美しい風景

今月2日に初出社!!のK松です。
今日は僕の当番ということなので、がんばって書いてみます。ひつじ年の30歳なので「ほやほや」ってわけにはいきませんが、ルーキーの視点で、業界や木材の事をいろいろとお伝えしていきたいと思っています。


この仕事を始めてまだ4日目ですが、毎日が感動の連続!! もちろん、すべてが初めての体験なので「新鮮さ」があるのはもちろんなんですが、「普段は見えないところに、いろいろな風景があるものだなぁ」って思わずそう痛感してしまう毎日です。



昨日、滝口木材が所有する保税倉庫の見学に行きました。日本で製材した杉を中国の大連に送るための積込み作業です。そこで、フォークリフトのドライバーのお兄さんのかっこよさに感動!! (流通業界ではとっても当たり前の風景だと思うんですけどね)



こんなの当たり前だろ!! って突っ込みたくなった人もいるでしょう。フォークリフトなんて、流通の現場ではありふれたものなのもわかります。でも、僕にとっては感動の光景だったんです。たぶん、違う業界から来た人たちや子供たちなら、僕と同じような感動を覚えたことと思います。



フォークリフトが実はすごくメカニックでかっこいいことや
コンテナの青い色とトラックのボディの赤が、案外冴え渡っていること。
現場に集まった人たちと交わす挨拶の気持ちよさや
日々当たり前のように働いている人がすごく生き生きとして見えること。


これって、ありふれたものでしょうか? 伝える価値がないものでしょうか? 僕は、めちゃくちゃいいもんだと思うんです。だからもっと外に向かって発信していっていいんじゃないかなって単純にそう思いました。それで、今、書いてます。



日本人って、自分の働いている姿を見せないことが美徳だと考えがちですが、もっと見せたらいいのに。だって、本当にカッコいいんですもん。仮に、「業界では当たり前」という理由だけでこんなに美しく、かっこいいものが抹殺されてきたのだとしたら、日本は本当に大きな損失を続けてきたことになります。

当たり前すぎて「伝える価値なんかないよ」って思う人が多いのかもしれません。でも、それを伝えることで、「働く」ということがもっと大切にされ、自分の仕事に誇りをが持て、夢を描ける社会になっていくんじゃないかなぁ。なんかきれいごとのように聞こえるけれど、僕は実際そう思っています。

もちろん、僕は門外漢だからそう思うんだろうとは思います。でも、じゃあベテランになったら当たり前になっていいのかなって思うとそれはそれでけっこう勿体ないよなって思うので、少なくとも定年退職するまで、今日のこの視点は大事にしたいと思っています。

そして、その視点で見たものや感じたことをこの場所に綴っていけたら、きっと木材の現場の素晴らしさや、う〜ん、なんだろう、それよりもっと大切な何かを感じることができるんじゃないかなって、思うんです。



材木屋の現場。
異業種の皆さんは、まったく知らないでしょ??


僕は、その業界に足を踏み入れた者として働く現場の日常に隠れていた美しい風景を掘り起こし、「当たり前」に沈みこんで姿が見えなかった人たちの姿を捉え直すことで、なにか、日本のほんとのところの素晴らしさを伝えられたらと思っています。

これから、よろしくおねがいしますっ!!
■K松■