DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2016年シーズンMVPはニッパート(トゥサン)、新人王はシン・ジェヨン(ネクセン)

 KBO(韓国野球委員会)は14日、ソウル市内のホテルで2016年シーズンの個人タイトルの表彰式を行い、席上でシーズンMVP(最優秀選手)、新人王を記者投票で選出した。
 シーズンMVPにはトゥサンのダスティン・ニッパート投手(35)が選出された。ニッパートは韓国6年目となる2016年シーズン、28試合に登板、22勝3敗、防御率2.95の成績で初の最多勝最優秀防御率の個人タイトルを受賞し、トゥサンの1995年以来となる公式戦優勝、チーム史上初となる韓国シリーズ2連覇に貢献した。投手のシーズンMVP受賞は2011年のユン・ソンミン(キア)以来4年ぶりとなった。外国人選手のシーズンMVP受賞は1998年のタイロン・ウッズ(OB・元中日)、2007年のダニエル・リオス(トゥサン・元東京ヤクルト)、2015年のエリック・テームズ(NC)に次いで4人目。MVP投票の次点は、2016年シーズン首位打者・打点の二冠王だったサムソンのチェ・ヒョンウ外野手(32)だった。
 新人王はネクセンのシン・ジェヨン投手(26)が受賞した。大学卒業後の2012年にNCへ入団、2013年4月にトレードでネクセンへ移籍し、一軍出場のないまま2013年シーズン終了後に軍へ入隊して警察野球団に所属した。2015年秋に除隊されネクセンに復帰し、2016年シーズンは一軍初登板・初先発となった4月6日のハンファ戦でプロ初勝利を記録した。そのまま先発ローテーションで活躍し30試合に登板、15勝7敗、防御率3.90の成績を残した。なお新人王の次点はKTのチュ・グォン投手(21)だった。

(文責:ふるりん