家電製品の寿命

ここのところ家電製品の不具合が目立つようになってきた。といっても、一人暮らしならばほとんど気にならない(というか気にしない)類いのもの。

  1. 電話。強く押さないと応答してくれないボタンがある。
  2. 掃除機。吸い込みが悪い。
  3. 炊飯器。保温すると固くなる。


まあねえ。一人暮らしを始めた時に買い揃えたものだから、どれも10年以上使っているんだよね。だから具合が悪くなってきても当たり前なんだけど。ラジカセもこっちに来てすぐに壊れたし、洗濯機は10年ちょうどで壊れた。そろそろ買い替え時か。

『M.G.H.ー楽園の鏡像』

M.G.H.―楽園の鏡像 (徳間デュアル文庫) 三雲岳斗 (徳間書店 徳間デュアル文庫

新婚旅行で訪れた多目的宇宙ステーション<白鳳>。そこで材料工学の研究者である鷲見崎凌は不可解な事件に遭遇する。無重力空間に浮遊する死体。しかしそれは無重力状態ではあり得ない、数十mの高度から”墜落”死したかのような様相を呈していた…。


「SF+ミステリー」という作品はよく見かける。しかしながらそれらの実体は「ミステリー風味のSF」というのが大半だと思う。謎解きの仕掛けもSFチックだったりしてね。ところがこの作品はミステリーがしっかりしている。もちろんSFも。ネット世界に構築される疑似空間<ミラーワールド>なんてのはわりかしよく見る設定であったりするけれど。それでもネットが広く普及したこの御時世、近い未来にはこんなことありそうだよねー、と思えてしまう。
タイトルも面白いね。知識がある人ならば、トリックがわかってしまうかもしれない。もっとも、私はその分野は苦手なので、さっぱりでしたが。


姉妹編として同じくデュアル文庫から出ている『海底密室』というのがある。こちらは本作の主人公の叔母が遭遇する事件のお話。読んでいないが、タイトルからして雰囲気が似ていそうだ。