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2011年04月03日

[] 原発関連でこれまで書いてきたこと

なのですが,原子力に対する地域住民の意識…もちろんそれは「一枚岩」ではないのですが…がよく整理されています.「スリーマイル島,チェルノブイリがあったじゃないか」とか「補助金,仰山もろてるんやろ」とかいった程度の意識で,この本を読み進めると,驚嘆すること間違いなしです.

(略)

「繰り返し対話する」「専門家側も変わる」「信頼と納得は別」「正確性より即時性を重視」「不利な情報を積極的に話す」(第三章の小見出しより)は,分野を問わず,専門家が,非専門家と信頼関係を築くための重要なポイントと言えそうです.

(略)

このような参加者の振る舞いをどう評価すべきか.好意的に解釈しない専門家も少なくないだろう.しかし北村教授は,専門家と比較して重要情報へのアクセスが容易ではない市民が,作為的な質問を行い,それに対する回答ぶりを通じて専門家の知識レベルや人間としての信頼の程度をはかろうとすることは,当然の「試す権利(北村,二〇〇七)」であると述べている.また,このような試しの質問にも誠実かつ的確に回答する能力も,専門家が持つべきコミュニケーション能力の一つであろう.対話フォーラム初期段階における「試しの質問」にどう対処できるか,これは信頼関係が構築できるかどうかの一つの分かれ道であった.

(pp.93-94)

対話の場をデザイン〜そして工学へ

コスト<資産価値×攻撃成功確率 (ならば対策をとる)

「なぜプログラミング…」は,1年後期のプログラミング講義の初回授業資料*1,「コスト」の不等式は,3年前期の情報セキュリティの初回授業資料より*2

で,今後ですが,プログラミングのほうの「原子炉」は,今回の震災を連想する人がいるかもしれないこと,私自身がそれを専門としないこともあって,取り除く予定です.と思ったら今年度から教科書で進めるのでした….

コストの不等式は,継続して使用します.資産価値も攻撃成功確率も,皆が同意するような一つの数で表すのは無理なことを押さえた上で,大まかな見積もりの必要ないくつかの対象に対してこの不等式を想起し,それぞれを比較し,対策をとるための優先順位を決めるのに有用だと考えるからです.

*1なぜプログラミングをするのか?

*2レポート答案を見比べてに『ばれる確率×損失 + (1-ばれる確率)×利益』という式を挙げています.おっと,ここのかけ算は,何の何倍とは逆になっているぞ….

2011年03月31日

[] 地震原発・デマ・津波

くり返す。わたしは、こわい。「地震・カミナリ・火事・オヤジ」だった時代から、わたし自身がオヤジ世代になった今、「地震原発・デマ・津波」だという。確かに、どれも「こわい」。NHKでも見てまぁ落ち着けという人がいる(嫁さんだ)。「オオカミが来るぞー」と騒ぐ週刊誌がいる。「ネェどんな気持ち? いまどんな気持ち? 」とマイクを突きつける人がいる。ネットにつなぐと、ワケ知り顔の自称専門家がいる。ソースが海外だと死体がいっぱいだ。検索する検索する検索する。情報に疲弊して、物語に逃げ込む。

「日本沈没」再読: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

地震原発・デマ・津波」というのは初めて知りました.Googleから,初出を探ると

のようです.

では,日付が2011年03月11日となっていて,びっくりしましたが,本文を読むと,3月11日より後の新聞記事を多数引用していて,この日付は信用してはいけないのでしょう.

  ○ ○ ○

私が,「生きる」から連想するものの一つに,THE YELLOW MONKEYのJAMという曲があります.

ただこれ,震災復興のための歌としては,ちょっとおすすめできません.歌詞なのですが…

「外国で」から始まる一節は,高らかに歌うとやっぱり自分勝手となってしまいます.最初のパートの歌詞も,要注意でしょうか.

それから,プロモーションビデオの出だしに,ジャムが流れ込んで,ビルや家のミニチュアを押しのけるシーンもあります.

  ○ ○ ○

家族とともに,生活ができる.大学に行って,教育・研究の仕事ができる.ニュースを見て「そらそうだよな」「それはないよな」と笑い飛ばせる.ネットにつながり,1日1本エントリが書ける.…

『僕は何て言えばいいんだろう』

逢いたい特定の君がいるわけではなく,当雑記を通じて伝えたくて,伝えたくて,伝えたくて,また明日何か書くことにします.

2011年03月23日

[][] 募金

月曜日は,3人を寝かせて夫婦でパームシティへ行き,ランチをとり,買い物をしました.

食べ物を待つ間に…

「ここの中,募金箱,なかったなあ…」

  「せやなあ」

「前はお金,持ってなかってんけど」

  「土曜はなしで,今はあるんかいな」

「せやねん.あなた,ネットで寄付したんでしょ」

  「そうやが.(略)円」

「え〜,もっとしなさいよお」

  「いやそんなん自分のココロザシとしてするもんであってやなあ」

「んもお」

  「それにしても,もしここの建物の中に募金箱があって,東北関東大震災に役立てられますって書かれてても,ほんまにそないに使ってもらえるんかね」

「あなたのは?」

  「あ〜,うちのはえっと,日本赤十字社に送られることになってたんやったかな」

「それやったらええやん」

  「んでお前は,安易に投入したら,どっかでストップされて,震災の被害に遭ったところで使われへん可能性もあるかもね」

「そんなわけにはいかんで!」

  「いかんで,言うても,どうなるかは受け取った方が決めるんや」

「せやねえ…」

  「そういえば,ユニセフへの寄付金がどうたらって,Webで話題になってたなあ」

「そうなん」

  「うろ覚えなんで説明は省くが,まあ,寄付を募ってそれをどう送るかってのは,簡単ではないね」

「大変なんやね」

  「思うんやけど,よおまあ赤十字に送られますとか言うて募金箱を設けてるのも,なんぼか意図があるんちゃうかなって」

「どんなん?」

  「まず,赤十字という名前を出すことの安心感やね.出す側も,抵抗感が減る,と」

「それで赤十字に送らなかったら?」

  「詐欺になるんかなあ」

「それは困るね」

  「まあなあ.あともう一つの意図は,そうやって受け取ったお金を,そっくりそのまま赤十字に送ることにすれば,寄付を募った企業なり団体なりが,収支の決算がしやすいんかなと」

「決算て…会計報告がいるの?」

  「いるんちゃうかなあ」

「ふーん」

  「それはそれとして,お前やが…」

「やっぱり赤十字よね」

  「なんなら,(和歌山の)日赤に直接行くか,今から?」

「いやそれほどではないんやけど…あっ!!」

  「何や」

「あなたええこと言うた! 今週あたしさあ,検診で日赤に行くやん」

  「行くんや」

「そのときに,寄付したらええねんや」

  「あ,それは名案やなあ」

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