オーディオネットワークプレーヤーとしてのASUS O!Play Mini Plus
O!Playメディアプレーヤーは、背面のS/P DIF光デジタル出力とデジタル入力の備わったAV機器に接続する事によってオーディオネットワークプレーヤーとして活用することができます。
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そこで、O!Playのオーディオネットワークプレーヤーとしての実力(あくまで、個人的な感想ですが)がどのようなものかを、CDプレーヤーとの比較で見てみることにしました。
聞き比べの環境
機器構成は、以下のようにしました。
CDプレーヤーのD-06にはデジタル入力が備わっており、DACとして利用することができます。
つまり、上流のソースがCDかO!Playを通した音楽ファイルかの違いだけで、そのほかは同一の構成で比較できます。
ちなみにデジタル接続に関しては、個人的には光ケーブルよりは同軸ケーブルでの接続のほうが好みなのですが、O!Playが光デジタルしかサポートしていないので、しかたがありません。
視聴するCDは、「L.A. Workshop:ノルウェーの森」の”The Fool on The Hill”にしました。
NASには、WAV形式でリッピングしたファイルを保存しました。
- アーティスト: L.A.WORKSHOP
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2006/09/27
- メディア: CD
- クリック: 10回
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O!PlayでNASからの音楽ファイルを再生するには、動画再生と同じように普通にファイルマネージャーからファイルを選択するだけです。
また、CDからの再生とO!Playからの再生の切り替えは、D-06のリモコンの”DIGITAL IN”ボタンで簡単に行えます。
聞き比べの結果
1回聞き比べただけでその違いがわかるほどでした。
CDでの再生の圧勝です。
まあ、CDの圧勝というのは言い過ぎかも知れませんが(なにしろこれまでずっとCDばかり聴いているのですから)、とにかくその違いの大きさが予想以上だったと言うことです。
最初のイントロではあまり違いがわからなかったのですが、続くメロでは各楽器の明瞭度と言うか存在感が全く違いました。
The Fool on The Hillは、イントロではベース主体の構成でメロに入るとストリング(ギター)がメインになるのですが、O!Playではメロにはいるとベースの音が後ろに下がりすぎて曖昧になるような感じになります。
一方CD再生では、メロに入っても、確かにベースは後ろに下がるのですが、存在感はしっかり出ています。
言うまでもなく、いわゆるドンシャリな音とは異なり各音域ともナチュラルで不自然さはありません。
あまりに違うので、音量を確認したりして何回か繰り返し聞き比べたのですが、やはり同じ印象でした。
DAC以降は同一なのにデジタルソースの違いだけでこれだけ印象が異なってくるとは、正直びっくりしました。
リッピングで変わってくるのか伝送系で変わってくるのか解りませんが、少なくともお手軽なネットワークミュージックってどうなの?という感想を強くした次第です。
ピュアオーディオの復活
このところ、パナソニックがテクニクスブランドを復活させたり、
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2014/09/jn140904-1/jn140904-1.html
DENONがプリメインのフラッグシップを6年ぶりに発表するなど
http://www.denon.jp/jp/News/Pages/News-Details.aspx?NewsType=company%20news&NewsId=302&Year=
高級オーディオ関連の話題が続いています。
現実的には昔日のようなオーディオブームの再来は難しいかもしれませんが、日本発のピュアオーディオが少しずつでも広がっていくことは純粋に喜ばしいことと思っています。