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2007-11-30

年末

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しかし今年の年末は遊びたいゲームが出すぎ。購入予定だけでもこんなにある。


Wiiマリオギャラクシー」購入済み


DSドラゴンクエストIV」購入済み


DSレイトン教授と悪魔の箱」購入済み


WiiWiiFit」12/1

Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)
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WiiNO MORE HEROES」12/6


PSP勇者のくせになまいきだ。」12/6


DS高速カードバトル カードヒーロー」12/20

これに加えてXbox360も並行していくつかやるわけで。
全部クリアするには今期が終わっちゃいそうな勢いです。

2007-11-28

takanabe2007-11-28
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2007-11-27

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2007-11-26

takanabe2007-11-26

ツケ

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学生時代、あまりに勉強をサボりすぎたツケを少しでも返そうとして、本屋でドラえもんが表紙の中学入試向けの勉強本(マンガ形式)を買ったら、それさえも歯が立たなかった34歳の冬。

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2007-11-25

映画「レミーのおいしいレストラン」

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DVDで映画「レミーのおいしいレストラン」を見た。CGなのに「おいしそう」っていう感性の領域に踏み込んでるのが正直すごいと思った。冴えない料理人が特に成長や努力するわけでもなく、ネズミの手足として有名店の支配人になっていく過程が後半に行くにしたがってどんどんしっくり来ないものの、前半のどたばたしている感じは好感が持てる。(もっとヒカルの碁みたいな話だと思ってた)。ネズミが手で調理するシーンは、どうしても生理的に気分が悪かった。「誰にでも料理が出来る」というメッセージは、人種差別を意識したものかもしれないけど、それでも食物庫に仲間のネズミを連れ込んでいるシーンや、食洗機で大量のネズミが消毒するシーンとかフツーに吐きそうだった。食物庫に縛られて幽閉された保健所の人や前店長がどうなったのかもすんげー怖いし。72点。

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2007-11-24

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2007-11-23

ビューティフル塊魂(2)

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ビューティフル塊魂
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やっとこさクリア。マップにそんなに種類がないんだな。オブジェクトの数が半端ないので、セットする企画の苦労を勝手に酌んで疲れた。2Pモードやネット対戦もやったけど、体当たりで弾ける量がもっと多くていい気がするし、逆転要素やハプニング要素が足りない気がした。マーケットプレイスで更なるミッションを買えるらしいけど、すでに6000円近く出して、さらに買わせるような種類のゲームじゃないと思う。ディスクが3000円ぐらいなら、そういう売り方もわからなくもないけど。

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2007-11-20

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2007-11-19

ビューティフル塊魂(1)

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ビューティフル塊魂
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360と一緒に買っちゃった。王様ストラップがついてきたけど、かわいくも何ともないので、王子のフィギュア型にして欲しかった。今までPS2の初代版とPSP版をプレイしたことがある。割とやさしいゲームという印象で、見た目のかわいさも相まって僕の周りには女性ファンも多い。360は性能が今までで一番いいので、巻き込めるオブジェクトがたくさん置ける。PSP版と比べたらざっと10倍ぐらい置いてあるように見える。ホントものすごい。これはよほどダイナミックな巻き込み感を味わえるぜーってよだれを垂らしていたら、まさかのキツキツチューニングで、前2作をらくらくクリアした僕が全然歯が立たないのであった。それもぎりぎりクリアできない!くやしい!もう一回!っていう歯の立たなさじゃなくて、どうすりゃいいんだよ!って途方に暮れるタイプの難しさ(タイムアップになってもノルマのサイズの半分にも達しないことが多い)。なんでこんなチューニングになってんだろう。360ユーザーはコアゲーマーばっかりだからって言う判断? 3D酔いする人には地獄のループだと思う。アチーブメントは現在65。

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2007-11-18

ラヴフール・インタビュー たかなべ→パティ

|  ラヴフール・インタビュー たかなべ→パティを含むブックマーク




【たかなべ】 前回ゲームについていろいろ聞いてもらったんだけども
       今度は僕のほうから、パティとゲームについて聞いてみたいと思います。
【パティ】  はい。よろしくお願いします。
【たかなべ】 じゃあ、まず、名前、性別、年齢、職業など、教えてください。
【パティ】  パティという名前でネットではやっとります。
       男。31歳。技術系のサラリメンです。
【たかなべ】 複数形だ。
【パティ】  なんとなく。
【たかなべ】 そっか。えーと、ゲーム好きですか?
【パティ】  好きです。ん、好きかな。まあ、好きです。
【たかなべ】 あれ? テンション低いな
【パティ】  ひと昔前はかなり好きだったんですけど、
       最近はそこまででもないかも、と思ったり。
【たかなべ】 ふんふん、なるほど。
【パティ】  ただ他に趣味は、といわれてもあまり無いので
       やっぱり好きだとは思います
【たかなべ】 じゃあ、今1週間あったら、どれくらいの時間ゲームに費やしてる?
【パティ】  平日は1時間、休日は2〜3時間くらいですかね。
【たかなべ】 平日はほぼやらない?
【パティ】  なんか微妙に時間があってもやりにくいんですよね。
【たかなべ】 仕事が忙しいから? それとも気分的なもんかな
【パティ】  気分的なほうが大きいです。
       携帯ゲームだととりあえず電源入れたりはするけど。
【たかなべ】 電源を入れて? それから消す?
【パティ】  ちょっとやってしんどくなり始めると消す。
【たかなべ】 どんなゲームをやることが多い?
【パティ】  なんだろう?
       結構まんべんなくやってる気はするんですけど。
       最近はパズルとか多いかも。
【たかなべ】 まんべんなくと言うと殺伐としたやつとか
       ギャルゲーとか都市開発シミュレーションとかも?
【パティ】  殺伐系はアリです。ギャルゲーはやんないですね。
       都市開発系は憧れだけはある。
【たかなべ】 憧れ、ってなんだよ。
【パティ】  あのー、ハマッてる人がなんかうらやましいんですよね。
       で、やってみるとあんまり上手くいかない。
【たかなべ】 あ、やることはやるんだ
【パティ】  全然ヘタクソで面白さがみいだせなくて挫折します。
【たかなべ】 で、憧れると。
【パティ】  はい。シミュレーションRPGとかもその傾向が強いですね。
【たかなべ】 最初にゲームに出会ったのは、いつぐらい?
【パティ】  たぶんゲームウォッチとかだから、小学校入る前とか?
【たかなべ】 友達が持ってた?
【パティ】  友達も持ってたし、自分も持ってました。
【たかなべ】 何を持ってた?
【パティ】  パラシュートとオクトパス。
【たかなべ】 両親はゲームに対して理解があった?
【パティ】  やることをちゃんとやれば構わない、という感じでした。
       でも親がゲームをやるとかはなかったですね。
【たかなべ】 そっか。どんなときにゲームを買ってくれた?
【パティ】  誕生日プレゼントくらいですかね。あとクリスマス
【たかなべ】 ゲーム以外の遊びはどんなことが好きだった?
【パティ】  基本的にインドアの子だったので、絵を描いたり、
       あと粘土とか妙に好きでした。
【たかなべ】 一人遊び系?
【パティ】  ですね。友達と一緒に遊んだりもしましたけど、
       スポーツとかはちょっと嫌がってたほうでした。
【たかなべ】 兄弟はいたっけ?
【パティ】  兄がいます。
【たかなべ】 兄とは遊んでた?
【パティ】  子供のころはかなり仲良かったですね。よく遊んでました。
【たかなべ】 ゲームも一緒に?
【パティ】  してましたね。僕はファミコンはなくてMSX持ってたんですけど、
【たかなべ】 MSX
【パティ】  MSX野球ゲームがあって、対戦ではなく協力プレイしてました。
【たかなべ】 どうやんの?
【パティ】  キーボードとジョイパッド両方操作できるのを利用して、
       キーボードでピッチャーをやり、ジョイパッドで野手をやる、という。
【たかなべ】 ああ、いいねぇ
       野球で協力プレイできるゲームってあんま聞いたことないよね
【パティ】  ですよね。こういう機能入れてもいいのに。
【たかなべ】 団体戦だもんね
       MSXは何で買ってもらったの? 周りはファミコンだったでしょ?
【パティ】  確か兄がパソコン欲しい、と言ってて買ってもらったと思います。
       ファミコンがちょうど出だしたころだったかと。
【たかなべ】 あ、共用だったんだ
【パティ】  はい。あんまり自分だけのものって無かったですね。
       ただ最終的に僕のほうがはまってましたけど。
【たかなべ】 MSXで何をやってたの?
【パティ】  ほぼゲームです。
【たかなべ】 作ったりはしてないんだ。
       記憶に残ってるゲームは?
【パティ】  市販のものではグラディウス
       あとMSXFANという雑誌があって、
       そこのプログラムを打ち込んではかなりやってました。
【たかなべ】 ふんふん
【パティ】  やっぱり中身が見えるとつくり自体にも興味がわくんですよね。
【たかなべ】 今の仕事はプログラムもやるんだっけ?
【パティ】  そですね。結構影響されたと思います。
【たかなべ】 当時はきっと一日がんばれば
       ゲームが遊べるプログラムだったよね?
【パティ】  その雑誌の売りで、1画面プログラムというのがあって
       1画面に収まるソースでゲームができるという。
【たかなべ】 メガデモ的な
【パティ】  ワンアイデアのゲームがかなり多いんですけど、
       それでも面白いものは面白い。
【たかなべ】 制限があったほうがやっぱアイディア勝負になるよね
       なんか覚えてるゲームある?
【パティ】  1画面プログラムでは「8192階立ての塔」てのがあって、
       自動的に左右に動いてるキャラをジャンプで上に登っていくゲーム。
【たかなべ】 タイトルがいいね。クレイジークライマーみたいな画面?
【パティ】  うーん、ちょっと違いますね。
       これ、シェアソフトでWindows版、Mac版を本人がつくってるんです。
       NS-TOWER、て名前に変わってますけど。
【たかなべ】 今調べたらアドバンスで出るとか出ないとか
       って2004年の記事が。
【パティ】  えー、まじすか。そんな話あったんだ。
【たかなべ】 画面は、アレだね。忍者君的な。
【パティ】  そうですね。そっちのが近い。
【たかなべ】 黒バックにど緑な感じ?
【パティ】  そうです。MSXのマシンパワー+1画面の制約ですからね。
       でも逆にゲームの核がみえる感じで好きでした。
【たかなべ】 テレビでゲームウォッチをやってる感覚なのかな
【パティ】  そうですね。
【たかなべ】 どの辺がよかったんだろう?
【パティ】  そのゲームが、というより全体的な話ですけど、
       やっぱり面白いのとつまらないのが混在してて、
       でもソースの長さとかは一緒だったり、
       ヘタするとつまらないくせに長かったりするんですよ。
【たかなべ】 うわ、耳が痛いな。
【パティ】  そうなると面白さはボリュームじゃないな、というのに気づいて、
【たかなべ】 クオリティと物量の関係にいきなり気づく。
【パティ】  面白さってどこから生まれるのか考えること自体が
       面白かったりしましたね。
【たかなべ】 それが? 小学生?
【パティ】  そこまで考えてるのは中学とかかもしれないですけど。
       でも結局分からないんですよね。
【たかなべ】 その1ページには画面写真とか載ってたんでしょ?
       打ち込む間に、想像する挙動とかがあって
       それで打ち終えてみて、実行すると
       違ったりするんだろうね
【パティ】  画面写真どころかプログラムの解説まであります。
【たかなべ】 あぁ、学校だ。
【パティ】  結構がんばって理解しようとするんですけど、
       それはソースの内容分かっても、面白さの元ではないんですよね。
【たかなべ】 うんうん。
【パティ】  あと本気ですごいプログラムマシン語使ってて、
       そっちはフツーに挫折しました。
【たかなべ】 読めないじゃん・・ みたいな?
【パティ】  文字化けのようなソースなんです。
【たかなべ】 そうだよね。機械の言葉だもんね。
       でもプログラムに対して夢は膨らんだわけだ。
【パティ】  ですね。常連プログラマは尊敬の的でした。
【たかなべ】 そんで、次のゲーム体験は?
       ファミコンは結局買わず?
【パティ】  はい。MSXが衰退してきたころにスーファミを買いました。
【たかなべ】 高校ぐらい?
【パティ】  そうですね。高校はいってちょっとした頃。
【たかなべ】 何をやった?
【パティ】  最初に買ったのはドラクエ5とFF
【たかなべ】 どうしてそのチョイス?
【パティ】  当時RPGが好きだったのと、
       ファミコンの波に乗れなかった引け目から。
【たかなべ】 なんで反省視点? あはは
【パティ】  やっぱりファミコンのブームはすごかったですからね。
       ドラクエとかやりたかったんです!
【たかなべ】 ドラクエ5、僕も大好きだけど、それが人生初ドラクエ
【パティ】  友達の家で結構へばりついて見てはいましたけど、
       自分でやったのは初ですね。
【たかなべ】 いきなりすごいところからスタートだ
       FFも4だし
【パティ】  でもMSXでもRPGには触れてたんで、
       そんなに違和感は無かったです。
【たかなべ】 じゃあ人生初RPGってわけじゃないのね
【パティ】  人生初RPGはたぶんハイドライド2。
【たかなべ】 誰かが言ってた言葉でさ
       「人生初のRPGがその人にとってのベストRPG」って聞いて
       すごく納得したんだけど、そのへんどう?
【パティ】  うーん、分からなくもないです。
       たぶん、ドラクエFFのほうが
       ハイドライドより全然よくできてるんだけど
       初めての体験でスゲー、っておもったのは
       ハイドライドのほうが強いですね。
【たかなべ】 ごめん、ハイドライドって画面ぐらいしか知らないんだけど
       ストーリーってはっきりあるの?
【パティ】  ほとんど無かったと思います。
【たかなべ】 でもすごくはまったんだよね?
【パティ】  キャラを育てるとか、隠し通路を見つけるとか、
       そういうインパクトは鮮明に覚えてますね。
【たかなべ】 あくまでも仕組みベースで感動ってことかな
【パティ】  ですね。やっぱりアクションとかは見たことあったけど、
       そういう要素ではなく面白いもの、というのが
       新鮮だったんだと思います。
【たかなべ】 スーパーファミコン時代は他にどんなのが印象に残ってる?
【パティ】  パネポンシレン。いまでもやってるけど。
【たかなべ】 変わってねぇ! もうそっから僕の知ってるパティなわけだ。
【パティ】  もういつまでやってんだ、て自分で思いますよ。
【たかなべ】 DS版ももちろん買ったし、Wii版も待ち遠しいと。
【パティ】  買わなきゃしょうがない、ていう感じですね。
【たかなべ】 ものすごいピンポイントの不満とかあるんだろうね。
【パティ】  細かすぎる不満なんでしょうけどね。
【たかなべ】 例えば、マニアだからこそ望む
       理想のシレンパネポンってないの?
【パティ】  あのー、実はもう新要素はいらない、と思ってたりします。
       今までのいいところをストレスなくやりたい、
       ていうのが理想かも。
【たかなべ】 もう完成されてるから、ちゃんとそれらを整理しろと。
【パティ】  パネポンに関してはゲーム的にはGBA版はかなり満足。
       で、あとWiFi対応を、と思ったらDS版がこけた。
【たかなべ】 あぁあぁ。
       タッチパネルも便利すぎてなんか別ゲームになっちゃうよね
【パティ】  せり上がりの時間とかもタッチパネルに合わせたのか、
       全然感覚が違うんですよね。
【たかなべ】 かと言って対応しないわけにもいかないし
       歯がゆい感じだよね
【パティ】  シレンWiiはかなり不安いっぱいなんですけど。
【たかなべ】 なんで?
【パティ】  仲間が操作できるとか、全然いいと思えない。
【たかなべ】 ごめん、よく仕組み知らない。
       それはどういうこと?
【パティ】  今まで後ろについてきただけの仲間が操作できたり、
       武器防具もちゃんと装備させられるみたいです。
       でもそれはシレンなのか?という疑問が。
【たかなべ】 ドラクエっぽくなっちゃったってことかな?
【パティ】  ですかね。まあまだ出てないから、
       あんまり言わないようにします。
【たかなべ】 うん。えーと、今までのゲーム暦の中で
       これという3本を挙げてもらいたかったんだけど
       今まで話題に出てないものでなんかあるかな?
【パティ】  時のオカリナ
【たかなべ】 うん
【パティ】  もうこれだけは外せないです。
       ちょうど大学卒業のタイミングでやったんですけど、
       あと1年早く出てたら任天堂に就職してたかもしれないですよ。
【たかなべ】 まじで?
【パティ】  結構本気で思いました。
【たかなべ】 それはプログラマーとして?
【パティ】  自分の能力的にはそうですね。
【たかなべ】 時のオカリナのどんなところが刺さった?
【パティ】  3Dの表現で世界がつくれる、てところですね。
       それより前にもバーチャとかで3Dはみてたんですけど、
       フィールドとか限定されてたじゃないですか。
【たかなべ】 うん
【パティ】  結局3Dはそういうふうにしないとダメなのかなあ、
       と思ってたときに出てきて相当ショックでした。
       僕がたかなべさんにインタビューしたときに
       マリオ64は先にやったかどうかを聞いたんですけど、
       僕が時のオカリナがここまで好きなのは
       3D箱庭のショック、てのがものすごい大きくて
       もしマリオ64を先にやってたら、こっちかもなあ、
       とも思うんです。
【たかなべ】 プログラムから考えたら、確かにそうかもなぁ
       ストーリーとか、ダンジョンとかじゃないんだろうね
【パティ】  もちろんゼルダとしての面白さもあったんですけど、
       それよりも、そこにいる、ていうだけで凄いという感覚。
【たかなべ】 わかるわかる
【パティ】  もうあれ以上の体験は出来ない気がしてさびしいです。
【たかなべ】 勝手にそう思っちゃうよね。オレもそう思うもん。
【パティ】  今でもゲームやってる理由が、
       あの衝撃をもう一度、て思ってるからだと思います。
【たかなべ】 初恋をもう一度的な
【パティ】  初恋は忘れられないですね。
【たかなべ】 その他には?
【パティ】  うーん、シレンはあげようと思ってたんだけど、
       先に話してしまったし。
【パティ】  ワンダと巨像、かなあ。
【たかなべ】 時のオカリナ的な喜びがあるよね
【パティ】  世界がある、ていう感覚は時のオカリナと同じですけど、
       プラス世界観が単純に好き、てのも加味されてます。
【たかなべ】 ICOはどう?
【パティ】  ICOも好きですけど、ワンダに出てくる巨像のほうが痺れましたね。
【たかなべ】 でかいから?
【パティ】  でかいから。
【たかなべ】 あっはっは
【パティ】  もうちょっと言えば、でかいのに動くから。
【たかなべ】 確かに! ってか、でかそうに動くよね
【パティ】  さっきの、そこにある、ていうのに
       結びついてるのかもしれないですね。
【たかなべ】 ちゃんとでかそうに動くCGってあんまり見たことなくて
       映画「キングコング」「トランスフォーマー」は
       かなりでかかったけど、どっちもワンダ以後だよね、たしか
【パティ】  ですねえ。あとスパイダーマン3の砂のやつとか。
【たかなべ】 ああ、でかいでかい。
       最近になって追いついてきた技術なんだろうね
       それを家庭用でやってんだからすごいなぁ
【パティ】  PS3とかはそこを求めるべきなんですかね。
【たかなべ】 べきか、べきじゃないかはわかんないけど
       勝手に期待するよね。
       物理演算とか、Wiiじゃ難しいとか聞くしね。
【パティ】  あー、そうなんですか。
【たかなべ】 でも豪華な処理が入ってればいいゲームになるかは
       まったく別の話しだし、そこに対して、
       何万円もお客さんが払ってくれるかもまた別問題。
【パティ】  そうなんですよねえ。実際買ってないし、PS3
【たかなべ】 次世代機Wiiしか持ってないんだっけ?
【パティ】  はい。
【たかなべ】 それって、他機種の値段の差だけの問題じゃないよね?
       安かったら360もPS3も気になる?
【パティ】  値段的には360もPS3も手を出せるレベルになってきてます。
       でも決め手がない。
【たかなべ】 何が足りないんだろう?
【パティ】  やりたいソフト。
【たかなべ】 ときめきだ。
【パティ】  ですねえ。でも360はそろそろ合わせ技一本になりそうな感じ。
【たかなべ】 ホームランはないけど、
       二塁打とかがコンスタントに積み重なってる感じだよね
【パティ】  オブリビオン塊魂と、バリューパックのピニャータあたりで。
【たかなべ】 確かに足すと元が取れそう・・・
【パティ】  あとライブアーケードも気になります。
【たかなべ】 エースコンバット6や、卓球もいいよ
【パティ】  そろそろ買おうかなあ…
【たかなべ】 フレンズ登録が誰もいないんで買ってくれよ。
【パティ】  そっか。そういうのもありますよね。
【たかなべ】 PS3はどうしようか。
【パティ】  PS3ICOチームの新作が出るまでパス。
【たかなべ】 でも出たら一本釣り?
【パティ】  しょうがないですよね。SCEの人だから他では絶対でないし。
【たかなべ】 すごいなぁ、愛されてる。
【パティ】  そのころまでにセガのように他のプラットフォームに
       ソフトを出すようになることを願ってたり。
【たかなべ】 ユーザー的にはハードを買うわけじゃないしね。
       遊びたいソフトを買うんだもんね
【パティ】  そうです。
【たかなべ】 最初に、遊ぶ時間が減った的なことを言っていたけど
       今後、ゲームと自分はどうなっていくと思う?
【パティ】  うーん、多分もっと減っていくような気がしています。
       でも全くやらなくなることはないとも思います。
【たかなべ】 より指名買いになっていくってことかな
【パティ】  そうですね。
【たかなべ】 でもそれは続編とかそういうことじゃないんだよね?
【パティ】  はい。いままさに続編はスルーすべきか悩んでる時期ですね。
【たかなべ】 まとめると、もっと昔みたいにどきどきさせてくれ、と。
【パティ】  ですねえ。でももう無理なんじゃないか、
       とかなりあきらめモードなんですが。
【たかなべ】 耳が痛いし、すごい分かるし・・・
       でも何とかしないとなぁ・・・
【パティ】  ただそれは僕が無理、ていうだけで
【たかなべ】 あ、携帯ゲーム機はどうなの?
【パティ】  今の子供たちはそうでもないんじゃないですかね?
       携帯ゲーム機でも基本は一緒ですね。
【たかなべ】 でも据え置きに比べて、アイディア勝負の比率が多くない?
【パティ】  あーでも脳トレとかにいっちゃうと、
       やっぱり違うんですよね。
【たかなべ】 違うのか。
【パティ】  そこらへん古いこだわりも持ちつつ、
       新しいどきどきを求めてる時点で無理なんじゃないかと。
       やっかい過ぎです。
【たかなべ】 正攻法で口説けってことだよね。やっかいだぁ。
【パティ】  こういうのが年寄り臭い説教になっていくんですかね。
【たかなべ】 あー、年寄りで思い出したけど
       「年寄りができるって言ったことは100%できる
       年寄りができないって言ったことは、たぶん間違い」
       みたいなのがあって
【パティ】  分かる気がします。
【たかなべ】 それってエンジニアリングの話なんだけど
       つまり「できる」って思っちゃった若者が
       切り開くわけですよ、未来を。
【パティ】  若者に期待したいですな。
【たかなべ】 そうですな、って、おーい!




●パティのサイト
http://www6.plala.or.jp/jsuzuki/

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2007-11-17

takanabe2007-11-17
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2007-11-16

ラヴフール・インタビュー たかなべ→マッキ

|  ラヴフール・インタビュー たかなべ→マッキを含むブックマーク



【たかなべ】 こんばんわ
【マッキ】  こんばんわー
【たかなべ】 前回、ラヴフール10周年ってことで
       インタビュアーを務めてもらったマッキだけども
【マッキ】  はいはい
【たかなべ】 今回は、僕がインタビュアーになって
       ものづくりの話を聞いてみたいと思います。
       よろしく。
【マッキ】  緊張です。よろしくお願いします。
【たかなべ】 緊張ですか。聞くときも聞かれるときも同じなのな。
【マッキ】  どっちにしろ緊張してますね。うん
【たかなべ】 じゃあまず名前、性別、年齢、職業など教えてくらさい
【マッキ】  はい、マッキといいます。本名は月岡正明です。
       性別は男で、現在31歳になります。
       職業は、最近まで美術の専門学校で職員を長いことしてましたが、
       現在は退職し、グラフィックデザイナーをしています。
【たかなべ】 ほうほう。そっか、ついついデザイナーだと思ってたけど
       長さで言うと先生なのね。
【マッキ】  全然先生ですね。7年くらい?やってました
【たかなべ】 バイトで僕の手伝いしてくれたのは
       学校を卒業してどんなタイミングだっけ?
【マッキ】  卒業して、1年くらいバイトしてたんですね。本屋のですけど。
       バイトしながら絵を描いて、独学でホームページ作って。
       で、そのときにたかなべさんと出会ったんですね。
       卒業して1年後くらいでしょうか。
【たかなべ】 お金もらってしたデザインは、それが最初?
【マッキ】  うーん、すごい小さい頼まれ仕事だったり
       単発の仕事くらいはしてましたが、
       たかなべさんとの仕事が、
       仕事してどっぷり物作りをした最初の経験ですね。
【たかなべ】 そうだったんだ。
       単発ってどういう経緯で?
【マッキ】  知り合いのデザイナーの方から話を頂いたり、
       友人関係のつながりだったりですね。
       ほとんど稼ぎにはならない系の仕事とかです。
【たかなべ】 でもデザイナー同士のネットワークみたいのはあったんだ
【マッキ】  いや、それほどたいしたもんじゃなくて、
       そのときのつながりでやらせてもらっていたような感じですかね。
【たかなべ】 具体的にはどんな依頼を?
【マッキ】  具体的なクライアントは忘れましたが、
       リーフレットとか、フライヤーとか細かい系の仕事でしたね。
       でもほんとにその程度で。
【たかなべ】 初めてもらったギャラを何に使ったか覚えてる?
【マッキ】  覚えてない!なんだったんだろ。
       お金には困ってたはずなので生活費とか(笑)
【たかなべ】 直結だ。
       どのくらいの額か分からないけどお金をもらってみて、
       それで食べていくっていうような意思はいつ決まったの?
【マッキ】  えーっと、実はそのころって、デザインって超不得意、というか
       苦手意識全開で、実はよくわかってなかったんですね。
【たかなべ】 何歳ごろ?
【マッキ】  22?23でしょうか。
【たかなべ】 うん。何が苦手?
【マッキ】  もう全部。デザインってなにか全然わかんなかった。
       その頃自分は絵ばかり描いてて、
       そっちのほうで仕事をしたがっていたので、
       今思うと絵を描くこととデザインは別物みたいに
       思い込んでたのかもしれないです。
【たかなべ】 ふうむ
【マッキ】  でもコンピュータは使えたから、
       デザインっぽいものはできちゃってたんですね。
       作るだけならできてた。
【たかなべ】 あー。危険な兆候だ
【マッキ】  でもそのころ作ってたそういうデザインっぽいものって
       やって全然達成感がなくて。
【たかなべ】 うん
【マッキ】  真剣に作ってんだけど、全然うまくゆかない、みたいな。
       で、その理由もよくわからないような状態でした。
【たかなべ】 でも表現欲自体はあるんだよね?
       それをどうしていいか分からないというか
【マッキ】  うんうんそんな感じかもしれません。
       でもその表現欲が、今思うと非常に内向きな感じで、
       クライアントのためにつくってる感じはまったくなかったと思います。
【たかなべ】 普通に絵を描くのが好きな人だったらそうかもねぇ。
【マッキ】  自己表現のほうに偏ってしまう傾向はありましたね。
【たかなべ】 自己表現と言ったけど、絵として伝えたいことはあった?
【マッキ】  美術の学校んい入って、卒業する手前くらいまでは、
       もう伝えるというよりも、個性探しのような感じで。
       なにを描くにしろ、自分らしさをどうだすんだみたいな、
       なんだかもがいてましたね。
【たかなべ】 それは学校で個性を探せとか言われたの?
       それとも、自分が埋もれちゃいいけないと思ったの?
【マッキ】  いや、それまでの自分の絵を描くスタンスが、基本的に模写とかで、
       絵はうまいけど、無個性ということに、気付いたんですね。
【たかなべ】 うん
【マッキ】  絵は下手だけど、誰が描いたか一発でわかっちゃうようなやつらが
       学校ではたくさんいたから。
       自分にとってないものを探すようなそんな感じでした。
       でも卒業間際になって、個性とまではいかないけど、
       自分の絵のスタイルみたいのがすこーしできて、
       ちょっと安心するんです。
【たかなべ】 ほうほう
【マッキ】  そうすると余裕がでてきて、イラストのコンペで賞とれたりとか、
       展覧会開いたりとか、そういうことがようやくできるようになってきて、
       そこで伝えたいことっていうのが生まれてきたのかなあと思います
【たかなべ】 なるほどね。
       伝えたいことがあったとしても技術がないと伝えられないし
       技術が安定してみて、表現できることが選べることもあるよね。
【マッキ】  そうやってくうちに、あるとき、なんだ絵をどうこうとかじゃなくて、
       伝えるのが面白いんじゃんって気付きましたね。
【たかなべ】 スタート地点に立てたというか。
【マッキ】  展覧会をしてて、もちろん自分は絵を描く行為が好きなんだけど、
       でも一番は、自分の絵をみて、喜んだり、
       楽しんだりしてくれてるところをみたり、感じたりするのが
       すっごい好きでしたね。
【たかなべ】 それはうれしいよね。
       自分ができることで、誰かの笑顔が見れるって魔法みたいじゃん。
【マッキ】  そうですねー。ほんとそう。
【たかなべ】 ちょっと過去に戻るけど
       その、絵だとか表現だとかが気持ちいいっていう
       最初の体験はいつだったんだろう?
【マッキ】  一番最初は、保育園のときですね。
       実はそのころ、折り紙がすごく得意でして、
       常に折り紙持ち歩いて、家には折り紙の教科書みたいのがたくさんあって、
       折り紙のレパートリーはもうかなりの数だったみたいなんですけど
       折り紙って人の為に折るんですよ。
【たかなべ】 人の為に折るってすごい名言だね。
【マッキ】  その頃の自分は折り紙で人を喜ばせるのに夢中でしたね。
【たかなべ】 それはリクエストに答えるってこと?
【マッキ】  そうそう、もう完全に喜ばせるために折る!
【たかなべ】 アドリブもある?
【マッキ】  いや? できないものは、
       自分ができる中で難しいもの作ってごまかしてた(笑)
       あと、一人の時は、そういう教科書みたいのみて、
       すごい難しいのに挑戦してたりしました。
【たかなべ】 今は作ってないの?
【マッキ】  今は全然。折り方もさっぱり忘れてます。
【たかなべ】 なんかね、外人の目の前で折ってあげるとすんごい喜ぶらしいよ?
【マッキ】  みたいですねー。
【たかなべ】 最近創作折り紙みたいなのも増えたし、
       また暇を見て新作とか考えてみたら?
【マッキ】  いや? いまいわれて気がつきましたけど、
       創作とかオリジナルってほんとに苦手で、
       そういう物作りをあまり経験しないまま大人になったから
       個性個性とかってあがいてたのかもしれない。
【たかなべ】 なるほど。
       でも実際のアウトプットは誰かの真似っぽくないのはさすがだね。
【マッキ】  そうですかね? それはまああがいた甲斐があったんでしょうか。
       折り紙の次が小学生の時で、
       このときはもう完全にマンガの模写をして
       日々他の絵のうまい奴らと競い合ってました。
【たかなべ】 小学校はそうだよね
【マッキ】  これも見せる人を楽しませる為だけに描いてましたね。
【たかなべ】 休み時間の人気者だ。
【マッキ】  でも自分よりうまいやつがいて、
       悔しくて、また絵を描いて、みたいな。
       勉強しないでそんな鍛錬みたいなことばっかしてました
【たかなべ】 何が流行ってたの?
【マッキ】  キン肉マンから始まって、ドラゴンボールまで。
       ジャンプ黄金期。
【たかなべ】 そっかそっか、微妙にかぶってるね
       得意なのは?
【マッキ】  ドラゴンボールの男性キャラならなにも見ないでかなり描けます。
【たかなべ】 しょこたん並みだ
       誰派?
【マッキ】  誰とは?
【たかなべ】 誰を描くのが一番うまい?
【マッキ】  悟空亀仙人
【たかなべ】 あー、悟空は子供時代でしょ?
【マッキ】  大人もイケます。
【たかなべ】 さすがだ。そんでクラスの人気者から次のステップは?
【マッキ】  もう、そうやって模写ばっかりやってて、
       高校の頃とかはみんなとは違う学校で、
       しかも定時制だったから不良ばっかで
       友人らしい友人がいなかったんですね。
       あ、ちなみに定時制にいったのは、
       どうしても行きたかった学校で、
       結構専門的な物作りを教えている学校だったんですけど。
       絵を学びにいってはいたんですけど、
       ほとんど、自分の描いたものを人にみせる機会がなくなって。
       でも絵は描かないと、と思っていたので、自主制作はしてたんですが。
       そこでも自分は模写をするんですね。
【たかなべ】 模写ばっかじゃん。何の模写?
【マッキ】  そうそう、マンガは卒業して、
       そのころは映画も好きでたくさん見てたので
       映画のパッケージのビジュアルを絵の具とか使って
       本格的に模写してましたね。
【たかなべ】 写真?
【マッキ】  だいたい写真でしたね。
       その頃の絵は全部捨ててしまって残ってないんですが
       これやってたら自分はだめになる!とか思って。
【たかなべ】 あらら、好きなのに?
【マッキ】  でもだんだんと作業的になってきて、
       苦痛のほうが強かったかもですね。
       で、そのころ専門に入って、個性にあがく。
【たかなべ】 飽きたってのとは違うんだ?
【マッキ】  飽きてたのかもしれません。
       でもそのときの自分は、ほかにやりかたがわからなかったんですね。
【たかなべ】 描きたい欲の埋め方が分からない
【マッキ】  自由に描けば良かっただけなんですけどね。
【たかなべ】 でも特にテーマがないときに「自由」って一番わけわかんないよね。
【マッキ】  それすごくわかります。
       手段がない自分にとっては、自由に描けは苦痛でしたね。
【たかなべ】 洋服を着たことがない人に「好きなように着てみ?」って言ってもね
       「は? 別に、着なくてもいいじゃん」ってなるしね。
【マッキ】  でもまわりにはなんてことないみたいなかんじで
       すらすら超個性的な絵を描くやつらがいるんですよ。
       自分にはない力だなあって、
       いまだにそういうやつをみると羨ましくも思うし、尊敬します。
【たかなべ】 描きたい欲と危機感が原動力なのかな
【マッキ】  当時の自分はそうだったかもしれませんね。
【たかなべ】 うん。定時制の後に、専門校に行ったの?
【マッキ】  そうですそうです。まだまだ勉強したいとおもって。
       でもそこで美大っていう選択肢がなぜかなかったんですよね。
       自分の中に。
【たかなべ】 でも学生時代ずっと絵を意識してたんじゃないの?
【マッキ】  生意気にも、未熟なくせに早く社会に出たいって思ってたのかなあ。
       なんか専門の方が実社会に近い感じがしたんですよね。
【たかなべ】 専門、って書いてあるしね、エキスパートっぽい。
【マッキ】  下手に意識だけ成熟してたのかもしれないですね。
       もっとベーシックな部分だったり、
       アカデミックな部分に価値を感じていればなあと
       今になって思ったり(笑)
【たかなべ】 でもアレだよね。たぶん教わりたかったんだよね?
【マッキ】  すんごい教わりたかったです。
【たかなべ】 期待したことは、叶った?
【マッキ】  そのころはイラストレーションって言葉も意識してたから
       とにかくどんなものなのか、しりたくてしかたがないかんじでしたね。
       でも教わったのは、具体的な仕事がどうこうというよりも、
       生き方みたいな感じでした。それはそれで財産なんですけど。
【たかなべ】 それは先生に? それとも環境に?
【マッキ】  先生です。絵の師匠が実は専門にはいて。
       その人との出会いはかなり大きかったですね。
【たかなべ】 印象に残ってるエピソードは?
【マッキ】  自分の絵を全否定(笑)
【たかなべ】 あははは。どんな風に?
【マッキ】  真剣に描けば描くほど相手にされない
       で、へこんだり、嫌気がさしたりするんだけど、
       止めようとは全然思わなくて。
       その人の授業は、もう授業じゃなくって、授業中に音楽描けるし、
       映画だって見るし、人生話もするし。飲み会ばっかりやるし、みたいな感じで。
       なにやっても否定されるから、絵を提出しない時期とおかもあったんですけど、
       授業はまいかいちゃんとでて(笑)
       なんかつきまとってた感じ??
【たかなべ】 すっかり術中だ。
【マッキ】  で、公募に向けて、制作する授業になって、
       何気なく描いた窓の外に見えた螺旋階段の模写をその先生が見て
       これおもしろい!って。
       で、その絵が結局入選したんですね。
       その絵は今見るとすっごいかっこつけてて、意識しちゃってるんですけどね。
【たかなべ】 何の公募
【マッキ】  ターナーアクリルアワードというコンペです。
       あ、入選じゃなく準入選でした。
【たかなべ】 あー、聞いたことある。アクリルだったね、そういえば。
       螺旋階段か、僕が知ってるマッキは
       キャラクターっぽいイラストレーションとか立体だったので、
       そういう静物っぽいのって意外だな
【マッキ】  そのあとに、表現の仕方に気付き出して
       次の年のターナーに入選しました。
       それは動物を描いたB1サイズの3連作なんですけど、
       それがたかなべさんのしってる自分の絵の原点ですね。
【たかなべ】 気づいたってのは? 言葉で言うと?
【マッキ】  これは別の先生なんですが、すっごく人気の授業があって、
       自分は学科が違ったので受講できなかったんだけど、
       もぐりこんで授業受けてたんですね。
【たかなべ】 うん。
【マッキ】  その先生の指導っていうのが、全然否定しないんですよ。
       なんでも褒める。
【たかなべ】 飴と鞭か。
【マッキ】  でも、「じゃあそんな感じの絵を来週までに100枚ね」とかいう。
【たかなべ】 100枚て。サイズは?
【マッキ】  サイズも自由なんだけど、例えば小さい絵ばかりかいてるやつには、
       「じゃあこの絵を来週B全で描いてきて」とかいう。
       とにかく学生は頭で考えるんじゃないよと。
【たかなべ】 それは肯定という形だけで否定かもね。
       広げるための否定。
【マッキ】 絶対的に絵を描く時間が君たちには不足してるんだから描きなさいっていう
      アメというカタチをした鞭
      それがすっごい印象的で、
      もういままでの自分の絵がばからしくなっちゃって
      その日のうちにでっかい模造紙何十枚も買って帰ったんです。
【たかなべ】 ほうほう。
【マッキ】  んで、家にある画材ひっぱりだして、とにかく落書きしたんですね。
       でもオリジナリティのない人間が自由に描くのは苦手で、
       だから図形とか、基礎的な造形で絵を描いたりして、
【たかなべ】 とっかかりを探すよね
【マッキ】  とにかく頭で考えずにひたすら手を動かしましたね。
       で、描いたのを見直してみて、一枚気になったのがあって。
       それは色鉛筆で描いてたんですけど
       とにかく画面がでかいからなんとか塗りつぶそうとしたんだと思うんですが、
       こう、ぐるぐる線を描いて広い面積を塗ってたんですね。
       猫の絵だったんですけど。
【たかなべ】 うん。
【マッキ】  これおもしろいなあと思って。
       その表現で他にいろいろ絵を描いてみて、
       それを師匠の先生にみせたら、もうすっごい褒めてくれて。
【たかなべ】 なんだろ。何が刺さったんだろ。
【マッキ】  なんでしょうね。
       それまでに見せてきた絵とは
       全然違う引き出しから出てきた表現に見えたのかなあ。
【たかなべ】 それはたぶん「うまい」絵ではないんだよね?
【マッキ】  全然(笑)
【たかなべ】 気にしてた個性は?
【マッキ】  その表現を、その時の自分のスタイルにしてみようか?っていう感じで
       まず納得してみたんですよね。
【たかなべ】 一度原点を決めてみた。
【マッキ】  そうですね。必死に探してたのに、なんか自然とそうなってましたね。
【たかなべ】 でもそれって内的な変化に聞こえるの。
       その絵はその事情を知ってる先生だから伝わったのかな?
       それとも純粋に絵からあふれる何かが伝わったんだろうか?
【マッキ】  自分のそういう悩みとか状況は知ってくれていたので、
       それはあると思いますね。
       でもそういうある意味お世辞をいう先生ではなかったですけどね。
【たかなべ】 何かの変化を感じ取ってくれて、それを肯定してくれたと。
【マッキ】  うんそうだと思います。
    その延長でさっきのコンペの入選があるんですけど、これでひとまず自信つきましたね。
    それまではびくびくしてましたけど。
【たかなべ】 個性がないとか、描きたい物がないってところから
       まずそれも含めて肯定してみようって思って歩き出した感じ。
【マッキ】  うん、開き直りですね。
【たかなべ】 でもそうすることで余計な力が抜けたし、素直になったのかね。
【マッキ】  それまでかいていた「うまい絵」は苦痛を伴う作業と化していましたからね。
【たかなべ】 テクニックとテーマがかみ合わないんだろうね
【マッキ】  こういうことでいいんだって思いました。
【たかなべ】 最初「個性」って話題が出てきたときにちょっと不安だったけど
       うん、でも、結局、認めないと始まらないってのはやっぱおんなじなんだなぁ。
【マッキ】  おんなじっていうのは、たかなべさんがやってきたこととってこと?
【たかなべ】 いや、んーと、僕の話で恐縮だけど、
       僕は「個性」って出すもんじゃないと思ってて
       消そうにも出ちゃうもんだと思ってんのね
       で、個性は目的じゃないじゃん
【マッキ】  うんうん
【たかなべ】 結果とか現象の集合というか、いろんなジャッジのタイミングで
       その人がどっちに振ったかの集合が個性と呼ばれるだけで
       じゃあ、その根幹に何があるかっていったら
       「どうしたいか」っていうヴィジョンだと思うから
       そのヴィジョンをしっかり持つには自分の足で最後まで歩こう
       って言う気持ちだけが大事なんじゃないかなって思う。
       だから今のマッキの話はぐるっと回って僕の考え方とリンクした。
【マッキ】  うん、これは今の僕の考えなんですが、
       個性っていうのは自分で作る物じゃなくて
       見た人が判断してくれる物だと思っていて、
【たかなべ】 そうだね。
【マッキ】  表現が違おうが、まったく別な物作ろうが、
       その人はどこかででてくるもので、
       大事なのは、なんでそのものを作っているのかっていう課題に
       どれだけ最大限取り組むかの意識で
       そうやって最善尽くして作るのに、頑張れるかなのかなあと。
【たかなべ】 例えば、世の中にいろんなものがあって
       それを支えるそれぞれ違った価値観があって
       それでも足りない!って僕らは新しいものを作ろうとするじゃん
【マッキ】  動機ですよね。
【たかなべ】 マッキは物を作っていくうえでどんな世界にしたい?
       あるいは何を伝えたいかでもいいよ
【マッキ】  あまり大袈裟な考えとか実はなくて、
       デザインっていう行為はもう、
       人とか社会をものすごく快適に、楽しく、
       すごしやすくしていける力を持っている能力であるとは思ってるんですが、
       自分のできることは、まず自分の周りの人を楽しませたり、
       笑顔にしたり、豊かにすることで、
       でもその範囲を少しづつでもおっきくしていって、
       たくさんの人に届くものが作れたらいいなという感じですね。
【たかなべ】 身近な人の笑顔ね、大事だよね。
【マッキ】  折り紙の延長ですね。今気付きました。
【たかなべ】 今気づいたのか!
【マッキ】  あと、そこに教育を絡めていきたい!っていう感じですね。
【たかなべ】 教育か。二人の先生が教えてくれたこと?
【マッキ】  いや、それもあるけど、
       教えるを考えるっていうのもものすごくクリエイティブなんですね。
【たかなべ】 理解の最終形態だもんね。
【マッキ】  だからデザインするのと同じ視点で教育にも携わりたいなと。
【たかなべ】 いいサイクルができるといいね。
【マッキ】  はい、がんばりますよ。
【たかなべ】 なんかすごい賞も取ったみたいだし(※毎日新聞社賞)
       ブレイク前の貴重なインタビューとして保存しとくべきかもね。
【マッキ】  とんでもないっす。
【たかなべ】 またなんか仕事しましょう。
【マッキ】  ぜひ!


●マッキのサイト
http://betterbydesign.livedoor.biz/

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2007-11-15

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2007-11-14

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2007-11-13

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2007-11-12

マリオギャラクシー(2)

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なんかうまく言えない。いろんな人のいろんな意見や提案がちゃんと入った完全版っていう感じの作り。隙がないし豪華。重力っていうフィーチャーも、「ジャンプ」の代名詞であるマリオのアクションは、重力があってこそ存在できるものなのだから、まったく新しい!というよりはコロンブスの卵的な発想とも言える。


今スターの数は32個。序盤を終えて、だんだんと部活系の「おもつらい」感じが顔を出し始めている。死んで同じステージを繰り返すことも多くなってきたけど、ステージの途中からやり直させてくれるステージが多いのでぎりぎり続けられる。さすがのバランス感覚だ。


うまくいえないって言うのは、模範解答的な優等生っぷりになんか抵抗があるからかもしれない。のび太としか言いようがない僕の、つまりひがみ?


はっきりと導線を引いたおかげでカメラも整理されたし、どの順番で遊ぶか決まるから各アトラクションのテンポ感も上がった。進行方向が決まることで、メモリ上の遊び終えた要らないアトラクションをどんどん捨てて、その分絵に密度が出た。リモコンをアクセントにしたアクションが無理なくふんだんに入っている。


すごく正しい。完璧に近い。100点満点で127点ぐらい行ってる。でもなんか好きなバンドの解散コンサートみたいな、出口っぽさ?を感じる。


例えばDSゼルダ。僕はペン一本のアクションアドベンチャーっていうスタイルに、完成度や正しさよりも可能性を感じた。女性タレントがCMを演じて、ペンを構えながら、謎の答えをひらめいたりして、すごくコア層にしか向いていなかったゼルダが、多少なりともこれが初めてのゼルダっていう層に訴えかけたような感覚がある(実際はしりません)。


でもマリオギャラクシーは、CMこそ新規層に向けてるけど、実際にはコアユーザーからのご意見(不満)をほとんど完璧に取り除きましたってものだ。なんだかどうしても新規層に届いている感じがない。感じってだけで、実際には届きまくってるのかも知れないけど。(そしたらごめんなさい)


そう思ってたら、僕はマリオがそもそもそんなに好きじゃないのかも、とも思い始めた。このゲームにマリオがいなかったら、例えばラチェットとか、特に愛着がないキャラクターだったら心底絶賛しちゃうのかも。マリオって今までもゲームの節目や歴史を築いたすごいゲームの代名詞ではあったけど、イコール豪華で隙がなくて正解!っていうのとはなんかちょっと違う気がして、そこが僕の心の深いところで、いろいろ背負わされすぎて苦労してんだねっていうおっさんっぽい声ばっか聞こえちゃうんだよね。


不満がないことが不満っていうものすごい高次元で贅沢すぎる不満だと思います。他の誰にも出来ない偉業だよ、これ。

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2007-11-11

360

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そして昨日の今日でXbox360を買ってしまった。3万5千円が微妙に高かったから、もう遊ばないつもりのゲームを売ったら1万3000円になって、あとポイントカードで1万円分使ったので、1万2000円の実費かな。まだネットに繋いでないけどハードディスクにいろんな体験版が入ってるのな。リモコンがついてきたけど、トレイの出し入れぐらいしか使わない気がした。近所のファミコン屋は2件とも売り切れていて、横浜に出かけたらそこも売り切れで2件目でやっと見つけた。腕が千切れそうなくらい重かった。360を無事手にした1時間後に、運命かもってくらいかっこよいジャンバーを見つけてしまい2万7000円と言われ、しょんぼり肩を落として帰ってきたのはヒミツだ。今は360用の無線LANアダプタが1万円近いのをネットで知って2度目のしょんぼり中。

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2007-11-10

takanabe2007-11-10

父ちゃんな

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父ちゃんな、Xbox360が欲しいんよ。何にもついてない通常版より5000円安くて、やってみれば面白いと言われる若干地味なゲームが2本と、HDMI端子って言うのがついてるんだって。でも父ちゃんのテレビ、バリバリにブラウン管なんよ。しかもD1端子しかついてないのよ。ちっともハイデフやないやんか。毎日それで悩むんよ。


父ちゃんな、MacBookが欲しいんよ。最新のOS Leopardがついて15万ぐらい? Core2Duoノートパソコンでそんなに安いの、他にないよ? 父ちゃんがこないだ買ったDellのパソコンぐらいちゃうの? そもそもMacBook Proを買う値段でDellMacBook両方買えるやんって気づいて、新MacBook待っててんけどな、なんや、うわさと違うてアルミデザインやないやんか! 待って損したわ。アルミデザインやったらな、iPhoneよりかなりしょうもない位置づけやけどiPod Touchと一緒に衝動買いしてもええ思うてたんけどな、もうどうでもよくなってしまったわ。もうiPhoneがどうなるか結果見てから考えるわ。


父ちゃんな、新しいPSPが欲しいんよ。薄くて軽いのはもちろんやけど、なんかちょっとかっこいい感じの赤いのが出るんやろ? ワンセグチューナーがついてて、なんか専用のケースとかもついてるんやろ? ちょっとモテそうやん。でもあれ、なんか高いよな。PSPだけなら2万円ぐらいなのに、なんだかんだで3万ぐらいになってまうやろ? そしたらもうちょっと足せばXbox360買えるやんって話になるし、そもそもPSP自体すでに2台もっとるわけやし、今すぐやりたいゲームなんて特にないやん、みたいな話になってくるん。


結局アレか、ハイビジョンテレビから順番に買ってけってことか。チャンネルを変えるたびに数秒間タイムラグがあるようなそんなどうしようもないものを、20万近く出して買えってのか。薄型の液晶テレビなんか買うたら、子供がバターン!って倒して2ヶ月以内に絶対画面を割るわ。誰が弁償してくれんねん。だいたいうちのアパート、地デジ来てんのか? 来てるかどうか父ちゃんが問い合わせなあかんのか? 大家の電話番号そもそも知らんわ。もうええわ。

2007-11-09

takanabe2007-11-09

任天堂のすごさを垣間見たとき

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http://d.hatena.ne.jp/ksh/20071108/1194526972
塗装しなおしてるんじゃないの?って思うけど、それにしたってすごい手間。

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2007-11-08

takanabe2007-11-08

バンダイ、30歳目前の女性に向けた「カウントダウン」日記帳

|  バンダイ、30歳目前の女性に向けた「カウントダウン」日記帳を含むブックマーク

http://www.shibukei.com/headline/4770/index.html
恐ろしい企画ですね。ポジティブな気持ちになれる人がいるんでしょうか。

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2007-11-07

映画「バベル」

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バベル スタンダードエディション [DVD]

バベル スタンダードエディション [DVD]

DVDで映画「バベル」を観た。モロッコアメリカと日本とで同時に進む「言葉の(受け取り方の)違い」を軸にした悲劇。離れた土地の出来事が有機的に絡み合うすんごい壮大なストーリーなのか??と期待させる前半に対して、特に風呂敷を畳むわけでもない終盤にがっかり。コミュニケーションが軸になってるはずの話なのに、そこに登場人物たちのコミュニケーション努力を感じないし、それぞれの動機がチープなので悲哀も特に感じない。登場人物の誰にも共感できない群像劇ってホントどうしようもない。菊池凛子も存在感がある演じ方だったけど、役柄自体が意味不明だったのでかわいそうだった。2時間20分にいろんなことをさらっと感じさせるだけの詰め込み方じゃなくて、大河ドラマみたいに細かくそれぞれを掘り下げて描いたほうがよかった気がする。最低6時間は欲しい題材かも。でもこの映画のテンポや語り口はすごく好み。だから期待した分すごく残念。65点。

同時に2人の女性にアタックするのはアリ?

|  同時に2人の女性にアタックするのはアリ?を含むブックマーク

http://www.sunmarie.co.jp/asahi_com/park/index_773.html

これは簡単な話です。
あなたはAちゃんとBちゃんの、あえて美人ではない方からアプローチしないといけません。
これが男女間のグループ交際セオリーです。
なぜなら一般的に、気分を害した非美人が、美人を連れ去ってしまう危険があるからです。
日本一出来た小学生「サザエさん」の弟、磯野家のカツオ君を思い出してください。
カオリちゃんにアプローチしたいのに、いつも花沢さんが間に入って邪魔されます。
でもカツオくんの素晴らしいところは、カオリちゃんの前で花沢さんの面子こそをいつも優先して立てていることです。

男から女へのお願いに近いアドバイス25

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9.パンティに合わせたブラをつけることはそれほど難しくないはずである。

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2007-11-06

ラヴフール・インタビュー マッキ→たかなべ

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【マッキ】 それでは、よろしくお願いします。
【たかなべ】  はい
【マッキ】  まずはどうしましょう?緊張してます。
【たかなべ】  あれだね。自己紹介? あなたは誰ですか?
【マッキ】  はい。えーと、マッキといいます。
     たかなべさんとは、以前、声をかけていただいて、
      一緒にゲームを作らせて頂きました。
【たかなべ】 あー、なつかしい
      でもその前の付き合いから数えたら結構長いよね
【マッキ】 そうですね。
【たかなべ】 10周年中9年ぐらい?
【マッキ】 8年くらいかと。ラブフール初期の記憶がないので。
【たかなべ】 記憶がないっていいなぁ
【マッキ】 もともと、たかなべさんから僕のイラスト見てもらって、声をかけてもらって、
    直接会ったりして。そこでゲーム話してもらったのをおぼえてます。
【たかなべ】 あれだ、品川アンナミラーズ
【マッキ】 懐かしい
【たかなべ】 生まれて初めて行ったもん
【マッキ】 でも、はじめていったのはあれですよ、ICC
【たかなべ】 やべー、覚えてない・・・
【マッキ】 多分それが最初。
【たかなべ】 うん
【マッキ】 東京駅で待ち合わせして初台ICCいって、ハイチカレー食べたのを良くおぼえてます。
【たかなべ】 初デートの思い出だ
【マッキ】 ほんと、、デートみたい。
【たかなべ】 なんだかんだでつかず離れず仕事もだいぶ手伝ってもらってます
【マッキ】 はい。一緒にゲームのお仕事させてもらったのは1年くらいでしたが、
      その後は、美術学校の職員をしつつ、たかなべさんのお仕事を手伝ったりしていました。
【たかなべ】 そうだね
【マッキ】 で、今日のテーマにもつながるんですが、
      僕は学校に勤めるようになって、デザインに目覚めたといっていいのですが、
      実はたかなべさんからいわれた言葉がデザイン、
      というか物作りの本当の楽しさに目覚めるきっかけといってよいんですね。
【たかなべ】 え、初耳。そうなの?
【マッキ】 そうですよ。
      いろいろと勉強になる言葉やお話は仕事のなかで聞いていたんですけど、
      あるとき「自分の中に別の人間を飼うといい」みたいなことを
      いわれたのを鮮明におぼえてますね。
【たかなべ】 あー、言ったかも。
【マッキ】 それは、客観的に自分の作った物をみろということなんですけど。
      それまでは、自分のために作ってたなあというのがあって、
      気付かされたというか。
【たかなべ】 作り手はフツー自分のために作るよね。
      世の中のものじゃ満足しない人たちだもん
【マッキ】 うんうん。
【たかなべ】 あと自分が作るものって
       うんこでも愛着が出てしまうというか‥
【マッキ】 そうですか?(笑)
【たかなべ】 出した直後ってどんなものでも達成感があって「どうだ!」って思うんだけど
      人から見れば、ちょっとでかめのうんこですよね?みたいな。
【マッキ】 (笑)
【たかなべ】 だからマッキに息を整える時間を持て、的なそんなことを言ったんだと思う
【マッキ】 そうですね。制作の姿勢とか、取り組み方とか、
      その後、変わってきたように思います。
【たかなべ】 でもさー、あれだろうな
       僕がマッキと仕事したときって、もう企画を始めていて
      デザイナーとして一線で生きていくことをある種あきらめた時期だったから
       若くて才能があるマッキになんとかこう想いを伝えたかったのかもなぁ
【マッキ】 確かに転換の時期でしたよね。それは伝わってました。
     これはインタビューとはまた別の話ですが、
      企画へ移るというきっかけはなにか理由があったのでしょうか?
【たかなべ】 最初、ゲームセンターの体感ゲーム機を作る部署に入ったんだけど
       「インターフェイスのデザインだぜー!」って思ってたのに
       実際手に触れる部分は、どこかの業者が作った既存のパーツだったんだよね
      それでまず「あれ?」ってなって
      あと、入った年が96年か7年なんだけど
      そこが体感ゲーム機のピークで、右肩下がりが始まって、
      2度目の「あれ?」ってなった
【マッキ】 なるほど。
【たかなべ】 そんで、我慢して切り詰めて筐体を作るより
       中身をフツーに作りたいんですけど!って思った
       でも、すでに家庭用ゲーム機向けの開発はプロジェクトの規模がすごいことになってて
     今から下積みをしてどうにかなるんだろうかと途方に暮れた
【マッキ】 はい。
【たかなべ】 そしたら新部署を作るんだけど、って募集があって
       それがモバイル系の部署で、これならなんとかなりそうって思って
       そこで企画に転向。
【マッキ】 工業デザインから、中身がやりたい!ってところが面白いですね。
【たかなべ】 んー、でもさ、ゲーム会社に開発として入って
        ゲーム以外を作るほうが逆に不思議じゃない?
【マッキ】 確かに。では気持ちとしては自然な流れだったんですね。
【たかなべ】 なんか変なことをおもいついて
      それをみんなに見せて笑わせる子供っているじゃん
【マッキ】  はい
【たかなべ】 そこに軸足があるので
       逆に美大とか、デザインとか、アートのほうが
       かっこつけてて自分じゃないみたいって感じだったよ
       だから、素に戻ったというか
【マッキ】 そうかあ。実は今日のテーマにもつながると思うんですけど、
      企画ってすっごいデザインだと思うんですよね。
【たかなべ】 そうだねぇ。そう思ってやってるしね
【マッキ】 では、それをふまえて、今日のテーマですが。
      デザイン(物作り)について、です。
【たかなべ】 はい
【マッキ】 まず聞きたかったのは、
      物作りの進路を選んだ時期と理由です。
      子供の頃から絵を描いたり、もの作ったりって
      多分美術の方に行く人間はみんなそうだと思うんですけど、
      「進路」として意識するのって一体いつだったんだろう?って。
【たかなべ】 んー、僕は父がデザイナーだったので子供の頃からそれを見てたから
      仕事って言うと、絵を描くか、それ以外かってぐらいしか考えられなかった
【マッキ】 うらやましい!
      なんか、環境が人を作るって、あるなあと思いますね。
【たかなべ】 単純に知識としてあるってのもあるし
       手を伸ばせば材料と先生がそこにあるもんね
       それはそうかも。
【マッキ】 じゃあ、もう子供の頃から仕事として物作りを意識できてたと。
【たかなべ】 家でスケッチとか見ると単純にすごいの。真似したくなるじゃん
【マッキ】 あーわかります。
【たかなべ】 それもキャンバス油絵を描くとかじゃなくて
       グレーのイラストボードに、マーカーでくっきりした影と
       白いパステルと色鉛筆でシャープハイライトとか入ってんの
     グレーな紙切れがいきなり空間になる
【マッキ】 かなりレアな体験談(笑)
【たかなべ】 ま、フツーないよね
【マッキ】 作るってことと「仕事」って結びつけるのが実はみんな遅いと思うんですよね。
【たかなべ】 そうか。僕はやんわりと小学校ぐらいからそう思ってたな
【マッキ】 ほんとですか!?僕全然ですよ。教えてくれる人もいなかったし。
【たかなべ】 僕は教えてほしいって言うより、え?何それ?やりたい!って感じ
【マッキ】 あーなるほど
【たかなべ】 でもね、変な感じだったよ
       絵を描くのは好きだから図工の宿題とかがんばるじゃん
【マッキ】 はい
【たかなべ】 でもそれを父がのぞきに来て「そんなんじゃだめだ」ってダメ出し
【マッキ】 すご(笑)
【たかなべ】 今思い出したけど、よく考えるとプロじゃない時間も、
       見習いみたいなもんだったのかな
【マッキ】 うんうん。図工の宿題でブラッシュアップを学んでますからね。
【たかなべ】 ブラッシュアップっていうと聞こえがいいけど
      当時の子供の僕にしたら
       なんで描きたいものに「いい」と「だめ」があるんだ!って
       超混乱してたよ
【マッキ】 それは正論です(笑)
      自由にのびのびと、っていう時期ですしね。
【たかなべ】 同じメッセージでも、効率よく伝える方法とかをきっと
       教えてくれてたんだろうけど意味わかんなかった
【マッキ】 うん、そうだろうと思います。
      デザインってわかりやすくないんですよね。
      だから説明するにも順序があったりして、:
      学校に勤めていた時はそこは気を使ってました。
【たかなべ】 あー、先生だもんねぇ
       オレさ、聞きたいんだけど
【マッキ】 はい
【たかなべ】 デザインの勉強って、シミュレーションでしかないじゃん
       先生の意見の妥当性ってどうやって生徒は理解できるの?
【マッキ】 きっと、大半の授業では、
      講師の経験や実績みたいなものとか、
      評価以外のその講師の考えやデザイン感みたいなものを
      学生は感じ取っていて、
      自分に大しての意見を取りこんでいくのかなあと思います。
【たかなべ】 なるほど。
【マッキ】 でも、僕はそれほど偉くもないし、そんな上から見下ろしたような授業はできないから
      情報だけをまずは丁寧に与えて、同じ視点で、一緒に物を作っていくように授業してたりしました。
      評価や考え方は人それぞれだっていうことは、
      自分もだけど、学生もよくわかっていて、だからかもしれないけど、
      僕の授業は学校に勤めていた後半はほとんど、
      僕が評価するんじゃなく学生みんなでみんなに投票したりして評価してました。
      もちろん僕の主観的な評価もつけますが、
      みんなでみると客観的な評価が目に見えてでるから。
      納得せざるを得ない。
【たかなべ】 ふうむ。なんか僕の美大生活と意識が違うなぁ
【マッキ】 意識、ですか?
【たかなべ】 聞いてる感じだと、生徒が学校っていう場を生かして楽しんでる感じがした
      部活とか、サークルのイメージ。
【マッキ】 学生が楽しんでるかはわかりませんが、でも課題が多いとか徹夜が続くとか、
      そういう物作りを学ぶスタンスみたいなものがベースとしてあって、
      それでも、デザインは人の為にあるものなので、楽しんで欲しいという気持ちはあったかもです。
【たかなべ】 いいなぁ。なんか日向っぽいな
【マッキ】 ひなた?
【たかなべ】 他の同期がどう感じてるか知らないけど
       僕の美大生活は毎日留年に怯えながら
       自分が信じられるものを自己肯定しないと、どうにかなりそうな日々
【マッキ】 学生の頃は僕もそうでしたよ。
【たかなべ】 で、才能あるなしに関係なく、あきらめた奴がどんどん脱落してくの。
【マッキ】 すっごくよくわかります。
【たかなべ】 じゃあ、その反省を踏まえて明るくしてる感じ?
【マッキ】 うーん、それもなくはないですが、正直なところ、学生のモチベーション
      年を追うごとに低下してるなあというのは感じていて、
【たかなべ】 おー、年寄りっぽい発言だ!
       実際そうなの?
【マッキ】 そうなんですよね、すっごいやなんですよね。こういうこというの!
      でもそう感じます。
      でも、今の若者は!っていう意味ではなくて
      ゆるやかに、徐々にっていう感じかなあ。
【たかなべ】 それってさ、自分が成長して目が肥えて、相対的にそう見えるんじゃなくて?
【マッキ】 それもあるかもしれないですけど、でもあきらかなのは、
      学生の意識に働きかける必要がまずあるんですよね。
      昔はそんなことなかったと思うんです。
       うまくいえないけど、デザインを教えるにも一段階手前からやるようなそんな感じです。
【たかなべ】 うーぬ。
       よくわかんないけど、そういう人たちがいるとして
       教えないといけないんでしょうか?
【マッキ】 ひとついえるのは、
      デザインを勉強しているはずなのにデザインを知らないというところがあって
      でも、知らせるという手助けをちょっとしてみると、すごく良い物を作り出したりしますね。
【たかなべ】 楽しさから教えるってこと?
【マッキ】 「作る」と「デザインする」はイコールじゃないと思うんです。
【たかなべ】 そうだね
【マッキ】 でも学生は「作る」しかしてこなかったし、それしか知らないんですね。
      で、たちがわるいことにそれが「デザインする」だと思ってたりする場合もある。
【たかなべ】 それってフツーじゃない? そうでもない?
【マッキ】 うん、やっぱり「知らない」ほうが圧倒的に多いですかね。
      普通だと思います。それを知る為に来ている訳ですから。
【たかなべ】 すごいなー、教えることがいっぱいあるってすごいよ
【マッキ】 そうですかね。
      教えるというか、気付かせるのほうが近いかもです。特に最初は。
      気付けば勝手にどんどん成長してくれるんですよね。
【たかなべ】 ほー
【マッキ】 だからそこまでが自分の仕事で、あとは一緒に作ってるような感じです。
      もちろん学生は指導を仰いでいる意識なんですけどね。
【たかなべ】 どんな授業か見てみたいわ
【マッキ】 いや、もう先生じゃないんで。
【たかなべ】 でもまだやりたいんでしょ?
【マッキ】 すっごいやりたいですね。
      教育は一生できるからと、自分を納得させて社会の荒波にでてきました。
      話をもどしましょうか(笑)すごい横にそれましたが。
【たかなべ】 それたねー


【マッキ】 2つめの質問は、好きなデザイン、デザイナーはなんでしょう?です。
【たかなべ】 飛ぶなぁ
【マッキ】 よろしくおねがいします。
【たかなべ】 最初にデザイナーという言葉を父以外で知ったのはルイジコラーニって人
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8B
【マッキ】 はい。
【たかなべ】 ドイツ人だったかな、なんか古い城に愛人と住んでるの。
【マッキ】 (笑)インダストリアルの人ですよね。
【たかなべ】 80年代の神様の一人じゃないかな
       実際はインダストリアルデザイナーって言うより
       その手前のコンセプターって感じなのかな。
【マッキ】 そうなんですか?
【たかなべ】 製品になったものもたくさんあるけど
        そうじゃない、コンセプトデザインみたいなのが
        むちゃくちゃ夢があふれてて子供心にショックで。
【マッキ】 でも方向性としてもう工業デザインの方にむいていたんですね。たかなべ少年
【たかなべ】 あのね、ルイジコラーニの本を父が買ってきてね
       その帯がすごいの
      「下着からスペースシャトルまで!」って書いてあんの
【マッキ】 それはすごい!
      あ、でもデザインの本質を突いてる気がします。
【たかなべ】 それね、実は工業デザインの父っていう
       レイモンドローウィって人の「口紅から機関車まで」って言葉を
       拡張したコピーなんだよね。大学生になって知ったけど。
【マッキ】 それは知りませんでした。
【たかなべ】 父はグラフックデザイナーだったので2次元ベースだけど
      コラーニはもっと何でもできるじゃん!って思ってさ
【マッキ】 はあー
【たかなべ】 そんで、その熱が冷める前に本人と握手したよ!
【マッキ】 それすごいですね!いくつのときですか?
【たかなべ】 11歳ぐらいかな
【マッキ】 憧れのスポーツ選手と!っていうノリですかね。
【たかなべ】 玉川高島屋で、しょぼい展覧会やっててさ
        父と一緒に握手してもらった
        でもオレは価値が分かってなくて
        そんなすごい人だとあまり感じてなかったから
        軽く「わーい!」ぐらい
        大人になってからその価値にびびりましたけども。
【マッキ】 またすごいレアな体験がでましたね。
【たかなべ】 80年代ってスクウェアなデザインが多かったんだけど
       コラーニのデザインは直線がないの
【マッキ】 流線型?
【たかなべ】 エルゴノミクスデザインです!
【マッキ】 いま必死にしらべました。
      人間工学という意味ですね。
【たかなべ】 あ、そうなんだ・・
【マッキ】 あれ?
【たかなべ】 ざっくり言うと
       昔の一眼レフって四角いイメージあるじゃん
【マッキ】 はい。
【たかなべ】 コラーニがデザインすると
       粘土を握ったみたいな形になってて
       しかも超美しいライン
【マッキ】 身体的なデザイン?
【たかなべ】 ああ! そうそう
【マッキ】 なるほど、
【たかなべ】 ライン選びを自然界から抽出してて
        そのラインがエロいエロい
【マッキ】 有機的なんですね。
【たかなべ】 まじめに言うと有機的だけど
        まず目に飛び込んでくるのはエロさ
【マッキ】 コラーニ本人はエロさを自覚してるんですかね?
【たかなべ】 エロい彫刻とかあるからなぁ
       「自然界に直線はない!」がコンセプトですから
【マッキ】 しかし、下着からスペースシャトルでっていうコピー、キャッチーでいいですね。エロさもあるし(笑)
【たかなべ】 そうだよね
        で、ぴーんとしたひげ生やして、パイプをくわえて
      どう考えても10歳以上年下の若い愛人がね、いるわけよ
【マッキ】 強い記号のオンパレードで面白い
【たかなべ】 もうデザイナーを目指さない理由が見当たらない
【マッキ】 では、コラーニ以外に、どなたかいますか?
      デザイン物でもいいですけど
【たかなべ】 90年代は大貫卓也が気になったな
       http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%B2%AB%E5%8D%93%E4%B9%9F
【マッキ】 ああー
【たかなべ】 もう大御所ですけど
       探りながらやってたデザインが開花した前後がすげー感動的だった
【マッキ】 具体的にいうとどのあたりですかね?印象にあるものは?
【たかなべ】 としまえんかな
【マッキ】 確かに実験的な物多いですね。
【たかなべ】 いや、実験だと思ってないよ
【マッキ】 というと?
【たかなべ】 広告のラフスケッチがすごい勉強になったんだけど
       フラッシュアイディアをたくさん出すときにさ
       駄洒落みたいなのっていくつか出るじゃん
【マッキ】 中にはくだらないのとか、ありますよね。
【たかなべ】 で、たいていは自主規制で没にするじゃん
【マッキ】 うん、わかります。
【たかなべ】 でも、その瞬発力とか可能性を
       本気で突き詰める人ってなかなかいないというか
       まずいないじゃん
【マッキ】  あきらめたり妥協したり、いろいろと突き詰められない。
【たかなべ】 うーん、もうちょっと次元が高い
       オレ、アイディアにいい悪いってないと思っててさ
【マッキ】 はい
【たかなべ】 切り口だったり、演出だったり、時代のタイミングだったり
        そういうのがかみ合ったときに
        アイディアが活きるか活きないかの差が出るだけの気がしていて
【マッキ】 うんうん
【たかなべ】 駄洒落を没にするときの感覚って
       たぶん「こんなの人に見せられるもんじゃない」とか
       「くだらねー」って思ってるんじゃないかって自分で思ったの
【マッキ】 そうですね。わかります
【たかなべ】 でもアイディアのエネルギーはきっと等価でさ
       等価どころか、誰もが気づいていながら
      ちゃんと料理したことがない食材だったりしてさ
       宝の山かもしれないわけじゃん
【マッキ】 そうですね。
【たかなべ】 そういうのを、馬鹿っぽく茶化す感じじゃなく
        どまじめにやってる感じが伝わってきたんだよなぁ
【マッキ】 よっぽど自分のアイデアを信じていないと、できないことのような気もします。
【たかなべ】 広告って他人のお金で動くものだしね
       そりゃすごい労力だと思うよ
【マッキ】 しかも確証のあることってわけでもなくて。
【たかなべ】 確証?
【マッキ】 面白いかどうか、とか、あってるかどうか、とか。これでいいのかっていう確証。
【たかなべ】 プレゼンする頃には迷いはないみたいだけど
        細かいデザインワークはすべての可能性をぜーんぶ広げて
        一個ずつダメ出ししていくって言ってた。
【マッキ】 ものすごいですね。
【たかなべ】 感動したし、そうあるべきだと思ったから
       自分ではそのしょぼいバージョンをやってるつもり
【マッキ】 たかなべさんの根底には大貫さんもいたんですね
【たかなべ】 いたのかなぁ
       それは、もうデザインの勉強をしてるときだね。大学生の頃。
【マッキ】 なるほど、特に大貫さんも全盛のころですもんね。多分ものすごい
      たくさんの人に影響をあたえてるんでしょうね。
【たかなべ】 そうだねー。


【マッキ】 では、最後の質問です。
【たかなべ】 はい
【マッキ】 これは、僕が個人的にデザインに携わる人にできるだけ聞いてることなんですけど。
      「あなたにとってデザインってなんですか?」
【たかなべ】 すげー! 番組みたい!
【マッキ】 最後に相応しい質問です。
【たかなべ】 そうだなぁ
【マッキ】 むずかしいですよね。
【たかなべ】 僕は美大での中では相当不器用なほうでデッサンとか超下手なのね
【マッキ】 それは意外です。
【たかなべ】 でもデザインってそれだけじゃなくて大雑把な言い方だと
      「生きる工夫」とか「相手を思いやる」みたいなことの割合が多いと
      勝手に思ってるのね
【マッキ】 すごくよくわかります。
【たかなべ】 でね。そういうと偉そうなんだけど、もう一階層加えると
       物を作る人の多くって実生活が不器用だと思ってて
       そこをデザインって言う手段で不器用なりに切り開いていくイメージ
【マッキ】 はあー、意外です。あでもいわれるとすごく納得ですけど。なるほど。
【たかなべ】 僕が好きな歌手で松崎ナオっているじゃん
【マッキ】 はい。
【たかなべ】 彼女が歌っている動機は
      手紙がうまくかけなかったからだそうですよ
【マッキ】 なるほど。不器用ですね。
【たかなべ】 すごく納得したのを覚えている
【マッキ】 僕がこの質問をする理由は、
      多分この質問って答えとか正解不正解があまり関係なくって、
      きっと、何年後とか、答えが変わってることだってあるだろうし、
      積み重なってより深い答えになることだってあると思うんですけど、
      その時の、その人の、いまの
      デザインに対するスタンスみたいなものが垣間みれる質問なのかなと思うんですね。
【たかなべ】 そうだね
【マッキ】 そういう、その人なりのデザインに対する考えっていうのが、
      自分にとってはとても財産というか、聞いてて嬉しいんですよね。
【たかなべ】 僕も楽しかったゲームの話を聞くのは好きだよ
【マッキ】 あ、そういう感覚ですね。そして共有したくなる。
【たかなべ】 その人にとっての希望って生きる目的とイコールだもんね

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2007-11-05

マリオギャラクシー(1)

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Wiiの2回目の起爆剤にならないと困る大定番、マリオの最新ソフト。3Dになってから、お客さんの数が減ってる気がするのは、ゲームの出来云々というより、カメラ操作や補完っていう本来のアクションの気持ちよさとかけ離れたものが入ってきたからだと思う。そこで今回はただ広いフィールドを全方向に自由に行き来っていう作り方をやめて、導線をはっきりさせて、カメラをほぼ平行移動化。これによって、3次元でありながら2次元的な操作感を実現。もうひとつは「重力」という概念を導入。これによって、壁を登ったり、ジャンプした先の惑星の引力に引かれ、天井の位置していた地面に着地できたりする。ただこれによってマリオの落下死という感覚が曖昧になってしまったのも残念な話だ。代わりにブラックホールが用意されているけど、落下してみるまでそれが見えることはないので、落ちる先が安全な場所かブラックホールかはパッと見には分からない。またAボタンによるジャンプよりもリモコンかヌンチャクを振って出すスピンアタックの使用箇所が倍近く多く感じる。マリオ64のパンチよりは違和感がないけど、つたを登るのもスピンって謎(すごくすばやく登る)。ボスたちとのバトルもスピンを使ったものが多い。なぜジャンプじゃないのかと言えば、3D空間でジャンプは「点」の攻撃だけど、スピンだとマリオを中心にした「面」に近い攻撃になるので、タイミングや当たり判定を曖昧にしても違和感が少ないからだと思う。


そういう気になる要素を並べると、ジャンプアクションのど真ん中であるはずのマリオという存在の必然性はだいぶスポイルされているようにも感じる。でも操作感はすばらしく気持ちいいのでどうでもよくなってしまう。例えば、マリオといえばコインを拾うという遊びがある。でもギャラクシーにはコインよりも何倍も多くスターピースという金平糖のようなものが落ちていて、マリオが体で触って拾うだけでなく、右手のリモコンでポイントすると、どんな遠くのスターピースも吸い寄せられて取れてしまう。リモコンはマリオの世界の中でいったいどんな存在なんだ?と疑問にも思うけど、スターピースを見かけたらリモコンで吸い取りたくて仕方なくなってしまう。おかしな話だけど本当。


グラフィックは、ディズニーピクサーのCG映画を見ているような、彩度が高くくっきりとした色合いと、CGのギラギラ感を程よくマイルドにした質感表現が、誰の目にも分かる「綺麗で楽しそうな絵」を実現している。世界観に虫が多く登場することもあり、「バグズライフ」を思い出させる絵でもあった。色合いや質感もすばらしいけど、ボスたちのモーション(動き)のデフォルメが、CGってことを忘れちゃうぐらいに豊かですごい。


小惑星のようなステージばっかりなのかと序盤こそ心配したものの、マリオ64のようなマップ型のステージやクッパに至るまでのアスレチックステージもちゃんとあるので、むしろバリエーションは増えていて飽きさせない。まだスターを16個集めたところなので、これから現れるであろうステージが楽しみだ。マリオサンシャインは本編をクリアしたところでくたびれちゃったので、コンプリートしたくなるようなドキドキ感がずっと続くといいなと思う。

2007-11-04

映画「気球クラブ、その後」

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気球クラブ、その後 [DVD]
東宝ビデオ (2007-05-18)
売り上げランキング: 53708

DVDで映画「気球クラブ、その後」を見ました。90分の映画なんだけど、始めの1時間丸まるつまらなかったので、時間を無駄にした!って思ったら、そっからすっごく面白くなったのでびびった。終わり方なんか、感動的だったし! キャストが無駄に豪華なのに、カメラがデジタルビデオっていうので、こう生過ぎるというか、イマイチ物語に入っていけない印象があって、それが邪魔だった。予告編向けっぽい取っ付きはよいけど、物語にしっくりはまってるとは思えない唐突なセリフだとか、前半の無意味なミステリー風味な演出とか。でも言いたいことは結局すごくシンプルで、頼りないつながりで分り合おうとすることの価値や、どんなに思っても結局は分からないという事実や、若さゆえの無意味な喧騒だとかっていういつもの僕らの青春です(大好き)。いろんなギミックを全部はずしてもっと素で勝負すればいいのになって思えた。永作博美がかわいすぎ。タイトルもすばらしい。72点。

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2007-11-02

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2007-11-01

takanabe2007-11-01
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