(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

「自分探しの旅」in 香港 −4日目−

  • いきなりの粥と飲茶

帰りは朝の便のため、事実上の最終日。食えるだけ食っておかねばということで、いきなりのはしご敢行。旺角の粥屋で魚片粥。ボラがわんさか入っているヤツ。淡水魚特有の泥臭さがあるけども、慣れるとこのクセも好きになる。こんなお粥ですよ。18香港ドル(約280円)。
続いて倫敦大酒樓。この店は早い時間に行くと一律8香港ドル(約120円)で点心が食べれる。安い庶民派大箱レストラン。後半早茶タイムからもれてしまい、やや高くなったが、それでも腸粉だのチャーシューマンだの点心4つとプーアル茶で42.9香港ドル(約660円)。安い!
店を出るときに日本人の一団と一緒に。店員が言う。
「アリジャトウ、ゴジャマシター」
精一杯の日本語だ。続いて俺が出ようとする。
「多謝(トゥーチェー)」
何でやねん!

  • 本屋はネタの宝庫

尖沙咀に戻り、ハーバープラザの「PAGE ONE」へ。ここは大き目の本屋さん。中文書・英文書ともに品揃え豊富なのだ。ここに来た目的はひとつ。
「間違った日本ものを探す」
香港では和食が大人気であり、寿司店は軒並み大混雑。マンガやアニメなどのオタク文化も大好評であり、近年は日本旅行本も多く出ている。ということならば、間違った日本を伝えてる本も1冊や2冊ではないはず、という推測だ。
で、探してみたら……予想以上。スゲエ(笑)。まずはこちら。
「日本料理大丈夫」
この1冊があれば、どんな日本料理でも安心だ、という趣旨の本。とはいえこんな調子だ。ベッタベタすぎます。
「自製寿司」
これで自宅でも寿司を食べれますよ奥さん!という本。おにぎりと寿司を混同しているっぽい表紙からして既に不安になるが、中身も当然こんなである。大涌谷の置物が気になって仕方ない。
他にも色々ネタがあります。近日公開。著作権無視。

  • 貴族の印鑑完成せり

続いてペニンシュラ・ホテルのTangsへ。2日目に作成依頼した印鑑をピックアップ。
おお、いい出来じゃないの。いい仕事だ。「タケルソバ」になったら困るなあと思っていたので、完成品を見てまずは一安心。こんな外観で、印影がこんな感じ。思いつきで作った割にはゴージャスで笑う。ただ、使いどころがねえんだよなあ。というか「まずそこだろ!」という気がせんでもない。でも衝動買いだからこれでよいのだ。

  • 無駄な文化交流

崇光(そごう)の地下食品売り場で買い物。フルーツが安い! でもあまり甘くなし。ま、値段相応か。
続いて油麻地と旺角の間をうろうろ。このあたりは日本の芸能ものを扱った店とかが多く、DVDなんかが安い。とあるDVD屋に入ると、完全に日本のエロビデオ屋と見まがう品揃え。
そのある店に入ると夏目ナナのDVDを片手に1枚ずつ持って見比べている少年がいた。
「おお、こんなとこにも戦士が」といたく感動。丁度目の前にかでなれおんのポスターと写真集が陳列されていたので、夏目ナナかでなれおんが姉妹であることを教える。すると、少年もいたく感動。物凄い目の輝きで俺に握手を求めてくる。おお、そうか。この情報は香港ではレアか。日中文化交流が成立した瞬間。「どうでもいい日本情報を伝える会」の会長としては非常に嬉しい。
ちなみに「あいだゆあとあいだとわが姉妹」は知っていたらしい。やるな、少年。