知事自ら反面教師
新年度早々皆さんご活躍ですなあ。まず上田埼玉県知事から。「自衛官は人殺しの練習をしている」とのありがたいお言葉を頂戴いたしました。
さすが朝日新聞、早速食いついたわけですが、見出しほど問題はないような。この部分だけ強調するとヒデエ発言でございますが、全体で見るとそんな見当外れの論旨でもなし。
「自衛官の人は、平和を守るために人殺しの練習をしている。警察官も、県民の生命や財産を守るために、人を痛めつける練習をする。だから我々は『偉い』と言って褒めたたえなければならない」
自衛官やら警察官やらは進んでそういう任務を負っているんで、皆さん感謝しましょうねって話。「人殺しの練習」という部分だけを取り上げるとショッキングだけども、話の内容は真っ当だと思いますよ。他人の仕事に対する尊敬の念を持ちませうって話だから。
それよりもこっちの方が感じ悪いですな。神田愛知県知事の「弱い遺伝子、悪い遺伝子を持った方」という発言。
いやはや、ヒトラーに相通ずる素晴らしいご識見で。「アーリア人種は優秀で、ユダヤ人は悪い」という発想と根は一緒ですな。
「行政のトップが障害者に対して使う言葉としては、余りにも不適切だ。知事の発想の根っこには、優生思想につながる側面があるのではないか」
このツッコミもやむなし。素晴らしい思想をお持ちのようですな。しかも知事は逆ギレ気味でこんなことをお話になられているようで。
「どういう表現だったら良かったのか。もうすこしいい表現を使えば良かったかもしれないが」
「表現の問題じゃねえよ」ということに気付いてないところに匠です（堀池匠調）。
結局食うんじゃん
「人道的ハンバーガー」なるものがあるそうですよ。バーガーキングが「人道的ハンバーガー」に切り替え。それを動物愛護団体が称賛とのこと。
何から何までオレにとっては「ファンタジー」としか言いようがないですね。家畜相手に人道的も何もあるかいってな話で。放し飼いだと人道的とか、電気ショックで殺すと非人道的というのもねえ。最終的に肉として食べるんなら一緒ですよ。最終的に「罪深いけど食う」か「罪深いから食わない」の二者択一ならまだわかるけどね。結局食うのにああだこうだ言うんじゃねえよと思うわけで。
報道によると、動物愛護団体のＰＥＴＡは「バーガーキングの取り組みが食用に動物の命を奪うファストフード産業によい連鎖を起こすだろう」と歓迎している。
じゃ君たちは日頃何を食ってるのって話なわけで。ファストフードとして食う肉も、スーパーで買って食う肉も一緒ですよ。釣って食べる魚だって、あるいは野菜だって一緒。結局命あるものを食うって本質に変わりはないんですけどね。本当に動物愛護で行くなら、食生活はサプリメントなんかの人工物のみになるはずですけどね。豚はダメで野菜はＯＫってのは偏屈ですよ。命あるもの、全部ＮＧってのが本当の動物愛護な気がしますな。
放し飼いだと人道的というナイス理論に匠です（堀池匠調）。
