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アスペ日記

2017-01-21

適当に情報を消費する人たち(Amazon Dash Buttonについて)

Amazon Dash Buttonは何がヤバイのかという記事が最近バズっていましたね。


この記事の中で、「電池の寿命が1年」というのがキーのひとつになっているというところはいいですよね?


また、1年ごとに電池が切れるのもえげつない。

1年電池が切れるからこそ、Amazonプラットフォームが広告市場として成立するのだ。

Amazon Dash Buttonによって、広告費の投入先がテレビCMから、Amazonプラットフォーム上に移動したのだ。

(強調は引用者)


ところで、"Amazon dash battery"といったキーワードで英語版のGoogleで検索すると、次の記事が出てきます。*1


Amazon Dash Button Teardown

This means the ~1200 mAh battery should be able to power the device for at least four hours while on and decades while in sleep. Since the button is only on for a few seconds when activated, it can probably be used close to 1000 times before the battery dies. Thus, the button should become obsolete long before the battery is depleted.

(つまり、~1200 mAh電池はオンの状態で最低4時間、スリープ状態で数十年間給電できるはずだということになる。ボタンはアクティベートされたときに数秒間しかオンにならないので、電池が切れるまで1000回近く使えるだろう。そういうわけで、電池が切れるずっと前にボタン自体が必要なくなっているはずだ。)


実際に"decades"(数十年)持つかどうかはともかく、5年でも持つなら、話は全然変わってきますよね。

この記事が正しければ、元記事の「電池の寿命が1年」というのが見当違いであるという点について、問題ないですよね?*2


さて、もうひとつポイントを押さえておきます。


英語圏で最初に出た製品について情報を得るのに、まず英語で検索するというのは、基本中の基本である。


これは私の意見なのですが、みなさんはいかがでしょうか。

よって、私には、現状が次のように見えています。


キーとなる情報について、基本中の基本といえるような調査が行われておらず、結果として考察が見当違いになっている記事に、2480ブクマはてなブックマーク)もついている。


いや、ネット上の情報が玉石混淆だという点については非常に今さらなんですけどね。

これだけの人数がいて、「おかしい」と思う人がほとんどいないというのはどうなんでしょうね。

目から鱗が落ちたという人がブコメにたくさんいますが、頭大丈夫ですか?


*1:これは旧バージョンについてのものです。新バージョンはこちら

*2:新バージョンではさらに電力消費が抑えられているのでなおさらです。