ラヴフール (www.lovefool.jp) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-05-31

映画「アリスインワンダーランド」

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世界的な名作「ふしぎの国のアリス」をベースにティム・バートン監督がオリジナル続編として作ったのが、この「アリスインワンダーランド」です。


19歳になりモラトリアム真っ只中のアリスが再びふしぎの国に迷い込んで、国の危機を救う、というお話。設定はすばらしいので期待したんですが、キャラクターの造形や背景のデザインセンスこそ、彼独自のものが反映されているものの、それ以外の脚本やら、奥行き感はかなり薄味でした。ジョニー・デップが出てれば、世界の女子は話とかどうでもいいんだろ?と悪びれたくもなります。


ふしぎなのは「チャーリーとチョコレート工場」でもそうだったんですが、子供じみた主役が、成長物語の機能を持っているはずの2時間を経ても、結局いつも何も成長してない!ってのは、なんなんだろう? わざとやっているに違いないんですが理由がわかりません。「人は2時間で成長なんかしない」みたいな? さすがにそこまでシンプルじゃないか。


19歳になり、アリスが子供じみた妄想から、現実社会に取り込まれるかどうかを迫られる段階になりました。偶然その妄想の根源であるふしぎの国に再び迷い込むと、子供のころ見たその世界とはうって変わって、ふしぎの国は存亡の窮地にさらされています。独裁的な悪がファンタジーの存在を許さないからです。そこでアリスは自ら剣を取り、大人社会の変わり身である悪を倒すと、ふしぎの国に平和が戻りました。ふしぎの国の住人達は「さっすがアリスだ! この国にずっと残って女王になっておくれよ」ってすがって頼むんだけど、アリスは「ありがとう、でも私には戻らないといけない場所があるの」と言って、居心地のいい妄想を捨て、自ら現実世界に帰っていく。でも妄想も100%切り捨てたわけじゃないよ? いつでも一緒だよ? みたいなベタベタなやつで、十分3倍は楽しめたはずなんだけどな。


チェシャ猫の消え方/現れ方だけが異様にかっこよかったです。

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2010-05-30

takanabe2010-05-30
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2010-05-29

takanabe2010-05-29

iPadをトリガーにコミックの国際化を狙う小学館

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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mobile/20100528_370152.html

28歳の会社員に電車でコミック雑誌を読んだことは? と尋ねると「一度もないですね。電車の中ではあまり読まないでしょ? 」との返答。

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2010-05-28

takanabe2010-05-28

生まれて初めて同棲をして分かった7のこと

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http://gladioli-nail.jugem.jp/?eid=796
7つもいらなくて、「期待すんな、褒めろ」ってことだよね。

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2010-05-27

takanabe2010-05-27

社長が訊くWii「スーパーマリオギャラクシー2」サウンドスタッフ篇

|  社長が訊くWii「スーパーマリオギャラクシー2」サウンドスタッフ篇を含むブックマーク

http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/sb4j/vol3/index.html#list

ワールドマップがありますよね。
そこの曲を制作しているとき、
一生懸命ひねり出して曲を書いて
自分でもなかなかいい曲ができたと思ったんです。
そこで近藤さんに聴いてもらったら
「これじゃダメ、いい曲じゃアカンねん」
と言われたんです。

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2010-05-26

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2010-05-25

takanabe2010-05-25

一口サイズ

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レコードの時代、盤にA面とB面があったので、アルバムの構成は対称形になることが当然だったし、外側と内側では音質が違うので、面が変わって最初の方にいい曲が入って、内側の終盤の方には捨て曲が入ったりしてた。CDになるとA面B面の切れ目も、音質にバラツキもないので、レコードよりも長い74分の中でテーマ性や曲順を突き詰めてアルバムを構成することができた。曲を飛ばすことも順番を入れ替えることも出来るようになった。やがてデジタル配信になって、アルバムの縛りを越えて好きな曲だけを買うことが出来るようになった。CDショップに行く必要もなければ、捨て曲を我慢してまでアルバムを買う必要もない。作り手も曲の数合わせをしてアルバムを仕立て上げなくてもよくなり、リスナーはアーティストやレコード会社の枠を超えた他の何千何万曲と混ぜて持ち歩けるようになったりした。


でもその便利になっていく一方で、多分音楽に向かう姿勢はどんどんカジュアルになった。今、音楽を毎日聞く人は少なくないだろうけど、音楽だけに集中して向かい合っている時間を持っている人はほとんどいない。移動しながら、仕事をしながら、食事をしながらとか聞いてる。アルバムと言う単位も解体され、1曲単位で好き嫌いをふるいに掛けられるようになり、すべてのアルバムがコンピレーションアルバム程度の意味合いになった。大きな家具調ステレオミニコンポになり、ラジカセ、ウォークマンを経て、PCとiPodになった。ヘッドフォンがたくさん売れるようになった。音質だって、実際にはレコードからCD、MDmp3とどんどん劣化してる。つまりは、送り手の都合よりも受け手がいつでもどこでもつまみ食い出来る形に、音楽は進化してきたのだと言える。ポップミュージックだとiTunesエンコードしたときにバランスがよくなるようにミキシングしたりしているらしい。今一番聴かれるハードがiPodなんだからそれは正しい選択かもしれない。


個人サイトもそんな感じ。決まったパソコンから決まったサーバーに、それぞれに名前をつけてデザインしたファイルを一個一個アップしてサイトを作って見てもらっていた時代から、ブログになってどのパソコンからでも更新ができるようになり、「日記」って言うのさえ今ではもう重くて、Twitterみたいに思いつきやコミュニケーションや情報源が小さく切り取られたサービスで、パソコンよりも屋外で更新することが多くなった。何か他のことをやりながら更新することがほとんどだ。報告に近い記事が多い。見る側もケータイで見れないものは嫌うようになってきた。更新頻度もどんどん上がって数分の間にやり取りされるコミュニケーションが当たり前になったりしてる。初期の個人サイトに比べたら、もはやライブに近いコール&レスポンスだ。


コンビニで売っているお菓子も、1人前よりもちょっと少ない食べきりサイズが流行ってる。これはお菓子そのものを楽しむサイズじゃなくて、「ながら」の時間を彩るためのパッケージングだ。


生活必需品じゃないものだからこそ、いかに手軽に、いろんな人のいろんな生活の隙間に入っていけるかどうかが、生き残る鍵になる。そういう意味では、アーケードゲームが家庭用据え置き型ゲームに推移して、携帯ゲーム機に主力は移ったのは当たり前のことだ。今やそれさえもちょっと古く重く感じ始めているタームに入ってしまっている。もはや1時間や10分の暇ではなく、1分を取り合っている時代だからだ。かつて専用ゲーム機は、それでしか得られないインタラクションや画面の豪華さにアドバンテージがあったけど、ゲーム機を追い抜いたCPUや解像度が溢れている今は、言い方を変えれば、アクション性が高いものでなければ、ケータイなどの他の汎用機でも代用ができてしまうってことでもある。またアクション性の高さは「ながら」に対して非常に相性が悪いという側面もある。部活型のマゾ的な鍛錬とか、もうマニアしかついてこれないだろうな。ニンテンドウ64の頃の濃ゆいゲームが好きだった僕にはちょっとさみしい。


もちろんすべてのゲーム機が今すぐ不要になることはないだろうけど、他のものと「ながら」ができないもの、1分の間に始めて終えることができないものは、ここ数年の間に徐々に廃れてしまうだろうな。何でもかんでも取り込んで巨大化する人気大作の他に、一口で(1分以内で)ほどよく満足出来るサイクルの仕組みを中小企業は早く見つけないといけない。それはソーシャルゲームから出てくるかも知れないし、iPhoneiPadから出てくるかも知れないし、今はないぜんぜん違う端末やサービスから出てくるかも知れない。でもきっと「一口サイズ」と「ながら」キーワードになってるはずだと今は思う。

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2010-05-24

コミック「センネン画報その2」今日マチ子

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コミックのような体裁をとりながら、単ページで終わる一篇の詩のような作品群です。今回ついにフルカラー化しました! 定価も据え置きの1200円! やっとこさオリジナルの感動に近づいた印象です。帯に作詞家の松本隆が「生きる痛みも喜びも 青い絵の具のフィルター越しに 全部透けて見える」というコピーを寄せています。さすがに総括されていて、1巻に比べて、色が語りかけてくるその情報量は圧倒的です。


ストーリーもさらに一歩踏み込んで、セリフが減り、より抽象的に、青春独特の時間や空間を切り取っています。その結果、1つ1つの話よりも、本としてのまとまり感や重みがしっかりと感じられます。ヒトコマヒトコマを大事に読むよりは、1ページ1秒ぐらいでパラパラめくっていくと、各ページで反復されるコマ割りがリズムトラックのように感じられて、大きなうねりを生んでいきます。かなりの頻度で出てくるブルーのフィルターのような表現もそういうカメラで切り取ったように統一感があります。それが気持ちよくて、ページをめくるスピードが前向きな意味合いでさらに加速していきます。


そうしたアップテンポ感の中で終盤突然現れる書下ろしのコミックは、かなりしっかりとしたストーリー漫画で、そのコントラストも非常に鮮やかです。セリフも各コマに出てくるために、ページをめくるスピードに急ブレーキが掛かり、受け取る情報の量や質も変わってきます。つまり、前半のセリフのなさや、反復されるコマ割りがただの気持ちよさや雰囲気だけではない戦略的なものであるのだと言う構成です。


心象日記という形を取って日々連載されているこの作品群ですが、内情の吐露だけでなく、そういう一階層レイヤーが上がった形で自我に対してメタ的に再構成されている本作で、僕は、彼女の女性性に加えて、男性的な構成論をしっかり持った人なんだな、と膝を打ちました。似た世界観を持ちまだデビューできずにいる、あるいはしたばっかりのフォロワーたちをぐっと引き離した気がします。


この後も新作タイトルが目白押しのようで、あまりの忙しさに「狂マチ子になりそうなスケジュール」とまで言っている彼女ですが、雰囲気だけの作家じゃないことはもう十分に知らしめた傑作になったと思います。体だけはホント大事にしていただきたいです。

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2010-05-23

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2010-05-22

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2010-05-21

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借り物

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今ここにない何かを説明するときに、みんなが知っている何かで置き換えて言うときがあって、それを僕は「借り物」と呼んでる。「借り物」にはいい面と悪い面があって、いい面は、大幅に説明を端折れること、オリジナルが持っているポジティブイメージを引き継げること、悪い面はオリジナルを深く知っている人の、それぞれ経験にイメージが引きずられ誤解されてしまうこと、そもそもの真意が伝わりにくくなることなどがある。


ゲームの設計中でも、企画チームだけで話し合う際に、そう言った「借り物」を使って意思疎通を図ることは日常茶飯事で、そしてその「借り物」を使った回数分以上の誤解を毎回解かないといけない羽目になる。便利なんだか不便なんだか微妙なところだ。


説明する相手が同業の場合はまだいいけど、他社の人や、そもそもゲームを良く知らない人の場合に「借り物」は禁じ手。名前だけが一人歩きして想像もしてない方向に誤解されてしまうことの方が多いからだ。


設計をするときのそれぞれのエレメントも、形がない初期にはそんな風に「借り物」の寄せ集めから始まったりするけど、あるタイミングで必ず、その題材でしかありえなかった新しい何かが生まれることがあって、それを軸にすべての要素を再構成しなおすと、その新しい秩序によって「借り物」の寄せ集めではない何かに変わり、すべてが輝きだす。ついさっきまで混然としていた本質と装飾の区分が善悪のように感じられたりする。そういうクリエイティブをプロジェクト期間に何回起こせたかで、モノの完成度は飛躍的に上がっていき、それぞれのエレメントは毎回別の角度から繰り返し繰り返し磨かれていく。「借り物」が「本物(オリジナル)」に生まれ変わる瞬間だ。一人でいっつも狂喜乱舞しちゃう。


コンセプトありきで物事は進むように思う人は多くても、実際のところ、サラリーマン的な意味での創作期間の半分近くかそれ以上は「ホントは何がコンセプト?」っていうのを探って知る時間になることのほうが多い。そしてその本質に運良く気づけたとしても、完成や売れ行きがそのコンセプトによって保証されるわけではないので、モノヅクリで食べていくという覚悟の難しさはホント半端ない。そこいらじゅう落とし穴だらけだもんな。それでも「借り物」じゃない何かを1個でも多く生めたらいいなと思って、今日もがんばってます。

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2010-05-20

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2010-05-19

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2010-05-18

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2010-05-17

時間の無駄

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例えばお母さんなんかが「ゲームなんて時間の無駄よ」みたいに言ったとして、「そんなことないもんね、ゲームはゲームとして人生に必要な大事な何かを伝えることもある」みたいに鼻息を荒くしつつ自己肯定するのも悪くないんだけど、「時間の無駄としてのゲーム」も結構悪くないよな、って最近は割とニュートラルに思ったりしてる。


と言うのも、20年前と今とでは時間の使われ方が違いすぎるからだ。20年前、僕の前には無限に近い退屈が広がっていて、それを埋めることに苦労してた。でも今は違う。退屈や暇を探すのに苦労してる。仕事や生活必需時間を除いた可処分時間のあらゆる隙間に、おびただしい数のコンテンツだのエンターテインメントだの広告、サービスがひしめき合っている。何と言うか、頭がホントに空になっている時間がない。風呂と睡眠中ぐらいかな。トイレでもiPhoneとか見ちゃうしさ。


ソーシャルゲームが流行っているらしい。冷え込んでるコンシューマーゲームより安く早く作れるし、今ならまだ儲かるかも?みたいに思った会社が投資をしてる。それらをゲーム業界の人やいわゆるゲーマーがプレイするとつまらなく感じる。今まで苦心して編み出してきた「ゲーム性」や「スポーツ的なインタラクション」みたいなものが、ごっそりないように感じられるから。


でも違うかもなー。20年前は当然として、10年前、5年前とももうすでに「ゲーム」というジャンルが担っている意味が違うんだと思う。快感というご褒美をわざわざ挑戦や鍛錬や計算の向こうに置かなくても、もっと手軽にもっとすばやくもっと安価に、ゲームじゃないもので同じかそれ以上のものを得てるんだろうなー。10年前だったら、ケータイメールがそれに当たっただろうし、5年前ならmixiとか、今ならTwitterとか? いつの時代も、楽しいことはそれ自体がコミュニケーションを生むツールになるし、そこでしか生まれない新しい人間関係を生み出したりする。


任天堂が「トモダチコレクション」を推して、ちゃんと結果を出せているのは、ゲームの内容というよりもそれを取り巻くプレイヤー同士の会話やコミュニケーションが軸になっているからで、スーパーマリオシリーズもギャラクシーよりNewスーパーマリオWiiの方が売れるのは、2D、3Dの違いよりも実際には「一緒にわいわい遊んでる姿が楽しそう」ってところが大きいはず。オンラインゲームコミュニケーションを軸に成り立ってはいるけど、現実世界にメリットがあるという意味では、「トモダチコレクション」「NewマリオWii」のほうが売れて当然なんだろうと思える。「ドラクエ9」も現実世界でのつながりがちゃんとフィーチャーされてたしね。


えっと、話したいことはそんな売れそうなゲームを作ることじゃなくて、そういうのと真逆な、一人でただ放電するためだけのゲームも(20年前のイメージより)悪くないよなってことです。正直に言って、ゲームの中でまで、現実世界のルールやマナーに引きずられたくないことだって多い。自分を甘やかしたくて遊びたいときぐらい、そっとしておいて欲しい。まぁ、ネットワークにつながってなかった頃のクラシックゲームをひとりシコシコやってりゃいいじゃん?って言われたら、うん、その通りなんだけども。


不意に思い立って、一騎当千的なゲームで遊んだら、この圧倒的な時間の無駄感が、とっても清々しくて気持ちよかったんだよね。10年前の自分とはまったく受ける印象が違った。すごく目覚めの良い朝のように頭がすっきりと空になった。


「下らなくないよ!」「無料のアプリに負けないよ!」「6000円の価値があるって言えるよ!」みたいな作り手の気負いも悪いとは思わないけど、だからって「賢く」「重い」ものがいいかと言われると受け手にはそんなことどうでも良くて、なんかもっと原始的な、プレイヤーのどの笑顔を担うかってのが大事なんだろうな、なんてまとめておこうか。

映画「ソラニン」

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ソラニン スタンダード・エディション [DVD]
TCエンタテインメント (2010-09-03)
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サブカル青春映画という枠組みでは、僕の大好物なんですが、感想を言ってしまうと、割と残念な結果でした。


予告編を見ると種田はこんなにかっこよくないとか、芽衣子は宮崎あおいよりもっとむすくれたブスがいいとか、そういう単純な感想を持ちますけど、実際のところそんなのは表層で、映画として未完成だったり、原作を読み解けてない感じの方がずっと深刻だった。映画監督はこれが初作品らしいね。優秀な写真家が、優秀な映像を撮れないのと一緒で、CMディレクターとして優秀だとしても、映画を支配する時間はまったく別なんだと思います。


音楽をモチーフにしている映画なのに音の扱いが雑だったり、シーンの繋ぎ方が不自然すぎたり、テーマになるようなことを平気でそのままモノローグで言っちゃったり。カタルシスになるはずのライブシーンですら、監督が表現したいものがまとまってなくていろんなものに引き裂かれちゃってる。


ちょくちょく入ってくる「感動させよう演出」もうっとうしかった。これって誰かのために何かをする話じゃなくて、自分(芽衣子)が自分を吹っ切るって言うとてもパーソナルな心情の変化の物語だと思うんです。漫画と映画は違うメディアだから、表現方法は別モノになっていいけど、核になるテーマは絶対に変えちゃいけないと思うんだよな。


それに引き換え、ベース役のサンボマスターがえらいキュートでよかったなぁ。彼だけが生きているキャラクターなんだなと思えた。良かったのは実際それくらいのものです。


愛される原作を持つ映画化の難しさを再認識しました。


あとそうだ。一個思ったことがあった。


原作にも言えることなんだけど、この話の登場人物たちは大した行動もしてないのに安易に会社を辞めたり自分探しに甘えていて、見ていてイライラするって言う感想を持つ、大人(30代以上)が多いと思うんです。でも多分、自分達が20歳の頃置かれていた状況と、2010年に20歳でいる人たちとでは、まったく別の状況になってると思うんだよね。


夢を追いかけることと、サラリーマン(OL)との天秤が、1995年卒だったら10:90ぐらいの勝率だったとして、2010年はそもそも合計が100じゃなくて、5:20ぐらいのイメージ。だから彼らにのしかかっている不安は、夢を選ぶことでもなく、夢を選ばないことでもなく、何者でもない残りの75が不安そのものなんだと思います。そこのリアリティを履き違えると、行き詰った若者としての前提条件が変わってしまうので、物語に入っていけない気がします。

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2010-05-16

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2010-05-15

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2010-05-14

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2010-05-13

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iLLのニューアルバム「∀(ターンエー)」

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http://natalie.mu/music/news/31768
こ、これは‥!! 好きなものが掛け合わさってる!! 

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2010-05-12

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学ばない

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仕事で、普段の僕なら興味がない、もしくは食わず嫌いで避けていた題材の本だの、漫画だの、映画だのをたくさん観ている。古今東西おかまいなし。いや、題材に限らず、そもそも本とか一切読まなかったしね。すんません。


世の中は日々便利になったり、清潔になったり、緻密になったり、安く早くうまくなったり、社会的に弱い人に優しくなったりして、どんどんましになっているに違いないと思っていたけど、人間が物語や事件の中で悩んできた事って、時代に関係なく普遍的なものが多すぎて、結局何にも進歩(解決)してないんじゃないの?っていう気になったりしている。


法律税金の流れをいくら整備しても、それはそういう取り決めでしかなくて、昨日まで取りこぼされてきた何かをすくい上げると、その一方で今日まで保証されていた何かがこぼれ落ちたりする。その繰り返し。片方で「節約のための圧縮」と呼ばれたものが「いざという時の備え」を丸々削ることになって、その「いざという時」がそういうタイミングを図ったようにやってきて、にっちもさっちも行かなくなったりなんていうのはざらだ。


文学だの、名作だの、アートだのって呼ばれて受け継がれていくものには、そういう普遍的な欺瞞、システムのほころびや限界にスポットを当てているものが多くて、いつどんなタイミングで読んでも古くなってないし、新たな解釈やインスピレーションを受け手に与える。ただ警鐘は鳴らしてくれても、解決策は書いていない。というか書けないんだと思う。解決しないからこそ色あせないのだとも言える。「やばいよね!」「まじやばい!」でもどうしようもない。終了。次の回に持ち越しだ。


生きていく上で本当に大事で本当に必要なことってそんなに数多くないはずだし、普遍的でシンプルなものが多いと思えるのに、進歩するのは道具やサービスばっかで、代償として仕事や利権を奪われて闇に消えていく人も多い。家族、仕事、健康の三大要素に絞って言えば、迷いや不幸や不安の質は変わってないように思えるし、むしろ混迷を極めているように感じている。なんかの名言であった「歴史から学べることは、人類は歴史から何も学ばないという事実です」って奴。あれ、皮肉じゃなくてけっこう真理かもね。

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2010-05-11

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2010-05-10

映画「さよならみどりちゃん」

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星野真里のヌードが見れることでも有名な映画らしいんだけども、それをグラビア的な意味合いで捉えるとがっかりしちゃうでしょう。でも物語のキャラクター設定として捉えると「薄幸」であるヒロイン像から外せない、そういう見た目なんだと思います。ライバルの女の子に肉感豊かなグラビアアイドル岩佐真悠子をわざわざ当ててくるあたりで確信犯と断定できます。


これは「残念な恋愛」を描いた映画です。それ以上でも以下でもない。この映画のようなだらしない男女関係にいつかの自分、あるいは現在の自分を想い重ねて同情しちゃう30代女子も多いんでしょうが、そんなあなたの人生はとても残念、と言わざるを得ません。


星野真里のなんとも言えないはかない作り笑顔と貧乳が同時に構図に収まっているその感覚と、日常の出口のないため息の連続は、どこかデジャヴュを思わせます。涙を流すよりもずっと悲しい笑顔。20代の恋愛で、多くの人が通過したステップなのかもしれません。逆に言えば、ここを通過してちゃんと卒業できないと「大人の恋愛」だの「人並みの幸せ」だのには辿り着けない分岐点なのだとも言えます。


そういう意味で「成長痛」を伴ったこのある一時期の想いを描いている映画とも言え、貴重な青春の1ページとまとめることもできそうです。


あと西島秀俊は、相手の心に関心がなくただセックスにだらしない男を演じさせると、とてもリアリティがあっていいですね。心無いことをハキハキと言う感じ。「メゾン・ド・ヒミコ」でもそんな役だったし。彼に抱かれてる間、あぁ自分は純粋に遊ばれてるんだなぁって分かるだけ、まだ良心的なのかもしれないぐらいです。後腐れがなさ過ぎる淡白な愛情表現が、自己責任に転嫁されて、逆に後を引くって言う。それを世間では「魔性」と呼ぶのかも知んないですけど。

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2010-05-09

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2010-05-08

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2010-05-07

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ラヴフール・インタビュー ヤマモト→たかなべ

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【ヤマモト】こんばんは
【たかなべ】こんばんわ
【ヤマモト】それじゃあ、先日受けたインタビューの逆インタビューとして、
      ヤマモトから たかなべさんにインタビューさせてもらいたいと思います。
【たかなべ】はいはい、よろしくおねがいします
【ヤマモト】よろしくおねがいします
      まずラヴフールを読んでる人は大体知ってると思いますが、簡単な自己紹介を。
【たかなべ】はーい。たかなべひろゆき、男、37才、会社員です。
【ヤマモト】たかなべひろゆきってのは本名ですよね
【たかなべ】はい、そうです。
【ヤマモト】本名でネットをやることについて抵抗はありませんでした?
【たかなべ】抵抗・・・
【ヤマモト】うん ハンドルネームを使うのが わりと普通じゃないですか?
【たかなべ】そうなんだけど、うん
      僕はゲームのキャラクターに名前をつける時も、自分の名前以外つけないので
      逆に本名以外の方がむずかしい
【ヤマモト】なるほど
【たかなべ】あと、自分の発言は自分の発言だと思うから
      本名で何が困るの?って思ってます
【ヤマモト】文責みたいな感じ?
【たかなべ】責任と言うと重いけど、僕は自分以外の誰かにはなれないんだろうなー。署名かな?
【ヤマモト】ああ、なるほどね なんとなくわかる気がする
      署名に偽名を使うのは気持ち悪いもんね
【たかなべ】うん
【ヤマモト】それじゃあ、名前の話はこの辺にして
      たかなべさんのサイト「ラヴフール」についてお伺いします
      ラヴフールの立ち上げって いつだったか覚えてます?
【たかなべ】ラヴフール1997年10月12日ですね
【ヤマモト】おお!日付まで!
【たかなべ】だってaboutにそう書いてある
【ヤマモト】www 立ち上げた動機は なんだったの?
【たかなべ】それは自分のホームページの動機でいい?
【ヤマモト】うん
【たかなべ】えっと、大学を出て、デザイナーとしてサラリーマンになりました。1996年。
      そこでうでっちというデザイナーと同期だったんだけども
      まず彼に「ホームページ作りなよ」って言われた
【ヤマモト】へえー なんでまた「ホームページ作りなよ」だったんだろ?
【たかなべ】僕が初任給だか初ボーナスだかでmacを買ったばっかで
      触って楽しむのとデザインの勉強を兼ねていろいろうでっちに聞いてたんだけど
      なんか簡単な目標として設定してくれたんじゃないかな?
【ヤマモト】勉強を兼ねてか なるほど
      じゃあ、内なる欲求は あまりなかった?
【たかなべ】うーん、たしかに、「オレ、世間に発表したいこととかねえし!」とかゆってた気がする
【ヤマモト】w それが14年も続いてるんだから すごいね
【たかなべ】あ、でも、最初のサイトはラヴフールじゃないから、1年で終わってる
【ヤマモト】うんうん ミニ小説とか書いてたよね? コラムみたいのとか
【たかなべ】え? う、うん(絶句)
【ヤマモト】あ、触っちゃいけなかった?w
【たかなべ】・・恥ずかしいだけです
【ヤマモト】おぼろげだけど覚えてます
      なんかメガネ青年と地球と虹とか描いてあったような記憶
      曖昧だけどね
【たかなべ】ひゃっひゃっひゃっ
      今でも戒めとして、公開されてるんだけどね
【ヤマモト】え?そうなの?w 見てええw
      あとでこっそりURLを教えてもらおう!w
【たかなべ】ははは
      最初のサイトはhome:takanabe hiroyukiと言って
     「僕の発信基地!」みたいなイメージだった
【ヤマモト】アドレスは?w
【たかなべ】プロバイダごとなくなったけど http://www.bremen.or.jp/takanabe/ ラヴフールと一緒
【ヤマモト】bremenなつかしいなあ
【たかなべ】元住吉ブレーメン商店街ってあって、そこのプロバイダ
【ヤマモト】はてなの前 ヤプー使ってなかったっけか?
【たかなべ】うんうん! ヤプーズ
【ヤマモト】ヤプーズ うん そうだよね
【たかなべ】あれ、デザインがmacっぽくて好きだったな。なくなっちゃったから仕方なくはてなにした
      ヤマモトさんも言ってたけど、そもそも個人サイトがすごい少ない時代だったので
      サイトを作る=世界に発信!みたいなそんなイメージがあった
【ヤマモト】そうですよね なんか気概みたいなモノがあった。
【たかなべ】だから、なんかお客さんを喜ばせないといかん!みたいな鼻息が荒い感じがあって
【ヤマモト】うんうん
【たかなべ】でも技術はないので、必然的に、絵と文章でなんとかしないといけない
【ヤマモト】絵は自分で描いてたんですか?
【たかなべ】えっと、いちおう、これでも美大出で・・
【ヤマモト】おお そうでした 失敬!w
【たかなべ】で、最初に入った会社で「君、パソコンできる?」って面接で聞かれて
【ヤマモト】はい
【たかなべ】澄ました顔で「ええ、一通りは一応」とかゆって入ったんだけど、全部嘘で
【ヤマモト】www
【たかなべ】イラストレーターフォトショップを仕事しながら覚えたんです
【ヤマモト】まったくできなかった?
【たかなべ】マウス操作ぐらいしかできなかった。そんでmacを買って、慌てて覚えて
【ヤマモト】なるほどー 仕事に役立つように!w
【たかなべ】そういう練習も発表前提でやるとなんかこうがんばるじゃない?
【ヤマモト】そうですね うん
【たかなべ】でも、まだ手が遅いので、それもすぐに追いつかなくなって
      やばい、文章で何とかしなくては!ってなった。
      まぁ、まだ、暇だったんだね。
【ヤマモト】それでサイトの方もテキスト主体になっていったのかな?
【たかなべ】元々、文章はずーーーーーっと書いてたんです
【ヤマモト】macを買う前から?
【たかなべ】小学校の頃から
【ヤマモト】あ、そうなんだ それはすごい
【たかなべ】勉強はしなくてもいいけど、毎日、日記を書いて見せなさいって言うそういう家で。
【ヤマモト】なるほど
【たかなべ】それとは別に、時々お話めいたものを書いたりして。
【ヤマモト】文章を書くのは じゃあ日課になってたんですね
【たかなべ】うん、苦になったことはない。
【ヤマモト】ラヴフールを読んでると 書かれてる内容ももちろんのこと
      その表現力の豊かさに感動することが多いんですけど、
      ちょっと その謎が解けた気がします
【たかなべ】いやいや! 上手い下手は別の話です。
【ヤマモト】じゃあ ちょっと話を戻しますけども
      最初のサイトを立ち上げてそれを1年ぐらいでやめて
      ラヴフールをはじめたわけですよね?
【たかなべ】はい
【ヤマモト】それは 何か心境の変化とか あったのかな?
【たかなべ】えっと、そのサイトのメインコンテンツが毎週1話、お話を公開しますってやつだったんだけど
      はじめたときは100話ぐらい楽勝でしょ!って思ってたんだよね
      でも40話ぐらいで、飽きてきて
      それと「インターネットってそもそもこういう事じゃないな?」とも思い始めてきて
      仕切りなおしたくなった
【ヤマモト】うんうん。仕切りなおしてみてどうでしたか?新しい気持ちに?
【たかなべ】まず、看板が欲しいなって思って、サイトって個人ブランドみたいなものかなって
      そんで、なんか本名以外の自分を代弁する名前をつけようと思って
      「ラヴフール」って名前にたどり着きました
【ヤマモト】たしかカーディガンズの曲名からとったんだよね?
【たかなべ】いや、ちがう
【ヤマモト】あれ?ちがうの?
【たかなべ】最初は「ラヴデリック」ってつけようとして調べたらゲーム会社があって、あ、やめよって。
【ヤマモト】うんうん moonを作った会社だ
【たかなべ】そんでラヴ+何かで5〜6文字ぐらいがいいなって思ってて
      ラヴがポジティブすぎるから、ちょい病的におかしい感じが欲しくてフールになった
【ヤマモト】そうだったのかあ!てっきりカーディガンズ由来だと思ってました!
【たかなべ】あとから一緒だと気づいて詞を読んだら、ただのラヴソングじゃない感じだったので
      ま、いっかって。
【ヤマモト】lovefool。すごくいい名前ですよね
【たかなべ】意味として、ラヴに過剰、みたいな感じにしたかったんです。
【ヤマモト】うんうん 伝わってきます
【たかなべ】delicもそうでしょ? holicもそう。でも、foolはちょっとベロを出してる感じ
【ヤマモト】addictもそうかな 感覚的には
【たかなべ】addictだと首ったけかな?
【ヤマモト】そっか ちょっと違う感覚になっちゃうね
【たかなべ】自分と真逆のイメージを付けたかったんだよね。
【ヤマモト】自分と真逆のイメージ?くわしく!
【たかなべ】自分の分身としての名前をつける時に
      自分より偉いとかすごいとかってイメージの名前をつけるのは嫌だってのがあって
      でも将来的には成長して欲しいという願いもあると。
【ヤマモト】ああ、面白い話だなあ
【たかなべ】そうしたときに規模とか偉さじゃない軸で
      自分を拡張して掛け算になる言葉をぶつけたかった
【ヤマモト】うんうん
【たかなべ】そんで、かつ、一生自分に関係するであろうイメージを貫く言葉であると。
      半分はきっとラヴだなって思って
      それを翻しつつ、掛け算になるようなフールをかけあわせた
【ヤマモト】それさー すごく面白い
【たかなべ】ベロがちょっと出てるって言うのはそういう意味。
      その頃、たしかコーネリアスがデビューして、
      自分のTシャツに「小山田圭吾」って書いてあったら嫌だけど
     「cornelius」なら大丈夫とかゆってて共感した覚えが。
      Tシャツとかロゴとか作りたかった。
【ヤマモト】サイト名であると同時に 屋号みたいな感じでもあるわけだね
【たかなべ】はい、実際屋号でした
【ヤマモト】名刺にも印刷してたんでしたっけか
【たかなべ】5年ぐらい個人事業主だった時があって「ラヴフール」で登録してました
【ヤマモト】正真正銘の屋号だったわけっすね
【たかなべ】公共の郵便物に書いてあると、けっこう面白かった
【ヤマモト】w サイトの方のラヴフールは最初に立ち上げてから 
      これまで何か変わった部分ってあります?
【たかなべ】フォーマットは驚くほど変わってないな
【ヤマモト】うんうん
【たかなべ】日記+ニュースリンクは13年前からいっしょ
【ヤマモト】13年前から スタイルが確立されてるってすごいよね
      揺らぐことなく
【たかなべ】でも文体や関心はどんどん変わってると思います
【ヤマモト】たとえば どのように?
【たかなべ】homeの時は店の中に僕が待ち構えていて
     「今から面白い話をします」って感覚だったけど(しかも面白くない)
      ラヴフールは、「移ろい」を大事にしようと思って
      風化していくことを前提に考えるようになった
【ヤマモト】風化していくこと・・・それは面白いな
【たかなべ】僕は工業デザイン出身なのでエバーグリーンなものに憧れがある一方で
      広告みたいな、一期一会なものにも憧れがあって
【ヤマモト】うんうん
【たかなべ】homeとラヴフールの違いはそこかもしんないなって今思った
【ヤマモト】なるほど 興味深いっすね
【たかなべ】サイトを作ったきっかけは、うでっちのほかに同じく同期のspinnがいて
      しばらく知らなかったんだけど彼は個人サイト黎明期のスターらしくてね
【ヤマモト】そうなんだ すごい人脈というか偶然というか
【たかなべ】その後やって来る、テキストサイト文体の完成形を多分作ってたんじゃないかなぁ
      で、彼のサイトのコラムも固体的なものから流体的なものに変わっていった時期で
      そこにも強い影響を受けたんだと思う
【ヤマモト】そういう時代の空気みたいなものもあったのかな
【たかなべ】あったのかなぁ
      とにかく楽しかったのは間違いないな
【ヤマモト】ラヴフールで言うと 立ち入りづらい質問になるんだけども
      かなり長い間 プライベートモードになってた時期があったじゃないですか
【たかなべ】あったねえ
【ヤマモト】で、もう開かれることはないかな?と半ば諦めかけてたんだけども
      突然再開して感動したわけですが
【たかなべ】感動って! そんないいもんじゃない
【ヤマモト】いや、感動しましたよマジで
      感動した人、いっぱいいると思うよ
      心配してたし!
【たかなべ】えっと、あ、ありがとう
【ヤマモト】その辺の心境の変化というか 環境の変化というか
      その辺りは うーん どこまで聞いていいのかわからないんだけども
【たかなべ】うーん・・・
      抱えるものが増えすぎちゃったのかなぁ
【ヤマモト】うん
【たかなべ】30代半ばにもなると、ただがんばって向かっていけばいいってだけじゃなくて
      何かを得るために何かを捨てる覚悟がいるのかもしれない
【ヤマモト】うん そうかもしれないですね
【たかなべ】お手玉に例えるのもおかしいけど「その玉、ホントに重要?」っていう
【ヤマモト】回していく上で取捨選択が必要になる
【たかなべ】うん、ひと呼吸置いて考えたかったんだと思う
【ヤマモト】その上でまた、外に向けて発信する決断を下した理由は何かあったんですか?
【たかなべ】んー
      外に向けて、という意識はもともとあまりなくて
【ヤマモト】あー そうなのか
【たかなべ】単純に季節が一巡して、去年とかなり違うところに自分がいて
      どうにかして歩き出さないといけないって時に
      新しい原稿用紙をめくった感じ
【ヤマモト】なるほど
【たかなべ】訳わかんないよね
【ヤマモト】いや わかるよ
【たかなべ】そう?
【ヤマモト】読者の人がわかってくれるかわかんないけどw
【たかなべ】ただのチャットだからいいか
【ヤマモト】うん
      ラヴフール、思い入れありますよね?
【たかなべ】うん、もちろん、ないことはないけど
      再開後は、それ以前と結構違う
【ヤマモト】そうなんだ
【たかなべ】サイト以外の何が一番大事か知ってる
【ヤマモト】うんうん
【たかなべ】言い方を変えるとラヴフールは一番じゃない
【ヤマモト】再開前と再開後で そこが大きく変わったんですね
【たかなべ】はっきりと変わったのはそこかな
【ヤマモト】上手く言えないけど 正しいと思うな
      俺もファナティクスが一番じゃなくなった
【たかなべ】うん
【ヤマモト】なにか きっかけがあって そこに気付けたのは大きいね
【たかなべ】大きいのかなー
【ヤマモト】大きいよ すごく大きいと思う
【たかなべ】変化の幅は大きかったかな
【ヤマモト】じゃあ、今後のラヴフールはどうなっていくかな?
      変わらないのか 変わっていくのか。どう思います?
【たかなべ】正直に言うと展望はないんです
      あと続けることも全然目標じゃない
【ヤマモト】ある日突然、無くなってしまうこともありえる?
【たかなべ】うん。
     「なくなる」ってのがみんなから見えなくなるって言う意味なら
      明日でもありうるな
      でも考える場所としてのラヴフール
      生きてる限り、どっかにずっとあると思う
      それはサイトじゃないかもだけど
【ヤマモト】それはきっと子供の頃の日記の延長線上なんだろうね たかなべさんの中で。
【たかなべ】そうだったんだけど、今はちょっと手紙成分も入ってる
【ヤマモト】誰かに宛てた手紙ってこと?
【たかなべ】そういうこと
【ヤマモト】そっか
【たかなべ】具体的なメッセージじゃないんだけど
      点をつないで星座を描くようなそういう手紙
【ヤマモト】それじゃあ ホントはもっと音楽のこととか、憧れのサイトとか 
      いっぱい訊いてみたいことはいっぱいあるんだけど
      最後に個人サイトのあり方について、たかなべさんなりに思うことがあれば
      参考までに聞かせてください
【たかなべ】インターネットに限らずいろんなメッセージの発信の仕方があって
      そこでしか言えないこととかそうすると伝わりやすいことがあるから
      きっとブログだとかSNSだとかTwitterとかが流行っては
      廃れたりしてるんだと思う
      大体が一過性のものとしてなくなったり忘れられたりするんだけど
      ふと思ったことを人に見せられる形にパッとまとめるとかって
      実生活の上ですごい大事な技術だと思うから
      ふだん、コミュニケーションがあまり得意でない人ほど
      その実験とか訓練に向いてるんじゃないかな
      僕は、自分がコミュニケーション下手なので、特にそう思うし
      インターネットによって、補ってもらった部分が多いので
      やってよかったって思います。
      お金もかかんないしね。
【ヤマモト】なるほど
      それじゃあ 最後にもう1つだけ
【たかなべ】はい
【ヤマモト】トップページがずっと、lovefool part28のままですが
      part29になる予定はありますか?w
【たかなべ】ははは、そこ?
      それは、ロゴデザインを変えた回数ってだけだから
      また気が向いたら変わります
【ヤマモト】おお!楽しみにしてますね!
      それでは 今日は長々とありがとうございました!
【たかなべ】はい、こちらこそ、ありがとうございました

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2010-05-06

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2010-05-05

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2010-05-04

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