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学内ポスター発表

火曜日の某ゼミで,M2学生9名がポスター発表を行いました.


ゼミでのポスター発表は,前のクラスタ(知的モデリング)でも経験していました.年度のはじめには,我々のクラスタ(知能科学)でも実施することを,決めていました.
ただし,参加者数が大幅に増えていることも,考慮しておかないといけません.そこで対象学生をM2のみとしました.それでも20名いますので,ポスター発表に2コマをとって,各コマに10名ずつ発表という計画を立てました*1.発表スケジュールの配布後に,1名,初回では都合がつかないと連絡があり,交代も困難だったため,9名+11名になりました.
コメント記入の要領も,これまでの口頭発表時とはいくつか異なります.まず,コメントシートを受け取って記入するのは,教員と,ポスター発表をしない学生に限られ,ポスター発表者は90分間,自分の発表に専念してもらいます.
A4用紙1枚で,4名分のコメントを書くことができるコメントシートですが,発表者名は,空欄となっていて,ポスターを見たら,そこに名前を書いてもらいました.教員・学生とも,90分で4人分のコメントを書くことを課し,5人目以降についてはコメントシートの「おかわり」が可能としました.
ところでポスター発表の採点は,教員のつけた点数に基づきます.口頭発表と違い,全教員がすべてのポスターを見ることができないこともあって,コメントがほとんどないポスターが出ると,公平な採点ができません.
この対策として,教員には,シールも配付しました.コメントと点数を書いたら,シールを,ポスターに貼りつけます.そうすることで,遠くからでもシールの多寡が分かり,ゼミの時間の後半には,手薄なところに行こうとするのにつながります.
過去2年間の経験をもとに,実施要領をとりまとめた際,「ポスターは大判印刷をするのでも,A4などでプリントして貼り合わせるのでもよい」「フレームに入れる(パネルにする)のでも,紙の状態で持参して教室内に貼りつけるのでもよい」「過去半年以内の学会発表ポスターでもよい」など,「するなするな」ではなく「これもいいよあれもいいよ」を積極的に取り入れました.幸いにも目立ったトラブルもなく,初回を終えることができました.
なお,9件のうち,パネルで持ってきたのが2件,紙の状態が7件でした.大判印刷したのが5件,紙をつなぎ合わせたのが4件でした.前方に掲示したのが4件,後方が4件,横の壁が1件でした.学会発表ポスターは1件だけでした.来週は写真を撮りたいと考えています.当ブログ掲載用ではなく,クラスタの活況を画像で残しておきたいからです.


シールについて,もう少し.シール制は昨年度までにはなく,提案した自分が百均より調達して,コメントシートと同じ4枚セットになるよう,あらかじめハサミで切っておきました.
赤青緑黄白の5色入りでしたが,白は,ポスターまたはフレームに貼っても見えにくいと判断し,除外しました.
先生方にはランダムに同色4枚のシールを配ったので,色に応じて評価(点数)が異なるというわけではありませんでしたが,「全色コンプ!」と喜ぶ発表学生もいました.

*1:1コマをさらに分けて,5名ずつにする案も,作ってみましたが,そうすると,1つのポスターに10人前後がつき,ディスカッションがしにくくなると考え,1コマの中では交代をしないことにしました.