DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  4月16−21日

4月16(火)−18(木)日 : LG−キア(光州)、SK−サムソン(浦項)、ネクセン−ロッテ(釜山・社稷)、NC−ハンファ(大田)
4月19(金)−21(日)日: キア−SK(仁川・文鶴)、ハンファ−トゥサン(ソウル・蚕室)、NC−ネクセン(ソウル・木洞)、ロッテ−サムソン(大邱)

※ 試合開始時刻:平日は18時半。土曜日は17時。日曜日は14時(5月5日まで)。

  ソン・ミンハン、申告選手として契約

 NCは15日、ソン・ミンハン投手(38)と申告選手として契約した。年俸は5000万ウォン(約432万円)。
 大学卒業後、1997年ロッテに入団し長年主力投手として活躍したソン・ミンハンは、2001年、2005年と二度の最多勝投手、2005年シーズンMVPに輝くなど、球界を代表する投手の一人であった。また2度の五輪、WBC(ワールドベースボールクラシック)にも韓国代表として出場するなど、国際経験も豊富である。だが2009年以降肩の故障に悩まされ、2010年以降一軍登板がなく、2011年オフにロッテを自由契約となった。通算成績は282試合に登板、103勝72敗12セーブ、防御率3.46。
 本人は現役続行を希望したが、2011年限りで退任したプロ野球選手会の不正疑惑などで嫌疑をかけられ裁判所で告訴されるなど(後に不起訴処分)、2012年は無所属のままだった。ロッテ退団後から新球団NCのテストを受けるという話はあったが、諸問題で実現していなかった。2013年1月25日、パク・チェホンの引退記者会見の場で一連の嫌疑について謝罪したこともあり、球界復帰への道が開かれた。申告選手ということで、6月以降正式な支配下登録選手にならないと一軍の試合に出場できないが、まずは二軍での登板を目指しチームに合流する予定。

  4月7日  トゥサンベアーズ−LGツインズ(ソウル・蚕室野球場)

 2013年シーズンのプロ野球が開幕し、半月あまりが経ちました。

 4月前半の韓国は日中でも最高気温が10度台前半とまだまだ寒く、ファンも野球場に足を運ぶのをためらってしまいます。
 ですが、4月7日、日曜日の蚕室野球場は初の週末のカード、同じ本拠地のライバル同士ということで、超満員にはならなかったですが大いに盛り上がりました。



 まず、始球式が2012年ロンドン五輪体操金メダリストのヤン・ハクソンで、見事なバク転を披露していました。



 この日は寒かったですがよく晴れ、試合も延長11回までもつれ込む熱戦でした。
 そしてほぼ満員の内野では、1塁側に赤のLG、3塁側に白のトゥサンと、はっきり色分けされたスタンドでは熱い応援合戦が続きました。



 

 試合は11回表、トゥサンが相手のエラーで1点を勝ち越し、5-4で接戦を制しました。
 これから5月の野球観戦日和ともなると、ますますファンの熱気は高まり、手厚い歓声と拍手で選手たちもさらに素晴らしいプレーを見せてくれるでしょう。
 そしてスタンドもさらに華やかな雰囲気に包まれ、ファンたちは選手とともに勝利の美酒に酔いしれ、また野球場に足を運ぼうとすることでしょう。
 ぜひ皆様もこの熱気を感じに、韓国の野球場へと足をお運びください。

(文責 : ふるりん