(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

微妙なサンスポの悪意

偶然にしては出来すぎ。ナベツネが悪い人になってます。

このあたり。

「2008シーズン、亡き祖母のために全力を尽くそうと思う」
 悲しみを乗り越えたクルーン。巨人での活躍を、天国の祖母にささげるつもりだ。
★「どうしようもないね。ハッハッハー」渡辺球団会長
巨人の渡辺恒雄球団会長(81)はこの夜、港区のホテルで開幕3連敗を喫したチームについて「どうしようもないね。ハッハッハー」と苦笑いを浮かべた。

SANSPO.COM - 巨人・クルーン、祖母の葬儀出席希望し帰国願うもプレー優先を決意

クルーンの記事につなげられたせいで、見出しが不謹慎になってます。
……ま、クルーンの事情を知っててこういうこと言いそうな人ではあるから、違和感はないんだけど。
たかが選手が!」

短気を防ぐセルフルール

もしかしてバレバレかもしれませんし、うまいことごまかせているかもしれませんが、タケルンバはかなり短気です。怒りっぽいし、すぐ切れる、今どきなナウなヤングでありバッチグーでフィーバーフィーバーで切れてみそ。死語だらけ。
とはいえ、性格そのままにしょっちゅう短気を起こしては日常生活があまりに難儀。「短気は損気」というのがタケルンバ家の家訓でもあったし、冷静に振り返ると確かに損している場面が多くある。ううむこりゃいかんと中学生のときに導入したセルフルールがこれ。

切れるのは1年に3回まで

数値目標導入。回数制限。ニトロは1レース3回まで。
これを導入して以来、切れる回数は劇的に減りました。今では年に1回切れるかどうかですよ。温厚になったもんです。これを導入してみると、結構効果がありまして。

切れる場面かどうか立ち止まれるようになった

何せ回数制限があります。年に3回まで。ということは、その1回1回が貴重なのです。大事な権利。そう考えると、おいそれとは切れられなくなる。脊髄反射的にぶっちぎれるパターンはともかく、少しむかつくくらいだと、「これは切れていい場面か?」と自問自答するようになったのですよ。立ち止まって考えるようになった。これは権利を使う価値があるかを考えるようになった。
となると、比較的どうでもいい場面では切れなくなったのです。セルフコントロールができるようになったといいますかね。「やめとけ、これはもったいない」と、抑えをかけられるようになった。
で、こうなってくると、脊髄反射や瞬間沸騰以外の怒りで切れることがなくなるんですよ。1回立ち止まって「ん? これは切れるべきか?」と考えて、「これは切れるべきだ」となったとしても、そこで1回冷静になっているもんだから、爆発できなくなるわけですよ。噴火が一度停止しているので。ちょっとクールダウンしている。その分、怒りパワーは弱まるわけですな。

気が楽になった

「怒っちゃダメだ」「切れちゃダメだ」と思うと気が重いのです。自分にタガをはめると、そこからの解放欲求ができてしまう。ダメと言われるとやりたくなるもんだし、してはいけないと思うと、そこにストレスを感じてしまう。
でも、それを「3回までならいいよ」としてあげると、ふっと気が楽になる。もちろん3回という制限がかかっているわけで、自由ではないんだけども、「いざというときは切れて良し」という逃げ道ができることで楽になるんですよ。精神的に追い込まれない。
ま、単なる気のもちようなんだけど、こういうのがあるかどうかで余裕が違うんだよね。結局は切れないためのセルフルールなわけだけど、「切れてはいけない」という禁止より、「3回まで」という回数制限の方が前向きじゃないですか。

怒るのがバカらしくなった

で、最終的には、こういうルールをつくってまで怒るをやめるって何なんだろうと。そんなに切れてどうすんのと。そういう怒りとか切れへの懐疑が出てきます。「何やってんだか」と。バカバカしくなるんです、なにもかも。「3回まで」とかってルール決めちゃってと。
そうなるとしめたもの。怒ることがバカバカしくなります。切れるのがアホらしい。3回までって決めたけど、別に1回も切れる必要ないねと。そういう心境になってくるのですよ。同じ人間とは思えないほどに大人しくなる。「切れるのは3回まで」みたいなルールが必要だった頃の自分が遠く感じるわけですな。
そうなると毎日が温厚に過ごせます。少々のことでは怒らない。怒るほどのことでなければスルー。何事もなく黙殺。
また、元々短気であり、怒ることに関しては手馴れたものなので、「怒ってみせたほうがいい」という場面では切れた演技をすればOK。長年短気なので、演技力は折り紙つき。伊達に切れやすい性格ではありません。切れてる姿の方が地なので。
しかも本当は短気なのに、日頃短気である姿を見せてないので、通常よりびびってもらえる特典つき。しょっちゅう切れてたらありがたみがないことでしょうに。珍しいからこそのレアカード扱い。素の姿を出しただけなのにね。レア扱いしてもらえるなんてありがたい。
ま、脊髄反射とか瞬間沸騰パターンはどうしようもないですけどね。考える間もなく反応するのが脊髄反射であり、瞬間沸騰なので。それはしょうがないとして、それ以外のパターンは、このセルフルールで低減することができます。
短気でお悩みの方、是非どうぞ。

オシムで揺れてどうすんの

「天にツバ吐くような」という表現がピタリと来る感じ。これ、自分のとこにブーメランで返ってくるぞ。

オシム発言で今週は岡田ジャパンが揺れたことは確かだ。

岡田ジャパンはまさに今、ダッチロール状態にあるといっていい。火に油を注ぐようなオシム語録だけは勘弁だ。

……何も言うなってこと?
いやはや、言論人の意見とは思えないねえ。「影響あるから言うな」は、そっくりそのままマスコミにブーメランだもんね。

岡田ジャパンはまさに今、ダッチロール状態にあるといっていい。火に油を注ぐようなマスコミ報道だけは勘弁だ。

こう言われたらどうするのかなあ。「人に物言うな」は「お前が言うな」になるんだけどね。これまで散々代々の監督を叩いてきた人がこういうこと書いても説得力がないよねえ。火に油を注いできたのは誰ですかってな話でして、ええ。
こういう情緒的な話を一般的な場でやるならともかく、ジャーナリズムの世界でやるのはねえ。ちょっと痛い。

「私は岡田の応援団長だよ」というセリフをオシム前監督の口からぜひ聞きたいし、言っていただきたい。

思ってもいないことを言わせようとする姿勢とかもねえ。……どうなのよ、これ。
まあ、純粋にサッカーの観点から書くと、オシムであろうと誰であろうと、日本代表が強くなるための意見には耳を傾けるべきというだけなんだけどなあ。岡田監督に影響があろうとなかろうと。だって、岡田監督が辞めたとしても、日本代表は存在し続けるわけだし。たかだか監督ひとりより、長期的な代表強化優先ですよ。「なんちゃらジャパン」という呼称が定着したせいで、まるで代表チームが個人の所有物みたいになっているけど、代表チームは日本全体の共有物なんでねえ。岡田監督のもんじゃないんですよ。とりあえず代表監督として預けているってだけで。
なので、それが強くするための方向性を指摘する批判であれば聞くべきだし受け入れるべき。強くなるんなら誰の知恵でも受け入れるべき。ましてオシムより上の見識を持つ日本サッカー界関係者は……いるかな。いても数えるくらいでしょ。となれば、そのアドバイスには一定の意義があるわけで、そのいいところを抽出し、強化につなげればいい。役立つところだけ吸い取ればいいじゃないですか。ありがたいことにオシムにはワールドカップベスト8のノウハウがあるんだから。日本はベスト16までしか経験がないわけで、少なくてもそのワンステップ分は学ぶことがある。
それにですよ。オシムひとりの発言如きで揺れるような監督、チームなら、どっちみち世界で戦えませんよ。世界での戦いにはもっと大きなプレッシャーがあるわけだから。この程度の発言を乗り越えられないようじゃあまりに弱すぎる。まして世界レベルの毒舌ではなかったからね。イタリア・イングランド・スペイン・ブラジル・アルゼンチンなどのサッカー強国はもっと露骨だよ。元代表監督の肩書きを持つ人がわんさか出現して批判するし、次の代表監督の意欲がある人も、ここぞとばかり自分を売り込むから。オシム発言なんて相当マイルドですよ。
所詮日本なんて10年前にワールドカップ初出場した国なんです。強くなってわずか10年程度の新興国。ちょっと前までは韓国やサウジアラビアに大きく遅れをとっていた国。まだまだ学ぶことはあるんですよ。成長途上なんですよ。「強くなった」「これでいい」と思い上がるには100年早い。強くなるための知恵を学び、吸収することが重要だと思うんですけどねえ。
あ、最後に。これはまずいぞ、久保武司

もちろん大病から復活なされたことは実に喜ばしい。スタジアムでうれしそうにサッカーを見ている姿をみると、本当に良かったと思う。しかし、もとはといえば、深夜のサッカーテレビ観戦と深酒が重ねた自らの不摂生が引き金になって倒れたことを忘れてはならない。

人を批判するのはいいけども、病気を揶揄するのはどうかなあ。不摂生という決め付けはどうなのよ。こういうところも腑に落ちん。ま、キャラ全開といえばキャラ全開なんだけども。わかりやすいな、久保武司

日本のグラドルは例外なく無断画像使用されてますよ

日本人のグラビアアイドルが勝手に使われているのはグアムに限りませんけどね。

タレントの川村亜紀(27)の昔の写真が、グアムの“Ladies Night”というClub&Bar(要するにキャバクラ)の看板に使われていることを川村が自身のブログで報告した。

http://news.ameba.jp/weblog/2008/04/12559.html

香港なんかも凄いですよ。うちでも何回かご紹介してますけど。



こんなのが普通に街のそこらじゅうに貼ってあるし。

こんな広告も普通に雑誌・新聞に載っております。
そして香港だけじゃない。韓国だって、台湾だって、タイだって似たようなもんよ。日本のグラビアアイドルとか、AV女優の人気はアジア全域で凄いのです。なので勝手に使っちゃうのですよ。著作権一切無視。
ま、日本でも逆にそれをしている面もありますがね。勝手にマリリン・モンロー、勝手にペ・ヨンジュン、勝手にブリトニー・スピアーズ、勝手にダニエル・ラドクリフ。流行りモノは無断で使われるのです。それが流行りモノであるが故に。……決していいことじゃないけどな。
ま、でもそうやって使われるうちが花。魅力的だから写真が勝手に使われるという側面がある。香港なんかだと、露骨ですよ。旬の人はすぐ使われるけど、旬を過ぎたらサッパリだもの。ま、それだけにほしのあきの凄みがあるんだけどね。川村亜紀もその域を目指すと吉。今が27歳。ほしのあきが31歳。……あと4年か。長いな、ほしのあき越えの道のりは。ほしのあき。やっぱり恐るべし。

インチキ自炊・実践編

自炊についての記事を書いたわけですが。

思いのほか好評だったので、その続編を書いてみたいと思います。自炊実践編。安くて栄養もとれて、手軽にうまい自炊生活の方法。

調味料は100円均一で揃えよう

主要な調味料は100円均一で揃えましょう。一通り揃います。揃わないものはありません。
但し、塩だけは他で。いいものを買いましょう。大体料理なんてものは、適当に焼いて、それに塩をかければ大抵の場合うまいもんですが、塩が良ければ級数倍的にうまくなります。

費用対効果的に塩は優れているので、塩にだけ金をかけてください。
あ、そうそう、味噌もスーパーとかで。マルコメとかハナマルキのダシ入りのヤツを。「料亭の味」とか。なんだかんだであれが一番無難。手堅いです。
自分が常備している調味料は、塩・味噌・砂糖・胡椒・醤油・白ダシ・めんつゆの素・中濃ソース・ケチャップ・焼肉のたれ・豆板醤・コンソメ・しょうが・ゆず胡椒・ポン酢・白ゴマ。塩と味噌以外は100円均一で揃います。そんな高い買い物じゃないので、揃えといてください。あると便利なので。

食材の買い置きはやめよう

料理に手馴れた人は、冷蔵庫にあるものを組み合わせてうまいこと料理しますが、自炊初心者はそういうスキルを習得しておりません。ですので、あまり食材を買い置きせず、その日買ったものは、その日のうちに使い切る精神の方がよろしいかと。自炊初心者の陥りやすい罠に、調子に乗って特売日に買い込んだものの、使い切れずに腐らし、冷蔵庫から悪臭発生。一気に萎えるというパターンがありますので。
そういう意味で生鮮食品の買い置きはオススメしません。腐るから。使う見込みがないものは買わないことです。使う予定のある分だけ買う。大根を買うなら、それを使い切るイメージをつくってから買う。「今日は味噌汁にして、明日はニンジンとかと煮よう」とか。安いからという理由で買うと余らせて損するので注意。「安物買いの銭失い」とはよく言ったもんです。
買い置きするなら日持ちがいいもの。あるいはまとめて買ったほうがお得なもの限定。例えば卵。10こ1パックのヤツのほうが得なので、残すリスクを考えてもパック買いがいい。ま、ひとり暮らしなら6こパックが丁度いいんだけどね。本当は。ただ、6こパックを置いてないスーパーも結構あります。その場合は10こ買っちゃえ。
あるいはハム・ベーコン、納豆、梅干、漬物などの保存食系。これは冷蔵庫に入れておくといい。あとご飯があれば簡単に1食できるのでね。お手軽。

目安は一汁一菜

昔から「一汁三菜」と言いますが、そんな贅沢しちゃいけません。自炊の基本は一汁一菜です。これ以上つくると面倒くさい。また調理道具も必要になります。合計4品ということは、それなりの道具も必要ですし、コンロも1穴じゃ物足りない。物悲しい。
まして、ワタクシ、タケルンバはグリル鍋1こで全部つくるというのを念頭においてガイドしております。家庭用のちゃんとした2穴コンロwithグリルなんか想定外です。あって1穴コンロか電熱器。なければ6畳1間の部屋の真ん中でグリル鍋で調理というのを想定しております。そういう暮らしであれば一汁一菜で十分。無問題であります。

インチキ一汁一菜

一汁一菜であるということは、汁ものwithおかずということになるわけですが、インチキ料理術としては、片方を超手抜きします。具体的には、片方はつくらないということです。おお、なんたるインチキ。
例えば、味噌汁をつくる場合は、おかずを買ってきます。コロッケとメンチカツでも買ってくる。2こで200円といったところですかね。
逆におかずをつくるときは、味噌汁をインチキします。生味噌タイプのインスタント味噌汁を使う。100円均一で10食分とかのが売ってます。それを使う。お湯を注ぐだけ。
ただ、これだと寂しいので、またもや登場の100円均一で、増えるワカメを買っておきます。乾燥タイプのお湯でもどるヤツ。それをバサッと投入。そうするとインチキワカメの味噌汁です。お手軽ですね。楽ですね。しかも1杯10円少々ですね。某牛丼屋の味噌汁でも50円とられるんだから、これの方が得な気がしませんか?
で、なんでこういう手抜きをするかと言うと、さっきも書いたように1穴コンロ、電熱器、グリル鍋という調理環境を想定しているからです。これだと同時に2品つくれませんよね。味噌汁をつくると、おかずがつくれない。それなら買ってきたほうがてっとりばやいと。インスタント味噌汁の方が早いと。そういう判断です。……でも電気ポットがいるか。ま、それくらいは買ってくれ。
何? これじゃ自炊というより半自炊? ま、その通りです。半自炊。ただ、別に自炊だからって、何も完璧を追求する必要はありませんよ。少なくても完全外食よりは半自炊の方が安いのは確か。よそでコロッケ定食を食うより、コロッケを買ってきて、家でコロッケ定食にした方が安い。手抜きできるところは手抜きして、継続可能な方法をとることも自炊のコツ。難しいことをやるこたないんです。できる範囲で楽にやりませう。

お手軽味噌汁

味噌汁というのは中々優れた料理です。汁物というのは体を温めるので、朝とか冬場にいいですし、おなかを満たしやすいのでダイエットにも有効。また野菜を多めに取ることができるし、具が融通無碍。何を具にしても味噌汁として成立します。味噌汁の作り方がわかると、自炊はだいぶ楽。タケルンバ式なら手間もかかりません。

具を買う

何でもいいんですが、スーパーで目にとまったものでいいです。直感重視。それが100円程度なら完璧。ほうれん草や茄子、ネギなんかの野菜でもいいし、魚のアラなんかでもOK。鮭のアラなんか安く売ってますよ。そういうので可。ただしこういう臭みのあるものは霜降りが必要。味噌汁の具として使う前に、あらかじめ熱湯をぶっかける。そうすると表面の汚れとか血がとれるし、臭みがとれる。「臭そうなものにはお湯ぶっかけ」と覚えると吉。
具はなるべく2種類。1種類じゃ寂しいし、3種類だとちょっと高くつく。2種類くらいが無難。大根と油揚げ。豆腐となめこ。魚にネギ。もやしと厚揚げ。こんな感じ。
尚、野菜系には油揚げは大体合う。大根だけじゃなくて、ほうれん草、カブなど。淡白な野菜に合うので試されたし。あ、油抜きはしなくていいよ。面倒くさいし、霜降りほどのメリットはないから。余裕があればやる程度でOK。
なるべく200円くらいで具は買いたいな。ほうれん草120円、油揚げ80円。しめて200円。こんな感じ。そうすればおかずに200円使っても1食400円。ご飯を入れても500円。外食より安上がり。

お湯をわかす

適当にお湯をはって沸かしてください。大体でいいです。大体で。足りなきゃ後で足せばいいです。

具を茹でる

適当に具を入れてください。適当に切ってね。葉もの野菜なら手でちぎればいいです。見た目にこだわるなかれ。どうせ食うのは自分だ。
鍋に投下したらネットでもしてゆるりと待つべし。遊んでるうちに火が入り、勝手にうまくなる。

調味料を入れる

具に火が通ったら調味料を入れましょう。ここで1回火を止める。火を止めたら味噌を入れるわけですが、ここでストップ。調味料軍団の出番。感のいい方は気付いたかもしれないけども、ここまで一切ダシを入れていない。なのでダシを足します。うま味イン。
と言っても特別なことはしません。白ダシとかめんつゆの素を入れる。これだけ。白ダシというのは読んで字の如くダシ。めんつゆの素はかつおぶしでとったダシでつくられている。ということは、両者ともダシ。ダシのかたまり。これをジョビジョバと入れる。それでダシ完了。楽ですねえ。
そして味噌を入れる。おたまで少しずつ入れましょう。味見をしながら少しずつ。慣れてくると目分量で適量がわかるもんですが、慣れるまでは慎重に少しずつ。先ほど白ダシとめんつゆの素を入れているので、塩分は結構入ってます。見た目ちょい薄いくらいで丁度いい感じになるはず。
あとは沸騰しない程度にちょっと温めて完成。味噌オンリーよりもダシが効いている分、ちょっとハイソな味ですよ。100円均一の白ダシとめんつゆの素なのにね。

実録:タケルンバの自炊生活

最後に、じゃこういうこと書いているタケルンバはどういう自炊生活をしているか書いてみます。3日分の食事内容。カッコ内に目安の金額を書いてあります。大体の目安ね。参考程度に。
ちなみにタケルンバ家には冷蔵庫がありません。なので買い置きはほぼゼロ。常温で保存できるものしかありません。調理器具はグリル鍋を使用しております。それを前提にどうぞ。

1日目:朝食(160円)
  • 目玉焼き2こ(40円)
  • インチキワカメ味噌汁(10円)
  • 菜飯(110円)

卵は冬は屋外で常温保存。買った日プラス2日は持つので、6こパックなら1日2こペースで使えば無問題。
菜飯は100円均一で「菜飯の素」があったのでそれを使用。こういうなんちゃらご飯の素はあると便利。ゆかりとか。これにゴマを足すとさらにうまい。もちろんゴマも100円均一だ。

1日目:昼食(170円)
  • スパゲティ(70円)
  • ミートソース(100円)

スパゲティは1kg200円の麺。たくさん入っているヤツの方がお買い得。
ミートソースは1こ100円ので。100円均一に行かずとも、普通のスーパーでもあるだろう。また、安いのを見かけたらS&Bの生タイプのたらこを買っとくといい。あれはうまい。間違いない。かれこれ10年以上はまっているオレなりのロングセラー。150円なら買いだ。2食分なので1食75円。安いがうまい。

1日目:夕食(370円)
  • コロッケ(60円)
  • メンチカツ(80円)
  • 大根と油揚げの味噌汁(130円)
  • ご飯(100円)

大根は1本まるごと購入。この日は4分の1を使用。残りは翌日以降に。

2日目:朝食(280円)
  • 大根・ニンジン・高野豆腐の煮物(160円)
  • インチキ椎茸のお吸い物(10円)
  • 混ぜ込み鮭ご飯(110円)

昨日の残りの大根と、100円均一のニンジン、高野豆腐を白ダシで煮る。この日はお弁当をつくったので、半分は朝食用、半分はお弁当箱にイン。
混ぜ込みご飯は市販のヤツ。そこにゴマを投入。ゴマを入れると香ばしくてうまい。これも弁当箱にイン。朝食と昼食を同時につくるという寸法。
お吸い物は煮物の煮汁。白ダシで煮ているため、煮汁はデフォルトでお吸い物になりうる。塩加減を確認し、多少調節。干し椎茸を入れたお椀にそれを注げばインチキ椎茸のお吸い物完成。干し椎茸はもちろん100円均一。細切りタイプのヤツは使い勝手がいいので重宝します。

2日目:昼食(320円)
  • 大根・ニンジン・高野豆腐の煮物(160円)
  • ハンバーグ(50円)
  • 混ぜ込み鮭ご飯(110円)

基本は朝食と同じ。ただ、まったく同じだと寂しいのでハンバーグを入れる。朝、ご飯を炊くときにレトルトハンバーグをパッケージのままラップに包んで炊飯器にイン。ご飯が炊けると同時にハンバーグも完成。弁当箱にそのまま詰められる。

2日目:夕食(350円)
  • ゆで鳥(100円)
  • ゆでもやし(30円)
  • 茄子の味噌汁(120円)
  • ご飯(100円)

ゆで鳥はこちらでご紹介したヤツ。

今回はコンソメを使わず、塩で調理。ゆで汁を使用せず、米は米で炊く。
付け合せにはもやし。もやしをゆでてよく水分を切る。その上に鳥をのせ、上からポン酢をドバヤーっ。ゆず胡椒を添えて出来上がり。もやしがモリモリ食べられる。水菜とかでやってもうまいね。要は冷しゃぶ感覚だわさ。
茄子の味噌汁はフェイヴァリット味噌汁のひとつ。くったくたに煮込むとうまい。まだ時期には早いがな。

3日目:朝食(230円)
  • さんまの缶詰(100円)
  • 梅干(20円)
  • インチキワカメ味噌汁(10円)
  • ご飯(100円)

この日は軽めに。ちょっと急ぐ作業があったので。
缶詰はあると便利。大体1こ100円だしね。サバの味噌煮とかも大好き。あれはご飯がヤバイくらいすすむ。
あと、こういう光り物の魚には梅干がよく合う。酸味との相性がよろしいのです。サバの味噌煮をつくるときに梅干を入れる人も結構いますし。合うよ、意外に。

3日目:昼食(290円)

これ、どういう料理かと言うと、要はポトフ。キャベツとかをコンソメで炊く。で、それができたらそこにスパゲティ投下。完成したらそのままスープスパゲティ。
使用したのはキャベツ(100円)、鳥肉(70円)、タマネギ(30円)。まずはキャベツを炊く。水をほとんど入れずに、蒸し煮になるように。前にご紹介した白菜豚肉蒸し鍋の感じね。

ある程度火が入り、鍋の水分がなくなってきたらタマネギを投入し、お湯を入れよう。そしてそのまま煮る。ひたすら煮る。そしてキャベツ・タマネギがクッタクタになったら、そこに鳥肉を入れる。そしてコンソメを適量。そして再び放置。この間はお仕事、お仕事。
そして鳥肉に火が入り、全体的にいい感じになったらスパゲティイン。……完成。スープもそのままいただけます。タマネギがやわやわで、スープにとけかかっているようなら至極の出来。
あと、こういう作り方をするならキャベツの芯は捨てちゃダメだぞ。芯も煮よう。きちんと煮ると芯がうまいのである。あまあまだ。

3日目:夕食(410円)
  • 鮭西京焼き(150円)
  • 鳥もも焼き(70円)
  • 焼きネギ(80円)
  • インチキワカメ味噌汁(10円)
  • ご飯(100円)

グリル鍋で鮭と鳥ももとネギを焼く。鳥とネギは塩をかけてただ焼く。それだけ。しかしそれがうまい。それでうまい。

合計金額:2,580円
  • 1日目 700円(160・170・370)
  • 2日目 950円(280・320・350)
  • 3日目 930円(230・290・410)

どうでしょう。意外と簡単そうでしょ。なんの技術もいりません。基本放置です。放置でできるようなものしかつくってません。放置する間は他のことをできますしね。それこそブログひとネタくらい書く時間もできるし、本を読む時間もできる。
食材買い置きとかしなくても、これくらいのお金で済むもんです。もちろんもっといいやり方はあるでしょうし、これを見て大したことないなあと思う方は全国にたくさんいらっしゃることでしょうが、技術も金も工夫もないアンちゃんが自炊しても、このくらいのことはできるわけです。自炊なんて難しいことじゃありません。誰でもやれます。そしてやっただけうまくなる。
ま、何事も経験です。まずは手を出してみましょう。失敗もいい経験。次は同じ失敗をしなければいい。失敗に学べるところが人間のいいところです。
また、人の失敗に優しくなれるかもしれないじゃないですか。彼女が料理をつくってくれた。でもそれがマズかった。この場合、自炊で失敗経験がある人なら笑って許せるかも。「塩加減間違えた? ま、しょうがないっか。オレも自炊のとき間違えるよ」みたいなフォローも自然にできるというもんです。自分にそうした経験があるわけなんでね。
ま、かように自炊は簡単です。ご飯を炊くだけでもやってください。ご飯を炊いて、おかずは買ってくる。そういう半自炊でもだいぶ違うもんなんで。さあ、君もインチキ自炊を始めよう!