違和感について

http://d.hatena.ne.jp/emifuwa/20040822#p1
こちらの弟さんの感じた、ギャルゲーの主人公視点による違和感ですが、最も違和感を感じさせているのは主人公の作り込みなのではないでしょうか。
主人公がプレイヤーと同化するようにしている、パラメーターを上げていくタイプのギャルゲー、例えば「ときメモ」のような、細かい設定を与えられていない主人公。
パラメーターを上げる事によって、個性が出来ていきます。運動が得意なタイプとか理系タイプとか。それによって、なんとなくキャラの性格とか個性がイメージされてきます。でも、選択肢はどんなキャラになっても同じだったりするので、違和感が出てくるのではないでしょうか。
そういった元が汎用的なタイプの主人公に同化するのは、人によって難しいのではないでしょうか。
で、キャラの基本的な個性・設定がきっちりしているゲームについては、役になりきることで、同化することが可能です。例えば、サクラ大戦の大神少尉とかですね。
また、役になりきるという意味では、なぜシナリオの本質である過去の事件を、プレイヤーが知らないかというのを、その時の事を覚えていないということにしてうまく消化した、Kanon相沢祐一*1とかも同化しやすいのではないでしょうか。
そういう意味では、主人公視点のギャルゲーからアニメ・マンガとかになると、汎用的だった主人公でも、きっちり作りこまれたキャラクターとなり、シナリオに合った個性が与えられます。だから言動・行動に違和感を感じないのではないでしょうか。


ちなみに私はそういう主人公視点のゲームをやるときも、主人公に入り込まずに第三者視点で見ています。
このスタンスは本読むときでも、アニメ見るときでもそうですね。そのため、ある程度は主人公の違和感はスルーできます。主人公もキャラクターの一人としてしか見ていないので。
ただ、他のキャラクターにも主人公と同じぐらいの違和感を感じる場合があります。キャラクターの設定が弱かったりして、言動・行動が一貫していないと、キャラクターを理解出来ず、違和感を感じます。

これは人それぞれのプレイスタイルなので、主人公に入る込む方がいいとか悪いとか言うわけではありません。念のため。


で、ここから本題の二次創作に展開していくのですが、今日はここまで^^;


追記:こんなスタンスなので、私はエロ妄想に自分を参加させないタイプです。

*1:相沢と入力したときに違和感無く「こうへい」という名前が出てきました。ONEの主人公が浩平という名前だからかなと思ったのですが、軽シンの主人公、相沢耕平のようです^^;>違和感がなかった正体

POPの件。

http://d.hatena.ne.jp/syana22/20040826
ほとんどまとめてくださっているので、私の方からはこのエントリーで、この件は一応終了します。
私がまだ現役の書店員であれば、150冊売ったことより、150冊確保できたことに嫉妬を感じますね。
現在のようにネットの口コミが発達していると*1、どこの店に積んでいた、どの店ではなかったというのがすぐに伝わります。やっぱり手に入る店に行きたいですからね。
すぐに注文品が入ってこないようなダメダメ流通が本なので、品切れを起こさないことが大事で、150冊を売りつづけられるだけの入荷数が確保出来ることは、担当者の頑張りですし、凄いと思います。
営業とのパイプが太いのでしょうし、自分の店に合う商品を見る目もあるのでしょう。そういう意味で、商売としては間違っていないですし、成功でしょう。
ただ、POPと売り方は、あまりよくないと思っているだけです。
というわけで、終了。


syanaさん、お忙しい時にお手数かけて申し訳ありません。
原稿頑張ってくださいませ。


追記:下のエントリーに書いてる通り、二次創作話はやりますよ。
オタと腐女子の考え方とか、原作に対する扱いとか、アンソロについてとか。
http://d.hatena.ne.jp/XQO/
↑も参考にさせていただきたいと思います。


書店員時代、ふゅーじょんぷろだくとの「ルナティックパーティー」を低学年の女の子に買われそうになったことがありました。18禁マークもついてないので、説得するのに苦労しました。
エロコミックの棚と一般コミックとの境あたりに積んでいたのですが、後で場所をエロコミックの中の方に変更したうえで、18禁シールを貼りました。
ちなみに、女性向けアンソロジー(キャロット出版とか)は完全に別の棚に置いてました。

*1:私が現役の頃はニフと草の根ぐらいでした