先行者の腕から軟球

早稲田のバッティングセンター


仕事の移動は基本的に車なので、ぽっかり時間が空くことがよくある。そんな空き時間にバッティングセンターに行った。
古ぼけたビルの階段を昇った屋上には昔と変わらない懐かしい景色。コカコーラの自販機とコカコーラのベンチ、緑色のネットの向こうにはバッターボックスとすり鉢状の床、そしてピッチングマシン。カードを購入(昔はコインだったよね)して打席に入り機械に挿入、一球投げられた後左打席に立つ。左打ちは相変わらず迫害されている。先行者の腕みたいなマシンのアームから放たれるボールを備え付けの金属バットでとらえる。打球がネットにぶちあたってしばらく金属音の余韻が残る。床に落ちたボールはすり鉢の底に集まりコンベアでマシンの上の籠に運ばれる、この様子を眺めるのも大好きだ。

グッチ裕三のパパッとレシピの写真家的解説

グッチ裕三のパパッとレシピ (NHKきょうの料理シリーズ)

FILM:FUJI RAP F
CAMERA:CANON EOS-1n
LENS:EF50mmf2.5Macro,EF20mmf2.8
LIGHT:PHOTONA 2400w×2

全てサンゴーで撮っている。フードフォトの世界ではシノゴやブローニーが標準的なのだが、ライブ感を出すためにあえてサンゴーで統一した。A4変形で1ページ裁ち落とし献立写真では、正直(サンゴーでは苦しいかな)との思いもあったが初志貫徹。料理写真は全て50mmコンパクトマクロで、絞りはf4.5近辺、ピンを浅くして撮影した。キヤノンらしくさらっとした描写。
グッチさんの全身切り抜きは20mmで、上下左右にアングルを変えながらドライブ感溢れる撮影、20mmのパースでグッチさんのアクションをデフォルメして写し止める。

ライティングは天バン、フォトナのヘッドをスタジオ内に3灯天井に向けて立てジェネ2台に繋げる。部屋全体を照らすイメージで切り抜き顔写真、プロセスカット、料理写真の全てを同じライティングで撮影。これもある意味画期的かも。

こんなに詳しく書いていいの?と心配される方もおられるでしょうが大丈夫、去年度の撮影方法だから。今年のグッチさんの撮影はライティング変えました。わかるかな?