続・世界のこと
しんざきさんへのお返事。
世界というものは、幾つかに段階分けされます。多分、世界というものは割と狭いです。
前提として、私がここ（拙記事）で言う世界とは、主に人間界と人間の住む地球を指しています。
子供は、生まれた時は自分自身と、あと多分母親だけが世界の構成員です。それはちょっとずつ広がっていきます。私の息子さんの例でいうと、多分、今、彼の世界の構成メンバーは私を含めた数人です。私は、その世界が「いいもの」になる様、なるべく協力したいなあと思っています。
子供、特に幼い子供はエネルギーの塊なので、そばに居る人は幼児の放つエネルギー波動をいっぱい浴びて元気になります。元気をもらった親は、子供（と自分たち）の暮らす世界をできるだけ良くしようと手の届く範囲で活動を始めます。
この活動をずっとずっと繰り返してきた人類によって、世界はより良くなってきたハズです。今はどうでしょう、良い現在ですか？ 未来はどうなるのでしょう、良い将来が望めそうですか？
私の世界も幾つかに段階分けされます。多分、二番目に狭い意味での私の世界には、数人から数十人くらいしか人がいません。私は、その世界を、子供が生まれるずっと前から、心から気に入っていますし、その世界を「いいもの」にしようとそれなりに頑張ってもいます。
それは、しんざきさんの職場や友人のことを指しておられるのでしょうか。良い環境に恵まれて、もしくは、良い関係を築くことができて良かったですね。
広い世界に良くない面があることを、広い世界に良くない人がいることを、私は知識として知っています。けれど、私はエゴイストなので、まずは私と私の周囲の人々が「いい世界」で暮らせることが優先だと思っています。いい世界に過ごしている人なら、その居心地の良さを他の人にもお裾分け出来るかも知れません。自分にとっての「いい世界」の範囲を広げていくことで、周囲の人々にとっての世界もなんぼかいいものになるかも知れません。足元が固まっていない人が川で溺れている人を助けようとしても、二人揃って溺れてしまうだけでしょう。
そうですね。
2003年、アメリカ合衆国が主体となってイラクに攻め込んだイラク戦争は、足元が固まっていない人が川で溺れている（ように見える）人を助けようとした、と言えるかもしれません。自分にとっての「いい世界」の範囲を広げていくことは、周囲の人々にとっての世界を壊すことにつながる、という意識を持つことが大事だと思います。
誤解のないように書いておくと、私は「いい世界」の範囲を広げるな！と言っているワケではありません。「いい世界」を広げてもいいけど、広げることによって失われる世界もあって、実は失われた世界のほうが良い世界だったかもよ？ってことです。
多分、「周囲の人々」の範囲を広げるのは、たくさんの「困ったこと」を自分の問題として捉えるのは、自分の世界がいい世界であった後の方がいいのです。私はそれを当たり前のことだと思っていたのですが、世の中には、自分の世界に満足していないのに、他の世界まで助けようとする人がいるのでしょうか。ハーゴンはムーンブルクの王女にひどいことしたよね。
＞たくさんの「困ったこと」を自分の問題として捉えるのは、自分の世界がいい世界であった後の方がいいのです。
確かに、政治家や宗教家（教祖）、占い師やカウンセラーなどの家庭がゴタゴタ揉めていたらダメですよね。
＞世の中には、自分の世界に満足していないのに、他の世界まで助けようとする人がいるのでしょうか。
自分の世界に満足していないから、他人の世界を助けることで自分の満足を得ようとする人は居ると思います。自分を棚に上げて他人に手を出すのはマズイけれども、本当に他人が助かるのなら、それはそれでアリでしょう。
認識は世界を広げてくれます。けれど、世界は一つ、人類みな兄弟という題目を実践しようとするならば、まずは自分の足元、狭い世界をきちんと固めてからの方がいいんではないかと思う訳です。
世界は一つ、人類みな兄弟という題目を実践するための方法は、宇宙人に攻めてきてもらうのが手っ取り早いと思います。
次に、宇宙は一つ、宇宙人みな兄弟という題目を実践するための方法は、外宇宙の存在に攻めてきてもらうのが早いと思います。
宇宙人が攻めてこない場合は、人類と地球の自浄作用を気長に待つほかありません。
私の世界は、いいところです。あなたの世界はどうですか？
私は自分の世界を良いところだとあんまり思っていないので、と言うより、私は「良いなー」と思った世界を自分で手放してしまう悪いクセがあるので、私と世界との関係は希薄なのです。
- 予想される反論
takoponsは自分の世界を良いところだと思っていないクセに、他人のブログ記事に口出ししている。これは矛盾している。takoponsは他人に口出しするな！
↑私が自分の世界を良いところだとあんまり思っていない、という言葉が指す「世界」は、ブログ界のことではありません。が、広義ではブログ界も含みます。←ぢゃあ、やっぱり口出しするな！
