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2016年03月28日

[] 「インターネットブックメーカー」で,千秋楽・結びの一番の決まり手を予想してもらった

昨日は千秋楽,日馬富士-白鵬による結びの一番をテレビで観てから,うえの子・さきの子・あとの子を連れて散歩に出かけました.

一番はと言うと,変化しておしまい.決まり手は突き落とし,でしたっけ.

この件,日本社会まで広げた考察記事なんてのも出ています.

このタイトルを見て*1,学生時代,「インターネットブックメーカー」というので,賭けの対象を決める機会があったのを,思い出しました.

ちなみに「ブックメーカー」だけだったら,賭け屋です.イギリスが有名ですかね.

当時自分が参加していた「インターネットブックメーカー」では,もちろん,お金をやりとりしません.やりとりするのはメールばかりだったはずです.各参加者が「ポイント」を賭けて,数日後には当たり外れが判明し,ポイントの増減がなされました.

経緯は忘れましたが,私が一度,賭けの内容と選択肢を決める役(出題者)になりました.これまでの賭けの内容も参考にしながら,その月に実施の大相撲の,千秋楽の最後の一番*2の決まり手を予想してもらうのはどうかと提案し,主催者さんより了承をもらいました.

選択肢となる決まり手も,こちらで提示しました.横綱どうし*3ですので,まずは「寄り切り」,そして「押し出し」.それから,きっとないだろう,けれども入れとこうと思って,「はたき込み」を候補に入れました.「不戦勝」もあったと思います.あとは「その他」.

倍率は,主催者さんにお任せしました.寄り切りと押し出しは,低倍率でしたが値は忘れました.はたき込みだけは覚えていて,7倍です.絶妙な数値設定で…

そうなのです.そのときの千秋楽の結びの一番,実際に,はたき込みで決まったのでした.

阪急梅田のビッグマン前の大型モニタで,その結果を目にしたとき,多くの人は,横綱どうしの取組がなんでそんな結果に,と思ったはずなのに対し,私は,うわ,冗談で入れた選択肢が当たりになってしまったよと,当惑していました.

だからといって,出題者にポイントがついたとかは,なかったのですけどね.

*1:あ,いや,本文も読みました.

*2:ただし優勝決定戦は除外.

*3:曙・貴乃花の時代です.で,この2人の取り組みになったかどうかは,覚えていません.

2015年04月18日

[][] 「コンピュータウイルス空気感染しない」○か×か?

「私にとって,情報セキュリティとの関わりは,『学び』そして『研究』としては,大学院に入ってからなのですが,記憶をたどると大学3年の前期,ちょうどみなさんと同じときに,今でも鮮明に覚えている経験がなります.

その1年前にですね,学部内で,この大学じゃないですよ,学生が実験していて,爆発が起こり,2人の方が亡くなったという痛ましい事故がありました.

それを受けて学部長や先生方がいろいろ画策したんでしょうね,次の年度に,『防災特論』という科目が設置されまして,これを3年の前期に履修することになりました.機械から電気から化学から情報から,学部全員の3年生が対象です.

なのですが自分自身,高電圧だとか化学薬品だとかのお話を聞いてビデオを見て,自分のこれからのことに関係しそうになかったので,退屈気味に出席していました.

それで,試験を受けて,予想もしなかったところに,情報分野の出題を目にしたのです.

○か×のいずれかを答えなさい…正誤判定問題の中に,『コンピュータウイルス空気感染しない』という文があって,びっくりしたんです.

本日の授業の配布資料に書いたとおり,コンピュータウイルスの概念や用語は,生物学医学で用いられるものを借用しています.そのあたりに注意して,コンピュータウイルスは,『空気感染』するのかどうか…

いや違うでしょうと.ウイルス情報を,物理層で,電気信号としてやりとりすることによって,他の計算機にも感染するわけです.

…と考えまして,しないが正しいのだから『○』と解答しました.持ち込みなしで,点数は覚えていませんが,単位をとることはできました.

しかしまあ,現在では,有線よりも無線によるやりとりが多い,日常の我々ですから,ウイルス情報が,無線LANアクセスポイントを介してばらまかれ,それによって感染される,きちんと対策しているところには感染しない,といった話は,空気感染と見なせそうです.

出身学部で今でももし,防災特論の科目があるのなら,情報分野の出題は,新たな技術や使われ方を反映して,きっと変わっているんでしょうね.

さて…」

なにこれ

担当科目の第2回で,話しました.これは自分の持ちネタの1つで,過去の授業でも話していますし,はてブを検索すると,コメントも見つかります*1

ブログでは書いてきていなかったので,今回,文章にしました.

授業のおわりに,その回の授業で学んだことをもとに,正誤判定問題を1つ作りなさいと出題しました.スクリーンにはその指示のほか,例文として「コンピュータウイルス空気感染しない」を挙げておきました.

提出してもらった答案の中では,「トロイの木馬はおもちゃである」が秀逸でした.攻撃側からすると,「トロイの木馬型」などと特定されてしまうものは(すぐに対策が立てられ)攻撃力が低く,おもちゃ扱いされる,という解釈もできます.

2013年05月11日

[] 某ゼミへの思い

大学院ができたときからずっと,所属クラスタを変えずにいます.1期生の学生から見てきたわけですが,そうした中で思い浮かぶ,某ゼミへの思いを,お話しすることにします.


思いは,「変化」と「悩み」に大きく分けることができます.

「変化」の一つめは,人の入れ替わりです.学生は,修士2年間で入っては出て行き,入れ替わるのが当たり前ですが,教員も教員で,他のクラスタからお越しになったり,出られたりします.他の大学や研究所へ移られる先生もいます.

所属クラスタは変わらなくても,助手・助教から講師・助教授・准教授へ,そして教授へと昇任していくのを見てきています.別にクラスタで教授が何人,准教授が何人といったルールはないのですが,某ゼミの運営にあたって,職位は,ちょっと気をつけないといけないところだったりします.

某ゼミ担当教員は3名で,今年度どなたかというのは,初回配付の資料に書かれていましたね.もともとは,2名でした.それも,成績評価をするため,助教授・講師の先生に限られていました.のちに教員数が増えたことと,某ゼミ担当教員の枯渇問題への対処のため,助手,今だと助教ですね,の先生も加わりました.ちなみに教授の先生方は,持ち回りで,クラスタ主任を担当されます.

私が最初に某ゼミ担当をすることになったとき,前年度の先生から資料をもらいまして,成績評価で「質問点の青天井は,やめたいなあ」と思ったものでした.何かというと,昔も今も,某ゼミの成績評価は,出席・発表・質問をもとにつけていたのですが,それまで,質問は1回したら何点,という要領だったのでした.

それで,毎回のように質問する学生も2,3人いて,そういった学生は,素点で100点を超してしまいます.まあ100点としていたのですが,やっぱり某ゼミは出席・発表・質問を総合的に評価すべきだろうと思いまして,もう一人の…本日お見えでないですね,1期生からずっとこのクラスタの先生です…に相談したら,ええそうしましょうとなって,出席点,発表点,質問点で分け,質問点に上限を設けて,3つ足して100点満点にするというルールになりました.

あとは…そうですね,初期の某ゼミは,本当にのどかでした.学生が発表して,質疑応答して,おしまいです.やりとりは,発表者本人と指導教員の頭の中にぼんやりと残る程度でした.

今と何か違うか,M2のみなさん,分かりますか? 質疑応答を記録するという習慣が,なかったのでした.

4期生くらいだったかなあ.私に言うんですね.「質疑,記録しといてもらえますか」って.当時,自分の手帳に,質疑を簡単にメモするようにしていたのですが,学生がこちらに質疑をとっといてと言うのです.今では到底,許されませんね.

そんなこんなで,この某ゼミで,質疑応答と正式回答をとりまとめ,発表後1週間以内に,スライドとともに担当の先生に送るようになったのは,比較的最近のことです.

A4表裏のレジュメを作成しておき,出席する教員・学生に配付することになったのは,昨年度からです.


「悩み」に話を変えましょう.

某ゼミ担当は数年ごとに回ってきますが,担当の年度は大忙しです.まず,教員や学生の発表の日程を組まないといけません.今年度の最初の日程案は,学生数が多かったもんで,教員発表なし,第2回からさっそく,M2の発表が組まれていたのでした.年度の最初っから,大変やなあと思って見ていたのですが,入学辞退・休学・退学の学生の連絡をもとに,学生が減りまして,こうして教員発表をとる余裕ができたのでした.M2のみなさんも,時間の余裕ができたってわけです.

そのほか某ゼミ担当となると,学生からは欠席やら提出物やら,クラスタ主任の先生からは学生へのアナウンスやらみなさんで決めてくださいやら,メールが連絡が頻繁にやってきます.1件1件は単純なのですが,漏れなく対応しないといけません.各回90分のゼミの中でも,することがいろいろあります.何から何まで大変です.

次に,ぎょっとするもののコントロールのできない悩みとして,年度によって学生数に幅があります.多いときは1学年に20の後半,それがM1,M2の2学年あります.最小は10人でしたかね,少ない方は幸いにも連続することなく,ある入学年度だけ少なく,その前後は多いなあ,ってな状況でした.

昨年度は,1回の授業,90分で,4人の学生に発表してもらいました.1人あたり,発表10分,質疑10分の20分でした.発表10分では,スライドづくりにも苦労します.卒論発表なみですからね.でもって,情報分野と環境分野の教員・学生に分かる内容にしないといけない.今年度は,発表15分質疑15分で,修士の途中段階の発表としては,標準的ではないかと思います.ともあれ指導される先生のアドバイスを聞きながら,しっかり準備してください.

人数が少ないクラスタでは,学生は半期に2回発表するなんてこともあるそうです.それはそれで充実できて,良いのかもしれませんが,我々は人数が少なくなっても,そこまで行くことはありませんでした.

某ゼミの最中の苦労を,お話しすることにしますと…そうですね,質問が出すぎるときと,全く出ないときがあります.どっちも,悩みの種です.1回の発表に対して,質問は何個以上何個以下にするなんてわけにいきませんので,基本的には学生持ち回りの司会に委ね,何かあったら某ゼミ担当教員が入るという,現実的な方法でやってきています.

あと最後に,これは学生というよりは教員の問題意識なのですが,学生はこの某ゼミに出席して,自分が発表しない回のとき,「学んでいる」か? 「聞くだけ」になっていないか? というのは,根源的といっていい悩みです.

参加人数からして,毎回質問するわけにはいきませんし,質問を紙に書いて提出というのも,監視社会をやっているように見えて,ゼミとして生産的ではありません.

そこについては,学生の自主性といいますか,それぞれの意識のもとで実施してもらうとして,教員サイドとしては,充実した発表,そして質疑応答ができるよう,場づくりをしていっています.某ゼミ担当のときには積極的に,そうでない年には応分に,ですけどね.

何これ

4月30日の某ゼミで,発表する機会がありましたので,3分の2を研究紹介,残り3分の1を某ゼミアドバイスとして,しゃべりました.上記はスライド2枚分で,実際に話していない内容を含みます.スライドもそれで終わりというわけではなく,発表・質問の流れと,質問のパターンについてスライドを出し,それぞれで話しました.

「某ゼミ」とは,大学院のゼミのことです.ある科目に対応づけられています.実際の呼び方とも異なっているのですが,これは意図的なもので,某ゼミの欠席メール文例を機に,当ブログ上では「某ゼミ」と書くようにしています.

関連

2012年11月18日

[] 1連鎖トリプルすべし

90年代の出来事です.ぷよぷよというテレビゲームのことです.それも対戦型ではなく,一人遊びで,お題をもとに解いていく「なぞぷよ」のほうです.

いろいろと遊んでいるとき,ふと,これはあり得ないという,なぞぷよのお題を考え,そばの友人に言ってみました.発端はたしか,

  • カーバンクル出すべし

だったと思います.「なぞぷよには出ねーよ」と,笑ってもらいました.

次に笑いをとったのは,

  • リセットすべし

です.そこから,「そんなん,リセットボタンを押したらええだけやん」「せやけど,リセットしたら,クリア判定どうなるの」と,会話が楽しめます.*1

ところがあるとき,先頭に「猫」をつけて

  • 猫リセットすべし

にしたらどうかという提案がありました.達成のためには,リセットボタンを押してもらう,猫が必要になります.そんなこんなで,盛り上がりました.

といったところで本題ですが,あるときメールで

  • 1連鎖トリプルすべし

と書いてみました.「1連鎖」というのは,連鎖ではない最初の消去のことです.そして「トリプル」は3箇所同時消しを意味します.

ご承知のとおり,ぷよぷよは1回に2個のぷよが落っこちて,フィールド上に置かれ*2,そして消去判定となります.2個しかないのに3箇所同時消しってどういうことよ,というわけでほどなく,「それは無理」という返信が来ました.

さっそく,またメールです.「なぞぷよならかんたん」と書き,初期配置を文字にして,送りました.

■      ■  NEXT
■      ■  △
■      ■  □
■○     ■
■      ■
■○△□   ■
■○△□   ■
■○△□   ■
■■■■■■■■

関連:

Q: 量は,数と単位の積とすればいいのでは?

A: 物理化学の立式や計算には良さそうですが,数学に親しんでいれば賛同する人はいないんじゃないかと思います.というのも,いわゆるゼロ量の取り扱いに,注意が必要だからです.ゼロ量を含むと,2つの量AとBに関してA+B>Aが言えません.

小学校向けには,「容器に水が3リットル入っている.□リットル入るコップを使って容器の水を移し替えたい.何回すくえばいいか」という問題で□を0にしてみるのはいかがでしょうか.

Q: 「0リットル入るコップ」って,何?

A: 作り方をご紹介します.(1)缶の飲み物(250mLとします)を買って飲み干します.(2)飲み口の側の円板を切り落とします.(3)切った円板を加工して,取っ手になるよう,缶の横に取り付けます.これで,0.25リットル入るコップができました.(4)底の円板も切り落とします.これで,0リットル入るコップができました.おしまい.すくってもすくっても,水を蓄えられないので,このコップを使って移し替えることができないという次第です.ちなみに底の円板のほうですが,高さを0にしてできた形とみなせば,これも0リットル入るコップとなります.

なぜコメント凍結

*1:いまだとWindowsだとかLinuxだとかで,インストール終了後に再起動して,それからいろいろ設定するようになっているのですけどね.

*2:この直後に,なぞぷよの初手に限って,他の落下処理も入ります.

2011年04月15日

[][] 中村哲先生のこと

昼、新しくできた中村研(知能コミュニケーション講座)にご挨拶。広くていいな〜。いま自分が NAIST の自然言語処理系の入学を検討しているなら、ここは間違いなく候補として回る講座であろう。

挨拶がてら、大きな研究プロジェクトの回し方を中村先生から教わる。たとえば1年の予算が6,000万なら半分が人件費、半分が研究費で、人件費はポスドク1人600万とすると3,000万で5人雇えて、それぞれをやりたいテーマ順に割り振ると、人がついたテーマは絶対成果が出るので回って行く、という感じ。なるほど〜。

大きな研究プロジェクトの回し方 - 武蔵野日記

なるほど〜.

リンク(http://ahclab.naist.jp/Nakamura-san/index_j.html)を見てびっくり.面識のある先生じゃないか!

NAIST 1期生は1993年入学.それで,翌年12月,M2の第4学期*1に,単位はいらない*2から勉強のために受けた授業の前半が中村先生で,2回ほど小レポートを提出してから,ドクターコースに進むM2はTAをするとなって,割り当てにより中村先生の授業のお手伝い(答案整理)をすることに.こっちはもちろん初めてのTAで,中村先生もTAをつかわれるのも初めてと,お互いぎくしゃくしながらの仕事だった.

中村先生が退職されて企業に戻られたというのは,風の噂で知っていたけれど,またNAISTに,そしてもちろん教授として戻られる,すなわち企業→大学→企業→同じ大学という経歴というのが初めてなので,2度びっくり.

 ○ ○ ○

水曜日にメールで,学部の通信案内を受け取る.教職員の居室や連絡先なんだけど,他学科はいろいろと動きがある中,自分の学科は,3月に特任助教さんが入ったのは前のバージョンで追加されていて,今回は変動なし.

大学院の所属(クラスタ)の変動も,環境システム学科の先生で1増1減あっただけ.

人事の動きがない組織は,活動が停滞しているように見える? そう思われないように,上を向いて研究教育に邁進しないと….

*1http://www.naist.jp/campus-student/e02_01_j.htmlに「第IV期授業」の表記あり.

*2:M1のときに受かったのと同じ科目名だったため.M1のときは暗号理論,M2では符号理論.中村先生の授業の中盤あたりに,data distortionを取り上げられていたと,記憶がよみがえる.