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2008/03/31 (月)

[]でりばり?

トゥルルルルル…

私「はい」

男「…あ、あのー、でりばりーおねがいしたんですけどー」

私「…お間違えだと思いますよー(^_^;)」

男「あー、そーですか…(がっくし)」

ガチャッ。

何をでりばろうとしていたのかな?ちみは。まー確かにうちの番号はそう意訳できないこともない番号なんだけどさ。

[]たばこ。

どんなに美人でも、タバコを吸う人とはお付き合いしたいとは思いません。きっと、そこまでではなくてもタバコを吸うというだけで興味が冷めてしまう人はある程度いるんじゃないかと思っています。私の場合は、たばこの煙はもちろん嫌いなのですが、なんといってもタバコの臭いが耐えられません。どうしても臭いは残ります。きっと、タバコを吸っている本人は全く気がつかないと思いますが、タバコを吸っている人とは話しているだけでも分かります。

体に悪いとか、副流煙だとか色々ありますが、そういうことはおいておいたとしても、タバコのせいでせっかくの出会いの機会をわずかだとしても失っているとしたら、もったいないことだと思っています。きっと、タバコを吸う人はタバコ部屋での交流の価値を訴えるんじゃないかなと思いますけれどもね。ま、単純に好きか嫌いかというだけの話です。

2008/03/30 (日)

[]ここだけの話…

都民共済にさえ入っていれば、都民共済のブライダルプラザで結婚指輪や婚約指輪を相場のおおよそ半額で買えます。ははは。

知っている人は知っている。知らない人は…ま、知らないままでいたほうが幸せ。

愛は金額じゃない!よね?

2008/03/29 (土)

[]できることでも、まかせる

仕事においては、たとえ自分ができることであっても、他の人・他の組織・他の会社にまかせることがある。

自分でやってしまえば、100%自分でコントロールすることができ、コストもかからない。

他にまかせれば、意思疎通を図って認識を共有させていく必要があるし、コストもかかる。

しかし、だからといってすべてを自分でやるわけにはいかない。自分が出来る範囲には限度がある。そして、自分が出来ることであっても他にまかせることによって、自分は「今、自分が出来ないことを出来るようにする」ことに時間を割くことが出来るようになる、ということでもある。

分業という仕組みがどこまで細分化するべきなのか、それは仕事の内容や業界などによって異なるだろうが、できることでも、まかせることには意味がある。

2008/03/28 (金)

[]書評:『ダーリンは外国人 with BABY』小栗左多里&トニー・ラズロ/メディアファクトリー

私は立ち読みで満足しようとしていたのだが、気がついたら奥様が購入していた(^_^;)。

ダーリンは外国人 with BABY

ダーリンは外国人 with BABY

ダーリンは外国人」の著者、小栗左多里さんとそのダーリンことトニー・ラズロさんの間についにベイビィが誕生。きっと妊娠中の奥様は買わずにはいられなかったのだろう。立ち読みでは飛ばして読んでいた部分もじっくりと再読。基本的に、妊娠するまでの苦労はすっとばして、妊娠中のあれこれと、生まれてからのあれこれが中心。絵がいいですね、ほのぼのーっとしていて。二人の間に生まれるとしたら男の子だろうなぁとイメージしていた著者には、しっかりと男の子が誕生。夫の呟きコラムもいいかんじです。

ちなみにですが、我が家のベイビィは13週目に入りましたが、まだ性別不明でございます。奥様は男の子の気がするーといっておりますが、どうでしょうね。

[]書評:『魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge』森博嗣/講談社文庫

古典的ミステリィ作品ともいえる王道的なミステリィに仕上がった一冊。

魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)

魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)

アクロバット飛行中の二人乗り航空機。高空に浮かぶその完全密室で起こった殺人。エンジェル・マヌーヴァと呼ばれる宝剣をめぐって、会場を訪れた保呂草と無料招待券につられた阿漕荘の面々は不可思議な事件に巻き込まれてしまう。悲劇の宝剣と最高難度の密室トリックの謎を瀬在丸紅子が鮮やかに解き明かす!

四季シリーズから逆行している私としては、やっと本作でエンジェル・マヌーヴァと各務亜樹良の登場を迎えた感じ。本作のような、絶対的に限られた空間・組み合わせにおけるトリックとしてはもはや本作におけるやり方しかないと思うのだが、まぁそれはそれということで、本作では瀬在丸紅子がしっかりと謎解きをやって締められているところがよい。

めずらしく、最初から最後まで小鳥遊練夢がその趣味の世界を明らかにしない?貴重な作品でもあります(^_^;)。

2008/03/26 (水)

[]製品を作り出す仕事と顧客に売る仕事

もちろん、売る製品がなければ話にならないわけだけれども、売ってくれる人がいなくては製品の価値はない。

ただ、製品を作り出すことが出来る人に対して、製品を売ることが出来る人は多いので、相対的に重要視されるのは製品を作り出す仕事が出来る人の方だ。

強い会社というのは、当然の結果として製品を作り出すことが出来る人を重視しつつも製品を売ってくれる人の満足度を維持し、かつその両者の間に情報伝達の流れが維持され、現場の声が製品にフィードバックされる確立された仕組みを持つ会社だと思う。

[]書評:『謎の会社、世界を変える。エニグモの挑戦』須田将啓・田中禎人/ミシマ社

株式会社エニグモ(http://www.enigmo.co.jp/)の共同最高経営責任者の2名が自社のベンチャーとしてのこれまでの挑戦を綴った1冊。とはいえ、エニグモは現在でもまだ従業員数34名(ウェブサイトより)のベンチャー企業だ。そうした現役バリバリのベンチャー創業者CEOである2人が書いた作品だからこそ、本書はベンチャー創業の生々しさが伝わってくる。日本におけるIT起業の起業物語として、技術力ではなく企画力で戦うエニグモのやり方は非常に独特で、だからこそ、本書もまた読む価値が非常に大きい。

謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦

謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦

  • プロローグ
  • 第1章 起業前夜
  • 第2章 エニグモ誕生!
  • 第3章 世界初第一弾 バイマ、オープン
  • 第4章 失意からの挑戦
  • 第5章 世界初第二弾 プレスブログ
  • 第6章 世界初第三弾 フィルモ
  • 第7章 世界へ
  • エピローグ

博報堂で働いていた2人がバイマの企画を思いつき、そしてエニグモを創業する場面から本書は始まる。技術や財務など、それぞれを担当するメンバーを巻き込んでエニグモはスタートするが、非常にしんどい産みの苦しみを経て、エニグモは立ち上がっていく。技術力ではなく、企画力で勝負するエニグモはシステム開発を外注するわけだが、おきまりのパターンともいえる?苦労を経ることになる。

国内・海外のバイヤーと購入者を結びつける仕組みをネット空間に作り出し、オークションともオンラインショッピングとも違う時空的な隔たりを超えた買い物の仕組みを作り出したエニグモのビジネスモデルは本書でも多くの人が評価しているように、非常に優れていると思うのだが、同社の凄さはもちろんそのビジネスモデルを考え出したこともあるのだが、最大の凄さはそのビジネスモデルをシステムの形とし、さらにそのシステムをしぶとく運営し続け、『ゆっくり育てて大きく刈り取る』(本書p.146)ことにしたことだろう。そして、さらに短期で立ち上げられる、当面の利益を生み出すサービスとしてプレスブログを立ち上げる。そうした企画力の強さ、そしてそれを形にする実現力はエニグモ最大の強みといえるだろう。

ベンチャーの起業を志す人はもちろん、仕事をすることの楽しさを忘れてしまったすべての人にとって、きっと読む価値のある1冊だ。

ちなみに、本書はミシマ社という、これまたベンチャーな小さな出版社から刊行されている。そんなところにも、エニグモ創業者2人の志を感じる。

2008/03/24 (月)

[]マレーシアGP:予選+決勝

初戦のオーストラリアGPの大荒れに比べると、拍子抜けなほど淡々と進んだマレーシアGPでした。

順位表

1位はKライコネン。予選2位から、しっかりと最初のピットインがFマッサより1週後であることを活かして確実に逆転。その後は淡々と最後まで走りきってチェッカーを受けた。予選1位という絶対的有利な立場を得たFマッサは最初のピットインでKライコネンに逆転されたところまではまぁ想定の範囲(^_^;)だったが、その後まさかの単独スピンでグラベルに乗り上げてジ・エンド。強く後ろからプッシュされていたわけでもないのだが、なにやってるんだか。Kライコネンを得ているフェラーリが来シーズンのドライバーラインナップをどうするのか、このままでいくとFマッサの立場はあまり確実なものものではなくなってしまうかもしれない。

2位は予選6位からジャンプアップしてしっかりとポジションを守りきったRクビサ。Fマッサのリタイアによって棚からぼた餅な2位ではあったものの、本人にとってこれまでの最高位。おめでとう。チームメイト、Nハイドフェルドも6位入賞。下馬評では今年はあまり評価が高くなかったBMWだがやはりBMWはBMWだったようだ。

3位はHコヴァライネン。予選3位からタイムアタック妨害によって5グリッド降格させられたものの、しっかりとポジションを取り戻しての表彰台。2戦連続でポイントを獲得、2戦目にして表彰台に上ったことにより、だいぶハミルトンと比較されることによる見えないプレッシャーからはこれで開放されることになるだろう。Lハミルトンは最後の最後でJトゥルーリに喰らいついたものの抜くまではいたらず5位。あと1週あればきっと順位は逆転していたはずだ。とはいえ、5位は5位。また、ここで失った1ポイントに泣くことがなければよいのだけれども。

4位はなんとトヨタのJトゥルーリ。予選5位ながら、予選3位・4位のマクラーレンコンビがそろって5グリッド降格になったことにより得た3番手ポジションを守りきることはできなかったものの、去年は最高でも6位までしか行かなかったトヨタに4位の結果をもたらしたのはさすが。Rシューマッハが去ってJトゥルーリも正直やりやすくなったのだろう。この調子で3位争いにトヨタが絡んできてくれると今年は面白くなりそうだ。チームメイトTグロックは2戦連続でリタイア。運がないこともあるが、運も実力のうちだ。

7位はレッドブルのMウェバー。2台ともリタイアに終わったオーストラリアGPに対して、マレーシアではMウェバーが7位、Dクルサードが9位とまぁまぁの結果。とはいえ、レッドブルとしてはこの状況は受け入れがたいだろう。中盤の団子から抜け出すチームがどこになるかが今年の見所の1つではあるが、トヨタにその立場を持っていかれるのを指をくわえてみているレッドブルではないと思うのだけれども。

8位はFアロンソ。現状のルノーのマシンで2戦連続でのポイント獲得はやはりアロンソだからこそだろう。とはいえ、チーム名とのNピケJrも11位という結果。やはりFアロンソにはマクラーレンに対してグリグリやってもらいたい。

以下、ホンダは結局10位に落ち着いたJバトンと今回もピットスルーペナルティを喰らった13位Rヴァリチェロ。フォースインディアGフィジケラが意地の12位。オーストラリアの栄光は一瞬で終わったNロズベルグが14位、中島一貴は17位。まだ冬季テスト中のスーパーアグリは15位Aデビッドソン、16位佐藤琢磨トロロッソの2台は仲良くリタイア、フォースインディアAスーティルもリタイア。

ドライバーズポイントランキング

2戦目にしてハミルトン独走だと面白くなくなるので、まぁよかった。

コンストラクターズポイントランキング

Fマッサの2戦連続ポイントなしのダメージはフェラーリにとっては痛いだろう。

2008/03/22 (土)

[]書評:『夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show』森博嗣/講談社文庫

タイトルも、内容も、いい出来。満足。

夢・出逢い・魔性 (講談社文庫)

夢・出逢い・魔性 (講談社文庫)

Vシリーズ第4弾。久々に素直にミステリィとして読み応えのあった作品。Vシリーズの主要なキャラクターの個性も十分に活かされており、小説として映像的に十分楽しむことが出来た。

20年前に死んだ恋人の夢に怯えていたN放送プロデューサが殺害された。犯行時響いた炸裂音は一つ、だが遺体には二つの弾痕。番組出演のためテレビ局にいた小鳥遊練夢は、事件の核心に位置するアイドルの少女と行方不明に……。繊細な心の揺らぎと、瀬在丸紅子の論理的な推理が際立つ、Vシリーズ第4作!

森作品においていつものことではあるのだが、表面的なミステリィとその裏側にある(そして、おそらく著者としてはこちらこそが本筋であるとイメージして作品を書いているのではないだろうか)著者の思いを登場人物の言動によって訴えている?ような部分。そのバランスがよく、ミステリィとしても場面転換や映像的な場面の映像がイメージしやすい展開で面白い。

私としては、前作がちょっと面白みが欠けていただけに、本作は逆に楽しむことが出来た作品でした。

[]BitVisor

産官学連携の「セキュアVMプロジェクト」が国産セキュア仮想マシンモニター”BitVisor”開発初期版をリリースしました(※リンク先はPDF)。筑波大学を中心として、国内システムベンダー各社やソフトイーサ社などが参加したプロジェクトによる最初の成果が公開されたことになります。

それにしても、仮想化はこの数年ですっかり特別なものではなくなりました。BitVisorもCPUなどの仮想化支援機能を利用することによって、コード量をわずか20000行に抑えています。

BitVisorはIntel-VTが必須、将来的にはVT-dなどの各種仮想化技術を必須とする仕様となる見込みです。まぁ将来におけるハードウェアリソースは、そうした機能を搭載していることが一般化することが見込まれるため、「任せられる部分は任せる」ことにより開発リソースを集中させているのでしょう。

仮想化といえばVMware, Xen, Hyper-Vの三つどもえの戦いといわれています。BitVisorがそういった意味で、商業的な成功に結びつく可能性はほとんどないでしょう。そうした取り組みに、国が資金を提供することの意味が問われている面もあります。しかし私としては、道路を造るよりは、こうしたプロジェクトに資金を投じ、成果を公開することによって「将来」のなにかにつながる可能性の芽を育てるような取り組みを支えることは価値があるのではないかと思っています。

日本がソフトウェア技術で世界にどのように貢献できるのか。こうした情報が大量に、しかも無償で公開されていることが当たり前になった時代に生まれた世代がどういったアウトプットを生み出すのか、そうしたきっかけになるかもしれないのであれば、それだけでも十分意味のある取り組みであるといえるでしょう。

http://www.securevm.org/

2008/03/21 (金)

[]日々是勉強

色々な分野の、最前線にいる人程勉強をしている。誰に負けないように、とかではなく、自分が納得できるように、日々成長していかねば。

2008/03/20 (木)

[]着実に、すくすくと。

彼女さん改め奥様、現在妊娠12週目。

検診に一緒に行く。超音波診断。おー、いるねぇ、ドクロみたいな頭(by先生)だねぇ、手足もしっかりあるねぇ。

あんまり動いている様子は見えなかったけれども、日々成長しているね。

まだおうちは迎え入れる準備ができていません(^_^;)。

荷物の整理とスペースの確保、入り用なものの準備とかしないとなー。

[]Oracle VM

ブラウザベースで提供されるOracle VM Managerを見ていたら、今や懐かしきVI2.5の頃のMUI(Management User Interface)を思い出した。

そんだけ。

2008/03/18 (火)

[]書評:『θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ』森博嗣/講談社文庫

すでに全巻が手元にあるVシリーズを読み進めながら、現在進行形で文庫版が刊行されているGシリーズを読み進めるという森博嗣疑似マルチタスク読み(^_^;)。

θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ (講談社文庫)

θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ (講談社文庫)

森博嗣作品を乱読し始めるきっかけとなったGシリーズ第1作『φは壊れたね』に続く第2弾。1作目が文庫されてから2作目が文庫化されるまでの間にS&Mシリーズと四季シリーズの全作、Vシリーズを2作、その他色々と森博嗣作品を20作近く読んだという重症患者ぶりだ。

本作は視点さえ間違えなければ、ミステリィとしての複雑さはない。シリーズものの宿命なのだが、主役級以外にも脇役として重要な立場となっている登場人物が増えてくるために、「この人は犯人になり得ない」と簡単に除外できてしまうため、犯人の絞り込みが単作の作品よりも格段にしやすくなってしまう(もちろん、そうした読者の考えの裏をついて…というパターンもアリではあるけれど)。本作はほとんどシリーズの主要キャラクターしか出てこないため、それ以外の「犯人になりうる」登場人物はわずか数人しか出てこない。しかも登場人物のうちの数人が天才型人間であるため、「わかっていたんだけどねー」的な、ちょっと読者としては引き気味な展開。本書はミステリィとして楽しむよりも、最後までどういう流れでストーリーが進められるのか、という展開と、著者が埋め込んだ「あぁ、あの部分はこの部分を暗示していたのね」といった部分を読み解いたり、そしてなんといっても登場人物同士のかけあいを楽しむのがよいだろう。

[]Googleの検索ロジック変更?

ここ数日、だいぶアクセス数が減った。ま、別にどーでもいいか。

2008/03/17 (月)

[]FXロスカット

ここまで円高になるともはや手の打ちようがありません…。ダメだ…。

…ではあるものの、ここでどういう手に出るか、だよなぁ…。強気に行くか、弱気に行くか…。

[]書評:『パラダイス鎖国〜忘れられた大国・日本』海部美知/アスキー新書054

中島聡『おもてなしの経営学』に続くシリコンバレーシリーズ。同じシリコンバレーに住み、その立場から日本を考えた作品であるという意味ではどちらも同じだが、その視点、そしてテーマはだいぶ異なる。

ではあるものの、併せて読むことによってその価値はとても高まる気もするのだけれど。

パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)

パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)

  • 第1章 「パラダイス鎖国」の衝撃
    1. 失われゆく「海外」の輝き
    2. 『HEROES/ヒーローズ』に見る日本人
    3. パラダイス鎖国・産業編
  • 第2章 閉じていく日本
    1. 輸出は「悪」か?
    2. 閉じていく日本のカタチ
    3. パラダイス鎖国という現実
  • 第3章 日本の選択肢
    1. 21世紀の「ゆるやかな開国」
    2. 「豊かさ」の戦略
    3. アメリカに何を学ぶか
    4. 多様性の国を目指して
  • 第4章 日本人と「パラダイス鎖国」
    1. モーレツ社員でもなく、引きこもりでもなく
    2. 雇用慣行が日本人を変える
    3. 「脱・鎖国」の日本人

「パラダイス鎖国」というテーマに、日本人の多くは説明されずとも何か漠然としたものがイメージできるだろう。悪い意味でのパラダイス鎖国、の方だ。しかし、著者はパラダイス鎖国を単に悪いものとは決めつけていない。もちろん、パラダイス鎖国となること、となってしまっていることを良いことだとしているわけではないし、パラダイス鎖国として日本が完全に閉じてしまわないために、どうすべきかということを本書は大きなテーマとしている。しかし、本書は日本がパラダイス鎖国となる理由について多角的に分析し、様々なデータを使いながらその現実を明らかにしていく。

経営コンサルタントである著者がパラダイス鎖国というテーマの中で訴える内容は幅広い。その幅広さについてはぜひ本書を読んでいただきたいのだが、私が最も本書で価値があると思ったのは雇用慣行に関する部分についての著者の提言だ。

p.163

企業は栄枯盛衰するのが当然なのだから、必要なリストラや企業統合を「悪」と決めつけるべきではない。新しい企業を育てるための人材を供給することになるかもしれないのである。そのためには、大企業からベンチャーに行くというパターンだけでなく、あらゆる企業でいつも人が動き、自然に「捨てる神あれば拾う神あり」の状態になっていることが望ましい。そうすれば、いざ新しい産業が動き始めるときに、一気に人を集めることができる。

自分もその階段を登っておいて何言っているの?といわれるかもしれないが、やはり新卒採用という仕組みから変えていくべきなのではないだろうか。エスカレーター的な人生は本人に取ってだけでなく、社会にとってもはや望ましくない状況になってきている。だれもが転職・起業・育児後のカムバックなどを必要としているわけではないかもしれないが、少なくともそうした人たちが普通に取り組むだけで歩みを踏み出すことができる社会が必要だ。

2008/03/16 (日)

[]オーストラリアGP:決勝@アルバートパーク・サーキット

毎年開幕戦は荒れるものと相場が決まっていますが、今年は熾烈すぎ。暑さなど、様々な要因が考えられますが、トラクションコントロールが禁止されたことは意外とダメージは大きいのかもしれません。みなさん、横滑りしたり挙動を乱したりとなかなか大変そう。特にライコネンがスピンしたりコースアウトしたりしたりしていたのはかなり印象的でした。

ポイントランキングは管理がしやすいので、今年からはGoogleドキュメントのみにします。

トップはポールトゥーウィンでLハミルトン。チームメイトHコヴァライネンも5位入賞で計14ポイント。初戦からフェラーリに対して大きなアドバンテージを築いた。

2位にはNハイドフェルド。残念ながらチームメイトRクビサはリタイアしてしまったものの、やはり今年もBMWは上位2チームになにかあるとしっかりと表彰台に絡んできそうだ。

3位にはなんとNロズベルグ。下馬評で「今年はかなりいいのでは」といわれていたウィリアムズだが、やはり今年はかなりいい。新チームメイト中島一貴も6位入賞を果たし、これだけ過酷なコンディションの中、しっかりと2台完走。2台とも完走したのはマクラーレンとウィリアムズだけだというところがレースの過酷さを物語っている。

4位はFアロンソ。入れ替わるようにルノーからマクラーレンに移籍したコヴァライネンと終盤熾烈な4位争いを展開したものの、しっかりとポジションを守りきっての4位はさすが。チームメイトNピケ・ジュニアは予選から全然タイムが出せていなかったこともあるが、やはりアロンソの巧さがこの結果につながっているのだろう。

7位にはトロロッソからデビューしたSボーデが入った。これだけ混乱した決勝をしっかり生き延び、最後には力尽きたもののなんとかポイント圏内を維持したのはさすが。とはいえ、今後も厳しい戦いが続くだろう。

8位はKライコネン。最後にメカニカルトラブルで停止してしまったが、Rヴァリチェロの失格によってなんとか1ポイントを獲得した。初戦からフェラーリは思わぬ苦戦。このまま終わるフェラーリではないだろうが、次戦マレーシアGPも酷暑のサーキットが予想され、おそらくエンジンを載せ替えなければならないライコネンは厳しい戦いが続きそうだ。

レッドブル、トヨタ、スーパーアグリ、フォースインディアは2台ともリタイア。特にトヨタは冬期テスト終盤に勢いを見せていただけに残念な結果。中盤上位を目指すレッドブル、トヨタはここからいかに巻き返しを図るか。次戦以降に期待したい。

2008/03/15 (土)

[]オーストラリアGP:予選

Pos.ドライバーコンストラクターTime
01L・ハミルトンマクラーレン1:26.714
02R・クビサBMW1:26.866
03H・コバライネンマクラーレン1:27.079
04F・マッサフェラーリ1:27.178
05N・ハイドフェルドBMW1:27.236
06J・トゥルーリトヨタ1:28.527
07N・ロズベルグウィリアムズ1:28.687
08D・クルサードレッドブル1:29.041
09T・グロックトヨタ1:29.593
10S・ヴェッテルトロ・ロッソno time
11R・バリチェロホンダ1:26.173
12F・アロンソルノー1:26.188
13J・バトンホンダ1:26.259
14中嶋一貴ウィリアムズ1:26.413
15M・ウェバーレッドブルno time
16K・ライコネンフェラーリno time
17G・フィジケラフォース・インディア1:27.207
18S・ボーデトロ・ロッソ1:27.446
19A・スーティルフォース・インディア1:27.859
20佐藤琢磨スーパーアグリ1:28.208
21N・ピケ・ジュニアルノー1:28.330
22A・デビッドソンスーパーアグリ1:29.059

かなり下馬評を覆す予選結果。とはいえ、これで決勝が面白くなりそうだ。各チームのチームメイト同士がだいぶポジションが違うね。

[][][]仮想化=あとからどうにでもできるように。

VMwareによって仮想化がかなり一般化しましたが、IAサーバの仮想化であったからこそインパクトがあっただけで、それ以外のシステム機器でも一種の仮想化機能は次々に取り入れられています。(このフレーズを使うとメディアが注目してくれるので)昨今はなんでもかんでもそうした機能を仮想化なんちゃら、と言い出すようになりましたが…。

このエントリーではストレージの仮想化についてちょこっと。SANによって複数サーバで共有して使用するストレージ形式が一般化しましたが、データの配置される「場所」やデータが配置される「領域」などについて仮想化される機能が搭載されるようになってきています。

1つめの「場所」は実データの配置されるパス。最初RAID5で構成されていたSATAディスク(7200rpm)によって構成されていたLUNのパフォーマンスに問題があるような場合、サーバからは透過的にオンライン状態のままでデータの配置をRAID10のSASディスク(15000rpm)に移動させるような機能を持ったストレージもあります。EqualLogicなど、ストレージの拡張筐体をコントローラノードの下にぶら下げるタイプではなくすべての筐体がコントローラノードを搭載するようなタイプのストレージでは、筐体数を増やせば増やすほどコントローラにかかる負荷を減らすことができるため、データの再配置機能と合わせるとスモールスタートからシステムの大幅な拡張まで、シームレスかつオンラインでの拡張が可能となります。いくら厳密にサイジング設計を行ったとしても、どうせそのデータは現状のステータスでしかなく、将来についてはおおよその見込みを予測するしかないわけです。だったら、必要になったときに必要な性能を持ったストレージを導入していくことができるこうした仕組みはユーザにとってもメリットがあります。

2つめの「領域」はサーバから認識されるストレージ領域。要はサーバに対して仮想的な領域を見せることによって、実データの増加に合わせて実領域の割り当てを行っていくことができる仕組みです。この機能はシンプロビジョニングという名称で最近次第によく知られるものになってきています。データサイズが将来、どれだけ伸びていく(増えていく)かという設計はなかなか予定どおりに行くことはありません。であれば、サーバにはかなりの余裕を持ったサイズを認識させておき(当然、データの伸張を押させるためにクォータ制限などは必要ですが)、将来どれだけデータサイズが大きくなっても対応できる柔軟性を持たせようという発想です。この機能はそうした運用上のメリットだけでなく、最初から構成するストレージの実容量も抑えることができるため、初期投資を抑えることができるというメリットもあります。データの伸張に合わせてディスク領域を割り当てていくため、データの伸張には対応できても縮小できない場合が多いのですが、次第にそうした制約も解決されていくでしょう(NetAppなど、縮小に対応しているストレージもすでにあります)。

…ということで、こうした視点で見ると、仮想化とはシステムがどうなっても対応できる柔軟性を確保すること、といえるかもしれません。

2008/03/14 (金)

[]2008年シーズン開幕!

オーストラリアGPがメルボルンのアルバートパークサーキットで始まりました。金曜フリー走行1回目のベスト3はKライコネン、Lハミルトン、Fマッサの順。フリー走行2回目のベスト3はLハミルトン、Mウェバー、Fマッサの順。

フェラーリとマクラーレンがトップ争いを演じるという構図は2008年シーズンも続きそうです。しかし、2007年シーズンはほぼ3番手のポジションを固めていたBMWはちょっと苦戦模様。レッドブル、トヨタ、そしてウィリアムズがBMWを苦しめる展開になりそうです。

とはいえ、まだ現在は金曜フリー走行2回分のタイムが出ているだけ。明日の予選、そして明後日の決勝こそがすべてであるわけで、まだどう転ぶかはわかりませんね。

[]CCA for XenServer Enterprise Edition 4.0

最近すっかり流行の?VCP(VMware Certified Professional)はすっかり珍しくなくなりましたので、珍しどころ?ということでCitrix Certified Administrator for XenServer Enterprise Edition 4.0とか取得してみました。ははは、英語だけど試験はたしして難しくありません。10時間程度のeLerningと1.5hの試験で取得できます。

XenServerがどこまで市場に受け入れられるかはまだ分かりませんが、このままVMwareの独走をさせずまじとそれなりに頑張ってくれることを期待しています。

こうなったら次はMicrosoftのHyper-Vとかの試験かな。

2008/03/13 (木)

[]Oracle VM

日本オラクルがOracle VMを発表しました。

http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1840

http://www.atmarkit.co.jp/news/200803/13/oraclevm.html

基本的に、全方面展開向けの仮想化インフラを標榜するVMwareやXenServer(Citrix), Hyper-V(Microsoft)などとは異なり、Oracle VMはOracle DBを始めとするOracle製品との最適化が図られており、当然ですがOracle製品の実行が標準サポートされることになります。ユーザにとって、Oracle VMを選択することにより得られる最大のメリットはOracleによる一括サポートが受けられる点です。Oracle VM + Oracle Enterprise Linux + Oracle DBという組み合わせで使用すれば、すべてのサポートをOracleのみに一本化することができます。

Oracle DBを使用する上で何か問題が発生した場合、他社のOS、他社の仮想化レイヤー製品を使用していた場合では「どこに原因があるのか」をユーザが切り分け、Oracle DBに問題があることをはっきりさせてからサポートを依頼する必要があります。対して、Oracle VMを使用すれば、サーバ上で実行するすべてのソフトウェアはOracleにより提供されているわけですから、「どこに問題があるのか」を切り分けるという悩ましい作業からユーザは解放されることになるわけです。

Oracle VM自体は無償提供され、サポートも2CPUまでであれば62,400円。Oracle Enterprise Linux同様、OracleOracle VMで稼ぐつもりはあまりないようです。これらによって全面的にユーザをロックインし、Oracleに対して継続的にサポート費用を支払ってくれるユーザを増加させることにより、継続的な収入の増加に結びつけたいという考えなのでしょう。

Oracle VMはXenをベースとしており、仮想化機能としては他社のXenとそれほど違いはありません。唯一の特徴は管理インターフェイスとしてOracleユーザであれば慣れ親しんでいるWebベースの管理インターフェイス"Oracle VM Manager"が提供されるぐらいです。Oracle製品の利用に最適化されているとはいえ、ツール自体に大きな魅力はありません。しかし、サポートという視点から見れば、Oracle VMには大きな魅力があります。

Oracleの戦略はなかなかいいところを突いており、ユーザにとっても仮想化における選択肢が増えるメリットが得られます。

Oracle VMは仮想化に対する新しい視点をもたらしてくれたということだけでも、仮想か市場に対していい影響を与えることになるのではないでしょうか。

[]書評:『おもてなしの経営学』中島聡/アスキー新書055

月刊アスキーの連載を読んでいた人も、対談部分を読むためだけにでも買う価値のある1冊。

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

表紙に著者の肩書きが名前の下に小さく書かれているのだが、そこには現職であるUIEvolution CEOとではなく、Windows,Internet Explorer設計者、と書かれている。たしかに、より多くの人に興味を持ってもらい、手にとってもらう必要のある著者紹介としては、誰でもが知っているWindows, Internet Explorerなどの名前を出した方がよいだろう。それに、それは事実であるわけだし。

  • はじめに
  • 第1章 おもてなしの経営学
    • 現代用語の基礎知識』に収録された「おもてなし」
    • ユーザー--インターフェイスとユーザー--エクスペリエンスの違い
    • なぜグーグルはYouTubeを買収しなければならなかったのか?
    • ソウル(魂)のあるものづくり
    • エンジニアの美学と床屋の満足
    • コンシューマー--エレクトロニクス業界の将来像
    • 任天堂のものづくりの姿勢に学ぶ
    • iPhoneのどこがそんなに革命的なのか
    • アップル--コンピューターが社名を「アップル」に変更した理由
    • アップルはApple TVでいったい何を実現しようとしているのか
  • 第2章 ITビジネス薀蓄
    • マイコン少年から経営者へ。『月刊アスキー』と私の「縁」
    • ダブル--メジャー
    • たった1ページの仕様書から始まったウィンドウズ95
    • グローバルな人材市場で求められる価値=英語力
    • 古くて新しいパーソナル--コミュニケーション
    • 空白の5年間
    • アドビの英断、さてマイクロソフトは?
    • 大企業にしかできないこと、ベンチャー企業にしかできないこと
    • ウェブ2.0とエグジットプラン
    • NGNとイノベーションのジレンマ
    • 米国の強さはその「超楽観主義」にあり!?
    • iPhoneが加速する業界の再編成
    • 再就職が難しい社会では生涯教育が成り立たない
    • アジャイルな開発手法とクラフトマンシップ
    • SEO業者とグーグルのいたちごっこ
    • コラムとブログとブラックホールと
    • そしてすべてはサービスになる
  • 第3章 特別対談
  • PartI 西村博之 ニコニコ動画2ちゃんねるのビジネス哲学
    • ひろゆきへの見方が一変する!? 『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか』
    • ウィンドウズを使い続けると遅くなるのは私の責任!?
    • グーグルの存在はマイクロソフトにとって脅威ではない?
    • 朝も夕方も駐車場がガラガラのマイクロソフトは是か非か
    • 誰でもまねできるグーグルに将来は見えない?
    • マイクロソフトの開発チームを引き締めていた副社長の存在
    • グーグルが目指すのはインフラ企業、もしくは何も考えていない?
    • インターネットの世界とかけて歌舞伎町と解く。その心は?
    • ニコニコ動画が大ヒットした理由は「たまたま」
    • ニコニコ動画のアクセス急増から見える日本の通信政策の問題点
    • ニコニコ動画の次の展開はハードディスクレコーダー
    • 広告に頼らず、売り抜けせず低く回し続ける2ちゃんねる
    • 大ヒットの前提は継続すること、継続の前提は面白いと思えること
    • 立役者になるメリットがない日本に住み続ける理由
  • PartII 古川 享 私たちがマイクロソフトを辞めた本当の理由
    • タコ部屋の突貫作業でPC-8001のゲームブックを作成
    • あのジョブズも度肝を抜かれた? CANDY開発エピソード
    • 30年越しで明かされるフロッピーディスクユニットのコード裏話
    • アスキー卒業。NTT、そしてマイクロソフト
    • 意外!? マイクロソフト社内で長らく冷遇されていたウィンドウズ
    • 社内クーデターでCairoチームからウィンドウズチームに加入
    • 傍流のウィンドウズ95がマイクロソフトの中心になった奇跡の逆転劇
    • ウィンドウズのエンジニアを虜にしたインターネットの衝撃
    • インターネットとオフィス、マイクロソフトが抱え続けたジレンマ
    • 次世代光ディスクの一件で感じたマイクロソフトの企業としての臨界点
    • 「天を向く」「お金を稼ぐ」のベクトルが一致できる米国のベンチャー
    • 徳川家康の日本では出てこない「織田信長」のiPhone
    • パーソナルコンピューティングの時代で一個人を認め合うブログの意義
    • グローバル経済圏での成功を阻む資本主義と経営者のモラルのバランス
    • 地上デジタル放送、iPod課金問題から考える政府が果たすべき役割
  • PartIII 梅田望夫 「ギーク」「スーツ」の成功方程式
    • ギーク--スーツの中間層が存在しない日本のソフトウェア産業
    • 恐怖の中でビジネスをたたき込まれる200人のゲイツ--クローン
    • エンジニアとしての実力がものを言う弱肉強食の世界
    • ソニーがiPodを作れなかった理由は「中間層」の不在?
    • 日本のソフトウェア産業に顕著なギークとスーツの憎み合
    • 「日本発世界」産業の勃興でスーツとギークの中間層は生まれる
    • 産業が伸びてこそ「起業のインフラ」は整備される?
    • インターネットサービスの新しい生態系が切り開く未来
    • アンドロイドはグーグルの将来を掛けた一大勝負?
    • シリコンバレーの多産多死のメカニズムを社内で実現したグーグル
    • ブログは新しい「私塾」の始まり
    • 人生の最大の失敗をプラスにつなげる方法

この目次をざっと眺めただけでも、興味がそそられないだろうか。第1章、第2章の非常にわかりやすく、説得力のある読みやすい文章とがらっと異なり、第3章の対談は対談収録形式であるにもかかわらず、非常に濃い。特に"Part II 古川 享 私たちがマイクロソフトを辞めた本当の理由"はある意味で創業期のマイクロソフトを知っている2人だからこその内容となっており、非常に熱い。対談相手として、西村博之、古川亨、そして梅田望夫というかなり濃い、それでいて志向性はまったく異なる3人が選ばれている点も本書の魅力だろう。

書評とタイトルを打ちつつ、本書は書評しても仕方がない。きっとこの本をすっと受け入れることができる人は多いだろうし、著者のBlogやこれまで公開されてきた文章などを読んだことがない方であればよりいっそう、目からうろこの内容もきっとあるはず。目次の内容に少しでも興味が持てるのであれば、読んでみることをオススメする。

2008/03/12 (水)

[]保険。

保険会社を作ろうとしている人が、こういうエントリーを投稿できることがすごい。当たり前のことだとは思うのだけれども。

個人の生命保険加入についても、基本は同じでないか。本当に必要な保障は何か、リスクをある程度細かく刻んでいって、貯金、公的保障、企業の補助、家族・親族などのサポートなどを総合的に理解した上で、保険会社に頼らなければならないものを、保険料を抑えて加入するのが正しいように思う。

http://totodaisuke.weblogs.jp/blog/2008/03/post-270c.html

ネットライフさんがめでたくスタートされた際には、じっくりと吟味・選定した上で、必要な保険に加入してあげようと思っている今日この頃です。ちょうど結婚を機に保険を考えなければならない状況ですので。

2008/03/11 (火)

[]書評:『月は幽咽のデバイス The Sound Walks When the Moon Talks』森博嗣/講談社文庫

Vシリーズ第3弾。祖父江七夏などが登場してかなりかき回してくれた第2作『人形式モナリザ』と比べると、ちょっとずるずる感。ミステリィとしても、トリックは微妙かな…。

月は幽咽のデバイス (講談社文庫)

月は幽咽のデバイス (講談社文庫)

薔薇屋敷あるいは月夜邸と呼ばれるその屋敷には、オオカミ男が出という奇妙な噂があった。瀬在丸紅子たちが出席したパーティの最中、衣服も引き裂かれた悲惨な死体が、オーディオ・ルームで発見された。現場は内側から施錠された密室で、床一面に血が飛散していた。紅子が看破した事件の意外な真相とは!?

S&Mシリーズと比較して、Vシリーズは裏のある登場人物だらけ(ついでに書けば、貧乏人だらけ)。登場人物も都合良く便利なメンバーがそろいすぎている感もあるが、まぁシリーズものとしては妥当かな。

それにしても、「そうくるかぃ」という結末。ま、森博嗣らしいオチではあるのだけれども…。魅力的な伏線が紡がれていた前作に比べると、シリーズ中盤の中だるみ作品のような気がします。

[]Fly Me to The Moon

Jazzの名作、"Fly Me to The Moon"が好きです。

最近カヴァーしたアーティストでは宇多田ヒカルバージョンでしょうか。

D

D

これのせいで、ちょっと曲に対してエヴァなイメージがついてしまっていますが、それを除いてもこの曲が好きです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Fly_Me_to_the_Moon

2008/03/10 (月)

[]スーパーアグリ、マグマの支援を受けることに

オーストラリアGPが直前に迫り、2008年度の体制を固める期限だった今日、ついにスーパーアグリをマグマグループが取得することで合意したというニュースが飛び込んできました。チーム名を含め、どのような体制になるかはまだ未定ですが、今シーズンもスーパーアグリチームがF1のパドックに並ぶことだけは確実になりました。今シーズンは昨シーズンよりも厳しい立場になりそうですが、発憤して欲しいものです。

2008/03/09 (日)

[][]iSCSI元年になるか?

iSCSIはFCと比較して遅い」という認識が持たれていますが、iSCSIの問題は速度よりもCPU負荷と安定性にこそあった気がします。

Fiber ChannelはHost Bus Adapter (HBA), Fiber Channel Switch (FCSW) のいずれもが非常に高価であったにもかかわらず、ネットワークストレージを必要とするニーズが非常に高まったために、思った以上に一般化してしまいました。FC HubもすぐにFC Switchが取って代わり、処理速度も下位互換性を確保しつつ1Gbps - 2Gbps - 4Gbpsと順調に伸び、SANはせっかくのネットワークストレージの規格であるにもかかわらず、クローズドなストレージネットワークを構成したために、個別のシステムごとにFCSWを使ってSANが構成されていったという事情もあるかと思います。

iSCSIは規格としてはだいぶ前からあったものの、FCのHBAのようにハードウェアイニシエーターの普及が遅かったために、どうしてもOS側の対応が必要とされ、結果としてCPU負荷のあるソフトウェアイニシエーターを使わざるを得ない状況となり、普及が遅れてしまった気がします。

数年前からNICにはTCP/IP Offload Engine (TOE) 機能が搭載され、TCP/IPに関する処理をCPU側からNIC側で処理する仕組みが出てきました。TCP/IPの処理はあまり目立ちませんが、OSが処理する以上、一定のCPUリソースを使う処理だったわけですが、その負荷をCPUにかけずに済ませてしまおうという発想です。そして今年、TOEに加えてiSCSIをNIC側で処理するiSCSI Offload Engine (iOE) 機能を搭載するNICが登場、一般化しそうです。これにより、iSCSIをCPUに負荷をかけずに処理することができるようになります。TCP/IPの処理がCPUに与える負荷は数%ですが、iSCSIは10-20%程度の負荷を与えますので、その負荷からCPUが解放されるメリットは少なくありません。

さらに、iOEを使用することのメリットは、OSによるソフトウェア処理を必要としないため、iSCSI Bootが可能になること、そしてやはり、iSCSIが安定して使用できるようになることが大きいのではないかと思います。サーバとストレージ間の経路を冗長化し、どこかに障害が発生した場合に経路がFailoverされて継続できるようにする仕組みなどは、HBAを使ったFCではかなり安定して動作するイメージがありますが、どうもそのあたりがソフトウェアイニシエーターを使うiSCSIでは安定性に欠けていた気がします。iOEを使えば、そうした不安定さもだいぶなくなるのではないかと期待しています。

SANと異なり、全体が統合されているが故になかなか10Gbpsが普及しないEthernetですが、iSCSIストレージとサーバ間の通信用途としてついに普及するのでしょうか。iOEと10Gbps Ethernetの組み合わせによって、iSCSIの普及に拍車がかかるか、今年はターニングポイントになるかもしれません。

http://support2.jp.dell.com/docs/network/BroadCom/R125805/ja/features.htm

https://enterprisezine.jp/article/detail/292?p=1

2008/03/08 (土)

[][]Blogっていいですね

本日、書評をUpした『はじめての課長の教科書』の著者、酒井穣さんから早速コメントをもらった

Blogでなければこうした非常に短時間で情報が伝わることはなかっただろうと考えると、やはりBlogって凄いな、と思う。

ネットワーク時代の現在においては、売れるビジネス本の著者はネットリテラシーも高い、という相関関係があるような気がする。

[]いいお付き合い

昨日は仕事関係で同僚と一緒にお客様との飲み会。久々の飲み会だった気もするが、楽しく飲むことができた。ちょっと飲み過ぎた気もするけど。

色々なお客様がいるが、仕事は仕事でしっかりとこなして信頼関係を築いた上で、さらに楽しくざっくばらんにお酒を飲みに行けるようなお客様との関係は大切だと思う。別にべったりと付き合うわけでもないし、ビジネスライクであるべきところはしっかりと守る。その上で、仕事は人間対人間の活動なのだから、お客様といい関係を築いておくことの価値は小さくない。こうした関係は維持していきたいと思う。

しかし、残念ながら転職を機に、お付き合いが疎遠になってしまったお客様もいる。残念なことで、機会があれば、ぜひまた一緒に飲みに行きたいと思ってはいるのだが。また、前職の同僚が色々な会社に散らばり(^_^;)、次第にそれぞれの会社でのポジションを確立しつつある様だ。そうした、元同僚のみんなとも、継続的に関係を維持していければと思う。転職に限らず、様々な新しいつながりのきっかけとしては親密な関係(同じ会社の同僚とか、もちろん家族や親友)よりも、それほど親密ではないが維持されてきた多少疎遠な関係の方が重要な意味を持つことになる場合が多いそうだ。

人と人とのつながりは「つながる」ことも大切だろうが、「つながっている」ことも大切だ。

色々な関係を、疎遠になったとしても「つながっている」と思える距離をなんとか保持し続けていきたいと思う。

[]書評:『はじめての課長の教科書』酒井穣/ディスカヴァー・トゥエンティーワン

はじめての課長の教科書

はじめての課長の教科書

内容もさることながら、とても読みやすい本だった。著者は継続的にかなりの分量の文章を読み、そしてかなりの分量の文章を書いていることをベースとし、さらに「人にものごとを説明する・説得する」スキルを実績として積み上げた人なのだろう。著者のBlog ”NED-WLT”もなかなか面白いし読んでいてためになる。

  • 第1章 課長とは何か?
    1. 課長になると何が変わる?
    2. 課長と部長は何が違う?
    3. 課長と経営者は何が違う?
    4. モチベーション管理が一番大切な仕事
    5. 成果主義の終わりと課長
    6. 価値観の通訳としての課長
    7. 課長は情報伝達のキーパーソン
    8. ピラミッド型組織での課長の役割
    9. 中間管理職が日本型組織の強み
  • 第2章 課長の8つの基本スキル
    1. 部下を守り安心させる
    2. 部下をほめ方向性を明確に伝える
    3. 部下を叱り変化をうながす
    4. 現場を観察し次を予測する
    5. ストレスと適度な状態に管理する
    6. 部下をコーチングし答えを引き出す
    7. 楽しく没頭できるように仕事をアレンジする
    8. オフサイト・ミーティングでチームの結束を高める
  • 第3章 課長が巻き込まれる3つの非合理なゲーム
    1. 企業の成長を阻害する予算管理
    2. 部下のモチベーションを下げかねない人事評価
    3. 限られたポストと予算をめぐる社内政治
  • 第4章 避けることができない9つの問題
    1. 問題社員が現れる
    2. 部下が「会社を辞める」と言い出す
    3. 心の病にかかかる部下が現れる
    4. 外国人の上司や部下を持つ日が来る
    5. ヘッドハンターから声がかかる
    6. 海外駐在を求められる
    7. 違法スレスレの行為を求められる
    8. 昇進させる部下を選ぶ
    9. ベテラン係長が言うことを聞かなくなる
  • 第5章 課長のキャリア戦略
    1. 自らの弱点を知る
    2. 英語力を身につける
    3. 緩い人的ネットワークを幅広く形成する
    4. 部長を目指す
    5. 課長止まりのキャリアを覚悟する
    6. 社内改革のリーダーになる
    7. 企業を考えてみる
    8. ビジネス書を読んで学ぶ
  • あとがき
  • 参考文献

本書はタイトルにあるとおり、マネジメント層の最下層である課長というポジションに着目し、経営者とも平社員とも違う、課長というポジションに立ったビジネスマンが理解しておくべきスキル、行うべき行動などをとても分かりやすい文章でまとめた1冊。著者自身が優秀なビジネスマンとして現役の立場であり、しかも日本を飛び出してオランダで働いているということが本書に書かれていることの信頼性を高めているといえるのではないだろうか。

考えてみると、あまり組織がガッチリとした職場を私は経験したことがない。もちろん上司はいて、レポートラインは明確だし、仕事の割り振りやトラブル相談など、上司が必要な場面ももちろんあるのだけれども、仕事を進める上でのチェックポイントとして「管理されている」感を感じたことはあまりない。そして当然、部下を管理するようなこともしたことがない。

自分でやってしまわず、答えを与えてしまわず、我慢してでも部下を育てつつ、上から降ってくる?課題をこなす、上からと下からの板挟み。課長というポジションのイメージはそんなかんじだったのだが、課長というポジションは平社員とは違うスキルが求められるわけで、それはある意味で当然であったわけだ。ま、今のところ自分にはそういうスキルを必要とするような立場になりたいとはまったく思っていないのだけれども。

2008/03/06 (木)

[]書評:『人形式モナリザ』森博嗣/講談社文庫

Vシリーズ第2弾。ミステリーとしてはたいしたことはないが、小説としてはかなり面白く、今年読んだ中では今のところ1番かも。

人形式モナリザ Shape of Things Human (講談社文庫)

人形式モナリザ Shape of Things Human (講談社文庫)

先に四季シリーズを読んでしまったが故、本作の重要な結末につながる認識を元々持っていたことは少々残念(ま、自業自得)。とはいえ、本作の主人公である瀬在丸紅子の、天才ではあるが欠けている部分が本作ではだいぶ見えるようになり面白くなってきた。

蓼科に建つ私設博物館「人形の館」に常設されたステージで衆人環境の中、「乙女文楽」演者が謎の死を遂げた。二年前に不可解な死に方をした悪魔崇拝者。その未亡人が語る「神の白い手」。美しい避暑地で起こった白昼夢のような事件に瀬在丸紅子と保呂草順平ら阿漕荘の面々が対峙する。大人気Vシリーズ第2弾。

トリックも複雑ではなく、犯人も序盤でほぼ特定できる作品なのだが、本作には森博嗣作品のおもしろさがかなり詰め込まれている気がする。絶妙な掛け合いや受け答えなど、本筋とは直接的には結びつかないまでも登場人物たちをより魅力的にする重要な要素が盛りだくさんなのだ。なんといっても、瀬在丸紅子の元夫、林の現在のパートナーである祖父江七夏が登場するが故に本作は非常に面白い作品に仕上がっているといえるだろう。

森博嗣は小説を書くにあたって、一切プロットなどを準備せずに書き始めると言っているが、にもかかわらず、ここまでも絶妙に小説の中で登場する要素がまるでパズルのピースがはまりこむように、最後にはカチッとはまるところが森博嗣作品がここまで人気を博する最大の理由だと私は思う。「あぁ、あれはここに収まるのか」と空いていた場所にピタッとはまるピースであることを認識する瞬間の嬉しさ、とでもいえばいいのだろうか。

本筋であるミステリー、そして魅力的な登場人物のやりとり、そして本筋とも絶妙に絡みながらも本筋ではない要素が最後にきちんと収まるニヤリ感。この3要素がしっかりとどの作品にも用意されているところが森博嗣のすごいところだ。

[]Sotte Bosse Blooming e.p.

3/5 Release.

Blooming e.p.(初回限定盤)(DVD付)

Blooming e.p.(初回限定盤)(DVD付)

初回限定版のDVD付を購入。

ついでに、ついにニコニコ動画はてなダイアリーに貼り付けられるようになったのでテストがてら。

D

2008/03/05 (水)

[]SQL 2005 DBを修復する

Microsoft SQL 2005で作ったDBがデータの不整合でバックアップできなくなってしまったため復旧対応。

  • シングルユーザモードにする
    • 書こうかと思ったけど、めんどくさいからこちら参照ください。
  • CHECKDBで修復
DBCC CHECKDB ('[DB Name]',REPAIR_FAST)
GO

ダメだ。

DBCC CHECKDB ('[DB Name]',REPAIR_REBUILD)
GO

ダメだ…。個々まではDBデータの損傷リスクなし。

DBCC CHECKDB ('[DB Name]',REPAIR_ALLOW_DATA_LOSS)
GO

リスクあり。不整合データを強制削除して整合性確保。

むー…。とりあえず復旧。

[][]閑話休題

こちらがしばらく止まってしまっているので再開せねば。といいつつ、実はXenServerを裏で触っていたりします。全体的に、まだ多少VMwareに後れをとっているものの、基本機能は必要十分。はてさて。

  • Veeam Backup

増分バックアップ、レプリケーション、ファイルレベルリストアなどに対応、とか。Visioncoreに対向するようだが、はてさて。

http://www.virtualization.info/jp/2008/03/veeam-backup-10-20080303-5.html

2008/03/04 (火)

[][]Windowsの死角

Windowsは通常のPCとMobile分野においてそれなりのシェアを確保し続けているが、その間にぽっかりと、抜け落ちてしまっている部分があるような気がする。つまり、ローエンドPC向けOSだ。

WindowsVistaは標準であまりにもハイスペックを要求しすぎる。「1年もすれば、ローエンドPCですらその程度の要件は満たす」といわれるかもしれないが、そういう考えではなくて、MicrosoftはWindows Server 2008で用意しようとしているServer Coreとはちょっと違うかもしれないが、Windows Vistaにもグラフィックや一部機能の要件を含まないSimple版ともいえるバージョンを安価に用意すべきだったのではないだろうか。

$100PCが最近話題になっているが、機能を絞り、セキュリティリスクを最小限にとどめ、インターネットを使用する分には必要十分なOS、というレベルのニーズはかなりある気がする。

Business分野におけるWindowsの牙城はまだまだ強靭だが、Private分野におけるWindowsはどうも魅力に欠ける製品になりつつある。

2008/03/03 (月)

[]The Sky Crawlers

森博嗣+押井守

原作を先に読むか、映画を先に観るか…。

8/2公開ってこと考えると、原作が先かな。しかも、ペーパーバック版の表紙絵は鶴田謙二。この黄金の組み合わせ、完全にターゲットにされている気がするな…。

http://sky.crawlers.jp/index.html

[]FX

急激な円高は困るなぁ…。すべてのスワップ益を一瞬にしてぶっ飛ばしてくれます。

[]書評:『ウェブ時代 5つの定理 −この言葉が未来を切り開く!』梅田望夫文藝春秋

敬称略。

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

この本をどう書評してよいのか、読み終えてもまだわからない。きっと、本書の価値を認識できるのは自分がさらに次の1歩を踏み出すことができたときになるのかもしれない。

本書は、梅田望夫が主にシリコンバレーを拠点として活動してきた中で自身を支える糧としてきた言葉を紹介し、その言葉について梅田の考えを説明し、その言葉から梅田が何を感じたかを綴り、そしてその言葉の裏側にあるものを梅田なりの見解として1冊の本にまとめた作品だ。内容としては、著者のこれまでの作品とはだいぶ異なる。著者の思いを読者に対して直接的にぶつける内容ではない。本書を通じて、梅田望夫は読者に何を伝えたかったのだろうか?『新しい創造的な何かを生み出すにはどうしたらいいのか。イノベーションやブレークスルーはどのようにすれば創出できるのか。』(p.261) そうした創造行為に対する意識やモチベーション、多くのチャレンジを創出し、多くの失敗の上に新たな世界を創出できるという思いを1人でも多くの読者(そして、おそらく著者が意識するターゲットは若者)に持ってもらうこと。イノベーションやブレークスルーそのものには直接的には結びつかなくても、そうしたものにつながるきっかけを生み出したいという著者の強い思いが本書からは感じられる。

本書で紹介されているすべての言葉は、本書の特設ウェブサイトに公開されている。まずはここに目を通し、そして気になる言葉があれば、本書を手に取ってみるとよいかもしれない。

著者が本書を一連の作品発表の最後?に持ってきたのは何故か、と考えてみた。きっと、著者はより多くの人に、著者がシリコンバレーで感じたものと同じ/近い感覚を伝えたかったのだろう。すでに種はまかれている。本書という栄養剤?がどれだけのきっかけに影響を与え、どれだけの結果につながっていくのか。10年、いや5年ぐらいでも様々なことが見えてくるかもしれない。おそらく著者もそうした思いを持っているはずだ。

http://www.bunshun.co.jp/umeda_web/index.htm

2008/03/02 (日)

[]自宅サーバ停止

ここ1年ぐらい、かなりだましだまし使ってきた自宅サーバだが、ついに停止。C:\ドライブのサイズもほとんどなくなってしまったし、そもそも起動時にディスクが認識できないことが高確率で発生する状態だったので、停めてしまうことにした。

もしデータを取り出したいという方がいましたらご連絡下さい。

[]polipo - dolipo

端末向けネットワーク高速化用Proxyソフトウェア"Polipo"が話題になっている?が、そのPolipoに管理用GUIをくっつけたソフトウェア"dolipo"がそれ以上に話題になっていたので導入してみた。YouTube, ニコニコなどの動画サイトを含め、体感速度の上がり方はたしかに期待以上。

  • polipo - 管理は基本的にコマンドラインツール

http://www.pps.jussieu.fr/~jch/software/polipo/

  • dolipo - Mac用GUIツールも含められたpolipo

http://blog.drikin.com/article/87449268.html

http://www.moongift.jp/2008/03/dolipo/

この類のツールは相手に迷惑をかけないかも考慮しなければならないが、polipoのWeb高速化はHTTP/1.0を1.1にしたり、コネクションをできるかぎり張りっぱなしにするなど、まぁテクニカルな対応なようなので、しばらくはつかってみよう。

2008/03/01 (土)

[]子供には勉強しろ、とはいわない。

勉強しろなんていわない。勉強することの楽しさを伝えるためには、そんなことを言っても価値は全くないだろうから。

子供に勉強の楽しさを伝えることができる唯一の方法は、親が楽しく勉強している姿を見せることだけではないだろうか。

机に向かうだけが勉強ではない。色々なもの(形あるモノやデータ的な実体のないモノまで)をさわり、時には分解してみて(壊してみて)、仕組みを考えること。そうした好奇心に基づく取り組みの方がきっと重要だ。

勉強することが人生に役立つのかといわれると、確実に役立つわけではないが、成功する可能性はより高まることは確実だといえるだろう。

別に金持ちになることが人生の目的ではないだろうが、ある程度の余裕がある暮らしは生活をよりよいものにする。お金は目的ではないが、必要だ。

子供に勉強しろとはいわないが、学校の勉強がすべてではないことを伝えたい。

[]書評:『企業と倒産の失敗学』畑村洋太郎/文春文庫

起業と倒産の失敗学 (文春文庫)

起業と倒産の失敗学 (文春文庫)

起業から成長の曲線を駆け上っていく過程において、中小企業の範囲を一歩超えた辺り(売上100億円を超えた程度?)が難しいようだ。おそらく、そのあたりで経営サイドが自社のすべてに目を行き届かせることの限界があるのだろう。その結果、右肩上がりに伸びていた企業の成長は一度頭打ちになるが、経営サイドがその現実を認識できなかったとき、そしてそこを乗り越える新しいステップが踏み出せない現実に経営サイドが気がついたときに、粉飾や帳簿上の操作に手を出してしまえば、おしまいである。

本書で紹介されている多くの起業の失敗の要因は様々であり、回避できなかったであろうものから、回避できたはずのものまである。倒産といってもその形態は様々であり、その後も事業を継続しているパターンや、経営者が逮捕されているパターンなど、その後の展開もまた様々。こうした多面的な失敗学として、本書や、現実における成果物である失敗知識データベースなどの価値はその情報が蓄積されていくのに伴ってより高まっていくことになるだろう。