DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  沖縄で練習試合を実施

 日本・沖縄県でキャンプ中のサムソンとSKは27日、26日に引き続きサムソンのキャンプ地のボールパーク赤間(恩納村)で練習試合を行った。SKは1回表サムソンの先発イ・ヨンウクから1点を先制するが、サムソンは3回裏SKの先発イ・ヨンウクから6番パク・チンマンのタイムリーなどで3−1と逆転すると、4回裏SKの2番手の高卒新人ウィ・デハンから4番シム・ジョンスの2ランなどで4点を奪いリードを広げた。
 SKは7回表1点を返すが、その後は若手左腕チョ・ヒョングン、中継ぎの柱クォン・オジュンに抑えられ、7−2でサムソンが勝利し26日の練習試合で敗れた借りを返した。練習試合で好調のシム・ジョンスは2安打1本塁打と、故障で苦しんだ昨季からの復活を印象付けた。3番のベテラン、ヤン・ジュンヒョクも2安打2打点と健在ぶりをアピールした。

  日本プロ野球・福岡ソフトバンクとの練習試合は雨天中止

 日本・宮崎県日向市でキャンプ中のキアは27日、日本プロ野球福岡ソフトバンクと相手のキャンプ先のアイビースタジアム宮崎市)で練習試合を行う予定だったが、雨天中止となった。キアは3月1日に日本プロ野球東京ヤクルトと西都原総合運動公園野球場(西都市)で練習試合を行う。

 日本プロ野球・東京ヤクルトと練習試合

 日本・宮崎県でキャンプ中のトゥサンは27日、日本プロ野球東京ヤクルト2軍と相手のキャンプ先の西都原総合運動公園野球場(西都市)で練習試合を行った。トゥサンは1回表、東京ヤクルトの先発高木から3番ユ・ジェウン(軍隊から復帰)の本塁打で1点を先制した。トゥサンの先発は今季で韓国6年目の外国人投手リオスで、2回を無失点に抑えた。東京ヤクルトは4回裏、トゥサンの2番手で昨季チーム最多勝(16勝)のランデル(元読売)から小野のタイムリーで1−1の同点に追いつく。
 トゥサンは5回表、東京ヤクルトの3番手吉川から1点を勝ち越すが、7回裏押し出しの四球で2-2の同点に追いつかれる。トゥサンは9回表東京ヤクルトの5番手坂元からチャンスを作ると、相手のタイムリーエラーで2点を勝ち越す。東京ヤクルトも9回裏相手のエラーで1点を返すが、最後は守護神チョン・ジェフンが抑え、トゥサンが4−3で勝利した。トゥサンは先発メンバーにイ・ジョンウク、カン・ドンウ、キム・ドンジュ、ホン・ソンフン、アン・ギョンヒョン、チェ・ジュンソクなど主力級を並べたが、その多くが中盤で途中交代した。

  日本プロ野球・東京ヤクルトと練習試合

 日本・沖縄県でキャンプ中のLGは26日、日本プロ野球東京ヤクルトと相手のキャンプ先の浦添市民球場で練習試合を行った。LGはパク・ヨンテク、マ・ヘヨン、新外国人バルデス(元福岡ダイエー)などほぼベストメンバーが、東京ヤクルトも青木、米野、リグス、ラミレス、新外国人ガイエルなど主力選手が多く出場した。LGは東京ヤクルトの先発川島に2回無失点と抑えられたが、3回表2番手の新人西崎から4番バルデスのタイムリーなどで2点を先制した。LGの新外国人ハリッカラ(サムソンから移籍)は2回を無失点に抑え、十分な調整ぶりをアピールした。
 東京ヤクルトは4回裏LGの2番手で昨季チーム最多勝(10勝)のシム・スチャンから、リグスのタイムリーで1点を返す。さらに6回裏、LGの3番手キム・ミンギから渡会、飯原のタイムリーなどで4−2と逆転した。LGは7回表、東京ヤクルトの4番手上原からベテランの生え抜き内野手イ・ジョンヨルのタイムリーで1点を返し、4−3と1点差に迫った。
 LGは7回裏から元大リーガーの左腕ポン・ジュングンを登板させ、相手に追加点を許さなかった。だがLGは遠藤、館山と東京ヤクルトのリリーフ陣に抑えられ、3−4と1点差で惜しくも敗れた。イ・ビョンギュが抜けた外野のレギュラーを狙うオ・テグンが、スタメン1番で3安打と大きくアピールした。 

(文責:ふるりん