流浪の仕事人日記

2007-07-22 マッキンゼーは圧倒的にすごい(今更ながら。。)

先日、コンサルティング師匠である、マッキンゼーの偉いさんと飲んできた。

聞けば聞くほど、マッキンゼーはすごい。

僕もそこそこ良いコンサルティングファームにいたつもりだったが、マッキンゼーだけは格が違うようだ。

マッキンゼーでは、

「Only McKinsey can do」

コンサルティングファームには、2種類しかない。マッキンゼーとそれ以外だ」

というような傲慢な言葉があるが、実際そうかも、と思うくらいだ。


備忘録も兼ねて、すごさの一環を書いてみたい。

マッキンゼー以外の戦略コンサルティングファームにいた人なら、すごさが分かってもらえると思う。

(そうでない人は、訳が分からないかもしれませんが、あしからず)


【グローバルレベルでのナレッジ共有】

マッキンゼーではグローバルでのナレッジ共有が”本当に”できている。

プロジェクトの初期に世界からのベストプラクティスを収集できるのは当然として、当該分野の海外のトップコンサルタントが普通にプロジェクトメンバーに加わるそうだ。


【グローバルレベルでのチャート作成手法共有】

マッキンゼーでは、チャート作成の細かい事項までグローバルで決まっている。

例えば、

・矢印であれば「○○が、××に変化する」の意味

・▼であれば「○○ということから、××ということが言える」の意味

という感じ。

その他、チャートにどういう情報をどこに盛り込むのか、といったことも決まっている。

これにより、マッキンゼーコンサルタントであれば、どの国のオフィスに属していようと、

容易に連携して、同じフォーマットでチャートが書けることになる。

ちなみに、マッキンゼークライアントが発表した資料であっても、一目で「マッキンゼーフォーマットだ」と分かるそうだ。


【イシューツリー⇒To Doで仕事に入る】

マッキンゼーでは、仕事に入る前に、イシューツリーを左から右に書いていき、最後にTo Doを書いて役割分担を振った上で仕事に入る。

これにより、誰が何をやっているのかを皆が共有した上で仕事が進められる。

コンサルだと当たり前っぽく聞こえるが、これが徹底されているファームはあまり聞いたことがない。


【80:20原則】

マッキンゼーでは、80%の稼動をクライアントに、20%をマッキンゼーのために使うことが求められる。

これがどういう意味かいうと、

「プロジェクト(マッキンゼーでは”ケース”という)で得たナレッジを整理して、社内に還元せよ」

ということだ。

実際、評価においても、クライアントワークで成果を出すことは当然として、社内への貢献もしっかり問われる。

これにより、社内へのナレッジ還元へのインセンティブが整備され、どんどん新たなナレッジが社内に蓄積されることとなる

こうした流れがあるため、マッキンゼーではプロジェクト終了後、当然のようにプロジェクトで得た知見のナレッジ化、共有をする時間を取るという。

僕の知る限り、お題目ではどこのファームもこういうことは言っているが、本当に徹底されているファームはあまりない。

(死にそうになるほど取り組んだプロジェクトの終了後に、さらにもうひと頑張りさせるカルチャーを作るのは結構難しいのだと思う)


【プロジェクト効率を上げるためのフィードバック

マッキンゼーでは、定期的(2週間に1回)にプロジェクト状況についてのアンケートが行われる。

プロジェクトの進め方については、下位メンバーの意見が重視されるため、非効率に部下を働かせていると、マネージャーの評価が下がる。

また、アンケートには、ワークライフバランスの項があり、あまり夜中まで働くことが続いていると、呼び出しがかかる。

こうした仕組みにより、皆が「無駄に遅くまで働かないように効率を上げよう!」と考えて取組むことになる。

コンサルタントは夜中まで働くのが当たり前の世界です」

ということを前提に仕事をしているファームとは、前提が違う。




・・と、他にもいろいろあるのだが、知れば知るほど納得だ。

そりゃあ、ここで働いていれば、経営者になるのはスムーズな流れだろうなあ。

それだけの教育システムがここにはあります。

そして、それは他のどの企業とも比較にならない。

特に、新卒向けの教育はここ5年くらいで急速に整備されたそうで、マッキンゼーはついに東大生の就職希望ランキングの1位にもなったらしい。

教育システムを作ったうえで、新卒を採用数を大幅に増やしたそうだが、「システムを作ってから増やした」あたりがマッキンゼーっぽい。

グローバルで見るとマッキンゼーは日本では弱いというが、早晩差がついていきそうだ。

(ほかの国では、コンサル業界で”圧倒的な”一位である。日本では一位だが、”圧倒的”ではない。その点をマッキンゼーでは「日本のマッキンゼーは弱い」というそうだ)


僕ももう5歳も若ければ、行けるものならマッキンゼーに行きたいと思っただろう。

今からだとマッキンゼーに行けたとしても精神的につらいと思うので、僕は僕の道を行く。

もし、20台中盤までで、コンサルを志す人がいたら、声を大にして言う。

「行けるものなら絶対マッキンゼーに行け。2位以下のファームとは全然レベルが違う」

元Mck元Mck 2007/09/04 13:47 31歳ならマッキンゼー転職を考えても良いでしょうに。
寧ろお若いくらいです
毎年中途入社では35歳以上の方も2,3名入ってきますよ。
最も多いのが32歳〜35歳くらいではないでしょうかね

元Mc元Mc 2011/03/13 00:12 どんな【すごい】かと思って読んでみれば、コンサルタントを軍隊化する、そして品質を底上げし、均一化する【方策】のみではないですか。これができたから、どんなコンサルよりすごいとは全く言えないでしょう。客から見て、一定の品質が保証されること、コンサルからみて、基本的な書法が身につくこと、以上のものはないです。