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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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共生

takanabe2008-09-22



部屋に帰ると、玄関の壁を自分の掌より大きな蜘蛛がワシャワシャ這っていた。背中に髑髏みたいな模様がある蜘蛛だった。そんな大きな蜘蛛を見たのは10年ぶりぐらいかな。自分が管理している空間に、普段見ない種類の生き物がやってくると、何かのメッセンジャーかなってちょっと思う。


最近読み始めた同じ病状の人たちのブログ。同じ治療をしながら、ここ1週間で再燃したり、癌に進行したり、副作用に耐え切れなくて治療を中断したりする姿を見て、涙がこぼれる。前向きな意志や、苦労の度合いと、結果との間にはほぼ相関関係がない。特に西洋医学は、患部の値の上がり下がりしか気にしていないから、数字に表れない部分に小さなダメージが積み重なって、つい心や体の支えが折れたときに、薬がまったく効かなくなったり、違う症状が一気に噴出するんだと思う。


木に竹は接げない話と同様、一度掛かった病気は数字上治ったように見えることはあっても、なかったことにはならないというのを感じる。薬や外科的な処置で仮に患部の症状が完治したとして、それは短期的には喜ばしいことだろうし、周りの人も安心して喜ぶだろうけども、そのコストは全身に負荷を掛けているので、それは病気になる前の体を取り戻したことにはならないんだ。長期的には、一度病気を経た体と共生してしくという姿勢を、必ず受け入れざるを得なくなる。それは病気に限らず、人が生きる過程すべてに言える原則だと思う。

感性を疎外しない関連

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080920#p2

企業のくだした情勢判断に基づく選択に、外部が寄ってたかって「正しさ」「美しさ」などの思想やストーリーをラッピングしていく過程は興味深いが、それがラッピングに過ぎない以上、彼らの夢見る正しさも美しさも一過性だ。