デジカメ購入の理由とピュアフル文庫の告白

ちゃんと四本足で立てます

 新しいデジカメを購入。理由はいくつかあるが、来週旅行に行く予定ってのと趣味の木彫りで荒削りが終了したってのが大きい。35歳独身の身としてはもーちっと色気のある理由はないのかって気がしないでもないが。
 それでも帰宅後は早速くろべーと彫刻の2ショットで写真を撮りまくる。ここまで進んだぞーってのをブログで見せびらかすこともできるし、一緒の写真におさめることで今後の微調整に役立つんだよね。


 買い物といえば、電器屋の前に寄ったコンビニで買ったアサヒ本生クリアブラックは美味だったし、電器屋の後で寄った本屋で見つけたピュアフル文庫の新刊『告白。』も面白かった。今日は買い物運のある日だったようだ。
 『告白。』はアンソロジー本なんで、各作者のプロフィールや文章をぱーっと一通り眺めたものの、まだ芦原すなおさんの短編しか読んでない。つうかそれが目当てで購入したのだ。
 『雨鶏』の解説を書いた時、僕は混沌と純化っていうキーワードで初期芦原作品を概観したけど、その後の芦原作品群も混沌系と純化系に大別できる。『告白。』に載ってた『木霊』って短編も、これは混沌系かなあと思いながら読み進めたのだが……
 いやあ甘かった。前半のたくさんのファクターが後半のどんでん返し的展開で収束してきれいに純化していく構成には目からウロコだった。僕の記憶では久々に書籍レベルで活字になった新作だけど、短いとはいえこれは結構エポックメイキングな作品ではなかろーか。告白。―ピュアフル・アンソロジー (ピュアフル文庫)