(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

このタイミングというのがあさましい

東京都が選挙をひかえ、あさましさフルスロットル! 2008年度から低所得者の都民税を免除するそうですよ。

……まあ、意図はいいと思うんですよね。給与明細をよく見てる方は気付いているかと思うんですが、今年から所得税は安くなっているんですよね。で、その分はどこに行ったかというと住民税。所得税が単純に安くなったのではなくて、それが住民税に回っただけ。国から地方に税源移譲されたため、税金をとるところが国税庁(税務署)から自治体になったってだけなんですよ。実は単なる窓口の変更。
ところが、住民税の通知が来るのって5月以降の話。給料天引きも6月になってからの話なもんで、まだ実感がないし、あんまり気付かれてない。実際に払う段になるまでは関心もたれてない。で、5月になって通知が来て「なんじゃあ、こりゃあ!(C)松田優作」と。で、低所得者層の中には住民税が払えなくなる人もいるであろうと。それならば、東京都は財政的な余裕もあるし、いっそのこと低所得者からは税金をとるのやめましょうかねえというお話。
ま、これはこれで筋は通っているんですよ。同じ収入でも、その収入が生活保護なら丸々残るけど、生活保護じゃなければ住民税とられるという不平等がありますしね。「ちゃんと働く方が損じゃん」という話にもなりかねんわけで。ま、これはひとつの見識。そう悪くない発想。ただ、問題はタイミング。何故この時期にこういう話を発表するのかってことよ。
……選挙対策じゃねえの? だって税源委譲の話はとっくの昔に決まっていること。こういう対策をするのであれば、もっと前から話が進んでいないとおかしい。ましてや、この対策の対象者が多い地域と、石原が選挙で弱い地域ってモロ被りなんだよね。……そういうことじゃねえのか?石原よ。
やることなすこと最近は卑しすぎるなあ。あさましいし、底が見え見えだねえ。

欧米人は日本人のセーラー服姿に萌えるそうな

タイのお寺に女子大生がミニスカで参拝。それを注意した文化相に後日謝罪したという記事。

「ワット・ポー」はバンコクでも超メジャーなお寺で、「涅槃仏」で有名。で、タイのお寺って肌を露出する服装ってダメなのよ。特に女性。何せ女性に触れただけで、お坊さんは今までの修行がチャラになっちゃうそうで、女性は禁忌の対象。なので服装にもうるさいってわけね。
ところが、一方でミニスカはタイの女子大生の制服なわけですよ。白シャツに紺か黒のミニスカというのがベタな制服姿。だから信心深い子が学校帰りにお寺に行くと、どうしても「ミニスカ参拝」になっちゃうのよ。信心深くて真面目な子ほどそうなるというか。
しかも、タイは何故か服をピタピタに着るんです。服をピタピタに密着させて着るほど、それは着こなしとして正しいのです。ブカブカに着こなすヒップホップ系とは正反対なんですよ。なので、下はミニスカ、上はピタピタ。修行中のお坊さんでも欲情してやむなしのスタイルなのですよ。スコール後なんてそれはそれはウヒョ。
ただ、タイの女の子はそういう制服を「カワイイ」と思って着てるわけですな。で、もっと小さい子は、そういう格好をしとる女子大生に憧れて大学を目指したりもするわけですよ。日本でも「制服がカワイイ」という理由で高校を選んだりしてますし、韓国では同じような状況が進んだ結果、制服にかかる費用が上がり、親が「制服たけえよ!」となっておるようですな。

アジアは「カワイイ」文化に染まりつつありますなあ。