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2010-11-30

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2010-11-29

映画「千と千尋の神隠し」

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千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2002-07-19)
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宮崎駿監督作品は、いつもすごいなーと思う一方で、あまり好みではないと思い続けていたんですが、最近のここ何作かはけっこう好きで、その転機になったのは「千と千尋」なんじゃないかと思っています。


映像のリッチさ、映画としての完成度という意味では「千と千尋」は最大限にゴシックになった作品だと思うんです。そういう意味では公開当時はおなかいっぱいになりすぎてあまり好きではありませんでした。


でも主人公の女の子「千尋」が今までの宮崎作品に比べて「美人な聖女」という切り口でないところに引っかかりました。これは続く作品「ハウル」「ポニョ」においても同じで、見た目は美しくはなく、扱いもややモンスターに近い。だからこの3作に訪れた変化というのは「女性の描かれ方」の変化だと思うんです。


見た目も不定形な女性主人公が、見た目同様いろんな扱いを受けながら、神話的なあっち側の世界に行きかけて、自力で帰ってくる話。かなり抽象的ではあるんですが同時に「成長もの」としての普遍性を持っているので、すごい評価をされているんじゃないかと思います。現在も日本で公開された映画の興行成績では一位になっているそうです。


親が必ずしもいい大人として描かれていないのも面白いです。親の暴走と強欲からストーリーが始まって、そのつけを娘が社会の縮図とも言える風俗で働いて返す、それ以外の方法ではその世界で存在することが許されないし、生きて帰ることもできない。奇跡的とも言える努力の末に親と人生を取り戻しても、親はそのことに全く気づいていない。世代間の問題を皮肉っているようにも見えます。


ハウル」「ボニョ」に至っては物語の形さえ崩壊しているのですが、その結果としてその女性のある種の不条理性と母性、そして神話的な比喩が同時に強調されています。若手の監督の作風が人生経験とともに変わっていくのはよくあることですが、大御所になってからの、そういう大きな変化というのはとても興味深いです。



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2010-11-28

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2010-11-27

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2010-11-26

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2010-11-25

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2010-11-24

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2010-11-23

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2010-11-22

CD「ANYTHING GOES!」大黒摩季

|  CD「ANYTHING GOES!」大黒摩季を含むブックマーク

生まれて初めて大黒摩季の曲にお金を払いました。絶賛放映中の「仮面ライダーオーズ」の主題歌です。ここ何作かの仮面ライダーは子供向けヒーロー番組の主題歌の枠からははみ出たものが続いています。聞くと朝から元気がでる感じや疾走感、爽快感は据え置きで、情報の密度だけが異常にアップしてます。この曲の場合はロック調をベースにダミ声のラップ要素とホーンセクションが彩ります。結果として「子供が覚えて歌いやすい」という点がオミットされているんですが、それでもなお魅力が増大しています。


ヒーロー物の主題歌というのは、オトナが子供に目指して欲しい生き方を歌う一方で、その裏返しとして「オトナがついに実現できなかった未来」を歌に託していると思うんです。この歌の歌詞は、仮面ライダーの世界観を借りながらも、子供たちに向けていろんなメッセージを詰め込んでいます。


特にサビの部分では

「Anything Goes! その心が熱くなるもの 満たされるものを探して
Life Goes On! 本気出して 戦うのなら 負ける気しないはず!」

と歌っています。


「本気出して戦え!」とも「勝て!」「負けない!」とも言っていないところが非常にリアルです。人生を賭して本気を出せるものを探しなさい、それが見つかるなら負ける気がしない戦う力が手に入るはずだと言っているのだと解釈しています。


PVでも仮面ライダーの戦闘シーンと共演しているのですが、多くの部分でライダーは劣勢、大黒摩季に助けをもらったあとも結果の勝敗はわからずじまいという演出になっています。つまり仮面ライダーという超人的な力を以てしても結果は保証されていないけど、それでも価値があると思えることで戦えという意味だと思うんです。


主題歌が決まったときの彼女のコメントは「しぶとく生き残っていてよかった」で、40歳のアーティストとしての本音を感じました。実際生き残ったことで僕もお金を払ったわけだしね。PVもシングルもiTunes Storeで配信されているので気になった人はぜひ聞いてみてください。



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2010-11-21

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2010-11-20

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2010-11-19

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2010-11-18

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2010-11-17

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2010-11-15

映画「時をかける少女」

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アニメ版はすでに名作の評価も高いので、今回は昨年実写化された方を紹介したいと思います。主役を仲里依紗が演じていて、彼女はアニメ版の主人公の声優も担当しています。同じ人が同じタイトルの映画の主人公を2度演じているわけです。演じる方も観る方にもめったに訪れない不思議な体験です。


ただ内容はけっこう別物です。原作とも違うし、アニメに比べると割と内容もスカスカなんですが、現代の女子高生役である仲里依紗っぽさという点では、あぁ、こういうリアリティもありかもな、と思わせる力があります。演技が上手い下手の話ではなく、そういう娘がどっかにいそうだな、というリアリティ。「大粒の涙を流しつつ照れ笑い」みたいなシーンが彼女にはとても似合うと思います。


多くのタイムスリップものは「やり直したい過去」「ないことにしたい未来」という誰の人生にもつきものの題材がifとして繰り広げられ、そして人は「今」を生きることしかできないという「運命」を受け入れる強さを身につけたところで物語は収束します。そこで受け止める「切なさ」は、モラトリアムの卒業そのものへの「切なさ」と重なるんだと思います。やり直しが効く若いうちだからこそ、タイムスリップものというお伽話は成り立つのかもしれません。オトナの代わりに女子高生タイムスリップしてあげる本作はその点においてとても象徴的だと思います。



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2010-11-14

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2010-11-13

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2010-11-12

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2010-11-11

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2010-11-10

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2010-11-08

コミック「万祝」望月峯太郎

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天然っぽい女子高生が祖父の残した海賊の宝の地図を辿って冒険に出るという現代劇です。


海賊漫画と言えば「ONE PIECE」があまりに人気&有名ですが、「万祝」も負けずに娯楽大作の在り方としてかなり好きです。割とややこしい、じめっとした話を書きがちな望月峯太郎作品の中で、1,2位を争うほど単純明快な少年誌的ストーリーを目指している感じも好感が持てます。オルタナティブの王様が、本来の意味を逆転して王道を目指している感じとでも言いますか。


望月峯太郎の作品の登場人物は誰も行動原理がはっきりしていて、それは異常な執着心だと思います。物語において「決定的な何かを奪ってやること」で登場人物たちは「それを求めてもがき行動する」のだとどっかのえらい作家が言ってました。そのこだわりに対してのアプローチや視点の違いが、登場人物の数になり、多層的に物語を転がしていくのだと思います。この作品では「海のロマン」に対して、いろんな登場人物が向かい合っている気がします。それは「海賊」という言葉から受ける印象そのもののように「未知」で「猥雑」で「とてつもない奥行き」が感じられます。


人はひとりでは超えられない限界があることに恐れるあまり、安易なスリルを求めることがしばしばあります。安全を保証された状態で「死」の輪郭に触れたい欲求。「ジェットコースター」や「ホラー映画」に始まり、「バンジージャンプ」「スカイダイビング」、中級で「インド旅行」に発展したりします。でも恐らくそれらは代用品で、生を賭してまで執着したいテーマが見つかるまでの、言ってみればモラトリアムなのだと思います。


万祝に出てくる登場人物たちは漫画的に多分に記号化され、ある種の演劇的な見え方をしてはいるんですが、例えばこれが仮にドキュメンタリーなんだと思って読んでみると、あぁ、そういう人生も悪くない、どころか、体が動かずにはいられないそんな目的(テーマ)を持っていることが、人間としてというよりひとつの生き物として単純に力強くて羨ましいな!と思えました。



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2010-11-07

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2010-11-06

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2010-11-05

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2010-11-04

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2010-11-02

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2010-11-01

ドラマ「白い巨塔」

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原作は何度も映像化されている山崎豊子の名作小説です。大手大学病院での権威と正義について、二人の正反対な医者が病院や裁判で戦います。


昇進と権力の掌握に余念がないカリスマ的な天才外科医を唐沢寿明、地味だけど患者一人ひとりに向き合い、正義感に燃える内科医を江口洋介が演じています。


僕は群像劇が好きです。それはすべての登場人物に、それぞれの立場においての正義があって、その衝突によって引き起こされるのがドラマだと考えるからです。「ガンダム」や「ロード・オブ・ザ・リング」がそうであるように、世代を超えて受け継がれる物語というのは、そんな正義の多様性を内包していると考えます。別の言い方をすると登場人物全員に共感できるだけの行動原理があり、「悪人がいない」物語であるのかもしれません。


どんな仕事に携わる人でも、自分がその職に関わる上での正義を持ち、その職でしか通用しない悪を断ち切ろうと日々戦っているのだと思います。でも実際には自分の足を引っ張って見える人、業界にとって害悪にしか思えない人も、別の尺度の正義を貫いていることには代わりがなくて、その人にとっては自分こそが悪かもしれない。そういう矛盾は戦争がなくならない理由と一緒で、古今東西なくなることがありません。正義は人の数だけあります。そして貫ける正義はひとりに1つだけです。


白い巨塔の原作は最初、裁判に到り、患者側が敗れるまでの話で完結する予定でしたが、あまりの反響ぶりに第2部が追加され、裁判がもつれ、カリスマ外科医が死ぬところまでが描かれました。問題提起に対して、死という「罰」が彼に与えられたことでエンターテインメントとしての説得力はより強固になるのですが、僕らが生きる現実はもっともっとシビアで繊細なのだと思います。それを確かめるように僕はこの物語を何度も何度も観直しています。



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