DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   サムソン、チャイナスターズ相手にコールド勝ち

サムソン 13−1 チャイナスターズ  (東京ドーム)
(勝)チョン・ビョンホ 1勝  (敗)郭有華 1敗
 9日の緒戦北海道日本ハム戦に敗れたサムソンは10日、チャイナスターズ中国プロ野球選抜)と対戦した。サムソンの先発はチョン・ビョンホ、チャイナスターズの先発は郭有華で試合は始まった。サムソンは3回まで郭有華の好投で無得点に抑えられ相手に先制点のチャンスも作られるが、4回裏2死満塁から6番キム・ハンスのタイムリーで2点を先制する。するとサムソン打線は5回裏チャイナスターズの2番手祝万雲から4番シム・ジョンス、5番パク・チンマン、相手のエラーで4点を奪う。さらにこの回代わったチャイナスターズの3番手陳坤から7番チン・ガビョン、8番キム・ジェゴル、9番キム・ジョンフン、1番パク・ハニ、2番チョ・ドンチャンの連続タイムリーで6点を奪い、打者14`人の猛攻で12−0と大量リードを奪う。
 チャイナスターズは6回表1点を返し、チョン・ビョンホはこの回限りで降板する。サムソンはその裏中国の4番手趙全勝から代打イ・ジョンシクのタイムリーで1点を追加し、2番手チョン・ホンジュンが7回表の攻撃を無得点に抑え、大会規定によりコールド勝ちし今大会初勝利をあげた。勝ち投手となったチョン・ビョンホは、2005年のチャイナスターズ戦に続き2年連続アジアシリーズで勝利した。
 このあと行われた台湾代表LA NEW−北海道日本ハムは2−1で北海道日本ハムが勝利し、決勝進出を決めた。サムソンは11日19時から決勝進出残り1枚の切符をかけ、LA NEWと対戦する。サムソンはこの試合9日の日本ハム戦でわずか3安打に抑えられ不振だった打線が格下相手とはいえ15安打と爆発し、やや自信を取り戻したかに思える。だが主力にけが人が多いため状態は万全ではなく、相手のLA NEWは故障者も少なく打線も破壊力があり、日本ハムと接戦を演じるなど絶好調だ。だが大舞台の経験はサムソンのほうが上であり、経験の少ない相手の隙につけこみチャンスを確実にものにしたい。サムソンはブラウン(元阪神、今季11勝9敗)、LA NEWは左腕呉偲佑(今季17勝)が先発する予定となっている。


(文責:ふるりん