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キャプテン翼に組体操!?

5月2日発売のグランドジャンプ2016年No.11(通巻No.108)に掲載の「キャプテン翼 ライジングサン」第33話(ディアスの罠)に,組体操を思わせるシーンが出現していました.

*1
ワールドカップのグループリーグ,日本-アルゼンチン戦です.前半をアルゼンチンの1点リード(1-0)で終えました.後半戦は日本のボールからで,翼と岬の黄金(ゴールデン)コンビにより,攻めに入ります.それに対しアルゼンチン側は,ディアスとパスカルの2人が止めに出ます.
画像の中のセリフ(実況)を文字にすると:

ディアス
パスカル
お互いが
手をつなぎ

そして
お互いが
交互に
相手を
引き寄せる

その
反動を
利用して

お互いが
入れ替わる
ようにして
翼と岬の元へ
スライディング
タックル敢行だ

「ぐいぐい」「バッバッ」の擬態語も,じわじわきます.
その後ですが,翼はかわして,ボールを岬にパスしたものの,岬の元へ行ったパスカルが先にボールに触れ,アルゼンチンボールとなります.ボールが託されたアルゼンチンのエース・ディアスには日本から4人が駆け寄り,そこでパスカルとの作戦を予告させて,次回へ続くとなっています.


やっているのは,組体操と言っていいのかもしれません.本からだと(『組体操 (1972年)』p.17; 転載元):

この本で扱う組体操の方は徒手体操の中で,1人で行なうよりも2人,またはそれ以上の人数の人達が組んで力を貸しあったり,重さや抵抗を与えあったりして効果をあげようとする方法で,組立運動のように表現的ではないが,かなり面白く(以下略)

実際,2人で組んでいます.力を貸しあっています.重さや抵抗を与えあっています.ボールを奪えたので,その効果もありました.かなり面白いと思います.
ただ,組んだ2人が勢い良く離れるというのは,組体操としていいのかな,とも思います.多人数でやったときには,人どうしでぶつかるおそれもあります.
今回の漫画を,また組体操の枠を超えまして,キャプテン翼で有名な2人技には,「スカイラブハリケーン」があります*2Googleの画像検索では,技そのものよりも,この技を阻止しようとして,ゴールポストの上に登るシーンが先に来ます.さらにひねりが加えられたhttp://bokete.jp/boke/36086904は,ボケてで殿堂入りしています.

(リリース:2016-05-02 晩)

*1:都合により2枚の画像に分かれていますが,実際には1つのページです.

*2:wikipedia:スカイラブハリケーン