香包・豪華みやび

光琳筆とされる香包(こうつづみ)3点も、折り目跡にそって作成してみました。
香道の世界・香を聞く席では、いっさい、匂いのする生花は禁じ、静かな光のもと、
掌のひらの上で、上下右左と順次広げられる香包は、絹地に金箔・箔押しされており、
輝き煌めいたことでしょう。 おそらく素手で所作をおこなったでしょうし、
そして、やはり、使い捨て? 一回のみの使用だったのでしょうか! 
香りは、残りうつりますからね! これこそ、至高究極のみやび・贅沢。




光琳「蔦図香包」―1昨年の東京国立博物館「大琳派展」に展示されていました。

光琳「柳図香包」―細見美術館

光琳・白梅図香包―MOA美術館蔵