ARIAのカンツォーネシーン

ARIA The ANIMATION 11話「その オレンジの日々を…」

脚本:藤咲あゆな
絵コンテ:佐藤順一
演出:竹下健一 筑紫大介
作画監督:日下岳史 音地正行
作監協力:和田高明 霜山朋久
原画:原田大基 和田高明 高口弘 丸英男 小森良 
      黒瀬大輔 佐原史哲 西澤信也 竹内一将
   ゆめ太カンパニー 池平千里 西原理恵 
      高原修司 梅村朋未 工藤慎也 高橋和徳 
   酒井鉄平 佐々木文恵

これはカンツォーネを歌いだすシーンの作画のがすばらしいですね。
歌いだしの際のアテナの横顔から他のシーンと全く違います。


ここがすごいのは口パクを含めた芝居とカンツォーネ
ちゃんとシンクロしているところです。空気感のある画面と芝居で、
アテナが本当に高い表現力で歌っているように見えるのがすばらしい。
おそらくは先撮りした音に合わせるように書いたんだと思われますが、
深夜アニメではあまりできないような、なかなか大変な労力かかってますね。


ここは歌うアテナに驚くアリシアと晃も含めて
おそらく和田さんの作画になるんでしょうね。


歌中で挟まれる、行き交う人々が
カンツォーネに驚くカットのレイアウトもなかなか。


このカンツォーネシーンは冴えないアテナが
実は驚かせるような特技を持っていたという物語中のギャップを
見せるのにふさわしい作画でとても印象的でした。
演出効果を押し上げるような作画力ですね。
ここはおそらくはARIA1期の中でも
ベストシーンの一つに間違いなく数えられると思います。


2期ふたご姫作画アニメに変えてしまった
原田さんも参加されているんですが、
原田さんは絵がナチュラルなので判りません。
オリジナル絵を見る限りでは相性は良さそうですが。


この話は演出もすごかったです。
このまま最終回にしてもいいぐらいの出来。


色々書いておきながら言うのもなんですが、
個人的にはARIAはあのポワポワした雰囲気が苦手だったりします(苦笑)
でも好き嫌いと良い悪いは全く別ですよね。
<追記>
http://www.youtube.com/watch?v=OkIaNk_A6VY
これの4:08ぐらいから。