DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  準プレーオフ第3戦、予告先発

 ネクセン、LGの1勝1敗で迎えた2016年ポストシーズン・準プレーオフ第3戦(10月16日14時-:蚕室野球場)の予告先発はネクセンがシン・ジェヨン(※ 15勝7敗)、LGがハフ(※ 7勝2敗)と発表された。先に3勝したほうが公式戦2位・NCとのプレーオフ(10月21日に第1戦を予定)に出場する。第4戦は10月17日18時半より蚕室野球場、第5戦が開催される場合は10月19日18時半より高尺スカイドームで開始される。

※ ( )内は2016年シーズン公式戦の成績。

  キム・ハンス新監督就任  リュ・ジュンイル監督退任

 サムソンは15日、2016年シーズンで3年契約が終了したリュ・ジュンイル監督(53)が退任し、キム・ハンス新監督(44)と契約期間3年、年俸総額9億ウォンで契約したと発表した。

 現役時代は1987年から1999年までサムソンの内野手として活躍したリュ・ジュンイルは、現役引退後は2000年よりサムソンのコーチを務め、2011年より監督に就任し同年韓国シリーズ優勝に導いた。それ以降2014年までプロ野球史上初の公式戦・韓国シリーズ4連覇を達成した。2015年はプロ野球史上初の公式戦5連覇を達成したが、韓国シリーズでトゥサンに敗れた。2016年シーズンはナバーロ(現千葉ロッテ)、パク・ソンミン(現NC)など主力選手の流出、一部の選手の不祥事などで低迷し、チーム史上最低となる9位に終わった。2013年にはWBC韓国代表を指揮したが1次ラウンドで敗退した。2014年には仁川アジア大会韓国代表を指揮し大会2連覇に導いた。リュ・ジュンイルは今後サムソンに相談役的な立場として残る。
 
 キム・ハンス新監督は大学卒業後の1994年サムソンへ入団し、サードを守り主力打者として活躍してきた。2000年にはシドニーオリンピック韓国代表に選ばれ、銅メダルを授与された。2002年、2005年、2006年とサムソンの3度の韓国シリーズ優勝に貢献し、2007年限りで現役を引退した。2008年よりサムソンの二軍打撃コーチとなり、2009年には日本プロ野球・読売でコーチ研修を受けた。2010年よりサムソンのコーチに復帰し、2011年より一軍打撃コーチを任されてきた。サムソンをよく知るキム・ハンス新監督には、最強の名をほしいままにした2011年から2015年までの5年間からあっという間に下位へ転落したチームの再建が託されている。

(※10月15日現在の為替レート:1億ウォンが915万4900円。)

(文責:ふるりん