力士の小躍り このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-09-06

[] さよならオナニー 10:06  さよならオナニーを含むブックマーク  さよならオナニーのブックマークコメント

  

 先日、大野さん翔太と、三人で会う機会があった。

  

 その際に、大野さんが先日会ってきたというフルカツさんの話になった。

 私はコミケや中核派の話など全く興味はなく、フルカツさん本人の話を聞いていたわけですが、その中で面白い話を聞いた。

  

 それは大野さんの8/24のエントリ「政治的」な言説の限界に書かれているエピソードだった。

政治(権力)とは結局暴力であり、「殴れば人は言うことを聞く」が彼の政治哲学である。人と人の関係は暴力によって決定される。ブログにもずっと前そんなようなことが書いてあった。暴力起源説はそれなりの説得力があるが、えらくわかりやすい権力志向だなと思った。どこをどう切っても「男」だ。

「殴れば人は言うことを聞く」に、「それDVと同じじゃん」とinumash氏が突っ込みを入れた。女を殴って言うことを聞かせるのが一般的なDVなら、非モテ差別者達を(合法的に)殴って言うことを聞かせるのは、政治的DV‥‥やってることは本質的に同じではないかと。

furukatsu氏は活動の動機についてかつて、「告白した女性に拒否されてそのルサンチで始めた」といったことを語っている。それを思い出したので、「ほんとは自分を振った女を殴りたかったんでしょう。それができなかったから、政治的な暴力行使に向かっているんじゃないですか?」と訊いてみた。furukatsu氏は活動初期に、「もっとも強度のあるコミュニケーションは暴力である」と言っているが、furukatsu氏の告白に対するその女性の拒否こそ、氏にとっては決定的な一撃、「暴力」だったのでは(推測)。

http://www.absoluteweb.jp/ohno/?date=20070824#p02

  

 会ったときに聞いたのは「振った女を殴る代わりに社会運動にした」という話で、非常に面白いと思ったのですが、上のDVの話の流れからだと疑問を感じる。

 というのも、半ば書かれている通り、政治とは統治の問題であり、統治の手段というのは常に暴力装置である。

 「最終的には殴っても言うことを聞かせる」というのが全ての政治の根底にある以上は、言うなれば、全ての政治はDVであるという、一面的には正しく、一面的には言っても言わなくても意味のない真理に過ぎなくなる。フルカツさんのが政治的DVではなく、政治こそDVになってしまうからだ。

 私が面白いと思ったのは「フルカツさんは本当に振った女を殴りたかったのか?」ということです。

  

 私は、好意を持った女性には、常に口説きまくりんぐなので、意を決して告白したのに振られた、という事象はほとんどないのですが、それでもやはり振られて苦しむこともあるわけで、そのときに、振った女性に恨みを持つとか、殴りたいという感情は生まれてこないんですよね。

 断るという作業は苦痛で、それをさせてしまったことに、申し訳ないなというのと、奇麗事な拒絶をしてくれたことに対する感謝とか、そういう感情しか残りません。

 交際関係にあったのに、別の男を作ったとかの理由で振られるならば、恨み言の一つでもというのはわかるのですが、こっちが一方的に好きになって楽しんで、それを受け入れてもらえないからって、殴るとか恨むとかは筋違いですから、最初からでてきません。

 もちろん、感情は非論理的なものもあるわけでしょうから、不条理な八つ当たりも存在することはわかりますが、「振った女を殴りたい」というのは、あまり童貞チックではないような気がしたのです。

  

 飽くまでも私の中での童貞イメージですが、口説けないタイプの人の恋愛は次のような感じです。

  

 気になる女性ができる。仲良くなりたいけど、俺となんか仲良くしてくれないよな。とりあえず自分で「駄目」判定をして気を静めようとする。

 うっかり夢なんかに出てこられたり、デートする妄想なんかをしそうになって、覚めてから、俺と行ったって相手が楽しめるわけがないよな、と、とりあえず自分で「駄目」判定をして気を静めようとする。

 しかし、やっぱり遠巻きから見てるだけでも好き過ぎる。笑ってたりするんだけどもうね、超可愛いんですけど。

 うわっ、なんでか話しかけられちゃったんだけど、もう惚れた。もうちょっと気の利いた返事をすればよかったのに心の準備ができてなかったから愚にもつかない返ししかできなかった俺の莫迦。

 なんかちょこちょこ話なんかできるようなってきたんだけど、下手なこと言って口を聞いてもらえなくなるのが一番嫌だから気を付けないと。

 あーもう本当に胸が苦しい。俺はこの子では絶対にオナニーしないと心に決めた。

 こんなに好きなのにどうしたらいいんだろう? なにかプレゼントとかあげたいんだけど、あげたら迷惑がられるよな。形の残るものは迷惑だろうし、かといって喰いもんなんかキモくて食べたくないだろうし。

 もーだめだ。つらすぎる。こくはくするしかないな。よしこくはくしよう。

 今週こそは、今度こそ絶対に本気で告白しよう。

 そうだよね。やっぱ駄目だよね。俺なんかに告白されて迷惑だったよね。困ってたもんね。ごめんね。自分が楽になりたくて、君に嫌な思いをさせちゃったよね。本当にごめんなさい。また普通に会話したりするように戻れるのかなぁ? やっぱり無理かなぁ? 告白なんてしなきゃ良かった。

  

 ここには、相手に対する攻撃性というのは、あまりあるようには思えないんですよね。

 振った相手に対する攻撃性が、若干でも見られるのは、振られてから一週間ほど後のことです。

 振った女性をオカズにしてオナニーします。

 女性の方は、振った後、オナニーされていると思っていただいて結構です。

  

 ただこれは、相手の女性を貶めるという復讐的意図も少なからずないことはないのですが、それ以上の意味として、相手の聖性を汚すことによって、自らのけじめをつけるイニシエーションなのです。

 「俺はこの人を汚してしまった。だからもう俺はこの人を好きでいる資格はないんだ!」

 不条理な八つ当たり的復讐心と綯い交ぜになった、自虐的行為としてのオナニーなのです。

 場合によっては、思いを吹っ切るために、泣きながらちんこを擦り、嗚咽とともに精液を放出するという、涙無しでは語れない滑稽劇が展開されているのです。

  

 まぁ「童貞にもいろいろある。童貞をひとくくりにして語らないで欲しい」という愚にもつかない批判はあるとは思うのですが、

自分を袖にした女を一発殴りたいと、どうして言わないのか。 

というか、なぜ今すぐその女を殴りに行かないのか。

http://www.absoluteweb.jp/ohno/?date=20070824#p02

 私は、フルカツさんは振った女本人を殴りたかったわけではないと思うのですが。

 如何でしょう?

大野大野 2007/09/06 12:31 「先日、大野さんと翔太と、三人で会う機会があった。その中で面白い話を聞いた」というのは、もうやめて頂けませんかね。心臓に悪いから。

フルカツさんは女性を殴りたくなんかなかったと思いますよ、そりゃそうでしょう。だから意地悪で訊いただけです。まあ何でもいいから本音を喋って頂きたかったんですが、別にそんな質問に答える義務もありませんわね。

>不条理な八つ当たり的復讐心と綯い交ぜになった、自虐的行為としてのオナニー

まるでフルカツさんがそういうことをしているかのような書き方ですが。
書記長、やはり私をオフ会に呼んだのは間違いでした。革命的警戒心が足りませんでしたね。

nuffynuffy 2007/09/06 14:06 人の心を覗くのは止めて頂きたい

inumashinumash 2007/09/07 10:59 一応フォロー(というか勝手に代弁)しておくと、フルカツさんは「彼女を殴りたい」のではなく、「彼女に振り向いて欲しい」んですよ。“まだ”彼女のことが忘れられないんです。

そういう意味では、「僕は彼の活動を恋愛資本主義」が生み出した“純愛”という物語の変遷として眺めています。

何故か、「彼女に振り向いてもらう手段」が「社会運動」だったわけなんですけどね。最近は「ネタ」が「ベタ」になりつつあるようですが。

でも、彼の「政治的言説」のベースには、「彼女に対する愛」があるわけです。そして、それを補強する、あるいは実現するものとして、「政治」なり「運動」なりが存在する。それを繰り返すほど目標から離れていくわけですけど、その滑稽さは別にして、切実であることは変わりない。

僕なんかよりよっぽど「恋愛主義的」だと思いますよ、彼は。

takisawatakisawa 2007/09/25 22:44 大野さん
フルカツさんもオナニーをしたはずです。絶対にしてます。たぶん。

ぬっふぃ
ごめんなさい。

inumashさん
分析が面白かったんでエントリを書こうかと思っていたんですが、まぁ、おっしゃるとおりで、特に目新しい事は思いつかなくて断念しました。
そういうことなんでしょうね。運動としては駄目ぢゃん。