女性セブン

ロリコン殺人犯ゾッとする異常性愛部屋」という見出しに釣られて、
黒磯事件以来、2年半ぶりぐらいで女性週刊誌を買いました。
http://www31.ocn.ne.jp/~takatakaya/kanon8-31.htm
↑この時は週刊女性AERAの記事について取り上げてます。
では、女性セブン4/1号から、野木容疑者の部屋の様子。

敷かれていた布団のそばにうず高く積まれていた、おびただしい少女ビデオ、DVDの数々。
童顔で巨乳の少女たちがあられもない姿で男性と絡みあい、全裸に近いコスチュームで登場するものや小学生ばかりが、水着や、普段着であどけなくポーズを取るマニア向けの写真集や雑誌の数々。
さらには全裸の生々しい少女の人形(フィギュア)などもあり、
〜略〜
逮捕後に捜査員が押収したこれらの性愛グッズは数百点にのぼり、80冊以上のロリコン雑誌を含め、ダンボール箱25個ともなった。

さて、それでは突っ込み開始。
童顔で巨乳の少女っていうのは何歳ぐらいなんでしょうか?
ロリ系モデルさんってのはいますし、男と絡んでるんだから普通に考えれば18歳以上でしょう。
小学生というのは水着や、普段着ポーズってのはマジ物ですかね。
全裸の生々しい少女の人形ってのがスーパードルフィー(以下SD)で、
文春にあった少女の衣服ってやっぱりSDのでしょうね。
仮にロリコン雑誌というのをB5の写真雑誌と仮定すると、10号サイズの箱だとしても3箱ぐらいですかね。
コミック雑誌だと分厚いのがあるので、もう少し増えるかもですが。
DVDとビデオが多いんでしょうね。あとSDだと1体で1箱使ってしまうのではないかと。
あとこのページには、「少女系のコミックや雑誌は数多く市場に出回ってる。」というキャプションがついて、
コミックTENMAやMUJIN(かな?)他、コミック物全5冊、
変態少女時代、BabyFace(かな)他、写真物全3冊の写真があります。



で、高校時代の友人の話

「高校1年のとき少女が登場するゲームにすっごいはまっていて、キャラクター少女のフィギュアまで持っていましたよ。
地元ではあんなの売ってなかったし、たぶんあのころからわざわざ東京に買いに行っていたんでしょう。
〜略〜
今回、部屋からロリコン雑誌が押収されたと聞きましたが、あれも東京の専門ショップで買っていたと思います」

高1というと16歳でよかったんでしたっけ?
そうだと今、野木容疑者が26歳なので、10年前の1994年5月にときメモが発売されてます。
なので、ときメモのことだと思うのですが、ときメモ以前でフィギュアが出た美少女ゲームってありましたっけ。
あと、この友人の話で気になるのは、〜買いに行っていたんでしょう。〜買っていたと思います。で、
東京に買いに行ったとか、専門ショップで買っていた裏付けにはなってないような気がします。


東京の専門学校を卒業したが、アニメ関係の仕事で就職が出来なかった後の話。

イラストレーターとしての道を諦め、夢を捨てていくかのように住み込み先に大量のマンガを残して帰郷した(略)

アニメーターとイラストレーターは違いますって突っ込みはなしでしょうか。
大量のマンガを残してとなってますが、どの程度の量でどんなマンガだったのでしょう?
私は量が多くても普通のジャンプとかサンデー、マガジン系のマンガではないかと思います。
それこそ成人向けマンガなんかを置いていったら、かなり怪しいですし。


さて、それでは今回のキモだと思う部分です。

オタク文化に詳しいフリーライターロリコン系の青年達をこう解説する。
秋葉原にあるロリコン系のお店は、マンガ系、フィギュア系、ビデオ系、ゲーム系の大きく4種類に分かれます。
マンガ系はいわゆる同人誌。健全なものも存在するが、とても商業的には扱えないものが人気です。
つまり幼児体形で陰毛もなく胸もない女の子が主人公で大人顔負けのセックスシーンを繰り広げるもの。
フィギュア系はそんな女の子たちを模型にしたもので安いもので2000円、高価なものだと数十万円のものもあります。
ゲーム系はアニメ化されたもの。
ビデオ系は、ロリコンビデオはあどけない女の子たちの姿を集めたもの、
中には自分の子供をモデルにしている人もいるほどです。
もちろん違法ですが10才ぐらいの女の子の下腹部のアップや行為そのものが収められた商品も1万円程度出せば難なく手に入ります」

……えーと、どこからつっこんだらいいものやら。
ロリ同人ってどうなんですかね。ロリ専門の同人ショップってあるのかなあ。
アキバだと色んな店があるからもしかするとあるかもですが、委託先としては聞いたことがないし。
フィギュア系についてはこの文章だとロリエロ系のフィギュアしかないみたいですね。
数十万円のものってようは等身大のフィギュアですよね。このあたりは買う層が違うと思うけどなあ。
安いもので2000円ってことは「わたおに」については触れてないってことでいいのかな。
ゲーム系はアニメ化されたものっていうのがわからない。
ロリアニメならそれはゲーム系じゃないし、アニメーションするエロゲって訳でもないですよね。
あ、この記事の別の部分でギャルゲーについて書いてたのですが、

ギャルゲーとはギャルゲームの略で、セクシーな少女が登場することを売り物をするゲームのタイプ。
18歳未満は購入、レンタル禁止のものも多い。

例の方と同じようにギャルゲーとエロゲがごっちゃです。
で、セクシーな少女ってことだと、ロリ系じゃないのですが。
どう考えてもつるぺた*1じゃセクシーとは言わないのではないでしょうか。
ビデオ系についてはこれは真性でしょうし、このあたりは所持してるだけでも犯罪ですよね。
このオタク文化に詳しいフリーライターって人も微妙な気がしますねー。


で、幼児性愛について精神科医町沢静夫氏のコメントがあったりしますが、
黒磯の事件の時と違って、犯人の描いた同人誌を読んでのコメントではないので、特に問題はないかと。


なんか今日もだらだらと書いてますが、眠くなってきてるので論理が破綻してるかもです。
それではおやすみなさい。

*1:つるぺた言うな! byはるぴー

オタク

ゲームロボはやっぱりゲームラボだったようで、訂正が入ってます。


ぼーっと考えてて思い出したのが、大塚英志氏のこと。
思い出し方が、
「俺はロリコンじゃない!」→和田慎二先生→プチ・アップルパイ→
かがみあきら先生*1漫画ブリッコ大塚英志
という、なんだそりゃな思考回路ですね。
とはいえ、ロリコンってことだとやっぱりこの人無くては語れないかなと。
ただ今の大塚英志氏ではなく、かがみあきら先生とかが描いていた、オーツカ某の
イメージしか持っていませんが。
大塚氏が編集長をしていたプチ・アップルパイ(美少女マンガ集大成)や
漫画ブリッコ(中森明夫氏がおたくと言い出した雑誌)等。
80年代初期のロリコンブームの元になった人といっても過言ではないかと思います。
実際、私はプチ・アップルパイで描かれていた漫画家さんの作品を追っかけることで、
よりおたく化していった気がします。OUTとかアニメックも読んでましたが。
かがみあきら先生、島田ひろかず先生、星里もちる先生、吾妻ひでお先生、
永野のりこ先生、あさりよしとお先生、水縞とおる先生等々。
とんでもないほどの影響を受けてますねー。
そっから派生していって、ハイパーゾーン、メディウム、まんがアニメック漫画の手帖
WINGS、ホットミルクあたりも読むようになったり。
このあたりからパソコン系にシフトしていって、テクノポリスとかコンプティークとか読んでましたねー。
ホットミルク以外はほぼエロまんが誌は読んでなかったような。


ところで大塚氏の宮崎事件や神戸の事件のコメントは読んだことがありますが、
今回の事件に対してのコメントは見たことがないので、言及されていたらどなたか教えてください。
とりあえず「おたくの精神史」買って読もうかな。

*1:亡くなってもうすぐ20年になりますね。

女性セブン(追記)

えーと、非常にまずい記事が載っているのですが。
他の雑誌を何誌か見ましたが、その部分には触れてなかったです。
週刊文春の記事より問題がありますし、こちらの方を発売停止すべきではないかと。