魔法少女まどか☆マギカ 第8話 「あたしって、ほんとバカ」 キャプチャー&感想

キュウべぇがとうとう本性を出してきたか。


視聴の際のこころのつぶやき、補足は

このように

表記します。

アバン


バーサーカー化し、狂ったように魔女に剣を叩きつけるさやか。
さやか「やり方さえ分かっちゃえば簡単なもんだね」

入手したグリフシードを杏子に投げ渡すさやか。
これで仮はなしということにするつもりのようだ。
しかし、足取りはふらふらしており、まどかの手の中に倒れこんでしまう。
さやか「ちょっと疲れちゃった…」
まどかに体を支えられその場を去るさやか。
杏子「あのバカ…」

バーサーカーモード(勝手に命名)はやはり、かなり体力を消耗する方法らしい。
それに、実際にダメージを受けているのに痛みを感じず、負の感情に身をまかせるところがあるようだ。
なので、これを多用すると、身の破滅に繋がりそうだ。
魔力を多く消耗するとすると、ソウルジェムの黒化も早まりそうだ。
キュウべぇにとっては都合が良いか?

Aパート


まどか「あんな戦い方ないよ…」
まどか「痛みを感じられない何て嘘だ。見てるだけで痛かった」
と涙を浮かべて言うまどか。
それに対して、
さやか「ああでもしなければ勝てない。私には才能がないから」
と自嘲気味に。
まどか「例えそんな方法で勝ってもさやかちゃんのためにはならないよ」
の台詞にさやかは
「私のためにってなによ…」
「こんな姿にされた後で、何が私のためになるっていうの」
「今の私は魔女を殺すそれしか意味のない石ころなのよ」
「死んだ体を動かしているふりをしているだけ」
と返す

まどかの言葉が偽善者の言葉に聞こえて苛立ち始めているように見える。
恵まれない立場の人が恵まれた立場の人に持つ感情が出てきている。


まどか「でも私はどうしたらさやかちゃんが幸せになれるかって…」
その言葉にとうとうさやかは苛立ちをあらわにし、
「だったらあんたが戦ってよ…」
と返してしまう。
そして、キュウべぇからまどかが優れた才能を持っていることを教えられたということを引き合いに出し、
「あなただったら簡単に魔女を倒せるんでしょ」
「私のために何かをしようというなら、私と同じ立場になってみなさいよ」
と言い、
「無理でしょうね。ただの同情で人間をやめられるわけないもんね」
と吐き捨てるように言う。
まどか「同情だなんて、そんな…」
さやか「なんでも出来るくせに、何もしないあんたかわりに私がこんな目に合ってるの。それを棚にあげて知ったようなこと言わないで」
と言い残し、その場を去ろうとする。
それを追いかけるまどかに一言。
「ついてこないで」
さやかは、呆然と立ち尽くすまどかを一人取り残して走り去ってしまった。

とうとう友情にヒビが入ってしまった。
まどかの気遣いの言葉は全て裏目に出てしまうようだ。
この戦いが始まる前はまどかの優しさに涙していたさやかはどこに行ってしまったのだろうか。
余裕が無い立場に追い込まれ続け、身の破滅へと向かっていくしかないのだろうか。


さやかは雨の中走りながら、
「バカだよ私。何てこと言ってるのよ…もう救いようがないよ…」
ソウルジェムは着々と濁っていた。

もうダメだ見てられん。
心が弱いのに、唯一の心の支えのまどかを自ら突き放してしまった。
後は自暴自棄になって破滅へと向かっていくしか残されていないような気がしてならない。


ほむらと杏子。
ほむらは卓上に広げられた地図のマーキングされたところを指差し、ワルプルギスの夜の出現ポイントを予言。
「根拠は何だ?」と聞く杏子に、
「統計よ」とほむら。
杏子の「以前にワルプルギスが来たなんて聞いていない。どうやって統計をとったのだ?」
の問には、黙秘するほむら。
杏子「もっと手の内を教えてくれても良いんじゃない?」と突っ込む杏子。

そこにキュウべぇが出現。
キュウべぇ暁美ほむらの手の内が知りたいという。
杏子に武器を向けられるキュウべぇ。だがキュウべぇは動じない。
そして、二人にさやかの状態を告げる。
美樹さやかの消耗が予想以上に早く、彼女自身が呪いを産み始めたのだという。
このままだとワルプルギスの夜が来るより先にやっかいなことになるかもしれないという。
それはどういう事だ?と聞き出そうとする杏子。
さやか本人に聞いてみたらどうだいとキュウべぇ
そして、ほむらにその事を知っているか、かまをかけるキュウべぇ
ほむらは無言だが、やはり知っていると取ったキュウべぇ
どうやってそのことを知ったのか興味深いとキュウべぇは言う。
ほむらに聞くだけのことは聞いたので消えろと言われ、姿を消すキュウべぇだった。
ほむら曰く、「さやかのソウルジェムは穢れを溜め込みすぎた。早く浄化しないと取り返しの付かないことになる」

やはり、ほむらはこの世界の人ではない線が強くなってきたように思える。
同年齢くらいに見える杏子が初耳だったワルプルギスの夜出現の統計を取っているからだ。
この世界の人ではないか、別の時代からタイムスリップしてきたということなのだろう。
そして、さやかの行く末は、魔女化だろう。
キュウべぇが「やっかいなこと」と言っているのは、この二人にとって不都合が起きるということと取れるけど、それはさやかが魔女化して敵対するくらいしか思いつかない。
ただ、その状況はキュウべぇが望んでいる状況な気がする。何故なら、まどかを魔法少女化させる方向に持っていけるから。
放置しておけば良いのに、わざわざ二人に知らせに来た真意はなんだろう。


上条くんと一緒に下校する仁美。
帰りの方向が違うはずなのに付いて来る仁美を不思議がる上条くん。
仁美「上条くんにお話ししたいことがありますの」

うわぁ、とうとう来ましたね。
シナリオ上は、さやかを追い詰めて魔女化を促進していくだけに思えるから、上条くんと仁美は結ばれることになるんだろうな。


さやか宅を訪れたまどか。
インターホン越しにさやかは昨日から帰っていないと伝えられる。
さやかを探しに行くまどか。

さやかには家族がいるのか。
気丈に振舞っていたから、ひょっとして…と思っていたのですが…


楽しそうに会話する上条くんと仁美を影からのぞき見するさやか。

怒りに身を任せて使い魔を倒すさやか。

前方から足音が。
それはほむらだった。
もうソウルジェムが限界に来ているからと言い、グリフシードをさやかに投げる。
さやかはそれを足蹴にして、
「今度は何を企んでいるのさ」
とほむらに言う。
ほむらは怒りを少し顔に出し、
「いいかげんにして」
「そんなに助けられるのがいやなの?」
と言う。
さやかは、
「あんたたちとは違う魔法少女になると決めた」
「誰かを見捨てるのも、利用するのも、そんな事をする奴らとつるむのも嫌だ」
「見返りなんて要らない。私は自分のために魔法を使ったりしない」
ほむら「あなた、死ぬわよ…」
さやか「私が死ぬとしたら、それは魔女を殺せなくなった時だよ」
「それってつまり用済みってことじゃん」
「なら、それでいいんだよ」
「魔女に勝てない私なんてこの世界には要らないよ」
ほむら「どうして?私はあなたを助けたいだけなの。どうして信じてくれないの?」
さやか「どうしてかな。ただ何となく分かっちゃうんだよね。あんたが嘘つきだってこと」
「あんた、何もかも諦めた目をしてる。空っぽの言葉をしゃべってる。」
「いまだってそう。本当は私のためとか言いながら全然別のことを考えているんでしょ」
「ごまかしきれるもんじゃないよ。そういうの」

身の破滅に向かっていることを悟っているさやか。
そして、ほむらの空虚な言葉も見抜いていたようだ。


ほむら「そうやって、あなたはますますまどかを苦しめるの」
さやか「まどかは関係ないでしょ」
ほむら「いえ、何もかもあの子のためよ」
言葉を失うさやか。

ただし、まどかを苦しめていることに気が付かないさやか。
それとも気がついていながら、どうでもいいと思っているのか。
以前なら気づかいができるキャラだったはず。
人が変わってしまったな。


魔法少女へと変身するほむら。

ほむら「鋭いわね。ええ、図星よ」
「私はあなたを助けたいわけじゃない」
「あなたが破滅していくさまをまどかに見せたくないだけ」
「ここで私を拒むなら、どうせあなたは死ぬしかない」
「これ以上まどかを悲しませるくらいなら、いっそ私がこの手で…殺してあげるわ、美樹さやか
と言い、手を向ける。

これまでも、まどかのために行動を起こしてきたほむら。
まどかにとってマイナスになると判断したら撤去も厭わない。
この先放置しておくと魔女化してしまうことも考えての行動だろう。


その時、駆けつけた杏子から助けが入る!
連接棍でほむらを取り押さえる杏子
杏子「おい、さっさと逃げろ!」
ふらふらとした足取りでその場を後にするさやか。
杏子「正気かてめぇは、あいつを助けるんじゃなかったのかよ」
取り押さえられたほむらは身動きがとれない。
ほむら「離して」
その様子に杏子は気がついた模様。
杏子「ふふん。このようにとっつかまっていると、あの妙な技も使えないってわけか」
そこでほむらは行動に出た。
榴弾を出し、歯で咥えてピンを外す!
とっさに退避する杏子。
榴弾は爆発し、ほむらはその場から消えていた。

取り押さえられると、瞬間移動の能力が使えないほむら。意外にも弱点があった。
これで、マミに手足を縛られ捕まったとき逃げられなかったのも説明がつきますね。

Bパート


さやかの乗る電車の中で男性二人が会話。
「女が稼いできた金は全て貢がせないとダメ」
「金を持たせておくとすぐにくだらないことに使ってしまう」
「女は人間扱いしてはダメ。犬かなんかだと思ってしつけないと。女もそれで喜んでいるわけだし。」
「ちょっと甘やかすと調子に乗ってすぐに籍を入れたいというから油断禁物だ。」
「てめぇみたいなキャバ嬢が10年後も同じ額稼げるかっていうんだ。身の程をわきまえろってんだ」
「女は捨てるとき、マジウザイっすよ」
それを聞いていたさやか
「ねぇ、その人のこと聞かせてよ」
「その人、あんたのこと喜ばせようとして頑張ってたんでしょ。あんたにもそれが分かってたんでしょ」
「なのに犬と同じなの?ありがとうって言わないの?役に立たなきゃ捨てちゃうの?」
「この世界って救う価値があるの?私何のために戦ってたの?教えてよ。今すぐあんたが教えてよ。でないと私…」

人間的にクズな発言と、その内容が自分に当てはまることがあることで、気持ちが抑えられなくなったさやか。
直接上条くんに捨てられたわけではないし、そこまでの関係になったわけではないが、上条くんにために取り返しの付かない代償を払い、身を削って奉仕しているさやか。
どことなく、借金の肩代わりをしている水商売の女性にイメージがかぶるなと見ていたのだが…本当にそれを脚本に乗せてくるとは…


さやかを探して夜の公園を一人歩くまどか。
そこにキュウべぇが登場。
キュウべぇ「キミも僕のことを恨んでいるのかな?」
まどか「あなたのことを恨んだら、さやかちゃんを元に戻してくれる?」
キュウべぇ「無理だね。それは僕の力が及ぶところではない」
間を置き、
まどか「いつか言っていた、私が魔法少女になればすごい力が使えるって話、あれは本当なの?」
キュウべぇ「すごいなんてのは控えめな表現だ。キミは途方も無い魔法少女になるよ。恐らくこの世界で最強の」
まどか「もし私が引き受けていたら、さやかちゃんは魔法少女にならなくてすんだのかな?」
キュウべぇ「さやかは彼女の願いを遂げた。それについてまどかには何の関係はない」
まどか「どうして私なんかが…」
キュウべぇ「僕にも分からない。はっきり言って、キミが秘めている潜在能力は理論的にはあり得ない規模のものだ」
「誰かに説明して欲しいのは僕も一緒さ」
キュウべぇ「キミが力を開放すれば、奇跡を起こすどころか、宇宙の法則をねじ曲げることすら可能だろう」
「なぜ君一人だけがそれほどの素質を備えているのか、いまだに分からない」
まどか「私は自分なんて何の取り柄もない人間だと思ってた。」
「このまま、誰のためになることも、何の役に立つことも出来ずに、最後までただ何となく生きて行くだけなのかなって」
「それは悔しいし、寂しいことだけど、それは仕方が無いことだよって思ってたの」
キュウべぇ「現実はずいぶんと違ったね」
「まどか、キミが望むなら、万能な神になれるかもしれないよ」
まどか「私なら、キュウべぇに出来ないことも、私なら出来るのかな」
「私があなたと契約すれば、さやかちゃんの体を元に戻すことも出来る?」
キュウべぇ「そんな事は造作も無いことだろうね」
「その願いは、キミにとって魂を差し出すに足るものかい?」
まどかに契約を促すキュウべぇ
まどか「さやかちゃんのためなら、いいよ。私、魔法少女に…」
身を乗り出し、契約を結ぼうとしたその時…

キュウべぇは本当に営業上手である。
まどかが契約することで、さやかをもとに戻す力を付けることが出来るかどうかの確証はないけど、大げさに表現することでもしかしたら出来るかも?という気持ちを持たせる方向に誘導しているように思える。
どこぞの企業で単なる石ころを売りつける研修があるらしいけど、それすらもたやすくこなしてしまうのではないか?


契約を結ぼうとしたその時…
キュウべぇは全身を銃で撃ちぬかれた。
まどかが振り返ると、そこにはほむらの姿があった。
まどか「ひどいよ!何も殺さなくても!!」
ほむら「あなたはいつだってそうやって自分を犠牲にして…」
「役に立たないとか、意味が無いとか、勝手に自分を粗末にしないで」
「あなたを大切に思う人のことも考えて!」
「いい加減にしてよ。あなたを失えば、それを悲しむ人がいるって、どうしてそれに気づかないの?」
「あなたを守ろうとした人はどうなるの?」
地面に崩れ落ち、泣きながら訴えるほむら。
まどか「私たちはどこかで…」
何かを思い出そうとするまどか。
「私たち、どこかで会ったことあるの?私と…」
ほむら「それは…」
まどか「ごめん。私さやかちゃんを探さないと…」
ほむら「待って、美樹さやかはもう…」
まどか「ごめんね」
そう言い残して走り去るまどか。
ほむら「待って、まどか!」
嗚咽するほむらだった。

エゲツねぇー。銃で蜂の巣にするとは!
何か注意をひくことをすれば良いというのに。ほむらも追い詰められているのか?
それよりも意外だったのは、ほむらが涙を流したこと。これは大きい。
ほむらはいくどとなく、まどかを助けようとしてきたが、それは利害だけではなく、本心からそう思っていることをさらけ出したからだ。
以前からずっと気になっていた点がここに明らかになり、スッキリした。


そこにキュウべぇの声が聞こえてくる
「無駄なことだって知ってるくせに。懲りないんだなぁ、キミも」
「代わりはいくらでもいるけど、無意味に潰されるのは困るんだよね。勿体無いじゃないか」
そこには、もう一体のキュウべぇの姿があった。
そして、死体に駆け寄り、死体をガツガツ食べてしまった。

ゴキブリは死体を放置しておくと、他のゴキブリに腹の部分を食べられるが、その光景が頭に浮かんだ。
まったくもってたくましい奴である。キュウべぇは。


立ち上がるほむら。
キュウべぇ「キミに殺されたのはこれで二度目だけれど、おかげで攻撃の特性も見えてきた。」
「時間操作の魔術だろ、さっきのは」
「何となく察しは付いていたけれど、キミはこの時間軸の人間じゃないね」
ほむら「お前の正体も企みも、全て知ってるわ」
キュウべぇ「なるほどね。だから、こんなにしつこく僕の邪魔をするわけだ。」
「そうまでして、鹿目まどかの運命を変えたいのかい?」
ほむら「ええ、絶対にお前の思い通りにはさせない」
キュウべぇ…いえ、インキュベーター

キュウべぇに特性を見抜かれてしまった。
手の内を隠していたほむらにとってはまずいことだったのだろうか。
インキュベーターとは、卵を孵卵させるための装置のことだそうだ。
ま、まさかとは思うけど、魔法少女にするということは、ソウルジェムを卵と見立てて、少女の魂を培養に魔女の幼虫を寄生させるということではあるまいな。


誰もいない駅のホームのベンチでうなだれているさやか。
杏子はさやかを発見し、隣りに座り、いつまで強情を張っているのかと話しかける。
さやかは元気なく「悪いね。手間かけさせちゃって」と言う。
杏子「なんだよ。らしくないじゃん」
さやか「別にもうどうでもよくなっちゃったからね。一体、何が大切で、何を守ろうとしていたのか。もう何もかも分からなくなっちゃった」
さやかは、穢れまみれになったソウルジェムを差し出す。
それを見た杏子は驚く。
さやか「希望と絶望のバランスは差し引きゼロだって、いつだってあんたは言ってたよね。今ならそれが分かるよ」
「私は確かに何人か救いはしたけどさ…その分、心には恨みや妬みが溜まって、一番大切な友達さえ傷つけて」
杏子「さやか、あんたまさか」
さやか「だれかの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない」
「私たち魔法少女ってそういう仕組だったんだね」


さやか「あたしって、ほんとバカ」
涙をソウルジェムに落とす。
それが引き金となって、ソウルジェムは決壊。
強い衝撃が発生し、杏子は吹き飛ばされてしまった。
ソウルジェムの中身は大きく成長し、抜け殻である肉体は衝撃波で吹き飛んだ。
「さやかー!」
絶叫する杏子

これで魔女化してしまったということだろうか。
とうとう身の破滅まで自分を追い込んでしまったか。


キュウべぇ「この国では成長途中の女性を「少女」って呼ぶんだろ、だったら、やがて魔女になるキミたちのことは「魔法少女」と呼ぶべきだよね」

キュウべぇ魔法少女が魔女に変化することを公認しました。
やはりそうだったか。
そうなると、キュウべぇが魔女を生成することを目的を達成するための手段としているかどうかが気になってくる。
魔女は、魔女から分裂した使い魔を放置しておいても増やすことが出来る。
だが、魔法少女を媒体にして生成した魔女が強い力を持ち、それを何かに利用しようとしているのならば、それも理解できる…かも?

次回予告&エンドカード



杏子「バカと思うけも知れないけど、私はね、本当に助けられないかどうかそれを確かめるまで諦めたくない」

感想

気になっていた部分が次々公認され、スッキリした回でした。

  • ほむらが別の時間軸から来たこと
  • ほむらが利害抜きでまどかを守ろうとしていたこと
  • 魔法少女はやがて魔女へと変貌すること


そうなると、また新たな疑問がわくわけで、キュウべぇが魔女を生成することを目的を達成する手段としているかどうかが気になってきます。
魔女は、魔女から分裂した使い魔を放置しておいても増やすことが出来るのですが、魔法少女を媒体にして生成した魔女が強い力を持ち、それを何かに利用しようとしているのならば、それも理解できる…かもと思います。
キュウべぇは以前、穢れを吸い込んだグリフシードを体内に取り込んでいましたが、強い怨念をもって魔女化したさやかのグリフシードを取り込めば、より強い養分になるとかそんなところなのでしょうか。
しかし、さやかが危険であることをわざわざほむらと杏子に伝えに来ました。この行動の真意も良く分かりません。


あと、魔女生成の仕組みも気になります。
キュウべぇインキュベーターと呼ばれたとき、
ソウルジェムを卵と見立てて、少女の魂を培養に魔女の幼虫を寄生させるということではあるまいな。
と思ったのですが、これが当たりだったら、結構ゾッと来ますね。
個人的に、寄生虫は苦手なので…
木に寄生するシロアリでも十分気持ち悪いのに、人体に寄生する回虫のようなもっと気持ち悪いものを想像してゲェーとなります。


さやかは頑張りました。
まだ過去形にしてはいけないと思うのですが…
序盤の見せ場がマミさんだったとしたら、中盤の主人公はさやかだったと思います。
身を張って、数々の魔法少女にまつわる仕組みを解明してくれました。
次の矛先は杏子に向くのでしょうか。


深追いは危険だぞ!杏子と思いながらも、次回以降の展開にも目を離せなそうです。