３位ネクセン４連勝
トゥサン ２−６ ＮＣ （馬山）
（勝）イ・ミンホ ５勝５敗 （敗）ユ・ヒィグァン ９勝２敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ジェファン ２２号 ＮＣ ： キム・ソンウク ５，６号、パク・ソンミン １５号
トゥサンは1回表、ＮＣの先発イ・ミンホから3番キム・ジェファンの本塁打で1点を先制した。ＮＣは1回裏、トゥサンの先発ユ・ヒィグァンから相手の暴投で1-1の同点に追いついた。ＮＣは3回裏2番キム・ソンウクの2試合連続本塁打で2点を勝ち越し、トゥサンも4回表7番オ・ジェイルのタイムリーで1点を返した。ＮＣは5回裏キム・ソンウクの2打席連続本塁打で1点を追加し、6回表から2番手ウォン・ジョンヒョン、8回表から3番手キム・ジンソンを登板させた。
ＮＣは8回裏5番パク・ソンミンの2試合連続本塁打で2点を追加し、ユ・ヒィグァンをノックアウトした。トゥサンの2番手キム・ガンニュルは追加点を与えなかった。4番手イム・チャンミンが9回表を無失点に抑え、2位ＮＣが勝利し3連敗から脱出した。5回を2失点に抑えたイ・ミンホが5勝目。ＮＣ打線ではキム・ソンウクが2本塁打3打点と活躍。首位トゥサンは先発ユ・ヒィグァンが8回途中6失点と打たれ、打線もつながらなかった。
ネクセン １１−８ ＫＴ （水原）
（勝）マ・ジョンギル ６勝 （セーブ）キム・セヒョン ２勝２６Ｓ （敗）チャン・シファン ２勝９敗５Ｓ
（本塁打） ＫＴ ： シム・ウジュン １号 ネクセン ： ユン・ソンミン ９号、キム・ウンビン １号
ネクセンは1回表、ＫＴの先発チャン・シファンから4番ユン・ソンミンの2ランで先制した。ＫＴは2回裏、ネクセンの先発パク・チュヒョンから9番シム・ウジュンの2ランで同点に追いついた。ネクセンは3回表9番キム・ウンビンのプロ3年目にしての初打点(プロ野球史上14人目のプロ初打席初本塁打)で1点を勝ち越し、3番キム・ハソン、ユン・ソンミンのタイムリーで2点を追加してチャン・シファンをノックアウトした。さらにこの回代わったＫＴの2番手イ・チャンジェから5番ダニー・ドーンのタイムリー、6番キム・ミンソンの犠牲フライで7-2とリードを広げた。ＫＴは5回裏、ネクセンの2番手マ・ジョンギルから3番マルテの犠牲フライ、5番イ・ジニョンの内野ゴロの間に2点を返し、4番手ホン・ソンヨンも無失点に抑えた。
ＫＴは7回裏、ネクセンの3番手オ・ジェヨンからチャンスを作り、代わった4番手イ・ボグンからイ・ジニョン、代打ユ・ミンサンのタイムリーで2点を返した。ネクセンは8回表、ＫＴの5番手キム・サユルから7番イ・テックン、8番パク・トンウォンのタイムリーで3点を追加し、ＫＴも8回裏、ネクセンの3番手イ・ジョンフンから相手の暴投、4番ユ・ハンジュンのタイムリーで2点を返した。ネクセンは9回表、ＫＴの7番手キム・ジェユンから相手のエラーで1点を追加した。4番手キム・セヒョンが9回裏を無失点に抑え、3位ネクセンが4連勝となった。マ・ジョンギルは2試合連続勝利投手となり6勝目。ネクセン打線ではユン・ソンミンが1本塁打3打点と活躍。最下位ＫＴの打線ではシム・ウジュンが3安打1本塁打2打点と活躍。
ＳＫ ３−４ キア （光州）
（勝）イム・チャンヨン １勝２敗１Ｓ （敗）パク・ヒィス ３勝３敗１７Ｓ
（本塁打） キア ： キム・ジュチャン １１号
ＳＫは1回表、キアの先発ヘクターから4番チョン・ウィユンのタイムリーで1点を先制した。キアは5回裏、ＳＫの先発ケリーから4番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の犠牲フライで1-1の同点に追いついた。ＳＫは6回表6番キム・ソンヒョンのタイムリーで1点を勝ち越したが、キアは7回裏、ＳＫの2番手チェ・ビョンニョンから3番キム・ジュチャンの本塁打で2-2の同点に追いついた。
ＳＫも8回表キム・ソンヒョンのタイムリーで1点を勝ち越したが、キアも8回裏、ＳＫの3番手チョン・ユスから代打イ・ホングのタイムリーで3-3の同点に追いついた。キアの2番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)は9回表を無失点に抑えた。5位キアは9回裏、ＳＫの4番手パク・ヒィスから7番キム・ウォンソプのタイムリーでサヨナラ勝ちした。イム・チャンヨンがキア移籍後初勝利。敗れた4位ＳＫではキム・ソンヒョンが3安打2打点と活躍。
ロッテ １３−１２ サムソン （浦項）
（勝）ユン・ギルヒョン ４勝３敗 （セーブ）ソン・スンナク ２勝１敗１２Ｓ （敗）シム・チャンミン ２勝４敗１１Ｓ
（本塁打） ロッテ ： ファン・ジェギュン １５号、イ・ウミン １号、キム・ムンホ ５号 サムソン ： キム・サンス １号、バルディリス ４号
ロッテは1回表、サムソンの先発キム・ギテから相手のエラー、4番ファン・ジェギュンの本塁打で2点を先制した。サムソンは2回裏、ロッテの先発ソン・スンジュンから7番ペク・サンウォンの2点タイムリーで同点に追いつき、3回裏6番ウ・ドンギュン、ペク・サンウォンのタイムリーで4-2と逆転した。ロッテは4回表相手のエラーで1点を返したが、サムソンは4回裏9番キム・サンスの本塁打で1点を追加した。ロッテは5回表2番イ・ウミンの本塁打、8番チョン・フンの2点タイムリーで6-5と逆転した。
サムソンは5回裏5番バルディリス(元横浜DeNA)の本塁打で同点に追いつき、代わったロッテの2番手ホン・ソンミン、3番手イ・ミョンウからキム・サンス、2番パク・ヘミン、3番イ・スンヨプ(元オリックス)のタイムリーで12-6と6点を勝ち越した。ロッテは6回表、サムソンの2番手チャン・ピルジュンから3番キム・ムンホの2ランで反撃し、7回表、サムソンの3番手ペク・チョンヒョン、4番手アン・ジマンから1番ソン・アソプ、イ・ウミンのタイムリーで3点を返した。
ロッテの4番手パク・シヨン、5番手キム・ユヨン、6番手ユン・ギルヒョンは追加点を与えなかった。そして9回表、サムソンの5番手シム・チャンミンからソン・アソプのタイムリー、相手のエラーで13-12と逆転した。7番手ソン・スンナクが9回裏を無失点に抑え、5位ロッテが最大6点差を逆転し勝利した。ロッテ打線ではイ・ウミンが3安打1本塁打3打点、ソン・アソプが3安打2打点、9番ムン・ギュヒョンが3安打と活躍。リリーフが崩壊したサムソンは、ハンファに抜かれ9位に後退。サムソン打線ではペク・サンウォンが3安打3打点、キム・サンスが1本塁打3打点と活躍。
ハンファ ７−５ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）カスティーヨ ２勝１敗 （敗）シン・スンヒョン ３勝１敗１Ｓ
ハンファは1回表、ＬＧの先発ソーサから5番キム・ギョンオンのタイムリーで2点を先制した。ＬＧは4回裏、ハンファの先発ソン・ウンボムから5番チェ・ウンソン、7番オ・ジファンのタイムリーで3-2と逆転し、代わったハンファの2番手シム・スチャンから9番チョン・ジュヒョンの犠牲フライ、2番イ・チョヌンへの押し出しの四球で2点を追加した。ハンファは5回表1番チョン・グヌ、2番イ・ヨンギュのタイムリーで2点を返し、3番ソン・グァンミンの内野ゴロの間に5-5の同点に追いついた。ＬＧは6回表から2番手チェ・ソンフン、3番手キム・ジヨンと継投策をとった。
ハンファの3番手チャン・ミンジェは6回裏まで無失点に抑え、7回裏から4番手の新外国人カスティーヨが登板した。ハンファは8回表、ＬＧの4番手シン・スンヒョンからチャンスを作り、代わった5番手イ・ドンヒョンから6番ロサリオのタイムリーで2点を勝ち越した。カスティーヨは9回裏まで無失点に抑え、ハンファが勝利しサムソンを抜いて8位に浮上した。ハンファ打線ではキム・ギョンオンが3安打2打点と活躍。7位ＬＧは継投がうまくいかず、打線も4回裏以外沈黙してしまった。
2009年シーズンMVPのキム・サンヒョンが退団
ＫＴは13日、キム・サンヒョン外野手(35)を任意脱退選手として公示し、退団させることを明らかにした。
キム・サンヒョンは高校卒業後の2001年、ヘテ（同年7月よりキア）に入団した。だが2002年シーズン中の7月、ＬＧへトレードされ、2004年には100試合に出場するなど頭角を現した。兵役を終えてＬＧに復帰し、2007年には121試合に出場したが、2009年シーズン中の4月、古巣のキアへトレードされ復帰した。そしてこの年には36本塁打、127打点の成績で本塁打・打点の打撃二冠王となり、チームの韓国シリーズ優勝に貢献しシーズンＭＶＰ（最優秀選手）も受賞した。
だが2010年以降は2009年のような打撃成績を残すことができず、2013年シーズン中の5月、ＳＫへトレードされ移籍した。そして2014年11月、当時の新球団ＫＴから特別指名を受け移籍した。2015年は一軍参入一年目のＫＴにおいて主砲として活躍した。2016年シーズンは7月12日まで62試合に出場、打率.225、11本塁打、32打点、0盗塁の成績だった。プロ16年間の通算成績は1082試合に出場、打率.256、874安打、158本塁打、570打点、54盗塁。
2016年6月16日、当時打撃不振で二軍へ降格していた際、住宅地において通行人の女性の前で公序良俗に反する行為を見せつけたとして、警察により立件されたが不起訴の処分を受けていた。だがこの件がＫＴに伝わったのが7月12日になってからであった。同日キム・サンヒョンはネクセン戦に出場していたが、実名で事件が報道されたことで途中交代となっていた。結局ＫＴとしてはプロ野球選手としての品位を傷つけ、チームのイメージも損なわせたとして、キム・サンヒョンに最も厳正な処分を下した。任意脱退選手となった場合、最低でも1年間はプロ野球に復帰できず、前所属以外のチームと契約する場合も了承が必要となる。
（文責：ふるりん）
