DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   プレーオフ第5戦  予告先発

 2009年ポストシーズンプレーオフ第5戦(13日18時、仁川・文鶴)の予告先発は、SKが門倉(元読売、28試合、8勝4敗、防御率5.00)、トゥサンがクム・ミンチョル(36試合、7勝2敗、防御率4.43)と発表された。プレーオフは第1,2戦とトゥサンが連勝し韓国シリーズ進出に王手をかけたが、第3,4戦と今度はSKが連勝し、決着は第5戦までもつれ込むこととなった。5試合制のプレーオフで、第5戦まで行われるのは2002年のキア−LG以来7年ぶり。勝ったほうが15日からのキアとの韓国シリーズ出場権を得るプレーオフ第5戦は、これまでの4試合以上に白熱した展開となることが予想される。 

注 : ( )内の成績は、2009年公式戦の数字。

  パク・チョンフン新監督、就任記者会見

 2010年シーズンから指揮を執ることになったLGのパク・チョンフン新監督(50)が、12日LGの本拠地のソウル・蚕室野球場で就任記者会見を行った。2009年シーズンまでトゥサンの2軍監督をつとめてきたが、1軍の指揮は初めてとなるパク・チョンフン新監督は、新人監督としては異例の5年の長期契約を結んでいることもあり、5年以内に優勝するという強い意思を明らかにした。LGは2003年以降7年連続ポストシーズン進出に失敗し、2009年シーズンも優勝争いから早々と脱落し7位に低迷した。新監督はすでにコーチ陣の人選も終え、契約を結んだ公式戦終了後に選手たちと対話しチームに溶け込もうと努力し、早くも再建に乗り出している。 


(蚕室野球場のグラウンドに立つパク・チョンフン新監督。)

  フェニックスリーグの結果

 12日、フェニックスリーグ(日本・宮崎県各地、10月22日まで)に参加中のトゥサンは千葉ロッテと、ハンファは北海道日本ハムと対戦した。
 トゥサンは3回裏先発ユ・ヒィグァンが竹原のタイムリーで1点を失ったが、その後チョ・スンス、キム・ソンベが追加点を許さない。9回表千葉ロッテの4番手坪井からアン・ドンヒョンのタイムリー、キム・ヨンジェの3ランで4−1と逆転し、そのまま逃げ切った。
 ハンファは1回表北海道日本ハムの先発須永からチェ・ジンヘンのタイムリーで2点を先制したが、その裏先発チャン・ミンジェが中田のタイムリーで1点を返された。3回表ハンファはイ・ヤンギのタイムリーで1点を追加したが、4回裏3点を失い逆転された。ハンファは5回表北海道日本ハムの2番手榊原からチェ・ジンヘンのタイムリーで4−4の同点に追いつくものの、その裏2番手アン・スンミンが中田に2ランを打たれ勝ち越された。7回表チョン・ヒョンソクのタイムリーで1点を返したが、8回裏4番手ファン・ジェギュが2点を追加され、ハンファが5−8で敗れた。
 13日はトゥサンが読売とひむかスタジアム(宮崎市)で、ハンファが湘南と西都原総合運動公園野球場(西都市)でそれぞれ対戦する。
 
(文責 : ふるりん)