二葉葵と少女たち
葵祭を前に京都にある平安女学院に出前講座に行ってきました。
わたしの仕事はといいますか 活動は 葵祭に使う「葵という草」のことを伝える活動です。
この日も葵ポットと桂の木を切ってバケツにいれて女子高校まで参りました。
葵祭のお話や葵という草がどういう草なのか お伝えし実際に育てていただくのですが
葵は昔 あ ふ ひ と書いて あおいと言いました。ひ とは 神さま あふ は逢う。
神様に逢うという意味がこめられた 出逢いの草なのです。とはじめます。
この日は話の後 校舎をでて 庭のほうで苗をプランターに植えてもらいました。
土をたがやすと そこに丸虫があらわれ そこから一変。
黄色い声が きゃーと鳴り響き 授業中の窓が響くほどでした。
さぞかしびっくりしたのでしょう。先生がたが 主旨がちがっている!と葵の苗のほうに気持ちをむけてくださいますが 丸虫への悲鳴と観察はなくなることなく 少女の心にこの日は 丸虫の思い出がのこったことでしょう。
人と自然と文化が繋がる こんなコミュニケーションが大切だと考えています。