横浜逍遙亭

2007/10/26 (金)

社内メールの敬称

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お勤めの皆さんは、社内でメールを送り合うとき、文面の最初に書くはずの宛名にどんな敬称をお付けになっているのでしょうか。あるいは、社外にビジネスメールを送るときどんな書き出しをしているのでしょうか。何通ものメールを書きながら、いつも気になっていることです。いや、別に大した話ではないのですが。


私は、ビジネス文書は「名前+役職」を基本に考えています。「○×部長」「△△常務」といった具合です。役職のない方は「●●様」にしています。


本当は全部「○×様」「△△様」でよい、「○×様」がよいと、個人的には考えているのですが、ナントカ部長であることを過度に埃、じゃなかった誇りにしたがる人もいますので、そんな人に「様」と送って「俺様に向かって、なんとぞんざいな口の利き方をするやつだ」と腹を立てられては伝わる話も伝わらなくなる。ここはビジネスの場所なんだから、それでは困ると私は考えます。人それぞれ、人いろいろで、偏差の具合を考えて「役職名=敬称」でいくのが妥当なところだろう、と実利的に割り切って考えている次第です。


でも、こちらが相手のことをよく知っている場合にはこの限りではなく、「この人はそんなことにこだわる人じゃない」と分かっている人は、それ相応の立場の方にビジネス上の連絡をする場合でも「様」でやりとりをしますし、「さん」でいくこともあります。そんな風にして、仕事中の小さな個人的裁量の空間を楽しんでいます。


私の知っている30過ぎの若い人で、おそらく本人のイデオロギーの発露でしょうが、例外なく「○○さん」とくる人がいます。この長いものにまかれない態度はなかなか立派だなと思いますが、その反面、ちとこの日本の社会で生きて行くには危ないところがあるな、本人の主義主張が勝ちすぎて周囲や状況が見えていないかなと思う面もあります。私がたんに日和見なだけかもしれませんが、頑張る場所はそこじゃなくてもいいんじゃないかと思ってしまうわけです。


その反対に過度の慎重さが見て取れるのは「◎□部長様」という表現。私の勤め先では多くの人が、この重箱的敬称を活用しています。ある人は無意識に、ある人は失礼にならないように最大限の気を遣って、というところでしょう。「そんなことに頑張らなくてもいいじゃないか」という考え方も最後にはここに至ります。ちょっとやりすぎな気はしますね。


「○○さん」でやりとりできる組織がほんとはいちばんいい。このおしゃべりに関する私なりの単純な結論です。