(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

塩に金かけろ

料理にとどまらないコツ。

粗塩か岩塩な!いいか、ピェンローの時も注意したろ。味のポイントになるところは金をつぎ込め!

おいしい鳥はむの作り方

そうなのです。塩なんです。いい塩で味をつけて、焼くなり煮るなり炒めれば、大体はうまくなるもんなんですよ。

例えばうまい肉をうまい塩で焼けばうまいに決まっているわけです。肉のうまみ+塩のうまみという足し算になるわけで。これが一番シンプルな考え方。

なんだかんだで塩ふって焼くのが一番うまい - (旧姓)タケルンバ卿日記

こういうこと。これが一番シンプルな考え方。これでいいのよ。余計なことをする必要なし。
そして重要なのは、実は費用対効果。料理のうまさは次の要素で決まる。

  • 食材
  • 調味料
  • 調理

いい食材を、いい調味料を使い、いい調理でつくる。これが最高。で、この中でコスト的に、技術的に素人が一番コントロールしやすいのが調味料であり塩。塩が一番コントロールしやすい。
というのも、調理は設備・道具・技術なので、ないものはどうしようもない。そして食材は青天井。いい食材を求めればきりがない。

オイラの場合、ハナマサ(名前が変わるとか何とか)で2kgで800円のを買ってます。

おいしい鳥はむの作り方

ここでは安い肉を使っているけど(失礼)、地鶏とか使えばグラム100円、200円の世界になる。金額が一気に跳ね上がる。レアなヤツだともっと上がるわけですよ。
ただ、安いといえど、肉は肉なんですよ。ハナマサの肉も地鶏肉も、実は決定的な違いはない。鳥は鳥。肉は肉。
もちろん高い肉はうまいですよ。名古屋コーチンにしても、比内地鶏にしてもうまい。でも、それはハナマサの肉がマズイってわけじゃない。「ハナマサの肉でも十分なんだけど、高い肉はやっぱりうまい」ってだけ。ただ、そこに高いだけの価値があるか。値段相応であるか。費用対効果があるかってところが問題なんです。特に一般生活ではね。毎日の食事のことなんで。
その点、塩はいい塩といえどたかがしれている。試しに見てくださいな。

日本の海塩とか、モンゴル岩塩とか、ローズソルトとか色々あるけど、どれも高くて1000円程度の話ですよ。それも多いので500グラムもある。ところが1回の調理に使う塩の量なんてたかがしれたもの。多くても10グラム。であればコスト的にたかが知れてるわけですよ。高いけど、大したことがない。
しかし塩は料理のうまさを決める大事な要素。うまさの3分の1を決める部分。正に味のポイント。味のポイントなのに、低コストで手が打てる。おまけに手軽。こういうところに注力すべきなんですよ。費用対効果は抜群。普通の食材を普通に調理しても、特別な塩を使えば味も特別になるんです。普通のトンカツも、ミネラルを多く含んだ塩で食べれば、豚の甘さもひとしおなんですよ。塩に含まれる苦味成分などが甘みを際立てるわけで。

いい塩が調味料にあるだけで生活が豊かになるぞ。

おいしい鳥はむの作り方

豊かになるにはお金はいらない。ちょっとしたコツと発想の転換。食材にお金をかける前に、塩にお金をかけてみては?