(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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毎年恒例・ボージョレヌーヴォー格付け

毎年恒例ですわよ、奥様。ボージョレの季節なのですわよ、奥様。

毎年のこれを更新せねばなるまい。
で、今年の出来はというとだ。

輸入したサントリーのグループ会社によると、今シーズンはブドウの収穫量は例年に比べて少ないものの、「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わいに仕上がっている」。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20121027-OYT1T00465.htm?from=ylist

というわけで、こんな感じか。

  • 95年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 96年「10年に1度の逸品」
  • 97年「1976年以来の品質」
  • 98年「10年に1度の当たり年」
  • 99年「品質は昨年より良い」
  • 00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
  • 01年「ここ10年で最高」
  • 02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
  • 03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
  • 04年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 05年「ここ数年で最高」
  • 06年「昨年同様良い出来栄え」
  • 07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
  • 08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 09年「50年に1度の出来栄え」
  • 10年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
  • 11年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
  • 12年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」← New!!

ほんでもって、ランク付け。どのあたりにランクインするか。

「例年よりも酸度と糖度のバランスがよい」(サントリー担当者)

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121028/biz12102800560001-n1.htm

産経新聞の記事によると、「例年よりも」という語句が入っている。

  • 1.2005年「ここ数年で最高」
  • 2.2006年「昨年同様良い出来栄え」
  • 3.2003年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
  • 4.2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
  • 5.2009年「50年に1度の出来栄え」
  • 6.2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
  • 7.2001年「ここ10年で最高」
  • 8.1999年「品質は昨年より良い」
  • 9.1998年「10年に1度の当たり年」
  • 10.1996年「10年に1度の逸品」
  • 11.1997年「1976年以来の品質」
  • 12.1995年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 13.2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
  • 14.2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
  • 15.2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 16.2004年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 17.2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」
近年のボージョレヌーヴォーを字面だけで格付けする - (旧姓)タケルンバ卿日記

そこで昨年作ったランキングを見るに、2012年を基準にした場合の「例年」という言葉は、「昨年」という言葉ではないということから考えても、その対象は複数であると考えられる。
つまり、「50年に一度の当たり年」である2011年にはかなわなくても、「新酒の典型のようなみずみずしさ」である2010年よりは上であろう。つまりビリはない。
問題は2007年と2008年の比較であるが、「上質な味わい」と評された2007年よりも、「フルーティーな味わい」である2012年が上とは言えないが、2008年にはない糖度という概念が入っている以上は、2008年よりは上であると言えまいか。
そこで、「字面だけボージョレ格付け」としてはこうなった。

2012年版ボージョレ字面だけ格付け

  • 1.2005年「ここ数年で最高」
  • 2.2006年「昨年同様良い出来栄え」
  • 3.2003年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
  • 4.2011年「50年に一度の当たり年」「05年や09年産に匹敵する仕上がり」
  • 5.2009年「50年に1度の出来栄え」
  • 6.2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
  • 7.2001年「ここ10年で最高」
  • 8.1999年「品質は昨年より良い」
  • 9.1998年「10年に1度の当たり年」
  • 10.1996年「10年に1度の逸品」
  • 11.1997年「1976年以来の品質」
  • 12.1995年「ここ数年で一番出来が良い」
  • 13.2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
  • 14.2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
  • 15.2012年「糖度と酸度のバランスが良く、フルーティーな味わい」← New!!
  • 16.2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
  • 17.2004年「香りが強く中々の出来栄え」
  • 18.2010年「新酒の典型のようなみずみずしさ」

そろそろ来年あたりに「50年に1度」の当たりが出そうな予感。「200年に1度」でも驚かない。

2012年の収穫に感謝。