稽古
という言葉の意味がよくわからなかった。
今、某茶道雑誌のクロスワードパズルをやっているところ。今のところ、1月からずっと応募することができている。
難しい。知らないことだらけということにうちのめされていたが、最近は打たれ強くなり、なのでやる意味があるんだ、点を、線を、面に広げようと思って取り組んでいる。
今月号もいつものごとくつまづきまくっている。
「いにしえをかんがみて、いまにてらす」と読み下す。「□□□照今」
というのが問題。わからないので「いにしえをかんがみて、いまにてらす」でぐぐってみた。
するとある人のブログにヒットし、その方の母校だろうかあるいは近所の学校だろうか、その小学校の片隅にある石碑に「稽古照今」とある画像が掲載されていた。
へぇ、じゃぁ、□□□は「けいこ」なんだ。稽古って古をかんがみてなんだ。
思えばずっと稽古の意味がよくわからなかった。何でこんな漢字を使うのだろう、学ぶことにと思っていた。
岡山合気修練道場という合気道の道場のHPの中に
「古を稽へて風猷を既に頽れたるに縄し、今に照らして典教を絶えむとするに補はずといふことなし」(『古事記』序の第一段)
すなわち稽古とは、古(いにしえ)を稽(考える)という意味であり、転じて学問を行なうという意味で使われた。それが中世に入り次第に技芸の修練をも意味するようになった。
武道の稽古では、おもに『型』を学ぶ。『型』はその流儀の先人達が考案した理法に基づいて形成された方法、様式であり、その流儀を特徴づけるものである。
又、武道における稽古は、修行という概念にも通じ、技術的向上と共に精神的鍛錬という意味合いも強い。
とあり、古事記(!)にある言葉と知った。さらにググると書経にあるらしい。
takikio、62歳にして稽古の意味、由来を知る。