絵心教室DS

絵心教室DS

絵の基礎の基礎から教わりながら楽しく絵画を学ぶことのできるソフト。
「丸書いて棒さして影付けてホラりんごのできあがり!」から始まり、
静物画から犬や白鳥のスケッチと来て風景画にいたるまで懇切丁寧に教えてくれる。

Hitokakuで挫折した俺のような人間には丁度よいのかも知れんと思って購入w
どうでもいいがあのサイトって優しい口調ですごくえげつないこと要求してくるよね(´・ω・`)
電車の中で描いたら振動で線がぐにゃぐにゃになってしまったが、まぁいいや。
 
実はお絵かきソフトとしても意外と高性能。使えるツールは鉛筆、水彩絵筆の2種、各6本。DSは筆圧感知に対応していないが、プログラムである程度のランダム性を持たせているらしく、適当に線を引くだけでもなかなか味のある線を描くことができる。作中では「水彩」となっているが実際はアクリル絵の具に近い書き味のようだ。書いているときに「シャッ、シャッ」と効果音を鳴らすことで本当に描いている気分にさせるあたり、こういう工夫は実にうまい。
あくまでも「アナログ画」の入門ソフトなので、アンドゥやレイヤーといったCGペイントツール独特の機能は付いていないが、絵の具を混ぜてオリジナルの色を作ったり、筆に含ませる水分を調節して絵の具をにじませたりかすれさせたりといったことが可能。消しゴムも付いているが鉛筆にしか使えず、しかも消し方が適当だと消し跡が残る。それを利用して濃淡を調節することもできるのでコレもアナログらしい味なのだろう。絵の具を修正するときは上から塗り重ねることになるが、それもアナログならではの味ということか。

もともとはDSiウェアで発売されたソフトで、DL版のタイトルは「わりと本格的 絵心教室 前期・後期」。前後編に分かれていて、各800円となっている。前期と後期の違いはチュートリアルの内容だけなので、「そんなのいらん」という人は片方だけ買えばよい。描いた絵はSDカードに外部出力することが可能で、Pixivで「絵心教室」と検索するとかなりハイレベルな作品を見ることができる。

俺はDSiを持っていないのでパッケージ版にしたが、こちらはチュートリアルが豊富な反面、絵の外部出力ができない。3DSを買ったらDL版も買うからいいもん……
 
DL版、パッケージ版両方に共通する機能として、DSiなどのカメラ内臓型の本体なら撮った写真を上画面に表示し、それをお手本にしてデッサンすることもできる。地味に便利な機能として上下両方の画面にグリッドを表示させることもできるので、「アタリがうまくとれん」という場合でも安心。まあ俺のDSにはカメラついてないけどねw