引っ越し完了

6月いっぱいで今までのLabを閉じ、荷物を農学部に運び込んだ。それから1週間、流しの工事で2日程休みがあったが、荷物の整理やら何やらをしてようやく仕事ができる環境に。


昨日は壁に新しくコンセントを設置するために天井を開けてコードを這わせてみたり、今日は今日でデッドスペースを活用するために日曜大工で棚をボスと一緒に作った。そんなことをするだけで一日がアッという間に終わってしまう。


ま、何にしても来週からはようやく本格始動だ。

『宇宙消失』

宇宙消失 (創元SF文庫) グレッグ・イーガン (東京創元社 創元SF文庫)
元警察官のニックは病院から姿を消した脳機能障害を持つ女性、ローラの捜索を依頼される。証言によれば彼女は会話をすることができず、扉すら自分で開けることができない。そんな彼女が監視カメラにも映らずにどうやって病院を抜け出したのか?


2034年、突如として夜空から惑星以外の星々が消えた。その後の調査により、暗黒の球体が太陽系を包むように存在していることが明らかになる(だから太陽系内の惑星は見える)。いつしか<バブル>と呼ばれるようになったそれが、地球の夜空から星を無くした日から30年後の世界が舞台。そして人は脳内に<モッド>と呼ばれる物(ナノマシンみたいなもの?)を装備し、感情すらコントロールしているのが当たり前の世界。それ故に今現在の自分の感情が果たして自分本来の物なのか、モッドにコントロールされたものなのかと悩む姿は、いつものイーガン的描写。


正直読むのに苦労した。やっぱりイーガンは相性が良くないのかなあ。内容がなかなか頭に入って来ないんだよな。量子力学が難しいのもあるんだけど。しかしなんでもありだな、量子力学って。ご都合主義に小難しい理論をこじつけたって感じ。
これが良ければ『万物理論』も…なんて思ってたのだが、今の気分ではしんどいな。簡単にでも量子論を勉強して、もう一回挑戦するかなあ…。