を送っている主人公に同情さえしてる。悩んでるんだ。世界観を説明するだけじゃなく、いろんな可能性をちゃんと追いかけてて、それでいてテンポがよかった。2時間をとっても有効に使っている映画だという気がしました。先が読めない話しが大好きなあなたには100点満点でオススメできる名作です。

映画「シュレック」

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シュレック [DVD]

シュレック [DVD]

映画館で「シュレック」を見た。感動はしなかったけどゲラゲラ笑った。オトナ向けのややシニカルなひねりのあるおとぎ話パロディって感じでしょうか。メッセージも「人は見かけじゃない」みたいな異常なシンプルさ。休日らしい気楽な映画を求めていたので、ジャストミートでした。僕が見たのは字幕版だったけど、吹き替え版はシュレックダウンタウン浜ちゃん、姫→藤原紀香、ロバ→山ちゃんと頭の中でキャストチェンジしてみましたが、なるほど悪くない感じでした。ところで外国の映画には狂言回し的な、おしゃべり&おせっかい野郎が良く出てくるんだけど、何故だろう。この映画のロバはもちろん、スターウォーズ1のジャージャービングス、マッドマックスヘリコプターを動かす人、インディジョーンズの中国人の少年。物語をかき乱してテンポよく進ませるための(あるいは主人公の独白を、会話に変えたいためだけの)、機能的な存在なのであんまり好きじゃないんだよなぁ。クライマックスで必ずすごい活躍を見せるところもなんかムカツク。物語の構造として面白くなるのははっきり分かるんだけど、いなくても成立できそうなのが努力が足りないのか、なんなのか。物語の中で「醜い怪物」扱いの主人公シュレックも最初っからいい人っぽい感じで出てくるので、最後にハッピーエンドを迎えても、最低っていうスタートからハッピーまでの振り幅が狭すぎる気がした。もったいない。心が狭い僕にとっては映画は73点ぐらいの感じだったかな。休日だったので充分合格。そんなもんだ。

ICO

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ICO(イコ)

ICO(イコ)

昨日は眠りにつけないロンリーナイトだったのでICOを朝まで掛けてクリアした。感動した。こんな感動は「ゼルダの伝説時のオカリナ」以来です。エンドテロップを見ながら、そこで費やした時間や体験や空気の匂いがぶわーっと蘇ってきて、握りしめたコントローラをぶるぶると震わせながら、もうあの言葉の通じない女の子に会えないんだなぁと思うと、涙がこぼれた。「映画のような」という言葉がもしゲームの誉め言葉であるとすれば、このゲームは何よりもまず「体験」そのものだった。映画から「意志」を取り出して、プレイヤーにストーリーの完成を委ねることで、感動は何倍にも増幅する。それを起こすために作り上げられたありとあらゆる導入の工夫があまりに画期的だった。僕は、ずっと、そこに、いたんだ。確かにあの色白の少女の手を握っていたんだ。2000年は11月にRezが出たし、12月にこのICOが出て、ゲームはおろかエンタテイメントの枠を確かに拡張した年だったと思う。この2つをやってない人とはゲームの話しはしたくないなって今はそんな気分にだってなっちゃうのだった。とにかくやってみて。できれば自分のお金で買って。

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2002-01-03

3日目

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ひきこもり歴3日目。久しぶりに風呂に入って、洗濯をしました。オキワナから帰ってきて、ろくな生活をしてません。


やっぱりヤフーBBが繋がらないなぁ→ICOでもやるか→あ、また同じところで死んだ→お茶でも飲もう→ホームページの整理&iPodのリスト追加→眠いのでうとうと→おなか空いたなぁ→かりんとうをポリポリ→日が暮れて来ちゃったなぁ→洗濯物が乾いていないことを確認→このまま終わるのも悔しいから外に出るか→行くのは結局ファミコン屋と本屋→昨日と品揃え一緒じゃんよ→特に読みたくもない本を買って一人で外食→外は完璧に夜→家に帰る→やっぱりヤフーBBが繋がらないなぁ→ICOでもやるか→あ、また同じところで死んだ→お茶でも飲もう→ホームページの整理&iPodのリスト追加→眠いのでうとうと→あ、朝だ


そんな感じです。


年賀状をくれたみなさんどうもありがとう。カナママ、マッキ、ミノ、ナタリー、2002年はこの4人だけを大事に思う方向でひとつ行きたいもんだ。お返事はきっと夏頃届くでしょう。今日葉書は買いましたけど。


明日は何しようかなぁ。年賀状でも作ろうかな。

映画「ナビィの恋」

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ナビィの恋 [DVD]

ナビィの恋 [DVD]

ナビィの恋」は沖縄のお話しで、ずーっとビデオが借りられっぱなしだったのを渋谷TSUTAYAでやっと見つけて借りたんだ。すんごい大したことのないひねりのない話しなのに、わんわん泣いてしまったよ。映画見て泣いたのなんていつぶり? 「シンク」ぶり? 「打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか」ぶり? プロットだけだとナビィって名前のおばあちゃんが若い頃の恋人と数十年ぶりに再会して、今の結婚相手のおじいちゃんを置いて駆け落ちするってだけのお話なんだ。でもその演技や脚本じゃなくて、そこにある空気感にもうやられてしまったよ。親しい同士しか伝わない「‥」っていう時間とか空間をあまりに不器用に愛で包んでやりとりしてる感じと言いましょうか。焼き芋を無造作に新聞紙でくるんで渡す愛嬌と言いましょうか。夫婦って基本的には他人だから、分かってあげたい/もらいたいっていう前提よりも、もっと相手本意の幸せのカタチを考えなおす時期っていうのが、長い人生の間きっと何度か訪れるはずで。それに対して、このナビィに振られる側のおじいさんが出す答えが、全然スマートでもクレバーとは言えないけど、胸が引き裂かれるほどによく分かる、でもしんどいよー! そんな感じ。沖縄の人が持つおおらかさやのんきさは、悲しさを笑顔で受け止めるそういう人間的な強さに裏打ちされたのんびり感だと僕は思っていて、その沖縄のおおらかな魅力がそういうひねりのないこの映画のストーリーの中に空気感として息づいていて、そこに感動してしまったのだった。最後に旅行者の村上淳が主人公っぽい女の子と結婚するシーンで終わるんですけど、あんなに親切にしてもらった幼なじみを差し置いて、脈絡もなくいきなりムラジュンに抱きついてキスするシーンは、映画とは言え、ちくしょー、なんだかんだ言っても最後は顔かよ! って勝手にジェラシーを妬いてました。まとめとしては「ムラジュン殺す!」そんな感じ。それを引いたら100点です。

映画「みんなの家」

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みんなのいえ [DVD]

みんなのいえ [DVD]

「みんなの家」は予告編通りのドタバタコメディで、三谷幸紀ファンの人にはあまりにいつも通り過ぎて不満だった人も多いようです。でもフツーに面白かったよ。大工デザイナーのやる気のずれみたいのを焦点に物語が進んでいくんだけど「愛のない職人はただの作業員、稼がないアーティストはただの変人」みたいな下りは、やー、耳が痛いさって思ったよ。中盤までテンポがよかったのに、後半の「二人の力を合わせて大事な家具を直そう」っていう話しが、あまり見せ場になり切れてなくて、ちょっとだるかった。奥さん役の八木亜希子がやたらにはまり役だったのが印象的です。70点ぐらいかな。

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2002-01-02

オキワナの旅(後編)

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うーす。新年早々サイト更新と大掃除っていうのもどうなのよ。やることないの? 超ありません。飯は2日前のカレーだし。毎日近所のファミコン屋に出かけては福袋の隙間を指で広げて見たりしてます。今日は沖縄旅行日記の完結編です。もう読む方もうんざり。どんぞー。




最後の日


8時過ぎに目が覚めてとりあえず最初にカナの鼻を豚鼻にした。外は薄曇りで風が強そうでちょっと寒そうだった。ホテルをチェックアウトして、首里城に向かった。天気はどんどん良くなってきて、昨日より暑いぐらいだった。首里城は割と最近、復元されたんだそうだけど、おいおいホントにそんな建築だったのかよーって突っ込みたくなるぐらい、なんか変な造りの再現だった。赤い色も漆っていうよりなんだか品のないペンキっぽい赤だし、城壁も昔のままの部分はすごくいろんな大きさの石を組み合わせて積み上げているのに、新しい部分は機械で切り出した画一的なブロックになっていて、文化遺産の復元ってそういうものなのか?って正直に疑問だった。最初の首里城を建てた人が見たら確実に怒ると思う。だってなんか大道具みたいなんだもん。天井が意外に低くて敷居に建つと頭がついてしまう高さだった。お城ってもっと贅沢に空間を使うものだと思ってたのにフツーの家屋の尺なのね。城の周りに生えていた大きな木がとってもいい感じだったよ。


車に乗って国際通りで降りた。3匹の猫が道ばたでひなたぼっこしていたのが可愛かった。昼ご飯をどうしようかと迷っていたら、フレンチレストランがちょうど店を開けるところだったので「いいですか?」と聞いたら、何だかやる気がなさそうな22才ぐらいの女の子が「えーと、あと5分ぐらい? 掛かるかなぁ」とか人ごとのように言うので、なにやら良くわかんないけど、おみやげ屋をちょっとのぞいてから入っていった。店は古い造りで一番奥のいい席に案内された。ランチを二つ頼んだ。どうでも良さそうに返事をしながら女の子は注文をこりこりと紙に書いた。沖縄の人がしゃべる標準語のイントネーションは片言の外人のようだと思った。テーブルごとにご意見帳みたいなのが置いてあって、カナがラブホテルみたいと笑った。中身を見たら「今日は○○君と来ました(ハート)」みたいなのがずらーっとならんでいて、ホントにラブホテルみたいだった。できあがってきたチキン料理はすごくおいしくて、シャーベットとコーヒーとスープとサラダとライスまでついて800円という訳の分からない破格だった。ご飯がちょっとべちゃっとしてたのが珠に傷だけど、かなり満足だったと言えよう。カナがトイレから帰ってきて何やら笑っていた。訳を聞くとトイレにもご意見帳があったんだそうだ。「しかもね、書いてあることがほとんど全部、店員の愛想が悪い、ごはんがまずいばっかなの。意見を書いても反映されてないやん!」。僕も笑った。


車に乗って、会社の後輩が薦めてくれた鍾乳洞を目指した。玉泉洞王国村ってとこだ。えーと読めません。ぎょくせんどう? 東洋一美しい鍾乳洞だとか。天気の良い道中をガンガンに音楽をかけて飛ばした。気持ちいい。着いたらかなり広そうな場所でびっくりした。車庫入れがちょっと慣れてきた自分にもびっくりだ。バックがうまく決まると気持ちいいな。鍾乳洞はきっとひんやりしているに違いないと思い、カナに「上着を持っていっておけよ!」なんて威張って見せたのに、実際入ってみたらサウナかよ!ってぐらいの熱風と蒸気が入り口から吹き上げてきた。眼鏡がすぐに真っ白に曇った。かっこわるい。中はさすがに東洋一と言うだけあって、信じられないくらいの規模の鍾乳洞が広がっていた。まるでそういうテーマパークなのでは?と疑いたくなるほど、鍾乳石の種類が豊富で見せ場もありテンポもよかった。だって1ミリ伸びるのに何百年も掛かるって話しなのに、僕の身長より長い鍾乳石が無数に生えてる。で、しかも、観光客を無理なく歩かせるために、通路の上下の鍾乳石は惜しげなく水平に切り落としてある。いいのか? ただ一つだけ知らなかったことが。もうなんつうか、出口までの距離がむちゃくちゃ長いんだ。1キロ以上。いくら平坦に整備された道とは言え、くたびれました。そして正直言うと後半は飽きてました。てへ。


やっとのことで鍾乳洞を抜けると植物園が待っていた。いや、もうおなかいっぱい。何も見たくない。休ませて。冷たいものでも飲ませて。そう思った瞬間に、サービスカウンターが目の前に現れました。うーん、作戦にはめられてる。カナが走っていって、変わったフルーツを食べたいと言い出した。もちろん価格は観光者向けの高ーいの。ニコニコした顔でドラゴンフルーツスターフルーツのスライスを掲げてカナが帰ってきました。そして数十秒後に渋い顔に。「まずー!!」。真っ赤なドラゴンフルーツは味のしないキウイみたいで、スターフルーツはなんだか花の蜜のような味だった。昆虫なら好きかも。僕は顔は昆虫似だけど、そんなに好きな感じじゃなかったです。でも果物自体久しぶりなので潤った。そんなにうまいフルーツだったら東京でもフツーに売ってるはずだっつうの。カナは全部食べないで残してやんの。


植物園をそそくさ抜けて、畳の上でぶくぶく茶を飲んだ。いろんなお茶が混ぜてあって、泡立ててあるお茶だそうだ。作法はないからみんなで仲良くなれるように気ままに飲むのが良いんだそうだ。まぁ普通のお茶の味だったけど、落雁をかじりながら日当たりの良い畳の上で飲むお茶はおいしかったよ。庭には花が咲いていて、外人の子供達をおばあちゃんが写真に収めていた。


そのままハブ園を駆け足でのぞく。いろんな国のヘビが所狭しと展示されていたけど、どっちにせよヘビです。あんまりじっと見たくなるようなものじゃないよね。マングースコブラのショーをやっていたけど、戦うわけじゃなかった。当たり前か。コブラも毎回殺されてたらたまらんよな。コブラは威嚇の時以外はフツーのヘビの形をしていた。そして怒ると頭の後ろが全然見えていないようで後頭部からビンタをくらったりしていた。外人がそれを見て大笑いをしていた。


車に戻ってガイドブックを見て、すぐそばの奥武島(おうじま)に船の底をガラス張りにして熱帯魚なんかを見せてくれるという「グラスボート」に向かう。到着すると受付以外誰もいなくて、ちょっと不安になったけど「今、ちょうど出るところだから急いで」の声に言われるがままにチケットを買って乗り込む。32才ぐらいの女二人旅のお客さんと向かいの席に座って船底をのぞき込んだ。船底からは透明度97%という透みきった海が見え、珊瑚礁熱帯魚、鯛やナマコなんかが見えた。新しい魚群が現れるたびに船長は、あの魚はフライで食べるとおいしい、とか、通は塩水をつけて刺身にするんだとか、食欲の話しばっかりしていた。水族館と食欲が結びつかない僕だったけど、食物連鎖の中にない観賞用の魚なんてそもそも存在しないわけで、生活と、商売と、食欲が有機的に繋がっているこのおじさんは、きっと幸せなんだろうなと思った。ちょっと船酔いしたけど。


夕方が近づいてきて、そろそろレンタカーを返さなくちゃいけなかった。腹ぺこなのにまた食事を出来そうなところが見つけられなかった。道中、沖縄平和記念堂で降りた。売店はたくさんあるのに、売っているのはブルーシールのアイスクリームとかき氷ばっかりだった。フランクフルトとか食べたかったんだけど。広い芝生が気持ちよかった。


たった3日間いただけなのに、もうファーストフードが恋しくなっていて、やっと見つけたファーストキッチンでハンバーガーを食べた。大きな通りの店なのにお客さんが全然いなかった。おなかをいっぱいにして、近くのトイザらスをちょっとだけのぞいて、空港に向かった。時間が結構ギリギリになっていたのに、大事な道を間違っていまい、どんどん空港から遠のいた。なんとかUターンをして無事レンタカーを返却。空港まで送ってくれたけど、まだ出発まで2時間以上残ってるのだった。どうしろっていうんだよ。


おみやげ屋を見たけど特別欲しいものがなかった。カナはちんすこうを買っていた。僕は自分用のかりんとうを2種類買った。土曜日だからファミ通でも買おうかと思ったら、沖縄だから先週号しかなかった。本屋の本棚を隅から隅まで眺めて菜摘ひかるの本を買った。もちろんしんどい内容だった。カナはとなりでアドバンシュの「サンサーラナーガ」をずっとやってた。そういや来るときの飛行機もずっと「サンサーラナーガ」だったな。あんまりおなかがすいてなかったけど、やることがないのでスパゲッティを食べた。カナはオムライス。カナはオムライスが大好きだ。


やっと待合室に入れる時間になってゲートをくぐったら金属探知器に3回連続引っかかった。体全身をくまなく触られて、警備員に「(ドクロの)バックルがでかすぎますね」と言われた。カナがそれを見てゲラゲラ笑っていた。いいじゃん、ちょっとぐらいでかくても。


飛行機が来たときのものより小さくて不安になった。新幹線みたいな狭さ。案の定、離陸からしばらくはふわっとした嫌な揺れが続いた。手の平が汗でびっしょりになった。カナはうとうとして、何度も頭を肘掛けにガツン!と音がするくらいぶつけていた。肩に上着を掛けてあげた。羽田に11時過ぎに着いて、走って電車に乗った。向かいの席に座ったカップルもトランクに「沖縄」のラベルを付けていて、僕らと同じ駅で降りた。2日ぶりに帰ってきただけなのに変な違和感があった。深夜なのに人が多すぎるし、なんだかみんなそわそわして見えるし、冷蔵庫みたいに寒かった。生きるってことは物事の効率を良くしたり、便利を極めたりすることじゃないなってことだけがはっきり分かった。CPUの処理速度や、ユニクロコストパフォーマンスの高い服とか、ADSLとか、コンビニとか、携帯電話とかじゃない、生きること自体が目的になるくらい、生活らしい生活をしようと思った。家に戻って冷え切った部屋でエアコンをガンガン回したけど、あの暖かさにはほど遠かった。冬は沖縄に帰りたいなと思った。

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2002-01-01

オキワナの旅(中編)

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あけましておめでとうございます。今年もほどほどによろしくね。では、誰も待ってないと思いますけど沖縄旅行の続きです。どんぞー。




次の日


9時にホテルを出て、海へ向かった。沖縄といったら海でしょ? 海なの? 途中のドーナツ屋で車を止めて朝ご飯に食べた。コーヒーを飲んだら何だかぬるかったので店員に伝えた。対応は悪くなかったけど、換えを持ってくるまで5分ぐらい掛かった。沖縄の人はのんきだなぁと思った。アメリカ兵らしい太った初老の外人が来ていて、店内のおばあさんと言葉を交わしていた。「半袖、寒くない?」「アメリカ寒いよ、でもオキナワ寒くなーい」。なんかよくわかんないけどほほえましいと思った。近くの電気屋でカセットプレイヤー経由で外部音源を引き込むアダプターを買ってiPodをつないだ。沖縄ラジオは音楽チャンネルが全然みあたらなかったので、これでご機嫌なドライブになった。オザケンスーパーカースピッツおはスタの歌を歌いながら海を目指した。


アメリカンビレッジの中のサンセットビーチについた。砂が白くて、海が緑色。カナは外国の海みたいだとはしゃいだ。観光客らしい人の姿はなかった。耳をつんざくような音がして、見上げるとアメリカ戦闘機が空中旋回の演習をしていた。海の上とは言え、ずいぶん低いところを飛ぶんだなと思った。丘の向こうには競技場と風力発電プロペラが見えて、そこまで散歩をした。日差しは夏のようだった。


スーパーでお茶や塩を買った。さんぴん茶というお茶を自動販売機を始めとして至るところで見かけるけど、多分ただのジャスミン茶だ。でもそれがうまかった。この空気や空にとってもしっくりきている気がした。何リットルも飲んだ気がする。そんな日差しの中ウィンドウショッピングを楽しんで、中途半端な大きさの赤い観覧車に乗った。半径が小さいのですぐ地上に戻ってきた。暑くて上着を脱いだ。


車に乗って歌を唄いながら海中道路にさしかかって、目の前にまた海が広がった。あまりの気持ちの良さに道路脇に車を停めて降りた。誰もいない。風が強かったけどすがすがしさでいっぱいだった。関東の海よりやさしいチカラがある海だなぁと思った。貝殻をいくつか拾って、海をバックにカナを写真に撮った。車っていいなーって思った。


浜比嘉島に渡って、映画に出てくるような沖縄らしさが途端に増した。漁船のそばに車を停めると、どこからかやせ細った病気っぽい野犬が寄ってきた。腹を空かせていそうなので、一つだけ残っていた沖縄ドーナツをあげた。犬は警戒して1メートル以上、僕に近づくことはなかった。島はちょっとした廃墟みたいな感じになっていて、目に入るものすべての色が薄かった。ジュースの自動販売機も錆びていて使えるのかどうか分からない感じだし「営業中」と書かれた食堂3軒も並んでいながら人の気配が全くないし、島のあちこちに誰かが乗り捨てたまま壊れてしまった車やバイクがあった。何かの死体みたいだった。住居はどれもつぎはぎだらけでまっすぐな部分がなかった。時折、人の気配を感じてそちらに顔を向けると、部屋の中でノイズだらけのテレビを見ている足の悪そうなおばあちゃんと目が合った。庭先には洗濯物が干してあったけど、それはどうやったら服として着られるのか分からないくらいのボロに見えた。草いきれ肥料の匂いがした。塀の上の鉢植えや庭先に植えられた花だけがギラギラと赤く輝いていた。野良猫や野犬がいろんな隙間から這い出てきた。そんな中を歩きながら、僕はいろんなことを考えていた。でっかいカメラを首から下げて、真新しいトレーナーを着ていた僕は、いつしかそんな観光気分はなくなってしまった。白く焼けた舗装道路を歩きながら、なんだかどんどん価値観が揺らいでいく自分がもどかしかった。雑誌の発売日を気にしたり、インターネット環境がどうとか、スーパーカー松崎ナオのライブを仕事帰りに見れないだろうななんてことを気にしている人はここにはいないんだろうな思いながら、そんなことはあまりに些細すぎて知ったこっちゃないことって気もした。例えば、僕が夢中になって作ったり遊んだりしているテレビゲームは、この島の人たちにとってどれくらい価値を持ったことなんだろうか、そもそもテレビゲームに触ったことがあるんだろうか。ここはブロードバンドも、次世代携帯電話も、プレステ3も、スーパーカーのニューアルバムも関係のない世界だ。その代わり海があって、船があって、畑があって、果物がなる。太陽が地面を焼き、台風が家を揺らす。壊れた塀はまた積み上げて直すんだろう。今日を生きるための方法だけははっきりとしている。生きるために生きるってことは鮮度のいい「情報」を紡いだり、目の前に現れる膨大な情報を次から次に取捨選択することじゃないって当たり前のことに気づいて、生き物のバランスとしてその当たり前のことの方が明らかにおろそかになっている自分の生活はいったいどういうものなんだろうって不安にさえなってきたのだった。


落ち着きがなくなって車を飛ばした。カナは人気のないその食堂で昼ご飯を食べようと僕を誘ったけど、僕は今すぐにでも逃げ出したい気持ちだった。早く気持ちを上書きしたくて、次の景色を探した。海辺に岩があり、有名な誰かのお墓があるというので立ち寄った。海から飛び出した岩の根っこは波に削られて不安定な形になっていた。お墓には観光客はおらず、時折、現地の人がお参りに来る姿が見られた。彼らがどこから現れるのかさっぱりわかんなかった。


昼もとっくに過ぎていたので食事をする場所を見つけるついでに奥の方の島まで車を走らせた。でも何にもなかった。畑と海が広がっていて、時折、壊れた車と、家ぐらいに大きなお墓と、土砂崩れがあるだけだった。途中ビーチの看板があって「地味ビーチ」なのかと思ってびっくりしたら「池味」の読み間違いだった。いいじゃんねぇ、地味なビーチ。


道を引き返した。朝からドーナツしか食べてないのにもう夕方だ。はらぺこを通り越して、どうでも良くなってる気がする。勝連城跡のそばに観光客向けのプレハブ小屋をみつけた。店の中は電気もついていなくて、大きな音でラジオが鳴っていた。何度か声を掛けてやっと奥から店員らしい男が出てきた。何を頼んでも一緒だと思ったのでソーキそばを注文した。待ち時間においてある雑誌を手に取ったら3年前のものだった。ソーキそばは特別まずくもうまくもなかったけど、会社のそばの沖縄料理屋の方がうまかったなと思った。でも体は温まった。


勝連城跡は丘の上に建っていて、そこへ至るまでカーキ色のま新しいブロックで道が出来ていた。急な勾配を上っていくとものすごい崖に城が建っているのが分かって、足がすくんだ。こんな城、攻めるの嫌だなと思った。嫌だからこそそう言う土地に建てるんだけど。野鳥が塀の上を歩いていたので、カメラを持って近づいたら、意外なほど逃げなかった。何枚か写真を撮った。


日が暮れて公設市場に出かけた。いろんな出店があって、店番はもう冬休みの小学生やいい年の兄ちゃんが多かった。観光客向けのおみやげや三線、プリントTシャツ、南国のフルーツなんかが溢れかえっていた。肉屋には豚の顔の肉をはいだものがあって、お面のようになっていた。魚は見たことのない形や、鮮やかな色のものばかりで、名前もカタカナのながーいものばかりだった。いろんな匂いがしたけど、悪い気はしなかった。生きてる匂いって感じだ。沖縄の人はこんな見慣れない派手な色の魚ばかり食べてるのかな。水族館みたいな魚屋だと思った。


近くの定食屋で刺身定食を食べた。これは何の魚ですか?と聞いたけど、沖縄の言葉で言われたので、何という名前か分からなかった。市場にいた青とかグリーンの魚かも知れない。でもおいしかった。温かいご飯にみそ汁、それに新鮮な魚を腹いっぱい食べて600円とかだった気がする。テレビではずっとNG大賞みたいのが映っていた。明石家さんまとかの番組は、東京で見ていると、ちょっとのろい感じに見えたけど、全国的にはこれぐらいが標準的なテンポなのかも知れないと思った。仕事のことを考えなくて良かった日のせいか、フツーに爆笑した。東京にいる時はいろんなことを無駄に急いでいるのかも知れない。


帰りに道に迷った。地図に示された国道を行くだけなのに、全然地図通りに道が出てこない。気がつくとホテルを挟んで地図の反対側にいたりした。地図が細かい道をはしょりすぎなのだ。カナが暗い車の中でずっと地図を見てナビゲートしてくれた。助かる。予定より1時間ぐらい遠回りしてやっとホテルに着いた。目を閉じると車を運転している感じがまだ続いていた。今日はゆっくり風呂に入りたいと思った。それなのに喧嘩してしまった。僕がくたびれすぎていて、優しさが足りなくなっていたからだと思う。高級な部屋で延々喧嘩をした。昨日買って冷蔵庫に入れておいたアイスクリームはべちゃべちゃに溶けていた。風呂に入ってすっきりすると、仲直りして寝た。(つづく)

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