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2009-12-31

ラヴフールゲーム大賞2009

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8回目を数えました。ラヴフールゲーム大賞です。


去年に引き続き、ゲーム機に触れている時間もますます減ってきました。iPhoneを始めとするスマートフォンや、携帯電話の高機能化の中で、ゲーム専用機を持っていなくともゲーム的な何かで時間をつぶすのは当たり前の時代になったと思います。据え置き機に関しては、Wiiと360が稼働中だけども、前ほど新しい何かを期待してないし、今後さらにハイスペックなものが出てきたとしても、昔のような興奮は得られない気がしてる。PS3PSPは単純に欲しいソフトがありませんでした。稼働ほぼゼロ。DSは「いつでもどこでも」という機動性と価格の面でまだましだけども、それでもiPhoneに触れていた時間のほうが圧倒的に多かった。


とは言え、その中でコンシューマーゲームに並ぶ10時間20時間を費やして遊ぶようなゲームアプリはひとつもなかったのも事実。iPod機能で音楽を聞きながら、なんとなくいろんなアプリを起動しては1分ぐらいで閉じて、みたいな箸休め的な扱い方だったりもするので、ゲーム機ゲームソフトの代用でもないところがややこしい。ただ1分の単位で暇時間を消費してしまうと、正座をして1時間集中し続けるようなスタイルのゲームをするのはそーとー難しい。年に1,2本で十分かもしれない。今年1年で1000本近くのiPhoneアプリが僕の中を通り過ぎました。でもそのうちの95%以上は記憶にさえ残っていない程度のものです。まだ携帯電話ゲーム機がそんなに一般的じゃなかった時代、電車の中で大して面白くもないコミック雑誌や車内吊り広告を見て暇を潰していたあの感じに近い。ソーシャルゲームや携帯ゲームも同様。「どれだけ面白く深いゲームか」っていうコンテンツ単体じゃなくて「生活のサイクルの中でどう時間を作ってもらって、気持ちを離すことなく遊ばれるか」っていう逆算的な観点でできてる。


だからそういった中で、ゲーム専用機のコンテンツ単体だけのランキング的なレビューを作ることは時代にも、今の僕の感覚にも即してないようにも思います。だからと言って、双方を単純に混ぜて評価できるものでもないんですけど、今年は多分例年の形で行う最後のゲーム大賞になりそうだなと思いました。今後はきっと評価の軸が変わらざるを得ない気がしてます。例えば、遊ばれるべきターゲット別に賞があるとか? 価格帯で分けるとか? まだ決めてないけどね。


来年はどんな年になるかな。今現在楽しみなのはPS3で出るとされている「人喰いの大鷲トリコ」です。これが出たら、仕方無くではあるけどPS3を買っちゃうだろうな。他はうーん‥。まずブラウン管のままのテレビを液晶にしないといけない。来年ほとんどの家庭がデジタルテレビに変化することによって、本当にまたゲーム機に関心が向くならうれしいけども、テレビ+ゲーム機という組み合わせじゃないなんかもっと新しい遊びが他に出てきそうな気がしてます。狭い意味での進化で言えば、携帯ゲーム機常時接続に近い形を実現できるタイミングが最初の大きな節目になるかも。PSP Goも発売があと1年遅かったら、多少見え方も変わっていた気がします。




●大賞
Wiiモンスターハンター3

PSP版の2を20時間ほどやったことがあったんだけど、その時は全然はまれなくて。3もその延長なんだろうなー、据え置き機だしなー、面倒だなーってネガティブな気持ちで始めたのに、やってみたら全然こっちの方がよかった。理由はいくつかあって、初心者を中級者にまで育てる導線や、メニューなどの構造がすごく丁寧に整理されて、純粋にモンスターハンターの楽しさに到達しやすくなったこと。クラシックコントローラで遊ぶとちゃんとスティックが2本あるので、カメラ移動しながらプレイヤーを動かせること。あとWiiとは言え、PSPよりもリッチな表現力があるので、マップやモンスターの数や遊ばせ方にかなり変化が出せたこと。要するにお膳立てが整っていて、お客さんを楽しませるサービスとしてレベルが高かったということです。もちろん欲を言えば、の部分もあって「ボイスチャットで遊べたら!」とか「ローカルでも二人で一緒のクエストをやれたら!」とかあるけど、それはハード側のスペックの進化の中でやがて吸収されていくことなんだろうなーと思います。2になかった特徴としては、地面から水の中にシームレスに潜って戦えるようになったのがとてもよかった。モンスターのテリトリーの中に入って危険を冒してまで追い詰めてる感じがあったもんなー。ネットワークプレイも自然に遊べたし、初回接続20日間まで無料とか、悪くない感じだった。すぐに値崩れはしたものの、コントローラつきで6000円ぐらいの定価だったら、もっともっとよかった。



●優秀賞
DSドラゴンクエストIX

発売日が急遽半年ほど遅れたけど、結果的にシリーズで一番売れたドラクエになった本作。いろんなことにチャレンジしすぎて、じゃあ、実際本編はどうなのよって思ったけど、ナンバリングタイトルとして足りるだけの内容はあったかな。携帯機でドラクエの名がついたものは他にもあったけど、やっぱりストーリーがある本編を20時間以上がっつりやりたいっていう最低限の期待には応えたし、携帯機ならではのすれ違い通信やマルチプレイ、クエストの配信なんかは、作り手の計算どおりかそれ以上の効果をあげたと思う。歴代ドラクエの中で単純に好きかどうか聞かれると、まぁ、1,2番ではではないけど、すごいかすごくないかで言ったら、ものすげーな、って感じ。ドラクエのビジュアルはもともとハイエンドリアル系じゃないので、携帯機の手軽さとホントうまくリンクできたと思う。あとやっぱ、ドラクエはコマンドゲームってところが個性なんだと強く再認識したよ。開発初期のまま、バトルがアクションゲームっぽくならないでよかった。大賞の「モンハン3」とどっちが優れているかと言うと、いろんな欲求にバランスよく応えてしまった分、本編の力強さがちょっとだけ弱いと言う意味で、優秀賞になりました。でも僅差です。


DSおかえり!ちびロボ!ハッピーリッチー大そうじ!

ある一家の中で、こまごましたお手伝いをするうちに、ちょっとずつ行動範囲が広がって、また新しいアクシデントに巻き込まれるという3Dアクションアドベンチャー。なんで10センチの小さなロボットが掃除機で掃除してるだけで楽しくなるのか、ホント謎。でも毎回操作しながらにやにやしちゃう自分がいるんだよなぁ。設定が最初に出たGC版にかなり似ているけど、DSタッチパネルを活かしたいい意味でおもちゃっぽい操作感が気持ちいい。ゼルダ好きだったオトナや女性にオススメ。


WiiWareディシプリン*帝国の誕生」

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カルト的な問題作。ある収容施設に入って、管理された禁欲的な生活を送るというもの。グラフィックは書き掛けの下書きみたいなテイスト、音楽は脱力な弦と気分が悪くなるようなリアルなSE。現実か妄想か判断がつかないような登場人物たちとのやり取りに、だんだんと自分を保てなくなってくる。エロやグロが混ざり合ったそんなキャラ立ちが先行していたので、一発ネタの自己満足的なゲームなんだろうと思っていたんだけど、実際プレイしてみると、いろんな操作の楽しさや音の割り振りのセンスにかなり衝撃を受けた。ダウンロード専売ソフトという体裁が、いい意味で単館ロードショーみたいなマニアックさを助けていて、テレビCMやパッケージソフトではありえない設定であるからこそ、健全なリリースだったかもしれない。でもまぁ、子供にはやって欲しくないけどね。


Wii「NEWスーパーマリオブラザーズWii

長年の夢だったというマルチプレイの横スクロールマリオがついに実現。一人プレイでは歯ごたえのあるいつものマリオが、マルチプレイではわいわいがやがやとお邪魔プレイと協力プレイが同時に成り立つ新しいマリオが楽しめる。クリスマスやお正月に集まった老若男女がみんなで楽しめるコンテンツと言う欲求にどストライクで応えてる優等生っぷりがすごい。マリオカートが担っていた役割を、本家マリオが超えた瞬間なのかもしれない。欲を言えば、放り込まれたアイディアが多すぎて、ファミコン世代以前の人には、誰かに教えてもらいながらでもついて行けない部分もあると思うので、もうちょいゆるい接待プレイに寄せても良かった気もする。40歳以下のパーティなら、かなり完璧。


DSiWare「わりと本格的 絵心教室 前期」

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お絵かきだとか、創作支援ツール系のソフトって、苦労の割にぜんぜん報われないのが多い。そもそもお金を払ってまで創作を支援して欲しい(しかもエンターテイメントとして)っていうニーズが少ないんだと思う。でもそうした中でも2009年の新しい落とし所として、ダウンロード形式で前編後編別売り、タッチペンによる直感操作という商売側のリスクを減らした上での再挑戦。DSタッチパネルの分解性能って、絵を書くというテーマにおいて、それほど正確なものとは言えないと思うんだけど、鉛筆で迷いながら線を重ねて行く仕草を再現するなど、かなり「お!」と思える仕組みを、ディアゴスティーニばりにテンポよく楽しく教えてくれます。何が一番いいって、やっぱタイトルかなぁ。「わりと本格的」っていう落として持ち上げる形式がいいよね。おもちゃの観点からツールを見上げる感じ? また「絵画教室」じゃなくて「絵心教室」なんだっていうのも、姿勢を端的に表してると思います。オトナのセンス。



●特別賞
DSラブプラス

ラブプラス
ラブプラス
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コナミデジタルエンタテインメント (2009-09-03)
売り上げランキング: 29

ジャンル的に大きな進化が起きにくかった「恋愛ゲーム」を着実にアップデートさせた作品。DSが持っている携帯性と機能(タッチパネルやマイクや内蔵時計)をふんだんに使って、コマンド選択式ゲームから1歩踏み出た作品。恋人同士のいちゃいちゃ感や、約束の面倒くささ、相手の服装や髪型を自分好みに染めあげることなどが味わえる。事前情報に僕自身の期待が膨らみ過ぎて、前半のクラシカルなコマンド選択部分の長さにちょっと疲れてしまった。登場する3人の女性の性格や立ち振る舞いがどれも僕好みじゃなかったのもでかいかも。そんなわけで特別賞止まり。バラエティ番組では「草食男子」「オタク文化」と絡めやすいアイテムとして、今年を代表するタイトルに育った。


DSトモダチコレクション

トモダチコレクション
任天堂 (2009-06-18)
売り上げランキング: 11

ある島に、自分が作った友達の分身を住まわせ、世話をしつつ、アクシデントやコミュニケーションを楽しむソフト。なんだか人の作品という気がしない。テレビゲームがなかった頃、僕はこの中に入っているものと同じような遊び方を良くしていて、ネットワークコミュニケーション要素があるような題材の仕事の時は、そういうエッセンステレビゲームの世界に放り込んだりする。で、それを画期的だとも別に思ってなくて、ユーザー同士がにやにやして、勝手にコンテンツを自製し続けてくれて、一石二鳥じゃんってぐらいの感覚だった。だから最大手の任天堂が2009年というタイミングでそういう土俵に本気で入ってきたのが結構衝撃的で、プレイする前はついに「どうぶつの森」が2.0になるんだ!って思ってた。でも実際には「内輪受けを楽しむ」「毎日何かが変化する」点を割とコンパクトにまとめてきた感じ。2.0には届かなかったけど、これまた想像以上の大ヒット(200万本?)にものすごいびっくりさせられた。


DSiWareArt Styleシリーズ:HACOLIFE」

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500円の携帯機ダウンロードモデルとしての1つ。見た目が任天堂っぽくなくて、ソニーっぽいこじゃれた感じがまず目を引く。そして立方体の展開図を切り出して、タッチペンでパタパタパタっと整形するときの何とも言えない気持ちよさ! 「おぉー!!」って目を丸くしながら、ぞわぞわしたものが背中を走った。レベルデザインの階段もなだらかで小気味よく、これぐらいの品質のものがどんどん出たらいいなーって思った。


●がっかり賞
Wii「メジャマジ・マーチ」
リズムに合わせたシンプルなWiiリモコンの振りだけで、どんな遊び(のパターン)が出来るんだろう?って期待してたら、ほぼ何も出来ない上に、エンディングまで30分未満っていう驚き。ロドニーデザインの主役も、パラッパやウンジャマラミーに比べるとかなり微妙な気が‥。このあたりからWii全体の期待値がかなり下がった気がする。


●すごく面白かった
DSiWare「紙ヒコーキ」

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DSiWareのスタート時に200円で買えるオリジナルタイトルのひとつとしてしばらく目立ってた(厳密にはGC「あつまれ!メイドインワリオ」にあったミニゲームの移植)。いい意味で70年代のアーケードゲームっぽさがあって、ものすごいシンプルな絵と音なのに、どーしても繰り返しやりたくなる中毒性がすごい。「紙ヒコーキ」というポエムな響きのタイトルと掛け算になっている、切なくもはかないサウンドデザインに感動した。


DS立体ピクロス

立体ピクロス
立体ピクロス
posted with amazlet at 10.01.01
任天堂 (2009-03-12)
売り上げランキング: 441

紙でやっていたパズルの判定部分をコンピューターにしてもらうっていう体のパズルゲームはかなり浸透したけど、じゃあその機能にフルパッケージ分のお金を払えるかって言うと難しい部分もあって、今まではボリューム増加やモード追加で濁してきたんだけども、「そもそも紙では出来ないことの工夫することでがんばるべきじゃん?」ってことをゲームデザイン観点からみつめなおした作品。タッチパネルと立体物の相性もいい。平面のピクロスに比べて、ポリゴンモデルが完成したときの充実感もほんのちょい増量。最近の任天堂パズルゲームにある「無味無臭デザイン」も立体ピクロスに限ってはしっくりはまってる。ただルールを理解するのがちょっとと言うか、だいぶ難しかったかも?


WiiWare「グーの惑星

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海外のPC向けのフリーゲームコンテストで優勝した「Tower of Goo」を、Wii向けにリメイクマウスでやっていたことをリモコンに置き換えて、不思議な世界観を壊さずに、丁寧に日本語ローカライズチューニングをしている。他のゲームに例えると「ジェンガ」みたいな、「これをこうすりゃいいんじゃん?」「うわ!やばいやばい!あーーーダメだ!やりなおし!」っていうので出来上がってるゲームデザインなので、独りでやるより、ギャラリーがいる環境で「そうじゃないだろ、ちょっとオレにやらせてみな」ってリモコンを取り合ってやるのが楽しいと思う。


360「Mirror's Edge」

主観視点でヤマカシみたいにビルからビルへ飛び移るアクションゲーム。こういうフォトリアリスティックなゲームはHDであることにすごい意味があると感じる。夢が現実になったような没入感があるし。澄んだ空気のような薄水色と、真っ赤を対比させたビジュアルが最高だった。考えようによっては、主観視点のリアルマリオとも言えるかも。


WiiNO MORE HEROES

任天堂純正ソフトが教科書みたいに健全すぎるのに対して、いい意味で任天堂らしくない、暴力、サブカル、ミッション型アクションゲームアニメタッチの和製GTAと言えない事もないけど、日本人のセンスで再解釈してる分、飲み込みやすいかも。英語ボイス+字幕っていうのも、洋風な世界観を映画的に受け止められて良いかも。リモコンを軸に考えたさまざまな小ネタや、遊び心あふれるお洒落デザインも見所。癖がありまくる同社のゲームの中で、一番商品っぽい優等生な仕上がりなので、入門編としてもアリかも。


DSiWare「空気読み。DS

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状況を見て、自分が今そこでどうするべきかを瞬時に判断しつづけるミニゲーム集。その割に、求められる操作がタッチに統一されてないなど、出来の悪い「メイドインワリオ」感は否めないけど、タイトルだとか、イラストのタッチだとか、全体的なゆるさでキャラが立っていた。元々は携帯電話向けのゲームみたい。


WiiWareArt Styleシリーズ:ORBITAL

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500円の据え置き機ダウンロードモデルとしての1つ。見た目がすんごい地味で、音楽も宇宙の無限空間を表したようなスペーシーなものなので、夜中にやると面白いけど、昼間にやったらたぶんつまんないだろうな。一旦プレイを離れてしまうと存在自体も忘れてしまいそうな影の薄さ。でも何かに絶望して何にもしたくないときにこそ、逆にはまりまくりそうな魅力が感じられる。


DSナナシノゲエム

呪いの手紙やビデオが届いて、みたいな話はよくあるけど、呪いのダウンロードゲームが届くと言う作品。ドラクエチックな画面を本家スクウェア・エニックスが出しているのがまず面白いし、その画面がファミコンカセットの斜め挿しみたいにバグっていたりするのが、もう最高に怖かった。ま、そっから先やってないんですけど‥。


Wii罪と罰 宇宙の後継者」

罪と罰 宇宙の後継者
罪と罰 宇宙の後継者
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任天堂 (2009-10-29)
売り上げランキング: 537

64版のオリジナルの世界観が好きで、でも操作が難しすぎてクリアできてなかった。Wiiコントローラが発表されたとき「あー、このポインティング罪と罰ができたら最高なのに!」って思った。先にバーチャルコンソールで64版が出たとき「ひょっとしてWiiリモコン対応?」などと夢見てものすごい興奮したのに、やっぱり対応してなくてかなりしょげた。そしたらちゃんと完全新作続編を出してくれた! 最高! 内容的には、さすがに10年経っちゃってるので、全体的に作りが古い感じは否めないけど「Wiiリモコン罪と罰をやりたい」欲求には応えてくれたので、まいっか。最初の3面までの盛り上がり方はハンパないけど、後半ちょっとだるかった。地味なところでは、英語ボイス日本語字幕という前作の逆輸入アニメ感がなくなってしまったのが残念です。あれすごいダサかっこよかった。


Wii「WiiSports Resort」

リモコンの精度を上げる「WiiモーションPlus」というアタッチメント同梱で、ローンチの代表作「WiiSports」をアップデートさせた作品。今まで感知できなかったリモコンの微妙な傾きを読んで、チャンバラ卓球、フリスビーなどが楽しめる。確かにどれも出来がよいし、価格もアタッチメント込みで4800円と破格なんだけど、二人以上で遊ぼうとすれば、結局リモコン+アタッチメントを追加しないといけないわけで、「気軽にみんなで楽しむ」という枠としては敷居が上がってしまったことが残念。また「リゾート」と言うパッケージ形態も、数々の基礎研究がまとまりない感じだったから苦肉の策としてつけた枠、というように僕には悪く受け止められた。そういう数多くの文句がありつつも、モーションコントロールゲームとして、今後も続くであろう他社製品のかなり先を歩んでいる感じは否めない。チャンバラで二人で遊ぶとやっぱすんごい笑顔やホントに悔しい顔になったりするし。これに加えてアーチェリーではゼルダ新作に対する期待も込みで楽しめる。


●面白かった
DSレイトン教授と悪魔の箱
DS「SPACE INVADERS EXTREME 2」
DS「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」
DSiWareうごくメモ帳ver.2」
DSクロノ・トリガー
DS「PeggleDS」(海外版)
DSiWareArt Styleシリーズ:nalaku」
DSiWareArt Styleシリーズ:PiCOPiCT」
iPhone「Peggle」
360「プリンスオブペルシャ
Wii街へいこうよ どうぶつの森
WiiWare「あそべる絵本 とびだスゴロク! 」
WiiWareきみとぼくと立体。
WiiWareグラディウスREBIRTH
VCソルバルウ
Wii朧村正
DSレイトン教授の最後の時間旅行
Wiiチャンネル出前チャンネル
WiiWiiであそぶちびロボ!
VC「ぺぺんがペンゴ
WiiチャンネルWiiの間


●フツー
DSRIZ-ZOAWD
DSiWare「鳥とマメ」
DSiWare「囲んで消して ワクグミの時間」
DSiWareArt Styleシリーズ:SOMNIUM」
DSiWareArt Styleシリーズ:AQUARIO」
DSiWareArt Styleシリーズ:DECODE」
WiiWare「Bit Trip Beat」
Wii428 〜封鎖された渋谷で〜
VC北斗の拳マスターシステム
DSメイドイン俺
360「プリンスオブペルシャ
WiiWareArt Styleシリーズ:CUBELEO」
DSiWare「ちょっとマジック大全」シリーズ
DSiWare「ちょっとパネルでポン
DSiWare「くるくるアクション くるパチ6」
360「バイオハザード5
VCスターブレード
Wiiアナザーコード:R」
DSiWare「あぁ無情 刹那」


●つまらなかった
DS「リズムDEラン♪ラン♪ラン♪」
DSiWareうつすメイドインワリオ
DSiWareニンテンドーDSiブラウザー」
DSiWare「どこでもWiiの間


2008年 http://d.hatena.ne.jp/takanabe/20081231#p14
2007年 http://d.hatena.ne.jp/takanabe/20071231#p1
2006年 http://d.hatena.ne.jp/takanabe/20061231#p1
2005年 http://d.hatena.ne.jp/takanabe/20051231#p1
2004年 http://d.hatena.ne.jp/takanabe/20050101
2003年 http://d.hatena.ne.jp/takanabe/20031228
2002年 http://d.hatena.ne.jp/takanabe/20021215

2009-12-30

takanabe2009-12-30
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2009-12-29

NEWスーパーマリオWii(3)

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ワールド5の城がクリアできずにいる。今回のマリオにあんまりしっくり来てないことを書いたけども、なんとなくその理由がわかった。密度が高すぎて、息をつく暇がないんだ。三島由紀夫の小説や椎名林檎の音楽みたいな感じ。すごいし真似できないし、やりたいことに対して最高のパーツを詰め込んで磨きこんである。でも生理的に楽しくない。食べなれない高級料理店のコースをご馳走になって「今、コースのどの段階なんだろう? どこがピークであと何品続くんだろう?」って不安になる感じ。マリオの1コースで、画面の中に込められた遊びのネタがもう飽和してる。コマ割の漫画みたいに、1画面1画面がパズルのように計算されすぎてる。もっとラフなどうでもいい広場みたいな場所が、僕には必要。何で必要かと言うと、緊張と弛緩の境目に喜びとか快感は潜んでいると思うからです。完璧さは時にすごい窮屈。もっとゆるい方がいいなんて、贅沢な悩みだなー。

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2009-12-28

takanabe2009-12-28

iPhone(14)

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夏にiPhoneを水没させてしまった。解体して丸2日乾燥したら何とか機能的には復帰できた。水没は保険の対象外なので仕方なくそれをだましだまし使っていたんだけども、やっぱり少しずつガタが出てきて復元をしても挙動がおかしいことが増えてきた。そんで、ついに高いお金を払って3GSに乗り換えた。


3GSがすげー速いのは知ってたんだけど、ちゃんとした手続きを踏んで、一括で支払おうとすると11万円が必要だった。旧型のローンの残りと新型の32GBの総額だ。どちらか一方だけで済まそうとすると、月額が3000円以上上がってしまう。それだけは避けたかった。


そんで近所の白ロム屋で6万5000円で、新品の3GSを買った。白ロムは胡散臭くていやだなって気持ちと、正規のサービスを受けられなくなるんじゃないかという不安があったけど、白ロム屋とソフトバンクを行き来して、本体の保障がない以外は、ソフトバンクのサービスにおいて意地悪されることはないと言うことがわかったので、買うことにした。


大きなリスクがひとつあった。それは前の持ち主の支払いが滞っていると、どのSIMカードを挿そうが、3G回線の通信を止められてしまうことだ。これは事前に聞かされていたし、その場合、全額返金か交換だと言っていた。そしたらまんまと通信規制中の端末に当たってしまい、初日は丸々無駄になった。で翌日、新しい別の端末に交換してもらった。


SIMカードを挿し替えて、iTunesの前のバックアップデータをコピーするだけなので、乗り換え作業は非常に楽。でも32GB分なので、コピー自体に結局半日以上費やした。最新のiMacでこうなんだから、ちょっと古いパソコン相手だったら1日以上掛かったかもしれない。


32GBになって容量が倍増したものの、iTunesライブラリが納まるわけではないんだけど、動画再生用だとか、ムービー記録用に、ちまちまと容量削減の工夫をしなくてすむようになったのは精神衛生上よかった。物理的な重さも増えないしね。


前の会社でiPhoneに一番首を突っ込んでいたのが多分僕で、そのあと10人以上もiPhoneのユーザーが増えて、みんな3GSだったのがすんごい悔しくて「ぼ、僕が一番ガンダムを上手に使えるんだ‥」ってみんなを呪っていたんけども、やっと追いついてよかった。Sのことを三倍速いから「シャア専用のS」って呼んでたんだけど(シャアCharだけどね)、実際、ザクシャアザク、あるいはジムとガンダムぐらいキビキビ感が違うね。まるで自分の性能が上がったみたいに気持ちがいい。


ちなみに旧型はそのままiPod Touchのように使えて、アプリも複数台のiPhoneと共有できるんだけど、アクティベート時にSIMカードが必要なので、解約後に復元して使うとかは無理かも知んない。

コミック「ソラニン」浅野いにお

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学生気分の抜けない同棲カップルが、男性の死と共に、青春を失う悲しみから立ち直ろうとする話、とまとめたい感じです。


浅野いにおの描く登場人物には、物語の登場人物らしい美形がいないのがいいです。男なら分厚い黒縁メガネだし、女の子ならブタ鼻ですきっ歯だったりします。で、どっちも内向的で、傷つきやすくて、空気を読んでみんなに合わせたつくり笑顔の裏に、どんよりと重い何かを抱えています。その何かは若い読者には自分の可能性について抑え込まれた天井のような共感をもたらし、いい年のおっさんである僕には「懐かしいなぁ、その成長痛」と言った感じのノスタルジーをもたらします。


物語に大事な人の死を描くのは安易過ぎるという考え方もあるけど、ソラニンにおける「死」は、モラトリアムのまま時間が止まった人(永遠に青春を生きる人)という暗喩にも受け取れ、彼に関わり取り残されたバンド仲間たちの心境や、社会の一員として踏み込んでいくべき年齢は、先の見えない経済情勢ともリンクして、大きくリアルな不安感を演出します。


そして迷いぬいた主人公たちは、死んだ彼との思い出に寄り添いながらも、青春との決別をする儀式に自ら踏み込んでいくわけです。涙の先には、今よりもきっと乾いた、よりつらい景色が待っていることはわかっていて、それでも歩き始めて、新しい景色と運命を手繰り寄せないといけない。これはそのはじめの1歩が描かれた物語なのだと思います。「ソラニン」ってジャガイモの芽にある毒のことなんだけど、成長痛とそういう苦しさともリンクしている気もします。甘えているが故に、感じる毒もあると言うか。毒に染まりにいく自分を客観視していると言うか。


この冬、主演:宮崎あおいで実写映画化されたので、この機会に原作を読んでみてはいかがでしょう?

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2009-12-27

takanabe2009-12-27

Appleタブレットは「触覚フィードバック付き」で来年発売?

|  Appleタブレットは「触覚フィードバック付き」で来年発売?を含むブックマーク

http://wiredvision.jp/news/200912/2009122522.html
iPhoneSIMをそのまま差し替えられて(回線の新規契約なしに)、DVDケース大だったらかなり欲しい。込み込み10万円以下で頼む。

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2009-12-26

takanabe2009-12-26

iPhoneやめました

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http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0912/24/news101.html
この人が解約する理由と、僕が続ける理由が一緒なので面白い。

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2009-12-25

takanabe2009-12-25

日本映画のガラパゴス化、インフェルノ鎖国

|  日本映画のガラパゴス化、インフェルノ鎖国を含むブックマーク

http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20091222/p1

どうしてこうなったかというと、俺の考えでは「映画に興味のない人に映画館にきてもらうために最も安易な方法をとった」からです。

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2009-12-24

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2009-12-23

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2009-12-22

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2009-12-21

CD「シフォン主義」「ハイファイ新書」相対性理論

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2008年がPerfumeブレイクの年だとしたら、2009年は相対性理論だったかもしんない。


Perfumeが、テクノに下積みアイドルユニットっぽいアイコンを乗せて歌った存在だとしたら、相対性理論は、ギターポップに不思議少女っぽいアイコンを乗せて歌う、そんなバンドです。


タイトルのひねり方や、音が想像できないアルバムジャケットからもわかるように、出てくる歌詞も捉えようがないくせに、一貫した世界観があるような感じもして独特。ヴォーカルのウィスパーボイスに相まって、背筋をぞくぞくと震わせます。そもそも僕はひねくれたバックトラック+ひねくれた日本語詞+感情のないボーカルという組み合わせが大好きなんです。3度の飯より好きといってもいい!


なんでか考えたんだけども「努力や技術よりもセンスとか雰囲気だぜ!」ってスタンスをスタイルとしてまとっていられるのは、若さゆえの特権のような気がするからです。しかもそのスタイルはアイコン的な操られ女子をフロントマンとして据えることで、より強調される気がします。


表現の場において、努力や技術が要らないはずがないし、むしろセンスや雰囲気とは入れ子の状態になっていたりもするんだけど、体育会系のノリが超苦手な文系おっさんメガネである僕としては、努力や技術がなくても、最新テクノロジーや、不思議な女の子が突然現れて、形にならないこの思いをいつか何とかしてくれるのでは?って夢が見られるんですね。


そういう意味において、相対性理論マーケティングや作戦の塊のような存在でありながら、雑誌などのインタビューに一切応じない姿勢とか、すごくいいなーって思います。サブカル好きの無駄な深読みに、正解を与えずに放置することで、より謎が深まっていくというこの便利な構造! 経済的だしエコシステムとも言えるかも? いや、僕が勝手に自家発電してるだけのような気がしなくもないけど。

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2009-12-20

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2009-12-19

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2009-12-18

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2009-12-17

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確認してみたら、登録したのは2007年4月17日だった。2008年の夏ぐらいに一瞬流行った気がして、そのときは世間的に「なんかよくわからん」みたいな空気のままいったん収束したんだけど、今年の夏ぐらいから、また急に盛り上がってきた。


僕は日記に限らず言葉を書くのが好きなので、140文字という制限を俳句みたいに捉えて、1行に圧縮した日記とかちょっとした格言みたいにつぶやいていた時期もあったんだけど、最近はもっとラフな思いつきを書く方が向いてるのかもなぁと思って、そうしている。イメージとしては会社の喫煙所かな。タバコ1本分が140文字に当たるというか。普段は会わない人もそこにはいて、その間、話したい人は話すし、聞いてる人は聞いてるし、ただ放電してる人もいたり、何本も吸って長い時間話し続ける人もいるし、仕事で重要なことをゲリラ的に決める場所だって思ってる人もいたり。


使われ方としては4種類に分類できそう。


●オンラインのメモ帳としての扱い。他者を必要としない表現、1日分をまとめるサービスを使って日記代わりにしている人もいる。「起きた」とか「食べた」とか。備忘録として使ったり。フォローする側としては、まぁ、面白くない。恋人とか家族とか親戚だったらアリなのか?


ミニブログ的な扱い。コメントが欲しいわけでも会話がしたいわけでもないけど、ある程度他者の目にさらされることをイメージした表現を連ねる人。テレビの実況なども含まれる。フォローする側としては、Twitter以外で何か接点があれば面白いかも。単純に知り合いだとか、よく行くサイトの人だ、とか。


●ゆるいチャットコミュニケーションツールとしての扱い。時間差の会話ツールみたいに使ってる人。つぶやきの半分以上が@付だったらこれかな。ハッシュタグって言うのを使うと、なんか同じ話題のチャンネルみたいなのが作れるらしい。フォローする側としてはコミュニティが被ってる人じゃないと、ただのノイズになってしまう。


●有名人やブランドの告知システムとしての扱い。一昔前のメールマガジンみたいなもん。面白みがないけど、リアクションや文句も140文字に整理されるから、運営側は扱いやすいかも? フォローする側としてはRSSリーダー的な側面が強くなる。


プロテクト(鍵マーク)をしていない相手の場合、つぶやきを見るために相互承認を必要としないので、mixiと違って「片想い」が自然に通用する仕組みになっている。「コメント」「足あと」みたいな仕組みもないので、自分がフォローしてくれている人に発言がただ流れていくだけっていうのが、既存のサービスに比べて気軽で自然。誰にとっても「話を聞きたい人」と「伝えたい人」はイコールじゃなく、あらゆる関係って非対称だよねっていう、当たり前のことがシステムの根幹に表現されている。mixiでなにかと厄介な「マイミク申請」「マイミク外し」「足跡」「コメント」に関わる問題がほぼ一掃されてる。


僕は情報収集をGoogleリーダーに集約しているので、mixiで面倒になった「誰かの日記」と「ゆるいコミュニケーション」部分をTwitterに置き換えてるかな。有名人の発言とかは、なんか全然興味がない。読み物として面白いタイムラインを作ることにしてる。


フォロー人数って100人ぐらいまでが全体を把握できる量として僕はちょうどいい気がしてるんだけど、500人とか1000人とかフォローしている人はCMとか町の電光掲示板みたいな感覚で見てるのかなー。信号待ちのとき、たまたまそれが映ってたみたいな感じで。あー、でも時々しかファミ通買ってない、みたいなもんか?


Twitterがあまりにシンプルで真似しやすそうに見えるのか、類似サービスも増えてきた。でもそんなことより、ログインするサービスの数って少ない方がいい思うんだよね。iPhoneアプリでも、TwitterFaceBookと連携してスコアや実績を投稿するゲームが出てきたり、mixiボイスとTwitterタイムラインを混ぜて表示して、同時投稿できるものがあったり、メジャーなテレビ局や出版社でもTwitterと協賛して実況的な何かをしてみようっていう流れにある。誰がいろんなサービスにどんなログを残しているのかを一望できるFriendFeedなんてサービスもあって、会社をサボってブログなんか書いてたりするとバレちゃったりするかも。時代は「サービスの多様化」ではなく「連携」に向かってる。でもそういう便利を統合すればするほど、一企業に生活情報を駄々漏れっていう怖さにもつながってくるので、ま、何事もほどほどにね。

職人は自分の技を盗まれないように、自分の道具箱の中身は決して他人に見せないというが

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http://tohya.tumblr.com/post/284821199
そりゃそうだ。だから道具は最初から一流を揃えるべきだ。自分を追い込めるから。

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2009-12-16

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2009-12-15

NEWスーパーマリオWii(2)

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ワールド3までクリア。風とか氷とかいじわるなギミックがどんどん登場。マリオがいろんな能力に変化するのはいいんだけど、洋服の色の塗り方が、半分ずつで、変化する色が上下が逆転したりするから、マリオルイージ、どっちがどっちだか分からなくなりがち。プロペラマリオみたいに全身で「赤」って言ってくれた方が、こういうごちゃごちゃしたゲームはいいと思うんだけどなー。あとペンギンマリオの意味がわからない。普通の格好でも滑れるし。

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2009-12-14

コミック「花園メリーゴーランド」柏木ハルコ

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先が読めないトリッキーな設定と、追い込まれた人間の心理をテーマに青年誌で連載を続ける女性作家、柏木ハルコの「花園メリーゴーランド」(全5巻)を紹介します。


うだつのあがらない少年(童貞)が、一族に伝わるという名刀を探しに、日本の深い田舎に赴きます。そこで閉鎖的なコミュニティならではの、性のイニシエーションを受ける、というお話。大きな意味で「少年の成長物語」「通過儀礼」と言い切ることもできるしょう。僕の好きな「青春への憧憬」にここで重なってきます。


本編に「花園」も「メリーゴーランド」も出てくることはないんですが、「メリーゴーランド」という単語から想像できるように、誰かの作ったあるルールに乗っかって、主人公の少年が振り回されて翻弄されることがうまく表現されたチョイスだと思います。あるコミュニティにとっては「文化」であっても、外から見れば「狂気」にしか思えなかったり。「花園」という古くいやらしい響きも、そこに掛け算の魅力を加えています。まぁ「花びら大回転」をうまく言い換えただけのような気がしないでもないけども。その匂わせ方が上手。


軽トラック、長靴、パンチパーマタバコ、檜の風呂、重苦しい近所づきあい、変なお祭りなど、田舎ならではの人たちやその生活を一人一人丁寧に描くこと、ありそうでなさそうで、でもひょっとするとどこかにまだあるのかもしれないな‥。というちょうどいいリアリティが生んでいます。「ファンタジー」を描くってつまりそういうことだと思うんです。


女性が作者でエロ描写と言うと、僕は必ず「情念」と「表現」のバランスの悪さを気にしてしまいます。柏木ハルコさんは、選んだ舞台設定よりも、そのバランスに対して、女性ならではの情念を残しつつ、いつも男性的な戦いを挑んでいる珍しい作家だと思います。数ある作品の中でもこの「花園メリーゴーランド」が、現状では一番そのバランスが美しく描けていると思います。


全5巻というサイズや予算規模的にも、かなり映画向きだと思うので、実写映画化して欲しいなー。


柏木ハルコは、現在、闘牛をモチーフにした「も〜れつバンビ」を連載中です。ね、設定がトリッキーでしょ?

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2009-12-13

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人間が予想の範囲外の出来事に対して面白さを感じる

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http://send.tumblr.com/post/277753631/1g
違うと思う。予想している範囲の、内と外のちょうど境目で起きてるアクシデントを面白く感じるのだと思う。

ドトールの白チェブラーシカ可愛すぎ

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http://kotoripiyopiyo.com/2009/12/cheburashka20091210.html
マグカップとトートバッグは発売日に売り切れたって。

発売直前! リコーGXRレビュー(動画あり)

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http://www.gizmodo.jp/2009/12/gxr_3.html
店頭で触ったけど、シャッターが遅すぎて泣けた。

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2009-12-12

おかえり!ちびロボ!(1)

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出たの7月だったっけ。ごめん、最近やっと買えました。ちびロボシリーズとしては3作目になる。1作目は屋内で、RPG寄りの(ストーリー重視の意味で)アクションアドベンチャー、2作目は屋外でアクション。で、この3作目は、1の舞台を、2のアクションでリメイクしてる感じに近い。リマスターとかリベンジとかディレクターズカットみたいな感覚。1作目が、RPGの「歩いていって誰かと話してイベント開始」って言う仕組みの上に成り立っていたものを、一旦更地にして、アクション側から、同じモチーフでアプローチしたんだと感じた。そういう意味でも「おかえり!」なんだろうね。


2作目に続いてDSなので、ものすごい制限の中で「やりたいこと」と「できること」のぎりぎりのラインを攻めてる。舞台設定や個性的なキャラクターや、ゼルダ式に機能がテンポよく拡張していく感じは、シリーズを通して変わらぬ魅力があって、そこにインタラクションの気持ちよさが加わってる。今回の基本アクションっぽい「掃除機」を初めて操作したときは、その操作感の気持ちよさに笑い出してしまったもんなー。ゲームを手にして笑顔になったり、声が出てしまう瞬間って1年に何度もない。

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2009-12-11

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2009-12-10

NEWスーパーマリオWii(1)

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6月のE3で、2009年後半以降のWiiのラインナップが発表されたとき、続編ばっかで、なんと言うか、任天堂らしい変なものがなくて、かなり落ち込んだのを覚えている。操作系がはっきりとわかりやすくなりそうな「罪と罰2」ぐらいしか期待できなかった。で、実際後半になってみて、Wii市場は去年に比べてすげー盛り下がっていて、「WiiSports Resort」「WiiFitPlus」、そしてこの「NEWスーパーマリオWii」で任天堂純正ラインナップも一段落しちゃうわけだけども、うーん。どれもゲーム人口の裾野を広げるって言う意味ではミッション通りの成績を残したのかもだけど、そこからライトゲーマーなり、ゲーマー、あるいは年に4本以上のゲームを買ってくれるお客さんになったのかって言うと、疑問が残る。出来はどれも悪くない。いい意味でも悪い意味でも卒がなくて、優等生の模範解答みたいな出来。でもそっから「うわー!次も楽しみー!」って気持ちに全然ならないのは何でなんだろう? 


あ、マリオの話だった。今回のマリオは「DS版の仕組みをベースに4人で遊べるようにしました!」っていうのが一番短くてわかりやすい説明かな。地形も割とシンプルめで、マルチプレイのジャンプゲームなので、空間をゆったり使えるようにデザインされている。ゲーム内容的にはマリオ3に近いかな。スゴロク的なマップがあって、ステージをまたいでアイテムを保持することが出来て、ミニゲームみたいな部屋があったりする。僕はマリオ3もNEWマリオDSも、あのバラエティ感というか、いろいろ詰め込みすぎてる感があんまり好きじゃないので、今回のマリオもそんなにぐっと来てない。ちなみに好きなマリオは「初代」と「64」で、その理由として、それに続くジャンプアクションゲームの指針になるようなコンセプトのむき出し感と、マリオはけして「子供っぽいかわいらしい」世界観じゃないよ?っていうのを体現してるからです。サンリオよりピクサーって言うイメージ。そんなデザイン的な意味合いではギャラクシーも3番目に好き。今回のマリオは家族向けにチューニングされているせいか、色や音楽も含めて小学校2年生ぐらいに向けたデザインセンスって感じ。


パワーアップ演出の間、キャラクターの動きが全員止まる。これを気にしている人が多かったみたいだけど、僕は気にならなかったなー。リモコンからパワーアップの音とかが出るのもちょっとかわいいプロペラマリオで空を飛ぶときリモコンの加速度を使うのは納得感があったけど、物を持ち上げるときまで、1ボタン+加速度っていうはぜんぜん納得できない。ゼルダで回転切りがヌンチャク加速度だったとき以来の、意味不明さです。


細かいところではクラシックコントローラに対応してない。リモコン横持ちは、力むゲームにはちょっと手が痛い場合とかあると思うので、クラシックコントローラ対応も考えて欲しかった。操作の中で加速度と傾きも見てるから、いろいろ無理なんだろうけどね。そういう操作をボタンに置き換えたら破綻するのかなー。でも「WiiSpors Resort」でつけた「WiiMotionPlus」をマリオのためにつけたり外したりするのとか、ちょっと面倒だったなー。気軽に遊びたいゲームだからこそ、余計そう思った。

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2009-12-09

iMac(2)

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iMacにしてから1週間経った。データの移行は外付けハードディスクで行ったんだけども、ちょっとしたデータの移動にはSDカードが手軽でよくて、MacSDカードスロットが付いてホントよかったなーって思った。ただ、同じ場所にスロットローディングのDVDドライブもあったりして、ぼんやりしてるとSDカードをそっちのスロットに挿してしまうから危ない。穴がどれかよく見ずに思い切りよく突っ込んで、あわてて細い棒で引きずり出した。


iPhoneの同期先をWinからMacに移した。僕が8年越しで育てているiTunesの1万曲分のレーティング(☆☆☆☆☆のこと)が消えて(号泣)、Outlook Expressで管理していたアドレス帳の書き出しと読み込みにてこずり、各人の読み仮名やサブナンバー・サブメールアドレスが消えていて、かなり厄介だったけど、どちらも手作業で地味に全部直した。知り合いなんてどうせ数えるほどしかいないしね。


IMEGoogleのを入れてみたんだけど、今のところあんまりしっくり来てない。カタカナの変換がやりづらいのと、候補数が多すぎるのかもしれない。ことえりに戻すかATOKを買うかも。全角/半角の切り替えもスペースキーの左右にそれぞれ個別であって、まだそれにも慣れてない。Winで操作するときはなんとなく左手の中指が半角/全角キーに無意識に乗っている感じなので、Macでもついそこを押して、毎回、画面に「1」とか表示されてる。


Bluetoothの無線マウスの電池は早くも70%を切っていた。今のペースだと1ヶ月持たない感じ。Wiiリモコン並みの消費スピードなので、エネループに切り替えるべきなんだろうな。毎回電源を入れたり切ったりするのも嫌だしな。


キーボードは押しやすいとは言えない。あとキーが白くて梨地なので、半年後にはすげー汚れてる気がする。マウスは表面がつるつるなので、汚れてきたと感じたら、ウェットティッシュみたいなもので拭ける。ノートパソコンに比べて、キーボードが独立してワイヤレスっていうのは、机を広く使いたいときに場所を変えたり、立てかけたり、iMacのスタンド部分の上に乗せたりできるので便利だ。ノートよりも実際の机の占有面積を小さくできる。Windowsだったら、マウスだけでできる操作も多いんだけど、Macだとショートカットを使わずにいられないシーンが多いので、普段はキーボードを片付けておくっていう選択肢がないのはちょっと残念。


本体の電源はモニター部分の左下裏にある。キーボードマウスからは電源が入らない。手探りで毎回そのボタンを探す。ボタンを上面か側面にするか、正面のアップルマークに2秒間タッチする、とかに変えて欲しい気がするけどなー。アップルマークが油っぽくなるのもあんまりよくないかな。


Windows環境をどれだけ忠実に移せるかと考えていたけども、WEBブラウズ、iTunes+iPhoneを移し終えたら、あとはどうしても終わらなくて持ち帰った仕事のパワーポイントエクセルを開くとか、Win版しか持ってないお絵かきソフトを数ヶ月に1回開くとか、それくらいしか必要なシーンがなくなった。500GBもパーテーションを切ってしまったけど、OSアプリと進行形のファイルって考えると100GBぐらいで十分だったかもしれない。基本、外付けHDにファイルは移すつもりだし。


iPod用のDockに付属のApple Remote(リモコン)をiMacのFrontRowで使えるかな、と思って試したらばっちり使えた。Xbox360のダッシュボードみたいな操作感で、画面のでかさも相まって、かなりテレビモニター的な感触が、パーソナルなiPhoneとは真逆方向の、お茶の間PC or プレゼンPCっていう「場所」を想定されている気がした。そう考えると27inchモデルの意図もわかってくるなー。


でも根本的なところがちょっとおかしくて、僕はそのDockにiPhoneを挿しているんだけど、リモコンのボタンを押すとiMaciPhoneが両方曲を流し始めてしまう。どんな操作をしても両方が反応しちゃう。なんかもうどうにかならないの? Dockの赤外線受信部をふさいだりしたけど、効果なかった‥。新しいアルミのリモコンだとなんか違ったりするのかな。

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2009-12-08

takanabe2009-12-08

続リアクション

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twitter

「日課でOperaを開いてニュースフィード眺めていたらラヴフールが復活していて朝から嬉しくなった。」
「lovefool、やっと見れた!感激した。」
「毎日最新の記事をチェックしながら、数日分のバックナンバーをさかのぼって読む。最近のラヴフールの贅沢な楽しみ方。」
「いまさらながら書いてしまうがラヴフール復活はとても嬉しい。 @宛てで書く勇気はない一読者ですが。」
「ラブフール復活してた。年間ゲーム大賞楽しみ。」
「ラブフール復活してるじゃん!」
「久しぶりにブックマークからラブフールみたら見れるようになって感動しました。応援してます!」
「出張から戻ったら大好きだったブログlovefoolが復活してる〜すごくうれしい〜疲れが一気に吹き飛んだよ。」


blog

ウサゲ★レフュージ
「祝★ラヴフール復活!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
八戸から
「祝!「lovefool」復活!」
★アマゾンプロダクツ 遊びのラジオ★
「ラブフール復活」


今日、昼に入った鉄板焼き屋は、壁にびっしり最新有名人の色紙が貼ってある小奇麗な店だったんだけども。
改装したばっかりなのか花輪についていたっぽい名前もそりゃすんごい人のやつばっかりで。
2時前に行って、客が僕一人だったうえに、びっくりするぐらいおいしくなかった。平均よりかなり下だった。
でも壁の色紙には1枚1枚に「おいしかった!」「また来ます!」「最高!」って書いてあって、うーん‥。


最初はきっとホントにおいしかったんだろうなー。
ホメられて、羽振りが良くなって行く段階で、いろいろ間違っちゃったんだろうなー。
そういう店みたいにならないように気をつけようって思った。


身の丈と自分のテンポに合った感じで、これからもテキトーにやっていきます。ありがとう。

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2009-12-07

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2009-12-06

takanabe2009-12-06

アクション・リアクション

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ラヴフールプライベートモードをひっそりと解いたつもりでいたら、いろんな反応があった。


twitterでは、


「ラブフール復活だ。うれしい。」
「うぉlovefoolさんとこprivateモードだったと思ってたのに急にRSS流れて北コレ 」
「おぉ。lovefool復活の模様。Twitterもしてるようなのでフォローした。」
「lovefoolがオープンになってた。なんだか泣きそうになった。」
「takanabeさんのはてながプライベートモードから復帰してるな、なんか少しほっとした」
「祝・ラヴフール復活。これからまた楽しみにさせていただきます。」
「おかえりなさい。待ってましたよ!
「再開を見つけて、そこで仕事切り上げましたよ。思わず泣くとこでした。」
「おお、じぶんもたのしみにしてます」
「さしあたって2ヶ月分くらい未読消化しました。残りもじっくりと。」
「lovefool.jp、プライベートモードのままはてなに上がってくるのを成すすべもなく見守ってたので、嬉しい。」
「たかなべさんのサイトは僕の日常だったので復活してくれてうれしいです。 気づくの遅かったけど、ツイッターやっててよかった〜。」
「待ってました。私にとってラヴフールはみんなとの出会いの場所です。何かこみ上げてきそう。」
「うおおおラヴフール再開ーー!」
「会員制にでもなってたのかと思ってたよ。」
「ラヴフールさんが復活してうれしい」
「なんとなく目が覚めてしまい、iPhoneからはてなアンテナをチェックしたらずっとブライベートモードだったラブフールが復活してて嬉しさがこみ上げて来た。眠れやしねえ。」
「おかえりなさい。またタカナベさんの文章が読めるようになってホントに嬉しいです。」
「あっ ラブフールが全体公開にもどってる」
「ラブフールさんが帰ってきている・・・!」
「ちょ! サイト( http://www.lovefool.jp/ )含め、いつ復活したのさ!」
「lovefool.jpの復活きてたーーーー。」


2ちゃんねるにも


「ラヴフール復活」(誰も知らないって!)


僕としてはフツーに毎日見ていた画面だったし、自分用ブックマークを公開するかしないかだけの状態違いだったので(ホントの意味でプライベートモードだったので)すんごいびっくりした。1年以上も閉鎖同然だったサイトをポチっと公開し直した数時間後に、玄関の外の景色がすっかり変わったような感覚。


twittermixiと違って人間関係の非対称性に対応できてる点が自然だよね」みたいな話をspinnがしてて「そうだよなー、あらゆる関係って片思い同士の関心が偶然向き合っているだけの状態だもんなー」って思った。放っておいて自動更新されることより、時限式に古びたり、壊れたり、忘れたりすることの方が自然で、だからこそ、たとえ明日それが壊れてもなくなってもいいように、いつかはそこにあったはずの何かを大事にしないといけないんだなーって思えた。


「明日できることは今日やらなーい」って36年間ずっと思ってた人が、「今日の内にできることはもうないかな?」なんて、寝る前にそわそわしたりしてる。いや、でもまぁ、実際のアウトプット量はそれほど変わってないけどもね。8時間ぐっすり寝てるしね。ただ強い気持ちはいくつかの新しい行動を呼ぶし、その行動の蓄積が、次に向かい合うべき運命を手繰り寄せる。逆に言えば、行動しないことにはどんな居心地が良かった景色もただ色褪せていくだけで、そこから好転することは何もないんだ。


好きな相手に「好き」と言うか言わないかでためらったりする。でも、それを実際に相手の目を見て言って、聞いてもらえる時間は、自分が思っているよりずっとずっと短いし、機会も少ない。


半月前にも、初対面のクライアントに「ラヴフールのたかなべさんですよね?」って言われた。「お会いしたかったんです。いつ再開するんですか? 早く再開してください」と言われて、僕は面識もない相手に半笑いするしかなくて「あ、ありがとうございます。えっと、まぁ、気が向いたら、そのうち‥」とその時はあやふやに応えた。そのあともすぐに仕事の話に入らずに、いつか見たラヴフールの感想を熱めに聞かせてくれたり、そこで読み取った僕の体調を気遣ってくれたりした。そういうことも今回の公開に直接影響してる。誰かのアクションが誰かの気持ちを動かして、また次の新しいアクションを呼んでる。その連鎖を僕がリレーする。


そういうポジティブな気まぐれから、ドミノ倒しのように予想外の効果が起こって、僕の穏やかな日常にも変化が加わる。乗る電車や、叩くキーボード、窓から見える景色や、食事をする相手が変わって、そこからこぼれる偶然も少しずつ変わっていく。その中で、少しでもベターに今日を生きる。その繰り返し。連鎖にいい形で加わること。


長々と書いたけど、たくさんのリアクション、ホントありがとう。おかげでステキな37歳の誕生日を迎えられたよ。

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2009-12-05

takanabe2009-12-05

Googleの世界征服

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日々、Googleのいろんなサービスを利用してる。いや利用って言うか依存に近い。検索エンジンはかなり初期から使ってるし、イメージ検索、Gmailは仕事に欠かせないし、Googleカレンダーに仕事やプライベートのスケジュールを書き込んでiPhoneのカレンダーに同期させてる。行ったことないイベント会場にはGoogleマップを利用したiPhoneのマップでナビしてもらってる。


ラヴフール用の巡回も、以前ははてなアンテナタブブラウザでこなしていたけど、今はGoogleリーダーにまかせっきり。これに加えてiPhoneBylineというGoogleリーダーリーダーみたいなアプリで、外にいても「スターをつける」というブックマーク的な行為はできちゃうし、第一クリックして各記事を開くという行為がなくなって(その音が嫌でクリック音のないマウスを買ったぐらいだ)、マウスのホイールボタンをコロコロしてるだけで600サイトぐらいの情報がドバドバ降ってくる。半日も放っておくと未読記事が1000件をすぐ超えてしまう。


Googleニュースには、気になるキーワードをいくつか登録してあって、その600サイト以外に取りこぼした情報を勝手に拾ってきてくれる。


そんで一昨日、「Google日本語入力」がリリースされた。日本語変換をしてくれる。
http://www.google.com/intl/ja/ime/
現在ベータ版で無料だ。僕はWindowsMacATOKスタイルの変換形式を使っていたんだけども、それもサポートされている。使ってみると、時事ネタだとかマイナーな有名人とかセリフなど、実にネットを活かした変換をしてくれる。もちろん本家のATOKを買ったほうがレスポンスとか細かいカスタマイズが利くんだろうけど、2,3年で乗り換えたり、買い増したりしてるパソコンに、毎回いちいちそんなことをしたくないってのは本心。


でも無料って言葉は怖いな。お得感よりもそっちのほうが引っかかる。ストーカー被害の一種に、出したゴミ袋を持っていかれるっていうのがあるけど、あれに似てる。食べたものや薬の外装、レシート、DM、生理用品、書き損じの書類だとかで、その家の環境や経済状況は正確に把握される。


僕がGoogleを利用するたびに、誰かが僕の生活情報を知るための解像度はどんどん上がっていく。ストリートビューには、僕の部屋のカーテンの柄まで映し出されていた(最近ズーム時の解像度が落ちたので、多少緩和された)。iPhoneで撮った写真をそのままアップしたら、位置情報のタグでいつどこにいたかわかるだろうし、自宅も会社もそれ以外のよく行く場所も全部ばれる。これに加えて日本語変換のプロセスや履歴なんか追われたら、場所、時間、行動だけじゃなく、頭の中にまでGoogle探偵が調査に来てる感じ。それはなんかもう無料とか便利だけの問題じゃない。本格的に世界征服が始まってるんだなーって素直に感じた。個人情報がどうとかじゃなく、集めた情報のランクを意図的に操作したり、隠蔽したりできることは、20世紀までの戦争より、結構怖いことなんじゃないかなー。僕の生活がGoogleに依存しすぎてるから余計そう思う。


誰かの知識と誰かの関心を、いつでもどこでも結び付けられるのがネットの時代なのとしたら、共有される個々の情報を増やしていくのは正しい進化なんだろうけど、ストリートビュー以降はなんかもう、うーん…。負の部分を大きく感じつつある。同じ理由でTSUTAYATポイントを貯めるのもちょっと怖いから、レンタル以外では使ってない。まぁ、強制的なサービスじゃないんだから「使いたくなきゃ、使うなよ」ってのが正解なんだろうけどね。最終的にGoogleやネットに依存しなくても独り立ちして生きていけることが、前世紀生まれの僕の命題なのかもしんない。

「入力内容はGoogleに送信される?」「64ビット版は」――Google日本語入力、よくある質問

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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/04/news057.html

入力した文字や文章がGoogle に送信されることはありません。

インストール時、またはプロパティ画面の[その他]タブにある[使用統計情報と障害レポート]のチェックボックスをオンにした場合には、お客さまがご利用のOS情報、カスタマイズ情報、打鍵数などの統計情報、クラッシュレポートがGoogleに送信されますが、ここでも、Google日本語入力を通じて入力された単語や文章が送信されることはありませんのでご安心ください。

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2009-12-04

iMac(1)

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iMacを買った。

初代iPodの母艦用に使っていたiMac(タンジェリン)を手放して以来だ。7年ぶりかな。12月からのラヴフールはその新しいiMacで書いてる。27インチか迷ったけど、僕の机にはあまりにでかすぎるので21.5インチのやつにした。実際置いてみるとそれでも十分でかい。

f:id:takanabe:20091204225538j:image

今までは15インチの1440×900ピクセルWindowsノートを使っていた。webブラウズや事務作業には広くて心地が良かったけど、時々でも絵を描いたりするときはちょっと狭かった。


今回は1920×1080のフルハイビジョンなのでかなり広く感じる。ノートで標準的な1280ピクセルが6畳間なら、1440が8畳間、1920は10畳ぐらいになった感じ。ひとりだとちょっと寂しくなるくらいの広さ。普通のウィンドウなら2枚並べられる。ダブルベッドだ。それだけでも広いのに「Spaces」という仮想デスクトップ機能(?)を使うと、その1920×4枚分を別々に使えるので、画面1にブラウザのウィンドウ2枚。画面2にiTunesメッセンジャーSkypeを、それぞれ画面いっぱいに表示している。ワンルームの6畳が、いきなり10畳の3DKになってる感じ。まぁさすがに4部屋は同時に使わないけども。


価格.comじゃ11万ちょいなのに、液晶の品質もよいし、マウスキーボードも一新して無線になって、前の製品に比べて明らかに質感も高いし、ステキ。机の上がシンプルだと、なんだかものすげー賢くなったような気になる。机も椅子ももともと真っ白だし、机上のスピーカーもBOSEのアルミ製、電気スタンドも2台の外付けハードディスクもアルミ製のやつだったので、最初からiMacが来るのを待っていたかのような空間だった。


ただ20インチを超えるモニターを扱うのは初めてなので、視線の移動距離が倍近く増えたのと、平均的な注視点がノートのときと比べて、10センチ以上上がってしまったせいで、目と肩がひっじょーーーーーに疲れる。見下ろしを基準にした姿勢に慣れているので、注視点が変わるだけで全体が破綻する。iMacは画面の角度は変えられても、高さは変えられないのだ。椅子の高さを変えたりしてみたけど、なんか余計どつぼにはまった気がする。


今はWindowsの作業環境をどうやってiMacに統合するか(できるか)を検討中。1TB(1000GB)もあるハードディスクを半分に切ってBootcampXP sp3を入れてみたけど、何故か音が出なくてイライラしている。そして有線LANWinではつながらない。またそもそもMacWindowsは起動時に切り替えることしかできないので、どっちをメインの作業環境にするか決意した後じゃないと、半々でい続けるのはあんまり意味がないなぁと思ってる。Macで起動したまま、アプリの1つのようにWindowsを扱える「Parallels」とか「Fusion」と言ったサードパーティアプリもあるらしいんだけど、使っている人が周りにいないので、ホントのところ実用的なのかは謎。体験版があるらしいからそれで様子を見てみようかな。


7年ぶりのMacはもう漢字TalkOS 9ではなかったけど、なんと言うか、懐かしさみたいなものがあった。それは、すみずみの細かい機能が圧倒的に足りないんだけど、その足りない分をすっぱり諦めると、余計なことをちまちま考えるストレスから解放される、っていう感覚の懐かしさ。DSWiiの解像度や処理速度を諦めて、純粋にタッチパネル加速度センサーのおもちゃ的なおもしろさに溺れる瞬間にも似ている。


iPhoneの時も「その魅力はミニスカートやオープンカーを選ぶ感覚と一緒」って言ってたんだけど、今回もまったく同じ感覚。生足寒い!とか雨の日のドライブは?とかって言う人は正しいんだけど、その平均的な万能さと引き換えにダイナミックな爽快感を失ってるんだろうなーって思う。実用品が欲しいか、魅力的なものが欲しいかで選択肢ははっきり変わるんだろうけどね。そういう意味ではOS選びって下着選びみたいなものかもね。