EMチャージと通常プランの識別は、APNを利用して行われているようで、「rtc.data」と言うAPN設定を行った上で、ダイアルアップを行えば、EMチャージを利用することが出来ます。
手順はこれまでと同様、特定の初期化コマンドを送出することで設定出来ます。
AT+CGDCONT=1,\\042IP\\042,\\042rtc.data\\042
一応、公式ではあらかじめ別途PC上の専用ユーティリティにて、上記のAPN設定を保存した上で使うよう指示されています。
まぁ、それでも構わないんですが、Zaurus単体でも上記の初期化コマンドを送出することで、EMチャージを利用することは可能です。
ただし、D01NXの場合、モデムタブの中で初期化コマンドを入力する欄が存在しません。
初期化コマンドは、モデムタブ中のダイヤル方式の欄に、以下のスクリプトを追記する形で発行します。
AT+CGDCONT=1,\\\042IP\\\042,\\\042rtc.data\\\042 OK ATDT
以前、CFカード型端末のD01NXを使用してのイー・モバイル通信環境を紹介しましたが、今回はBluetoothでのダイアルアップ接続設定をまとめてみます。
ZaurusでのBluetoothダイアルアップ接続の概要については、既に一度まとめており、そちらの記事との重複部分もありますが、あくまでもイー・モバイル利用時の具体例として記載しています。
まずは、ダイアルアップ接続時にホスト側(DUN-GW)となるデバイスを準備します。
基本的な手順は以下の通りとなります。
「メニュー−設定−外部接続−Bluetooth」中の「ON/OFF」で「ON」に設定。
「デバイス設定−公開設定」を「公開」に設定します。
Bluetoothアドレスについては、「メニュー−設定−外部接続−Bluetooth−デバイス設定」中の「デバイス情報」で確認出来ます。
S21HTの場合は、まずDUN-GWを有効化するところから始める必要があります。
そちらの手順については、こちらのページの方でまとめてありますので、ご参照下さい。
DUN-GWを有効化した後、「CommManager」或いは、「スタートメニュー−設定−接続−Bluetooth」でBluetoothをONに。
同じく、「CommManager−詳細設定−Bluetooth」からデバイスの検出を有効にチェックを入れます。
Bluetoothアドレスについては、「スタートメニュー−設定−デバイスID」で確認出来ます。
デバイス側の設定は以上です。
こちらの手元には、この二機種以外の端末が無いので確認はしていませんが、他のBluetoothダイアルアップ接続可能な端末、S11HT/S12HTはS21HTと同様の手順で。H11HWについても、H11Tと同様の手順で利用出来ると思います。
これについては、2008/10/29付の作業記録の方で、まとめていますので、そちらをご参照下さい。
続いて、ダイアルアップ接続の設定です。
まずは、ホーム画面から「設定−ネットワーク設定」を選びます。
続いて、ダイアルアップ接続を選択し、追加を選択します。
「新規接続作成」の画面が表示されますので、「PPPダイアルアップ接続[Bluetooth]」を選び、「選択」を押します。
接続名は任意で構いません。
電話番号は「*99#」を入力します。なお、同様によく使われていた「#99***1#」では通らない場合があるので注意して下さい。
上記にチェックを入れると、グレーアウトしていたデバイスIDの欄が入力可能になります。そこに先程、デバイス側の設定時に確認した、接続先のBluetoothアドレスを入力します。
チャンネルは「AUTO」のままで構いません。
接続先タブ入力例
なお、コマンドラインからの操作となりますが、Zaurusから以下のコマンドを入力することで、周辺の利用可能なデバイスを検索することも可能です。
hcitool scan
イー・モバイルの端末をモデムとして利用する際には、基本的にダイアルコマンドの発行前に、以下の初期化コマンドを発行する必要があります。
AT+CGDCONT=1,"IP","emb.ne.jp"
なんですが、上記コマンド中の「"」は特殊文字であるため、Zaurusではそのままでは送出することが出来ません。
これは、実際にダイアルコマンドを発行している、chatコマンドの仕様です。
Zaurusで上記コマンドを送出するためには、エスケープを用いて以下のように表記します。
AT+CGDCONT=1,\\042IP\\042,\\042emb.ne.jp\\042
その他の設定はデフォルトのままで構いません。
設定終了後は、通常のダイアルアップ接続と同様です。
自動接続も有効ですので、普通に地球アイコンのタップでネットワーク接続が可能になります。
初回の接続時には機器間のペアリングのための認証作業が行われます。
デバイス側からPINコードの入力を求められるので、所定のPINコードを入力します。
特にZaurus側の設定ファイル(/etc/bluetooth/pin 、 /etc/bluetooth/givepin)を変更していない場合、デフォルトで「1234」が設定されていますので、それを入力すればOKです。
Zaurusから接続動作を行うを以下の画面が表示されペアリングを促されます。
ペアリングの確認
「YES」を選択すると、続いてパスキーの入力画面が表示されますので、所定のPINコードを入力します。
ペアリングが完了すると、
「メニュー−設定−外部接続−Bluetooth」中の「登録済デバイス」に認証済のデバイスが表示されます。
登録済デバイス一覧
なお、H11Tの場合、このままだとダイアルアップ接続毎にZaurusとの接続を確認されます。
上記の「登録済デバイス」中の一覧からデバイスを選択し、サブメニューの「信頼設定」を「ON」に設定しておくと、以後は無条件で接続を行うようになります。
Zaurusから接続動作を行うを以下の通知が表示されペアリングを促されます。
ペアリングの確認
「はい」を選択すると、続いてパスコードの入力画面が表示されますので、所定のPINコードを入力します。
ペアリングが完了すると、以下の通知が表示されます。
認証されたデバイスは「メニュー−設定−外部接続−Bluetooth」に表示されます。
S21HTの場合は、H11Tと違いペアリング毎の接続確認等は行われません。一旦、ペアリングが完了すれば、以後は無条件に接続が行われます。
以上で、設定は終了です。
現状、D01NXはSL-C7xx用のドライバが用意されていないこともあり、それらのZaurusでイー・モバイル環境を手軽に利用する手段として、Bluetoothダイアルアップ接続は非常に有用だと思います。
前にもいっぺんまとめてるんですが、あれから随分と時間も経ちましたんで、改めてまとめなおしてみました。つか、前回は Bluetooth Dialup Network Plugin も使ってませんでしたし(苦笑)。
こちらは前回の記事以降、特に更新はありません。
インストール時の注意点等については、前回の記事を参照して下さい。
なお、前回では触れていませんでしたが、こちらのパッケージにはUSBのドライバも含まれており、CFだけでなく、USB接続のBluetoothドングルも使用可能です。
こちらでは、以下のUSBドングルでの動作を確認しています。
続いて、ネットワーク設定にBluetoothダイアルアップ接続の設定を追加するプラグイン、Bluetooth Dialup Network Pluginをインストールします。
なんですが、既に配付元のページも消滅して久しいようなので、不本意ながらこちらもミラーを置かせて頂きます。
もし原作者の方が、こちらのページの方をご覧になられているようでしたら、正式にりなざうテクノウ本サイトの方ででも代理公開出来ればと思っておりますので、ご連絡頂ければ幸いです。
前回はパッケージのインストール後、手動でBlueZ関連の各設定ファイルの修正が必要でしたが、Bluetooth Dialup Network Pluginを利用してダイアルアップを行う分には、それらの作業は不要です。
強いて言うのなら、ペアリングの際に用いるpinコードがデフォルトのままになりますんで、気になる場合 /etc/bluetooth/pin 、 /etc/bluetooth/givepin を修正するくらいでしょうか。
続いて、ダイアルアップ接続の設定を行います。
Bluetooth Dialup Network Pluginをインストールすると、設定−ネットワーク設定−接続設定中のダイアルアップ接続に、PPPダイアルアップ接続[Bluetooth]が追加されます。
PPPダイアルアップ接続[Bluetooth]の設定画面では、新たに「デバイスノードの自動作成」が追加されています。
こちらのチェックボックスにチェックを入れ、その下の「デバイスID」の覧に接続先のBluetooth機器のBluetoothアドレスを入力すれば、ダイアルアップ時に自動的にペアリングが行われます。
後は、通常のダイアルアップ接続と同様、電話番号、ユーザー名(ID)、パスワード、DNS等の設定を行えばOKです。
Zaurusでのネットワークデバイス検出には優先順位があるようで、無線LAN機器とBluetooth機器を同時に接続した場合、無線LAN側が優先され、Bluetoothダイアルアップでのネットワーク接続が選べません。
CFならCF、USBならUSBと、それぞれを排他的に利用する場合は問題ありませんが、仮にCF側に無線LANカードを挿したまま、BluetoothのUSBドングルを挿す等で共用を考える場合は注意が必要です。
2008/02/07付で、イー・モバイルのCF型データ通信カード「D01NX」のZaurus用ドライバが公開されました。
色々と、水面下では噂のあったZaurus用ドライバですが、遂に!って感じですね(^^)。
対応機種は SL-C1000/SL-C3000/SL-C3100/SL-C3200 と、いわゆる四桁型番の機種。インストールドライバの詳細を確認したところ、いわゆるUSB関係のカーネルモジュールをロードしますんで、ドライバだけ持ってきても、カーネルバージョンの異なる三桁型番機種で動く可能性は低いかと思われます。
なお、インストール時には、カーネルモジュールを追加する関係上、パッケージのインストール後、システムの再起動が必要となります。ipkパッケージの方では、特に強制再起動のオプションは指定していないようなので、手動で再起動してやる必要があります。
また、こちらのドライバは、いわゆるacmモジュールをベースにしているため、別途acm由来のカーネルモジュール・・・acm-AH-K3001V、いわゆる味ぽんドライバ等を既に使用している場合は、それらと競合します。
インストールしてみたものの動かない〜ってな方は、それらを確認してみましょう。
インストールパッケージには、「D01NX」の設定・・・いわゆる、「インターネット接続設定アシスト」も含まれています。
また、詳細な設定マニュアルも用意されていますので、設定で躓くことは余り無いかと。
ドライバのインストール、ネッタワーク設定後は、これまでの通信カードとなんら変わることなく使用することが出来ます。
アプリケーションからのネットワーク接続要求があった場合、或いは明示的にタスクバーの地球アイコンをタップし、ネットワーク接続を指定すればダイアルアップの動作が行われます。
接続動作に関しては、上記の通り、通常のデータ通信カードの使用と変わりません。
ただ、これはPCで使ってる場合でも思ってることなんですが、イー・モバイルって、ダイアルアップ動作から接続が確立するまでの時間が非常に早いように思います。これは、使ってるとさりげに体感で効いてくるポイントだったりします。
逆に、ダイアルアップ動作にいったまま、いつまでたっても接続が確立しない場合は、上記の既存ドライバとの競合が起こってる可能性が大です。つか実際しばらくハマってました(^^;)。
レジューム/サスペンドに関しては、基本的に対応はしておらず、電源断の時点で一旦回線は切断されます。
また、通信中に電源が落ちた場合、デバイス側がハングアップしてしまうようで、レジューム後再接続を試みても、モジュールのロードに失敗した時と同様、ダイアルアップ動作で行ったきりになってしまいます。この症状になってしまった場合は、一旦カードを挿し直す必要があります。
さらに、挿し直してもダメな場合、ターミナルから
modprobe \*
で、モジュールをロードしなおすことで大概復帰出来ます。
なお、どっかで設定なり、モジュールがぶつかりでもしているのか、D01NXのドライバ導入後、無線LANのドライバも若干、挙動不審気味になりました。この場合も同様にmodprobeでモジュールの再ロードを行うことで、復旧してます。このへんは個別の環境問題もあると思うんで、いっぺん完全初期化して、きっちり検証しないとイカンなー、とは思ってるんですが、ちょっとここんとこ忙しくてその暇が(苦笑)。 (*2008/03/11追記)
ちなみに、この手の通信カードは軒並みそうなんですが、消費電力は結構食います。さらに、ダイアルアップ接続が確立してない状態でも、結構な待機電流が流れているようで、単純に挿しているだけでも結構バッテリの消耗が激しい印象があります。前述のレジューム/サスペンドの問題もありますし、普段から挿しっ放しにするのではなく、必要に応じて差し替えると言った運用の方が無難でしょうね。
最後に、一番気になる、通信速度に関してですが、さすがに公称の3.6MBは出ませんが、少なくともウチの環境では500Kbps〜1Mbps弱くらいの速度が出てます。
実際問題としては、1MBを越える転送速度が出ることは稀なんですが、逆に500Kbpsを下回ることも余り無く、平均するとコンスタントに800Kbpsくらいは出てる感じです。
試しに、自前のサーバ上に128kbps CBRでエンコードしたMP3ファイルを置き、近所を移動しながら MPlayer でストリーミング再生とかさせてみましたが、この程度の大域は余裕で確保出来てるようで、音飛びなどは全く発生しませんでした(^^)。
ちょいと、面白いソフトが出たので、Zaurusでも試してみようかと思い、SL-C3200のネットワーク設定を開いてみると・・・、
あれ?、アドホック接続の設定項目がない?。
実際、Zaurusでアドホック接続は今までしたことが無かったんで、何か勘違いでもしてたかなー?と、とりあえずSL-C700を引っ張り出して、設定画面見てみると・・・
あるやんけ(爆)。
こりゃ、四桁型番から無くなったパターンかな?と思って、さらに、SL-C3000も引っ張り出してみる。
やっぱある(苦笑)。
うーむ、どこのタイミングから、アドホック接続の設定無くなったんかなー。今度、にゃののんのSL-C3100も確認させてもらおう(^^;)。
参考にさせていただき、SL-C3000からS11HTへのBT-DUNができました
今まで調べても出来ずにいてSL-C3000の外での利用をあきらめかけているところでした
ありがとうございます