書評:『日と米』(幻冬舎)『爆笑問題のニッポンの教養ー宇宙人はどこにいるのか?「惑星科学・井田茂」』(講談社)/爆笑問題

爆笑問題つながりで2冊まとめて書評。

日と米―日本史原論

日と米―日本史原論

「日本史原論」シリーズ最新刊。
しっかりと漫才として成立するネタ文として書かれた展開はさすが。「読んで楽しめる」漫才と、しっかりと多くの書籍・資料にあたった上で作られた内容はただの教養本なんかよりよっぽど楽しめて頭に入ります。爆笑問題が多くの冠番組を持てる理由は、太田光のこうした幅広い知識の裏づけと少々ダークなギャグセンスのなせる業といえるのかもしれません。通勤本として2,3日もあれば読み終えてしまう分量ですが、十分読む価値のある一冊です。NHKの放送を書籍化したシリーズ本の一冊。惑星科学という分野や、コンピュータシュミレーションによる検証は興味深い分野であったし、ゲストの井田茂さんの研究室のすっきりさも意外でよかったのだが、いかんせん、きっとテレビ放送でこのやり取りを観ていたら面白かったのだろうけど、書籍としてはいまいちだった。せっかくの専門家とのやり取りなのに、その魅力を引き出しきれていないかんじ。事前に十分に推敲された会話でもないので、爆笑問題ならではのきわどいギリギリさのブラックな突っ込みも物足りない感。この内容で760円はちょっと高いです。

書評:『シスタン〜システム担当者を雑用係と呼ばないで〜』きたみりゅうじ/アスキー

シスタン ~システム担当者を雑用係と呼ばないで~

シスタン ~システム担当者を雑用係と呼ばないで~

きたみりゅうじ最新作。まぁ相変わらずといえば相変わらずなのだけれども、IT業界に身をおく人間の無常が描かれています。今回は中小企業ではよくある兼任でのシステム担当者がテーマ。
SEをやっていると色々な会社のシステム担当者と一緒に仕事をすることになるわけですが、まぁたしかに会社によってシステム担当者の置かれた立場は千差万別。この本で描かれているようにほとんど雑用係のようになってしまっている人もいれば、ある意味で好き勝手やっているような人もいました。ITをどう日々の仕事に役立てていくのか。ITは現在のビジネスには不可欠ではありますが、あまりITを効率的に使いこなせている会社は多くはないのではないかと思います。
日々のITシステムの運用だけでなく、会社としての仕事の効率化を考えたシステムの導入…。どんな企業サイズであってもきっとシステム担当者の悩みは尽きないはず。なんで本でまでそんなツライ仕事の話をよまなきゃならんのかとも思いますが、これがまた他人事なら楽しんで読めることろが不思議ですねぇ〜(;´∀`)

カート@新東京

もぅ先週の土曜日の話ですけど…。行ってきました。雨の中…。

何週走ったのか、ベストタイムがどれくらいだったのかもよく覚えていませんが…まぁ雨はつらいっす…。
写真・映像を撮ってくれたK村さん、ありがとうございますー。
また、寒い中お付き合い頂いた保護者?の皆様もありがとうございますー。
初めてのカートなのに雨だった悲惨な皆様、これに懲りず今後もよろしくおねがいしますー。